あらすじ
秋。名人・クイーン戦予選をまえにしたこの季節。吉野会(よしのかい)大会はついに準々決勝を迎え、千早(ちはや)、太一(たいち)を含め白波(しらなみ)会からは4人が残った。迎え撃つは、福井から参戦の新(あらた)や北央(ほくおう)・須藤(すどう)ら4人。耳がよく、独特な配置で戦う元クイーン・猪熊(いのくま)と当たった千早は、固い相手の自陣に攻めこむことができるのか? より高みを目指す選手たちの意地が、意外な展開を生む。勝者は一人。かつてない局面での対戦に二人は!? 強さも弱さも、持てる力をしぼりだせ!
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ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
吉野会大会のA級決勝が始まった。太一と千早の初の公式戦対決がアツい。どんどん強くなっている太一がどこまで行くのか次の巻が気になる。
Posted by ブクログ
新が負けて、太一が残って千早と対戦。もう、最終回的展開におどろきです。これも、白波会のみんなが対戦相手を削ってくれた=ある意味団体戦だからでしょう。
千早の衣装=12ヶ月ローン、高かった!
Posted by ブクログ
千早と太一の試合が始まってどんどん展開がアツくなってきましたね。誰と試合をしても、千早が一番思い入れのあるのは新と太一と一緒にかるたをしたこと、というのがひしひしと伝わってきてグッときます。
Posted by ブクログ
猪熊六段の
「親には私と同じくらい大事なものがある」って
感じることが私を自由にした
この言葉、いいなあ。
親からの「あなたが一番」は、時として子供にとっては重荷になる。
今大会、太一の一番のくじ運の良さは、「坪口さんと千早が準決勝で当たったこと」だと思う。
だから千早と決勝で戦えた。