あらすじ
「嵐ヶ丘」のキャシーの子供時代を演じるマヤだったが、観客の心をとらえたその演技に、周囲の反応は?マヤの才能の最大の欠点を知っていたのは月影千草だった。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
見覚えのある竹製ギプスや小劇場
嵐が丘の演技自体は良くてもバランスを鑑みるとこれ以上は……というのも分かります。それもあってか、月影先生、今度はマヤさんにセリフ・動作なしの人形の役を与え、アンサンブルの重要性を気付かせつつ、紅天女を演じる上での心構え等も教えたのでしょう。
桜小路君、共演者にすっかり妬いていました。あしながおじさん、なかなかマヤさんには正体を見せませんね^ ^;
作中のオリジナル演劇作品、実際に見たくもなるのがこの作品の良さです。
人形
「紅天女」が人間ではないということで、同じ人間ではない人形の役を任されたマヤ。
人形として舞台に立つマヤがすごかったです!
Posted by ブクログ
「嵐が丘」の本番途中から。劇団つきかげぷらす一角獣の「石の微笑」の稽古と本番初日まで。
この巻で月影先生の中では紅天女候補がマヤの他にもう1人いる事がわかる。
それとマヤの母が結核を患い、療養所へ移動する途中、週刊誌にマヤの舞台に関する記事をみつけて涙する場面も。
マヤと麗が禅寺で座禅を組むシーンが好きだ。
ガラスの仮面では亜弓さんと麗が気に入っている。
Posted by ブクログ
桜小路くんは自分も役者なのに、恋人同士の芝居をしている
マヤを見るのが辛いというのはどういうことなのだろう。
速水さんは予定を変更してまで最後まで観ていく様子。
観客席は観劇しながら感想を言い合い、文句なども言い
とてもおおらかだ。
公演は無事終了するが、会長は失敗だったと言う。
ここでも舞台荒らしと称されるマヤちゃん。
ただ本編中でろくな演出シーンもなかったし
マヤちゃんが浮いていたから失敗だとするなら
演出家のミスであり、オーディション結果を無視して
マヤちゃんをゴリ押しした会長の責任ではなかろうか。
速水さんは自分の所に来いと強く誘うが、
死んでも嫌と言われるとまたファンを名乗って
学費などを援助してくれるところが凄い。
真実を知ったとき、マヤちゃんはどう思うのだろうか。
一角獣とのコラボ上演はとても楽しそう。
初めは大した興味も無かった観客たちが
次第に引き込まれて見入るのが好きだし、それが
生で演じる演劇の魅力だと思う。