中山祐次郎のレビュー一覧
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ネタバレシリーズ4作目。
外科医として確実に成長しながらも、まっすぐで真面目であるがゆえに悩みも尽きない雨野。
彼女と上手くいかず別れることになったり、手術に失敗したり…上手くいかないことが続きもう外科医をやめようかと考えたりもする。
医師とはいえ一人の人間であり、迷うときもあるという当たり前のことに気付かされる。
もし自分が患者だったら、何かあったときに駆けつけてくれる医師の方が安心できるだろう。
でもその安易な考えの裏には、プライベートを犠牲にしている医師の姿があるんだということ、当たり前のことなんだけど患者視点だとつい忘れがちだったかも…とハッとさせられた。 -
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まさしく、子ども達に読んで欲しい本だった。
この本は著者と編集者が「お互いの子供に読ませたいと思える本を作ろう」というコンセプトを元に作られたそう。
ここまで赤裸々に実体験を書いたうえでアドバイスをしてくれる本はなかなかないのでは。
こちらの本のなかで度々登場するフレーズがある。
「選択とは、何かを選び取ることではなくて、選んだ選択肢を正解にするために現実世界を無理やり捻じ曲げる覚悟と努力のこと」
ほぉ!と思わず唸っちゃいました。
何かを決断した時にいつも不安に駆られる。
これって正解だった?」と。
そう思う時って、誰かにその選択を責められたり、その選択により誰を傷つけたり、思ったものと違 -
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泣くな研修医★3.7
消化器外科医の中山裕次郎先生の代表作。若手医師の葛藤を描いた物語。自分の立場と重なる部分もあり共感できた。主人公の雨野りゅうじは強い正義感と理想の医師像がはっきりとしている人物で、QOLを重視する同期とぶつかる事もある。大学の同級生にも同じタイプの友人がいた。ずっと一緒にいるとしんどいけど、医者として本当に尊敬できるし自分が病気になったらそういう先生に診てもらいたいと思ったのをよく覚えている。
雨野は自分のなりたい医師像とまだ何も出来ない自分との差に打ちひしがれながらも少しずつ成長を重ねていく。十年後、二十年後この初心を忘れないことが大事だ。中山先生のそういうメッセージが -
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Posted by ブクログ
シリーズ最新作。1番泣きました。
主人公・雨野隆治の上司である佐藤玲の物語。
雨野目線では何でもそつなくこなす、クールで頼もしい上司ですが、佐藤にも当然新人時代があり、みな懸命に必死に学び続けて少しずつ外科医になっていくのだなぁと、何だか彼らの親になったような気持ちで読みました。
女性の少ない職域で結果を出すというのは並大抵の努力や心意気ではできないことです。
だからといって女性でなくてはできない妊娠・出産の道を捨てざるを得ない(彼女には捨てたとか諦めたとかいう意識はなさそうですが)現状は変えていくべき。
そんな事を考えさせてくれる内容でもありました。
佐藤、雨野、凛子の3人はバランスが