中山祐次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性にはハンデがある。自分の子を持ちたいと願えば、夢をあきらめざるを得ないこともある。結婚し出産し子育てを望む人には、外科医という夢や技術を高めたいと望むことは無理なことなのか。男性ならそんなことはないだろうに。
佐藤玲はその選択にも迷うことなく、手術を選ぶ。
「私は私の生きたいように生きればいい」
その姿にかっこよさを感じつつも、性によって、どちらかをあきらめなければいけない現実に理不尽だなーと思う。
泣くな研修医シリーズで、クールビューティーでさっそうとしている佐藤先生だと思っていたけど、悩んだり迷ったり、人間味あふれる先生だった。
10年付き合っていた恋人の渋谷とは、佐藤先生にとってどんな存在だったんだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ4作目。
外科医として確実に成長しながらも、まっすぐで真面目であるがゆえに悩みも尽きない雨野。
彼女と上手くいかず別れることになったり、手術に失敗したり…上手くいかないことが続きもう外科医をやめようかと考えたりもする。
医師とはいえ一人の人間であり、迷うときもあるという当たり前のことに気付かされる。
もし自分が患者だったら、何かあったときに駆けつけてくれる医師の方が安心できるだろう。
でもその安易な考えの裏には、プライベートを犠牲にしている医師の姿があるんだということ、当たり前のことなんだけど患者視点だとつい忘れがちだったかも…とハッとさせられた。 -
Posted by ブクログ
まさしく、子ども達に読んで欲しい本だった。
この本は著者と編集者が「お互いの子供に読ませたいと思える本を作ろう」というコンセプトを元に作られたそう。
ここまで赤裸々に実体験を書いたうえでアドバイスをしてくれる本はなかなかないのでは。
こちらの本のなかで度々登場するフレーズがある。
「選択とは、何かを選び取ることではなくて、選んだ選択肢を正解にするために現実世界を無理やり捻じ曲げる覚悟と努力のこと」
ほぉ!と思わず唸っちゃいました。
何かを決断した時にいつも不安に駆られる。
これって正解だった?」と。
そう思う時って、誰かにその選択を責められたり、その選択により誰を傷つけたり、思ったものと違う結果が見えてきたりする時が多い。
だから、そういう気合いを持って臨めば割り切れるのかも知れない。
当初、その時、その環境とその心理状況で選択したものは、多分間違いじゃないし、その時の正解なんだろう。
でもね、それを否が応でも貫き通すこととだけが正解とは限らないこともあるよね。
その選択肢を選ぶなかで色々な人の考えを知り、「変わる」ことを選択することも正解なんだと思う。
こちらの本を読んでいると、私自身が我が子に伝えたいことも自然と浮かんでくる。不思議。
「優しさとは、他者の持つ、自分とは異なる考え方や感じ方を尊重し、想像すること」
「幸せの総量が増える思考」などなど。
子どもたちに知って欲しいと思う内容が散りばめられている。
早速、子供たち2人におすすめしてみよう。