中山祐次郎のレビュー一覧

  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    いつ死んでも後悔するように生きる、という考え方はちょっと斬新だったかも。
    テーマは重いけど、新書ということもあり、すぐ読める気軽さが良いかも。

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    2016年02月11日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    驚きである。

    何がというと、30代でガンなどの病気でこの世を去ってしまう方がこれほど多いとは。1万人に1人というレベルではなく、数百人に1人というレベルなのだ。

    少し振り返ってみると、0代で大学の後輩を無くし、古くは40代で叔父を亡くしている。得てして男性は弱いところがあるだろうが、これは男性に限ったことではないことを、この本を読んで知った。

    後悔ない人生を送ることができるのかはわからないが、この世を去るということは、いつなのかが分からないということを改めて思い知ることとなった。

    生の中に、死が内包されている。そのことが分かるまで、いったいどれくらいの時間が必要なのだろうか。それも、限

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    2015年08月16日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    現役医師の方が誠実に、医療現場で出会う命にかかわる場面のエピソードを紹介してくださっている一冊。

    誰もがいつかは死ぬ。
    けれど、自分がもうすぐ死ぬかもしれないなんて、ほとんどの人は想定していない。

    そして、準備ができないままに、亡くなっていかれる方が多くいらっしゃる、とのこと。

    読みながら、今まで出会って、そして亡くなっていかれた方、難病で病床につかれている方、意識がほとんどない中で、ずっと時間を重ねていらっしゃる方のことを思い浮かべました。

    いつかは考えなくてはならないことを考える機会を得られて、よかったです。

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    2015年07月09日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    都立駒込病院で大腸外科医師として勤務する、現役医師の著者が書いた『死』についての一冊。

    『レバレッジ』シリーズで有名な本田直之さんがFacebookで紹介していたこと、何より1980年生まれで同世代の、現役医師の死生感ってどんな感じなんだろうということに興味をひかれた。

    中世のヨーロッパの教会には、『メメント・モリ(死を想え)』と書かれた札が掛けられていて、その意味は時代によっていろんな解釈をされる。

    疫病が流行るような時代には、あなたは死にますが、来世で救われるから神を信じなさい。という解釈になり、いつ敗北して死ぬかわからないような戦闘が続く時代には、おごれるものは久しからずというよう

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    2015年04月08日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    まず自分より10歳下の医師が書いた本ということに、衝撃と感激と。そのまなざしは冷静でいて温かい。ぜひ今後も死についていのちについて語り続けていただきたい。

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    2015年03月27日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    どんなに技術を磨き、機器が発達しても、覚悟のもとで判断し責任を取らねばならないのは生身の人間。ただひとつに定まる正解はなく、臨機応変に自身の信じる方法を選ぶしかない。すべてのプロに共通するテーマだが、医療における緊急度と重圧は大きいね。

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    2025年12月05日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

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    「泣くな研修医シリーズ」第8弾。

    医学部同期だった伊佐の突然の死をきっかけに、牛之町病院を辞めて震災の傷跡残る福島へ。外科医としてではなく、地方の小さな病院の病院長として地域医療の現場に飛び込んだ雨野を待ち受けていたのは…。

    医師9年目、外科医としてやっと一人前になったのに突然病院を辞めるとか、周りはがっかりだろうな〜。そして、結局8ヶ月でまた外科医に戻ることになるとはいやはやなんとも言い難い。

    患者のことを第一に考えて、一生懸命で、優しくていい医師なんだけど、ちょっと線が細すぎるというか、頼りないというか…。

    そして、離島の時もモテたけど、今回も軽いロマンス。でも女性から見放されるパ

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    2025年12月01日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

    購入済み

    期待はずれでした

    短銃なストーリーで恋愛小説ぽく全く期待外れでした

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    2025年11月30日
  • 最後の外科医 楽園からの救命依頼

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    『泣くな研修医』シリーズの中山祐次郎作品。

    戦場で10歳の頃からメスを持ってきた無免許医師・ドクター・カイ。高額な報酬で、どんな難しい手術も受ける。
    飛行機事故で瀕死の重傷を負った御曹司、世界タイトルマッチを前に癌に冒されたボクサー、心臓に重い欠陥を抱える少女、自分の顔を捨てたい女優、失明の危機に瀕したスナイパー…
    ドクター・カイの神業が、誰からも助からない、無理だと言われた生命を救う。

    ブラックジャックやドクターXを思わせる…
    ちょっと見ただけで、診察ができてしまうなんて、人間ばなれしていて、現実味が感じられない。

    カイと神園が目指すところはどこなんだろう。

    連作なんでサラッと読めて

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    2025年11月24日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

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    ネタバレ

    なんとも気持ちがざわついた。フィクションだからかそんなにすぐに辞めてしまうのか。同級生が亡くなり地域医療を支えるため向かうのはいいと思うが外科医の仕事に飽きてきた、そんなふうに見えてしまう。指導してきた先輩から見たらやっと使えるようになったのにと残念だろう。当直がきつかったとしても他に外科医を続ける方法はなかったのかな。そして福島の病院長として骨を埋めるでもなく半年で外科医に戻るって。どちらの患者からも信頼を失いそう。
    全く余計なお世話だと思うけど…
    でも雨宮先生は魅力的なので次作も読むだろう。女性からモテモテだねえ。

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    2025年11月24日
  • 最後の外科医 楽園からの救命依頼

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    ネタバレ

    短編なのでさくさく読める。
    設定や描写の雰囲気は、ドラマか漫画でありそうな感じ。
    現実離れしていて、なんとなく成金っぽい雰囲気があまり好きではなかったかも…。

    医師免許はないが腕は天才的なドクターカイと、彼を支える神園。
    二人の内面が書かれないのでいまいち共感もしづらく、一つひとつのエピソードも短編なので次から次という感じであまり深掘りされずちょっと物足りなかった。

    看護師の華も魅力的な人物なんだろうけど、子供を置いてこんな仕事を…?と現実的に考えると違和感しかなく、いろいろツッコミどころ満載な感じ。
    リアルな物語としてではなく、ブラックジャック的な面白さかなと思う。
    読みやすかったが、⭐

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    2025年11月23日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    章ごとに話が変わるので読みやすかった。
    後書きを読んでて思ったんだけど、もし自分が手術をしてもらうような事になったら、この主人公のような先生にやってもらいたいと思うだろう。
    けど、そんなドラマのような先生が居るはずもなく、現実との差に残念に思ってしまうかもしれない。
    ホントの先生に申し訳ない。
    幸い手術の予定なんて無いけどさ。

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    2025年11月11日
  • 最後の外科医 楽園からの救命依頼

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    2025/09/26予約1
    キャリア19年の天才外科医カイ。戦地で10歳からメスを持っていた。その頃からの友人と組んで破格の金額でどんな手術も行う。しかも迅速正確。
    というフィクションでしかあり得ない内容の作品。
    俺たちは神じゃないシリーズが外科医をのぞき見できて、良き友ライバルを感じられるちょうどいい塩梅だったため今回の作品に驚いた。

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    2025年10月28日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    「泣くな研修医」シリーズ第7弾は、雨野隆治の先輩外科医・佐藤玲の物語。

    美人でクール、外科医としての技術の向上だけを考え激務に勤しむ佐藤先生。仕事を辞めて家庭に入って欲しいという恋人のプロポーズを断ったものの、このまま外科医としてだけ生きることに迷う姿。
    どんな仕事でも女性が仕事に打ち込もうとするといまだに突き当たる壁。子供を産むのは女性にしかできないだけに、出産前後でキャリアが分断されることを考えたら二の足を踏んでしまう。特に外科医として充実期にある女医にとって、一年のブランクも惜しい気持ちはなおのこと。
    佐藤先生が外科医としての覚悟を固めていく姿を描くこの作品。

    佐藤先生が研修医時代に

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    2025年10月05日
  • 腐女医さーたりが描く患者が知らない医者の世界

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    病院の待ち時間は長い!!

    『なぜなのか?』

    患者が知らない医者の世界でこの謎が少し解き明かされます。

    患者が苦手とする医者がいれば…
    医者が苦手とする患者がいる。

    P42、間違いだらけの抗生物質神話のコラムは一読の価値ありです。

    著書の一番良いページってどこだろうと探しに探した結果…p74ここが一番よかったです。
    おそらく魅力が一番詰まったページだと思います。

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    2025年10月01日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医者としての目線での短編集と期待したが、感想として普通としか言いようが無い感じ。小松亜由美さんの作品は初めて読んだが、今宮准教授のキャラクターが面白かったので、他の作品も読んでみたいとは思う。

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    2025年09月30日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家アンソロジー。専門が違うことでこんな風に違う広がりがあるのかという驚きと、医療やそれを取り巻く人々の色々な悩みを小説を通じて想像すると自身に何かあった時に受け止め方が変わるかもしれないと、解説にも感銘を受けた。

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    2025年09月26日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    「泣くな研修医」シリーズの第6弾。 研修医・雨野隆治が半年間、離島の診療所に派遣されるという内容。 小さな離島の診療所では、あらゆる病気を診ないといけないので幅広い知識と対応力が必要となります。 今ドラマで扱っている「総合診療科」と似ているところはあるのでは。
    今回彼が「自分が持っている医学の知識はこの世界のごく一部にすぎない」と実感したことは、この先外科医として成長するステップになるに違いありません。

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    2025年09月07日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    ドクターXみたいなスーパードクターじゃない。
    医者だって苦悩し、判断に迫られ、トラブルに対応して…
    外科医の大変さがわかる一冊。とても読みやすい!
    ただ、こんなにしんどい、医者という仕事(外科医という仕事)をなぜ続ける気になるのか…尊敬しかやい

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    2025年09月06日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    小松亜由美の今宮准教授シリーズの短編が掲載されていました。相変わらずテンポ良くて楽しめました。
    七尾与史の作品はよく読んだし、ちょいちょい歯科が絡むなぁとは思っていましたが、歯科医師だったとは。

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    2025年08月27日