中山祐次郎のレビュー一覧
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がんを経験しました。その時になって初めて色々と調べました。そしてその情報量と選択肢の多さに訳が分からなくなり、結局主治医に任せようと決めました。
手術、入院を経て、ドクター始め病院のスタッフさん達の真摯で懸命な働き方とチームプレイの優秀さに当たり前ながら標準医療は優秀な人達によって精査されつくされているに違いないと思えるようになりました。
本書はそんな私の考えと一致するものでした。
まだまだ全容が解明されていないなかで、どのように考えればよいのか、偏りのない潔のいい姿勢で、かつわかりやすい親しみある文章で書かれていました。
なるほどと思ったのは先進医療とは優れている治療という意味ではなく、 -
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大好きな「泣くな研修医」シリーズの先生が書いた、真面目な本。
分かりやすく、お医者さんの事が書いてあって読みやすかったです。
私はお医者さんにはならないけど、読んでおもしろいものでした。
癌にもいろいろな治療法があったり、薬もあったり。
抗がん剤と言えば、髪の毛が抜けるイメージがあるがなぜ副作用が起きるとか知らなかったことが分かりました。
高齢者のがん治療など、さまざまな事が書かれてました。
癌にならないために
タバコ吸わない
お酒控える
塩分控える
毎日1時間歩く
太りすぎ、痩せすぎにならない
気をつけよう。
仕事休みだと、歩かないんだよなぁ。 -
購入済み
誠心誠意
医者になって3年目という事で、慣れてきた事もあればまだまだ分からないこともたくさんある。
失敗しながらも誠心誠意患者に尽くし、孤独な患者の心を癒す主人公の姿に心を打たれました。 -
購入済み
共感
医療とはまったく関係のない仕事をしていますが、新人の頃の焦燥感や疎外感はどの業界でも同じなんだと共感しました。
成長の中で過去と向き合う勇気を持ち、家族と話し合いをした場面は涙が止まりませんでした。
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購入済み
がんばれ!
泣くな研修医というサブタイトルですが、研修医の肩書は取れていますね。
真面目な主人公ですが、真面目ゆえか逃げたくなるような沢山の出来事に真摯に向き合おうとしています。
それでも、間に合わないこともあるけれど…
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ネタバレ 購入済み
この後が気になります
ドラマ化ということで、一気に3冊分読了。
佐藤先生や凛子先生の視点もあり、今までより多元的に話が進みます。
佐藤先生のパートナー(候補?)の渋谷氏に来ているというお見合い相手、凛子先生のプロフィールに似ているように思うのは気のせいでしょうか?
ラスト後、きっとみんな怒られてしまうんだろうなと思うが、それでも突っ走るしかない熱さを忘れてしまっていないかと己を振り返りました。
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Posted by ブクログ
・メメント・モリ(死を想え)。死は突然やってくる。幸せは日常の中にある。今日にある。今にある。未来でも過去でもない
・死ぬ時期の不明確性が優先順位を付けれない最大の理由では?タイムスケールによって優先順位も変わる。しかし、終わりが見えなければ優先順位は考えない。この有限性って大きい。
・死ぬ前の後悔で大きいのはスピリチュアルペイン(実在に関わる後悔)
・人は生きてきたように死んでいく
・大切な人が亡くなった時、一番苦しいのは不在の感覚
・愛は人が到達できる究極(アウシュビッツでも妻のことを思い生きさせた)
・究極の状況でも精神の自由は残っている
・幸せのハードルを自分で動かす。毎日が幸せに満 -
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若き外科医が現場の経験から感じた死生観についてつづった一冊。その「一刻も早く伝えたい」というタイトルと若い医師が筆者ということで興味関心がわいたので読んでみた。34歳というほぼ同世代の方が、自分の想い・考えを力強く語っていることに感銘を受けた。「一刻も早く伝えたい」という気持ちがまっすぐ伝わってきた。とても、心に響いた一冊だった。
・「死を想え。死を想うことで今生きていることを実感し、喜び、自身の生き方を今一度考えよ」(P12)「人は誰もが、いつか死んでしまう。それもしばしば突然に」(P30)…ついつい忘れがちになる「死」という存在を考えるきっかけになる。いきなり死の宣告をされることも日常茶飯 -
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シリーズ第8弾。
震災後の福島で医療支援をしていた友人が死んだ。
牛ノ町病院では、中堅の外科医になっていた隆治は、友の意思を継ぐため、院長が亡くなり、地域医療がストップしていた被災地の病院へ転職することを決意する。
外科しか経験のない中、正直、一人で地域の中核病院を回せるのか、読者も不安になる。
それでも理事長の三春、調理師の米衣などの協力を得て、何とか地域医療の院長として頑張るのだった。
そして、1番の理解者の看護師の冴木。
彼女はすでに病に侵されており、外科医の隆治さえも助けることが出来なかった。
大きな悲しみを抱えることになった隆治に持ちかけられたのは、院長を辞めること。
正直誰から見て