中山祐次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ最新作。1番泣きました。
主人公・雨野隆治の上司である佐藤玲の物語。
雨野目線では何でもそつなくこなす、クールで頼もしい上司ですが、佐藤にも当然新人時代があり、みな懸命に必死に学び続けて少しずつ外科医になっていくのだなぁと、何だか彼らの親になったような気持ちで読みました。
女性の少ない職域で結果を出すというのは並大抵の努力や心意気ではできないことです。
だからといって女性でなくてはできない妊娠・出産の道を捨てざるを得ない(彼女には捨てたとか諦めたとかいう意識はなさそうですが)現状は変えていくべき。
そんな事を考えさせてくれる内容でもありました。
佐藤、雨野、凛子の3人はバランスが -
Posted by ブクログ
【仲間でありライバルと、ともに…】
雨野の薩摩大学 医学部時代のお話。
医学部の日常、試験、卒試、国試etc……
雨野が仲間と酸いも甘いも共有し、努力と
そのひたむきな姿勢で乗り越えていく様に
すすむ勇気と感動をもらえた。
雨野のまっすぐで誠実な性格は
この医学部時代に磨かれていって
その先の研修医での患者たちへの
接し方の基礎ができていったんだろうなと
なんだかドラマを見ているように
映像としてストーリーが入ってきます。
泣くな研修医シリーズは、読む度に
雨野のことが好きになって
応援したくなるのは、ぼくだけですかね?
いやきっと見てるみなさんも
同じような気がします。
医龍とか -
Posted by ブクログ
ネタバレ「泣くな研修医」シリーズ7作目。
シリーズは3までしか読んでいなかったが、気になっていた女性外科医の佐藤が主人公ということで先に読んでしまった。
タイトルに反し、佐藤が外科医としての自分、女性である自分についてひたすら悩みまくる内容。
医師ではなくとも女性なら共感できる部分が少なからずあると思う一方、わりとありきたりな内容に終始してしまった印象も。
元上司である東凱とのやり取りは読み応えがあり、東凱の優しさや想いが伝わってきた。
が、単なる恋愛感情ではないというものの、最後にそんなことになるなんて意外だった。
もっと、医師としての純粋な気持ちで…と思っていたので、私の抱いていた佐藤のイメー