中山祐次郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ中山祐次郎先生の「俺たちは神じゃない」シリーズ第3弾。麻布中央病院の剣崎先生の物語です。
今回、興味深かったのが、難しい症例に直面した剣崎先生が、同じ症例の論文を見つけ、牛の町病院に問い合わせるという場面が出てきた!問い合わせ先は、なんと、「泣くな研修医」シリーズに出てくる佐藤玲先生!わおー!おもしろい!中山祐次郎ファンならにやにやしちゃいますね。
あと、これは私の勝手な考えだけど、実際の医療現場では辛くてうまくいかない厳しい現実ばかりだから、中山祐次郎さんの小説ではだいたい、ハッピーエンドというか、苦渋の決断の結果上手くいくとか、たいていポジティブな結果になって、読んでいてストレスがたまらな -
Posted by ブクログ
シリーズ『泣くな研修医』の七作目。前作までの主人公雨野の先輩医師、佐藤の視点で描かれる葛藤の物語です。
主人公は、前作までのシリーズを通して雨野の先輩として登場するクールビューティーの佐藤医師。外科医としてめきめき腕を上げているところであり、雨野の視点からは無駄なことは一切言わない、言葉少なで厳しいながらも頼りになる格好いい女性医師だ。しかし、物語では雨野から見た彼女像とは異なる、彼女自身の視点で物語が描かれる。大腸がんステージ4で入院してきた患者――それは、彼女が新人の頃に憧れ慕っていた辣腕外科医その人だった。外科医としての自分と、女性としての自分。自分の進むべき道、進んでいきたい道が -
Posted by ブクログ
『泣くな、研修医』シリーズ第8弾。
医者になることを辞め、震災後の被災地で支援活動をしていた雨野の後輩・伊佐が事故で亡くなった。
一方、震災後の福島では医師不足が深刻化、そんな中、地域医療を支えてきた医師が亡くなり、病院が立ち行かなくなっているとのニュースが…
牛ノ町病院を辞めて、福島のその亡くなった医師の後任となることを決めた雨野…
理事長の三春、看護師の冴木、栄養士の米衣らに助けられ、なんとか地域医療を担ってきたが…
強い決意で牛ノ町病院を辞めた雨野。
もっとどっぷりと地域医療につかるのかと思いきや…
三春の言う通り、雨野は若い。まだ外科医としてもっと救える命があるはずだ。
なら、最初 -
Posted by ブクログ
感想
キャリアか結婚か。生きたいように生きるのも難しい。
このシリーズは若い医者の葛藤に共感ができ、面白い。しかし、切ないな。
あらすじ
佐藤玲は牛ノ町病院で外科医7年目。自分の経験値を上げることに全てを捧げている。研修医の雨野が入局してきた頃、昔お世話になった東凱が直腸癌のステージ4で入院してくる。
玲が研修医で牛ノ町病院に入り、東凱と出会うところに遡る。玲は東凱に手取り足取り教えてもらい憧れていた。
2年後、東凱は癌を取り切ったが、その後、肝転移が見つかる。東凱は患者と向き合うことが大事と玲に伝える。
その後、玲の外科医の父親が脳梗塞で倒れる。父は幸いにも後遺症もなく回復する。 -
-
Posted by ブクログ
シリーズ第8弾。
震災後の福島で医療支援をしていた友人が死んだ。
牛ノ町病院では、中堅の外科医になっていた隆治は、友の意思を継ぐため、院長が亡くなり、地域医療がストップしていた被災地の病院へ転職することを決意する。
外科しか経験のない中、正直、一人で地域の中核病院を回せるのか、読者も不安になる。
それでも理事長の三春、調理師の米衣などの協力を得て、何とか地域医療の院長として頑張るのだった。
そして、1番の理解者の看護師の冴木。
彼女はすでに病に侵されており、外科医の隆治さえも助けることが出来なかった。
大きな悲しみを抱えることになった隆治に持ちかけられたのは、院長を辞めること。
正直誰から見て -
Posted by ブクログ
「メスを置け〜」とのタイトルから幾つかの予想はいたしましたが、かなり突然の展開で思いの深さと惰性への嫌悪を感じた。
雨野先生が行くところにはいつもハキハキとした女性がいて頼もしい存在になる。何がちょっとズルいと思ってしまった。羨ましい出会いとは裏腹にもどかしい行く末なのもいつもながらの流れです。
生涯通じてひとつの職に就く時代はとうの昔に過ぎ去ったこの頃、決断は突然かつ大胆に動くのがトレンドなのか?前触れなく去る決意を突然伝えられる実態も耳にする。
多様性を受け入れるには多様な経験値が大切な判断材料になりそうな気がする。経験値に基づく見識を広げられればより受け入れられる異質なものも広が -
Posted by ブクログ
ネタバレ中山祐次郎さん、最近かなりの勢いで新作出してるなぁ。「泣くな研修医」シリーズで目が離せなくなってるんですけど、他のも読んでいきます!
本作は、ブラックジャックみたいな闇医者が、とんでもない依頼を次々に引き受けるストーリー。彼は、かつて戦場で修羅場を経験し、どんな状況でも人の命を救うことを目的に医療行為をしてきた。他の医者では匙をなげるような手術を請け負い、高度な技術で救命・延命する。時には命を縮める結果になっても、患者が求める効果が出るような手術も行う。
「こんなかっこいい術式をやってみたい」「こんなのも現実的には無理だけど、空想するだけならアリかも?」という著者の願望(妄想?)を形にしたよう