中山祐次郎のレビュー一覧
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購入済み
新刊の通知が来てすぐに購入、待ってました。
医療に対する自分の理想と、時にはどうにもならない現実が衝突して、自分はなんて無力なのだろうと思わされる、そんな医師の苦悩がよく描かれていたと思う。
30代の若さで過去に培ってきた経験や知識を駆使して、被災地でもある地方の小さい病院の院長になろうと決心した雨野先生の勇気には感動した。
外来から治療方針の決定から経営まで、どんなことも自分が主となって決断していかなきゃいけない環境、想像を絶するものがあるんだろうな。
命のはかなさ、医療の限界、理想と現実、そんなことについて深く考えさせられる内容でした。 -
Posted by ブクログ
医師作家9人によるアンソロジー作品。
どの作品も50頁程なので、スピード感がある。
研修医 精神科医 救急医療 現場医療 研究者 認知症等 医療1つとってもジャンルが違い、心理描写の加減に手に汗握ってハラハラしたり、淡々と読み進めたり、一冊で何度も美味しい読み応えのある本でした。
医師(著者)が実際に経験しているであろうリアリティがそこにある。
認知症対応を生業としている身としては、何度も見た光景で「あーー大変さの中に、いくつも希望が見いだせるんだよ」「怒ったらダメダメ」と逆の意味でハラハラさせられた。
現代はサービスが揃っているので、抱え込まず使える手段を利用していくのがお互いの -
Posted by ブクログ
泣くな研修医シリーズ2作目!
今回も涙腺うるうるでした。
研修医を終え、新人外科医となった主人公雨野。ひたすらに真面目な仕事ぶりに自分も頑張ろうって思えました!そして、前作同様最高な登場人物たち。少し楽観的な同期の川村にしごでき研修医の凛子。敏腕先輩の佐藤に久々に連絡をとったはるか。全員にそれぞれの良さがあり、今後が気になりまくりです!
個人的には水辺さんのシーンが一番危なく、「もう…刺すなよ……肺……」で目が熱くなりました。そのあとの話も雨野先生頑張って良かったですねって声をかけたくなってしまいました。
そして「ヘン」と言われてしまった雨野先生。医者を始めて3年経った今回、少し雨野 -
Posted by ブクログ
本編では主人公雨野先生の指導医として、いつも冷静でまさに女の外科医!!って感じのクールビューティーな先輩外科医、佐藤玲先生が主役の物語。
すごい楽しみにしていたけど、その期待を裏切らない、とても素敵な1冊だった。
このシリーズの良いところは、医療の事だけでなく、出てくる医者がとても人間味があって魅力的なところなんだけど、今回ももれなく。
悩んだり苦しんだり、あの冷静に見えた先生の胸の内を知ることができてよかった!
あの時に、裏でこんなことがあったのか!!と驚く事も多々ありで、読者へのサービス的な小ネタも入っていたり(笑)
でも、全体的には切なかった。
佐藤先生と東凱先生の話は特に。