中山祐次郎のレビュー一覧

  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    【一旦離れて、わかること。】

    7年目、31歳の雨野が今回は離島のドクターに。

    離島ならではの医療事情に戸惑う雨野。

    しかし、そんな中でも離島民と打ち解けたり
    周囲の看護師や医者などとも本気で向き合う
    その姿に心を打たれました。

    今回は珍しくすこしのサスペンス要素も……

    離島医療、事件、仕事・恋の葛藤と
    内容満点の1冊。

    シリーズの中でも少し毛色が変わる本作。
    めちゃ面白いので、ぜひ読んでみてください!


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    2025年05月11日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    シリーズ7作目にして、常にクールな佐藤先生のスピンオフ。口数の少ない美人執刀医の胸の内を、見たくないような見たいような複雑な思いで読み進めました。
    というかやっぱり見たくなかったー。

    とか言って、中盤にさしかかる前にはかじりつくようにページをめくってました。
    女医さんだから、というテーマに深くこだわらず(本人はそれなりに悩むけれど)これぞ泣くな研修医と言わんばかりの職人っぷりに、職種を超えた「仕事」そのものに対する姿勢、生き様みたいなものが激しく揺さぶられます。
    自分は果たして、世の中にはたらきかけられているのだろうか。
    とか読後も長く思考が止まらなくなりました。

    人の、あるいは自分自身の

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    2025年05月11日
  • やめるな外科医 泣くな研修医4

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    【死と向き合うは、生と向き合う】

    泣くな研修医シリーズの第4巻目。

    今作は「別れ」を通じて雨野が葛藤し
    成長していくお話。

    生と向き合うは、死と向き合うこと。

    医師はその生と死の分岐点に立ち
    行動を左右する仕事であるがゆえに
    悩み苦しむ。

    雨野と凛子が医師ではなく、一人の人間として
    患者と接するその姿がありありと目に浮かび
    心が温まり、またキュッと締め付けられました。

    泣くな研修医シリーズは本当に毎回
    心を動かされます。

    シリーズの中でも群を抜いて好きな作品。
    ぜひ読んでみてください!

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    2025年05月01日
  • 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2

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    【弱い自分を受け入れることを、勇気と呼ぶ】

    研修医をおえたが、まだまだ知らない事ばかり。
    そんな、地に足着いたようで着いていない
    主人公 雨野隆治のこころの葛藤に感情移入して
    見入ることができた今作。

    できることが増えた分、できないことの輪郭が
    よりハッキリ見えてもくる。
    無力だなと、情けないなと、悔しいなと毎日思う。
    医療現場なら尚更、ね。
    そんな雨野の姿がありありと目に浮かび
    ドキっと、そしてホロッとさせられた。

    この泣くな研修医シリーズほど、スルスルと
    読みすすめられる本はないなとぼくは思うし
    主人公に憑依できる本も、ほかにないと思う。

    ぜひ、いろんな人に読んで欲しい。
    もんく

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    2025年04月27日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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    天野先生の医学生時代のお話。
    天野先生の歴史としては、ここが最初になるのでしょうか。
    楽しく読むことができました。
    医学生にならないと体験できない初めてがいっぱいです。
    でも、人間臭さは医者も一般人も変わらない。
    学生でも「先生」と私も括りたくなります。
    でも、それが人によってはプレッシャーだったりして
    そういう部分は他の職業でも一緒だなと感じたり。

    天野先生の成長を見守ることが本当に楽しくて。
    そしてまた「泣くな研修医」を読みたくなりました。

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    2025年04月27日
  • やめるな外科医 泣くな研修医4

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    消化器外科の中堅医師雨野の物語。登場人物たちと、関わりながら外科医の生活と看取りを経験していく。リアルで切ない物語でした。

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    2025年04月23日
  • やめるな外科医 泣くな研修医4

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    ネタバレ

    先日、救急外来の現場を見させていただきました。非常に感動しました、医者は素晴らしい仕事ですね。

    4巻の感想ですが、葵ちゃんが亡くなってただひたすらに悲しい…
    隆治の大きな失敗も踏み越えて前に進む感じに励まされました。毎回自分に重ねてしまいますが、私も未だに仕事上で、出来ないことや判断を誤ってしまうしまうことがありますが、生きて仕事に向き合える環境にいる以上頑張り続けるのが自分の人生なのかもなあ、と思いました。

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    2025年04月21日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    泣くな、研修医シリーズを読み、こちらへ。
    医者、とひとくちに言ってもそこは人間だからいろんなキャラがいる。性格も技能も、相性も。
    最強(あくまでも主人公視点)の外科医ペアが迎える患者、その治療の現実とは。
    今回もリアルな視点がたっぷり。

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    2025年04月16日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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    非常に面白かったです。読みやすく、情景が浮かびやすくてスイスイ読んでしまいますね。
    隆治が頼もしくなってきましたが、まだ研鑽を積みながらも悩み努力するところが、最初の頃とは違った面白さがありますね。
    次が楽しみです、面白かったです。

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    2025年04月06日
  • 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2

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    自分の仕事と共感できるポイントが多くて非常に読むのが楽しいです。
    私も2年目くらいのころ、研修の子をくっつけて仕事をした時期がありました。わからないことだらけなまま、がむしゃらにやりました。ただ、研修の子の目の前で怒られたりと、恥もたくさんかきました。笑
    隆治が少しずつ仕事に慣れ、成長していくことが嬉しいです。このシリーズを読むと自分も頑張らなきゃと思いますね。

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    2025年04月06日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    ちょっと腹痛があって、かかりつけ医へ
    そこから、まさかの紹介状を渡されて大きな病院へ
    そんな状況の中、読んでた本

    消化器外科の話しが出てきて
    私と同じじゃん!ってなった笑

    短編集で前作の続きもあったり
    読みやすかった

    まさかの主人公であるお医者さんが、手術して入院したり
    殺人犯が救急搬送されてきたところを助けたり
    自殺した人が上から落ちてきて半身付随になったお医者さんのその後とか

    お互いをバディと思う
    お医者さんの関係が好き

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    2025年03月26日
  • 泣くな研修医

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    研修医一年目で右も左もわからない状態。それでも命と向き合いながら強く生きようとする隆治の姿を見ていると自分も看護学生としてがんばろうと思えてくる。

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    2025年03月02日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    シリーズ2巻も良かったですね。
    剣崎、松島のコンビの呼吸がいいですね。
    2人で毎日お酒を飲んでて、飲んでる途中で病院からよ呼び出し。
    酒気帯びでオペするのかよって思いましたね。
    ホントはどうなのでしょうかね。

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    2025年02月19日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

    QM

    購入済み

    研修医シリーズで一番泣いた。
    涙なしには読めなかった。
    ひよっこ時代の自分を育ててくれた師匠のような人を自分がオペして自分が看取るっていうのはどんなに胸がつぶれる思いがするのだろうか。

    また、女性として医療の世界(特に外科)で生きていくことの難しさや葛藤、女というだけで男よりも考えなければいけないことが多く、色々自分なりに悩み抜いた結果、外科医として人生を歩むことを決めた佐藤先生は本当にかっこいい。

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    2025年01月25日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    本作は、
    ◯救いたくない命
    ◯午前4時の惜別
    ◯医学生、誕生
    ◯メスを擱いた男
    ◯白昼の5分間
    ◯患者名・剣崎啓介
    の6編からなる連作短編集です。

    前作『俺たちは神じゃない』で活躍していた、麻生中央病院で中堅外科医として働く剣崎・松島コンビが、本作でも活躍する作品でした。
     
    王道の医療系エンタメ作品ですが、王道故にわかりやすく面白い。著者の中山祐次郎氏自身が現役の外科医ということで、医療行為の描写にリアリティを感じられるのも、作品を面白くする一つですね。
    そして、前作は所謂“バディもの感”が強かった剣崎・松島シリーズですが、本作はチーム感が強くなりましたね。
    それもあってか、物語に横の広が

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    2025年01月16日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    【収録作品】
    「救いたくない命」
    「午前4時の惜別」
    「医学生、誕生」
    「メスを擱いた男」
    「白昼の5分間」
    「患者名・剣崎啓介」

    医師って命を救って当たり前、だけど中には救いたく無い命もあるだろうに、そんな中で救うことによって、その人は自らの道を見つける。治療が新たな人生を与える。

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    2025年01月10日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    一気読み、でした。ドクターコトーの景色を思い出しながら、2人の先生と看護師さんの活躍を楽しめました。
    シリーズ物で、これを初めて読みましたが、違和感なく楽しめました。

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    2025年01月05日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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    いやいや、おいおい...と思う患者さんたちが
    たくさん出てきて苦笑してしまいました
    どんなに自分がやってしまったことといえど
    痛いものは痛いですよね
    すごく伝わってきました
    このシリーズの小説から学んだことは
    内脂肪を減らしておかないと手術がスムーズにいかない
    善処します(笑)

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    2024年12月19日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    麻布中央病院の外科医 剣崎は真面目でつい色々悩んじゃうけど、手技のレベルは高く信頼されている。同僚の松島はノリの良い関西人で場を和ませてくれる上に、経験値が高く臨機応変にどんな問題にも対応してくれる。2人の性格は違うけれど、お互いに信頼し合える気の合う同僚。

     救急で運び込まれてきた〈90代、身寄りなし、痴呆の症状が出始めてる〉患者にどこまで治療するのか、延命するのか、神様でもないのに判断しなきゃいけない苦悩。

    面白かったです。

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    2024年12月19日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    よかったー!
    前々作で、あぁ、ついにあめちゃん先生も染まってしまったか。。。と寂しい気持ちになったのもつかの間、今回の島編で、また医者として色々考えさせられて初心を取り戻しつつあり、元の雨ちゃん先生らしさが出てきてほっとした。

    この作者さんは、医者が、医療が抱える問題を、それはわかりやすくテーマにしてくれるから、本当にすごいと思う。

    あー、あのドラマ化だけが心残り。
    これ、映像化したらすごく良いのにと調べたら、すでにされていてビックリ!さらに、観ていた自分にもビックリ!
    だって、全然こんな感じじゃなくて、刺さらなかったんだもん。
    ちゃんと本に沿った人選と内容で作ってくれたら、もっとヒットし

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    2024年12月11日