中山祐次郎のレビュー一覧
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ネタバレ<ポイント>
・選択とは、何かを選び取ることでなくて、選んだ選択肢を正解にするために現実世界を無理やり捻じ曲げる覚悟と努力のこと。自分の頭で考えて考え抜き、苦しんだ決断を、あとから「あれで正解だった」とひとりごちるために地味な努力をし続ける。こうして、君の人生の扉は開いていく。
・人間関係に悩むとき、お守りのようなコツ
→1つ目は、「変えられるのは自分の思考と行動だけ」「他人は何も変えられない」ということである。自分以外のすべての人、つまり他人がどう思い、どう行動するか。自分に不快なことがあっても、基本的には一つも変えられないと思っておいたほうがいい(もちろん暴力やいじめなどは「やめろ」とやめさせる必要があるし、やめさせられる)。よって、僕らはひとりぼっち。だから、他人によって何か影響を与えて考え方を変えさせるなんてことはそもそも不可能。だから、君の人生というのは思ったよりはるかに不自由。だけど、「自分の思考と行動だけ」は自由自在に変えることができる。まずは自分の支配下にある「自分の思考と行動」を自由に動かして、人との関係をうまくやる。
→2つ目は、「合わない人は必ずいる。離れよう。」君と相性が悪い人は必ずいる。なぜか君のことが嫌いだったり、君がその人をどうしても好きになれない。そこに理由なんてない。先祖の時代に殺し合ったかもしれないし、ご飯と牛乳みたいに合わないのかもしれない。理由を考える必要は一ミリもない。ただ、合わない、という事実だけで十分。会わない人と出会ってしまったら、解決策は一つだけ。「離れる」理想は物理的に距離を置くこと、なるべく会わないこと。できれば一生合わないのが一番。職場の同僚だったりする場合、こういう場合はまず接触する時間をなるべく短くする。そのうえで、精神的な距離として、その人のことを考える時間をなるべく短くする。
→3つ目は、「他の世界に逃げ込む」。漫画やゲームや小説。時間というものがショックを自然に和らいでいく。「時ぐすり」「時間薬」なんていう人もいるが、本当にある。
・勝ち負けにこだわることは、何かを成し遂げる上でとても大切なことである。でも、異常なまでにこだわると精神が破壊される。この世で勝ちまくった人はいずれ精神に変調をきたす。そこまでして勝ちたいかどうか、自分の頭で考えてきめなければならない。「勝ち負け」と「幸せ」は全く別のもの。幸せにフォーカスする。「自分と自分の家族の幸せを第一に追求する」勝っても負けても、「まあこんなもんかな」と冷静に見つめることができるようになった。色々な勝負はあるけれど、その中で、幸せが最大限になる選択肢はどれかな、と考える。
・人に誠実に、正直に、そしてなるべく素直に接する。
・イヤな人だなと思ったら、すぐに離れる。なるべく近づかない。どうしても離れれない関係の人だったら、心の中で壁を作る。そうしないと、心を壊されてしまうから。こういうのは「逃げ」ではない、「戦略的撤退」というんだ。自分の心を守り、元気でなけばプロを目指したり、人を癒したりすることは難しい。
・チャンスの神様は前髪しかない。でも、回転寿司みたいにぐるぐる回るので、何回かはつかむことができる。ずっと地道に人の何倍もやっていると、まれに回ってきてくれる。何倍というのは、3倍は必要。
<ピックアップ>
〇お金とは、「贅沢ができる武器」ではなく、「イヤなことから身を守る防具」である。
〇「自分の頭で物事を考えているか」が大切。君はどう思うか、なぜそう思うか。それを自分の頭で考え、さらに自分の言葉で表現する。
〇激しい努力は決して裏切らない。この世界は地味で実直な努力を続ける人間を裏切らない。
〇ツライときは逃げる。逃げればそのうちどうにかなる。
〇人に勝ちたい、この気持ちはプライドにつながる。プライドとは、「自分という人間はすごいので、これくらいのことはできる」という強い感情のこと。この世界には2種類のプライドがある。2種類とは、「自分に向かうプライド」と「他人に向かうプライド」である。自分に向かうプライドとは、「自分レベルであれば、これくらいの試験や仕事は必ずうまくいく」と考え、うまくいかせるために厳しい努力を自らに課すことである。一方、他人に向かうプライドは、「自分ほどのすごい人間なのだから、もっとていねいにぺこぺこせよ」という、他人に貸すものである。これはよくないプライドであり、僕の会ってきた中で本当にすごい大物は、この他人に向かうプライドをほとんど持っていない。筆者は自分に自信がなく、実力もなく、余裕のないただの子供だった。だから敬語を使えなかった。
〇常識を疑う訓練。「常識を疑う」ということは、とても大切である。その常識は古びて手垢のついた、そして君でない誰かにとって都合がいいように作られたルールなのだから。
〇自分の頭で考える訓練をしなければ、自分の頭で考える能力が鍛えられない。もちろん、失敗はする。しかしこればかりは、いくつかの手痛い失敗を避けていては能力を発揮することができない。必要な情報を集め、取捨選択し、時に信頼できる人に相談をし、最終的には自分で決める。このプロセスのみが、自分の頭で考え、決定する能力を与えてくれるのである。もう一つの理由は、自分の持ちうるすべての見識で悩みを分析し、決定した事項への「覚悟」を持てるということである。
〇選択とは、何かを選び取ることでなくて、選んだ選択肢を正解にするために現実世界を無理やり捻じ曲げる覚悟と努力のこと。自分の頭で考えて考え抜き、苦しんだ決断を、あとから「あれで正解だった」とひとりごちるために地味な努力をし続ける。こうして、君の人生の扉は開いていく。
〇意味のない会話がどれほど孤独を癒すかを、僕は経験して知っている。
〇人間関係に悩むとき、お守りのようなコツ
→1つ目は、「変えられるのは自分の思考と行動だけ」「他人は何も変えられない」ということである。自分以外のすべての人、つまり他人がどう思い、どう行動するか。自分に不快なことがあっても、基本的には一つも変えられないと思っておいたほうがいい(もちろん暴力やいじめなどは「やめろ」とやめさせる必要があるし、やめさせられる)。よって、僕らはひとりぼっち。だから、他人によって何か影響を与えて考え方を変えさせるなんてことはそもそも不可能。だから、君の人生というのは思ったよりはるかに不自由。だけど、「自分の思考と行動だけ」は自由自在に変えることができる。まずは自分の支配下にある「自分の思考と行動」を自由に動かして、人との関係をうまくやる。
→2つ目は、「合わない人は必ずいる。離れよう。」君と相性が悪い人は必ずいる。なぜか君のことが嫌いだったり、君がその人をどうしても好きになれない。そこに理由なんてない。先祖の時代に殺し合ったかもしれないし、ご飯と牛乳みたいに合わないのかもしれない。理由を考える必要は一ミリもない。ただ、合わない、という事実だけで十分。会わない人と出会ってしまったら、解決策は一つだけ。「離れる」理想は物理的に距離を置くこと、なるべく会わないこと。できれば一生合わないのが一番。職場の同僚だったりする場合、こういう場合はまず接触する時間をなるべく短くする。そのうえで、精神的な距離として、その人のことを考える時間をなるべく短くする。
→3つ目は、「他の世界に逃げ込む」。漫画やゲームや小説。時間というものがショックを自然に和らいでいく。「時ぐすり」「時間薬」なんていう人もいるが、本当にある。
〇筆者の信条「選択とは、何かを選ぶことではなく、選んだものが正解だったと現実世界を捻じ曲げる覚悟のこと」である。
〇生き方上手ってのはね、最後が肝心(BY日野原重明)
〇勝ち負けにこだわることは、何かを成し遂げる上でとても大切なことである。でも、異常なまでにこだわると精神が破壊される。この世で勝ちまくった人はいずれ精神に変調をきたす。そこまでして勝ちたいかどうか、自分の頭で考えてきめなければならない。
〇「勝ち負け」と「幸せ」は全く別のもの。
〇幸せにフォーカスする。「自分と自分の家族の幸せを第一に追求する」
〇勝っても負けても、「まあこんなもんかな」と冷静に見つめることができるようになった。色々な勝負はあるけれど、その中で、幸せが最大限になる選択肢はどれかな、と考える。
〇自分が本当にやりたいことだけをやる、と決める。
〇運が良い人は、運が良くなる思考をしている。つまり、考え方だけで決まっている。同じことが起きてもも、「運がよかった」と思う人がいて、「不運だった」と感じる人がいる。例えば、Qあなたはのどが渇いている。そこにコップがあり、水が半分は入っている。どう感じる。A半分しかない、B半分もある。Bのように、いつも感じられる人は幸せ。
〇一度決めたらもう取り返しがつかないような選択は、なるべく自分一人で考え、自分がどうしたいかを厳しく自問自答し、決める。その理由は2つある。1つ目は、本当に君のことを考えて君にぴったりの選択を真剣に考えてくれるのは君だけ。2つ目は、自分で決めなければ覚悟が決まらない。
〇選択とは、何かを選ぶことであり、何かを選ばないことを決意することである。もっと言うと、実はどちらを選んでも大した違いがないことが多いという決断は多い。選択とは、何かを選ぶことではなく、選びとったほうの選択肢で行くと覚悟を決め、あとで、「ああ、自分が選んだほうが正解だった」と言えるように、圧倒的な努力によって現実世界を捻じ曲げること。
〇小さい仕事からしか、大きな仕事は得られない。
〇世界のあちこちに旅行しなければならない。生まれ育った場所が違い、肌の色や目の色も違う。直接会って話す。そのしなければ、正しく理解をすることはできない。そのために共通の言語を学ぶことが必要である。つまり外国語を学ぶ。
〇筆者は個人主義者だ。他人を変えることはできないし、他人が言っていることはその人が見て理解した内容を、ソアラにその人の言葉に変換して都合よくアウトプットしたもの。
〇諦めるは戦略である。自分が苦手とするフィールドで戦ってはいけない。
〇「置かれた場所で咲きなさい」という言葉がる。どういう場所に置かれるか、これは運でしかない。いつもがいつも希望の場所に行ける人などこの世にはいない。おかれた場所で、場合によっては不本意なその場所で、与えられた仕事にどれほど打ち込めるか。その先にしか、君の生きたい場所はない。といったところで、半分筆者はうそをついた。置かれた場所、そこがどうしようもなく、なんの意味もない場所ということがある。そこからどれだけ頑張ったって、君の行きたい場所に絶対につながらないことはある。もしそうだと思ったら、早めに見切りをつける。どうやったら行きたい場所に行けるのか、吐くほど考える。思いつくことはすべてやる。
〇2つの努力
→置かれた場所で咲く努力をするのが「盲目的努力」だとしたら、行きたい場所に行くためにあれこれ考えてやってみる努力は「戦略的努力」。盲目的努力は美しい誰もが認めるのだが、それほど良いとは思わない。将来何かになりたいから、本当に意味があるかわからないけど、とにかく目の前のことを頑張る。それよりも、「なりたいものにどうやったらなれるか」の情報を集め、何を頑張れば、一番効果的なのかを考えることを努力する。こちらのほうがはるかに価値がある。
〇人に誠実に、正直に、そしてなるべく素直に接する。
〇人生には締め切りがある。
〇他人の心は絶対にわからない。その前提で、少しでもわかりたいから一生懸命たくさん話をする。
〇「先は、また考えればいい」
〇毎日会わなければならないのなら、「演じる」。本音だけで生きている人は実はいない
〇因果応報。
〇「イヤな人からはすぐに離れる、いい人とだけ仕事する」。すぐに離れるとは物理的に離れる。そして忘れられる。いい人を見つけたら、とことんその人と一緒にやる。なかなか離れられないとき、なるべくその中でも壁を作って接点を少なくする。そして辞められるものだったらさっさと辞めてしまう。どうしても難しかったら、心を閉ざしてその人を射ないことにする。それでもつらかったら、やっぱり辞めてしまう。心が壊れてからでは遅い。君はそのために生まれてきたのでも、生きているのでもない。お金やキャリアなど、どうにでもなる。嫌な人と無理して近くにいてもただ消耗するだけ。
〇イヤな人だなと思ったら、すぐに離れる。なるべく近づかない。どうしても離れれない関係の人だったら、心の中で壁を作る。そうしないと、心を壊されてしまうから。こういうのは「逃げ」ではない、「戦略的撤退」というんだ。自分の心を守り、元気でなけばプロを目指したり、人を癒したりすることは難しい。
〇チャンスの神様は前髪しかない。でも、回転寿司みたいにぐるぐる回るので、何回かはつかむことができる。ずっと地道に人の何倍もやっていると、まれに回ってきてくれる。何倍というのは、3倍は必要。
〇「人生の扉を開けるのはいつも他人」(BY公衆衛生学 福原俊一)
〇「人間は自己検証、自己嫌悪、自己否定がなければ成長しない」(BY見城徹)
〇自分を知ることから、君だけの人生が始まる。
〇いつ死ぬかわからないが、100%死ぬことが決まっているこの世界で、君は何をして、誰を愛するのか。この問いは一生懸命に考えてほしい。この不条理で欺瞞に満ちた世界を、どう生き抜くか。
〇明日死ぬならどう生きる。人生には限りがあり、それが人間である。
〇「他流試合をせよ」(BY福原俊一)。いつも自分の居心地の良いところにいると、成長はないよ。 -
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病院という場には、患者それぞれの人生とドラマがあり、それだけに医療小説は幅が広く奥が深い。
雨野隆治は外科で働き始めたばかりの研修医。
知識も経験も浅く、専門用語を言われても聞き返してしまうほど頼りない。
事故で担ぎ込まれて瀕死の子どもや、95歳で身寄りのない認知症の胃がんの患者、隆治と同じ年の末期癌の男性、患者に寄り添っては最期まで全力を尽くしたい隆治だが、上の判断は冷酷だ。
医者は常に死を目の当たりにしていくうちに鋼の心になっていくのか。
隆治はスポンジのように痛みを吸い取り涙を流す。
読む側はそんなまっすぐな隆治を愛さずにはいられない。
本来重苦しい題材であるが、隆治の涙して自分の無力さを嘆き、そしてまた奮起していく姿に、どんな時も強く生きていこうと思わせられる。
これから隆治の外科医としての成長を見ていくのが楽しみだ。
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中山祐次郎さんの大好きな「泣くな研修医」シリーズ7。女性ならではの外科医としてのキャリアとワークライフバランスの難しさに焦点を当てている。癌末期患者の外科医がまた素晴らしい人物。彼が主人公にした問いかけ。「外科医にとって1番大切なことは?」に対して「それは手術の技術」と答えた主人公に「患者さんと真に向き合うこと」と答える。こんなお医者さんいるの〜?と思いたくなるくらい素敵。
そして何故だか著者中山祐次郎さんとこの外科医のキャラが被るような気がしてならない。
自分が大腸癌に罹るようなことがあったら、現役医師でもある中山先生に手術してもらいたい。 -
購入済み
新刊の通知が来てすぐに購入、待ってました。
医療に対する自分の理想と、時にはどうにもならない現実が衝突して、自分はなんて無力なのだろうと思わされる、そんな医師の苦悩がよく描かれていたと思う。
30代の若さで過去に培ってきた経験や知識を駆使して、被災地でもある地方の小さい病院の院長になろうと決心した雨野先生の勇気には感動した。
外来から治療方針の決定から経営まで、どんなことも自分が主となって決断していかなきゃいけない環境、想像を絶するものがあるんだろうな。
命のはかなさ、医療の限界、理想と現実、そんなことについて深く考えさせられる内容でした。 -
Posted by ブクログ
医師作家9人によるアンソロジー作品。
どの作品も50頁程なので、スピード感がある。
研修医 精神科医 救急医療 現場医療 研究者 認知症等 医療1つとってもジャンルが違い、心理描写の加減に手に汗握ってハラハラしたり、淡々と読み進めたり、一冊で何度も美味しい読み応えのある本でした。
医師(著者)が実際に経験しているであろうリアリティがそこにある。
認知症対応を生業としている身としては、何度も見た光景で「あーー大変さの中に、いくつも希望が見いだせるんだよ」「怒ったらダメダメ」と逆の意味でハラハラさせられた。
現代はサービスが揃っているので、抱え込まず使える手段を利用していくのがお互いの心の安定を図るが、未だに長男が!とか、嫁が!とか他人事の様に話す親戚がいるのも事実。
「介護者は生き方を選べないのか?」に胸つまされる。
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Posted by ブクログ
泣くな研修医シリーズ2作目!
今回も涙腺うるうるでした。
研修医を終え、新人外科医となった主人公雨野。ひたすらに真面目な仕事ぶりに自分も頑張ろうって思えました!そして、前作同様最高な登場人物たち。少し楽観的な同期の川村にしごでき研修医の凛子。敏腕先輩の佐藤に久々に連絡をとったはるか。全員にそれぞれの良さがあり、今後が気になりまくりです!
個人的には水辺さんのシーンが一番危なく、「もう…刺すなよ……肺……」で目が熱くなりました。そのあとの話も雨野先生頑張って良かったですねって声をかけたくなってしまいました。
そして「ヘン」と言われてしまった雨野先生。医者を始めて3年経った今回、少し雨野先生の心情の変化を感じ、この先どう成長していくのか。もしくは心を無にして医者的な人格が形成されていくのか。気になる…。