中山祐次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現役のお医者様であり、大人気作家でもある作者が自身のお子さんや若い読者に向けて書いたアドバイス集。
印象に残ってる言葉は、
「選択とは何かを選ぶことではなく、選んだ道を後で正解だったと言えるように努力によって現実世界を捻じ曲げること。」
正解を選ぶかどうかより、選んだものを正解にする覚悟とそれに向けた努力が必要って仰ってました。
現役のお医者様で、人気作家ですごい人だなくらいに思ってたけど、思ってた何倍も苦労されててビックリしました。まず、神奈川の名門中高一貫校出たのに二浪して、知り合いもいない鹿児島大学医学部に入って、医師として働き始めてからも干されたり、、、。
子ども達に -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい本だと思った。
決定的な失敗はぼかして書かれていることもあるけれど
ここまで成功している人がここまでの失敗を書き連ね、
そのことについて色々話してくれるという機会は
そうはないのではないだろうか。
せっかく成功したのだから、大衆にはかっこいいところだけ見せたい。
おそらく、この小説がお子さんに向けてのものだから、
しかもまだ小さい子に対してのものだからこそ
分かりやすい言葉で優しく語ってくれたのだろう。
それと同時に、やはり医者になる人、
それも一流で、しかも小説まで書いてしまう人というのは
尋常ではないほどの努力をしているし、
強い信念をもって行動しているのだと知った。
こういった活 -
Posted by ブクログ
ネタバレ防止のために↓随分削ったが、たくさんメモを取りながら読んだ。
誰か大切な人に渡したいなと思った本。
最後こんなに長い著者情報は初めてみた。ご活躍の幅が広すぎる。
年齢は関係ないなと思った。人生の締め切りまでに私の一番やりたいことをやり切らないといけない。
もともとは鹿児島県の南日本新聞に連載されていたもの。医師国家試験の緊張を書いた回は『ベスト・エッセイ2023』にも選出。
第1幕何者でもない君へ-医学生の苦悩
変えられるのは自分の思考と行動だけということだ。
合わない人は必ずいる。離れよう。である。でもどうしても会わなければいかない人がいる。こういうときはまず接触する時間をなるべく -
購入済み
研修医シリーズで一番泣いた。
涙なしには読めなかった。
ひよっこ時代の自分を育ててくれた師匠のような人を自分がオペして自分が看取るっていうのはどんなに胸がつぶれる思いがするのだろうか。
また、女性として医療の世界(特に外科)で生きていくことの難しさや葛藤、女というだけで男よりも考えなければいけないことが多く、色々自分なりに悩み抜いた結果、外科医として人生を歩むことを決めた佐藤先生は本当にかっこいい。 -
Posted by ブクログ
失礼ながら、よくあるタイプの自己啓発本?なのかなと警戒しながら手に取ったのだが。
最初ですぐに心を掴まれた。なんと正直で率直な書き手ではないか。医学部に二浪して合格した時の友人のエピソードで泣けた。筆が滑りすぎてともすると悪口になりかねないところもあるが、それもこの語り口の正直さに救われる。
そして、なにより、「選んだ場所が、後から振り返って正解だったと思えるように、現実世界をねじ曲げるほどの努力をする」という作者の生き方が魅力的。
でもその選んだ場所がどうしようもなく、何の意味もない場所だったらどうするか。
「その時はどうやったら行きたい場所に行けるのか吐くほど考えることだ。そして思いつく -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、
◯救いたくない命
◯午前4時の惜別
◯医学生、誕生
◯メスを擱いた男
◯白昼の5分間
◯患者名・剣崎啓介
の6編からなる連作短編集です。
前作『俺たちは神じゃない』で活躍していた、麻生中央病院で中堅外科医として働く剣崎・松島コンビが、本作でも活躍する作品でした。
王道の医療系エンタメ作品ですが、王道故にわかりやすく面白い。著者の中山祐次郎氏自身が現役の外科医ということで、医療行為の描写にリアリティを感じられるのも、作品を面白くする一つですね。
そして、前作は所謂“バディもの感”が強かった剣崎・松島シリーズですが、本作はチーム感が強くなりましたね。
それもあってか、物語に横の広が