中山祐次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ7作目にして、常にクールな佐藤先生のスピンオフ。口数の少ない美人執刀医の胸の内を、見たくないような見たいような複雑な思いで読み進めました。
というかやっぱり見たくなかったー。
とか言って、中盤にさしかかる前にはかじりつくようにページをめくってました。
女医さんだから、というテーマに深くこだわらず(本人はそれなりに悩むけれど)これぞ泣くな研修医と言わんばかりの職人っぷりに、職種を超えた「仕事」そのものに対する姿勢、生き様みたいなものが激しく揺さぶられます。
自分は果たして、世の中にはたらきかけられているのだろうか。
とか読後も長く思考が止まらなくなりました。
人の、あるいは自分自身の -
Posted by ブクログ
【弱い自分を受け入れることを、勇気と呼ぶ】
研修医をおえたが、まだまだ知らない事ばかり。
そんな、地に足着いたようで着いていない
主人公 雨野隆治のこころの葛藤に感情移入して
見入ることができた今作。
できることが増えた分、できないことの輪郭が
よりハッキリ見えてもくる。
無力だなと、情けないなと、悔しいなと毎日思う。
医療現場なら尚更、ね。
そんな雨野の姿がありありと目に浮かび
ドキっと、そしてホロッとさせられた。
この泣くな研修医シリーズほど、スルスルと
読みすすめられる本はないなとぼくは思うし
主人公に憑依できる本も、ほかにないと思う。
ぜひ、いろんな人に読んで欲しい。
もんく -
Posted by ブクログ
現役のお医者様であり、大人気作家でもある作者が自身のお子さんや若い読者に向けて書いたアドバイス集。
印象に残ってる言葉は、
「選択とは何かを選ぶことではなく、選んだ道を後で正解だったと言えるように努力によって現実世界を捻じ曲げること。」
正解を選ぶかどうかより、選んだものを正解にする覚悟とそれに向けた努力が必要って仰ってました。
現役のお医者様で、人気作家ですごい人だなくらいに思ってたけど、思ってた何倍も苦労されててビックリしました。まず、神奈川の名門中高一貫校出たのに二浪して、知り合いもいない鹿児島大学医学部に入って、医師として働き始めてからも干されたり、、、。
子ども達に -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい本だと思った。
決定的な失敗はぼかして書かれていることもあるけれど
ここまで成功している人がここまでの失敗を書き連ね、
そのことについて色々話してくれるという機会は
そうはないのではないだろうか。
せっかく成功したのだから、大衆にはかっこいいところだけ見せたい。
おそらく、この小説がお子さんに向けてのものだから、
しかもまだ小さい子に対してのものだからこそ
分かりやすい言葉で優しく語ってくれたのだろう。
それと同時に、やはり医者になる人、
それも一流で、しかも小説まで書いてしまう人というのは
尋常ではないほどの努力をしているし、
強い信念をもって行動しているのだと知った。
こういった活 -
Posted by ブクログ
ネタバレ防止のために↓随分削ったが、たくさんメモを取りながら読んだ。
誰か大切な人に渡したいなと思った本。
最後こんなに長い著者情報は初めてみた。ご活躍の幅が広すぎる。
年齢は関係ないなと思った。人生の締め切りまでに私の一番やりたいことをやり切らないといけない。
もともとは鹿児島県の南日本新聞に連載されていたもの。医師国家試験の緊張を書いた回は『ベスト・エッセイ2023』にも選出。
第1幕何者でもない君へ-医学生の苦悩
変えられるのは自分の思考と行動だけということだ。
合わない人は必ずいる。離れよう。である。でもどうしても会わなければいかない人がいる。こういうときはまず接触する時間をなるべく -
購入済み
研修医シリーズで一番泣いた。
涙なしには読めなかった。
ひよっこ時代の自分を育ててくれた師匠のような人を自分がオペして自分が看取るっていうのはどんなに胸がつぶれる思いがするのだろうか。
また、女性として医療の世界(特に外科)で生きていくことの難しさや葛藤、女というだけで男よりも考えなければいけないことが多く、色々自分なりに悩み抜いた結果、外科医として人生を歩むことを決めた佐藤先生は本当にかっこいい。