中山祐次郎のレビュー一覧

  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

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    久しぶりに読んだ、「泣くな研修医」シリーズ、その最新作。キャリアを順調に積み重ねた雨野医師が向かうのは…。

    離島に赴任していた作品を思い出しながら、そんな動機でメスを置くの?やめとけ、やめとけー、と思ってしまうのは自分がもう若くないからか。

    新たな赴任地で待ち受けていたのは…。
    初めての単身赴任中としては、わかる、わかる!そのアウェイ感と共感できるところもありつつ、え??そんな急展開が…というのも医師や医療を取り巻く環境ならでは。

    いつもながらの臨場感が素晴らしかった。
    ロスになっちゃいそう…。

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    2025年12月04日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

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    泣くな研修医シリーズの最新作。幼い子を持つ親として読んでいてツラくなる場面もあった。
    物語の中では、「自分の選択は正しかったのか」「もっとできることがあったのではないか」といった葛藤が丁寧に描かれる。その揺らぎは医師という特殊な現場に限らず、仕事や日常の判断にも通じる普遍的なものだと感じる。自分にも似た思いが少なからずあり、読みながら自然と考えさせられた。

    印象的だったのは、「病気と闘いたいのか、人を救いたいのか」という問いである。医療現場の話ではあるが、自分の仕事に重ねても大切な問いだと思う。大局的なことに目が向きがちで、そうであることが重視されがちであるが、向き合うべきはあくまで“目の前

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    2025年12月03日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    中山祐次郎さんの大好きな「泣くな研修医」シリーズ7。女性ならではの外科医としてのキャリアとワークライフバランスの難しさに焦点を当てている。癌末期患者の外科医がまた素晴らしい人物。彼が主人公にした問いかけ。「外科医にとって1番大切なことは?」に対して「それは手術の技術」と答えた主人公に「患者さんと真に向き合うこと」と答える。こんなお医者さんいるの〜?と思いたくなるくらい素敵。
    そして何故だか著者中山祐次郎さんとこの外科医のキャラが被るような気がしてならない。
    自分が大腸癌に罹るようなことがあったら、現役医師でもある中山先生に手術してもらいたい。

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    2025年11月28日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

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    ネタバレ

    「泣くな研修医」シリーズ、なんだかんだでもう8冊も出たのかー!すごいな。
    雨野先生、ついに福島の病院の院長として赴任しました。すごい決断だよね。もう完全に、著者の分身だから、このあと結婚して父親になるところもずっとフォローしていきますよ。楽しみ楽しみ。
    目の前に困っている人がいる。福島で困っている病院がある。誰かが行かなければいけない。
    そんなときに「じゃあ自分が」って思える、そういう人でありたいけど、人はみんな、「でも〇〇だから…」「自分じゃなくても」と、行動しない理由を探してしまう。
    実際に行動した中山祐次郎さん、っていうか雨野先生?っていうか両者とも、本当にすごい決断をして、その結果中山

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    2025年11月20日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

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    今回のお話もぐいぐい引き込まれました。

    場を変えること。
    本気で、新しい場に臨むこと。
    それぞれの考えと、その先で起きてくること。

    時を経て、ようやく語り得ることもあるのかなと思いながら読みました。

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    2025年11月19日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

    QM

    購入済み

    新刊の通知が来てすぐに購入、待ってました。

    医療に対する自分の理想と、時にはどうにもならない現実が衝突して、自分はなんて無力なのだろうと思わされる、そんな医師の苦悩がよく描かれていたと思う。

    30代の若さで過去に培ってきた経験や知識を駆使して、被災地でもある地方の小さい病院の院長になろうと決心した雨野先生の勇気には感動した。
    外来から治療方針の決定から経営まで、どんなことも自分が主となって決断していかなきゃいけない環境、想像を絶するものがあるんだろうな。

    命のはかなさ、医療の限界、理想と現実、そんなことについて深く考えさせられる内容でした。

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    2025年11月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家9人によるアンソロジー作品。
    どの作品も50頁程なので、スピード感がある。

    研修医 精神科医 救急医療 現場医療 研究者 認知症等 医療1つとってもジャンルが違い、心理描写の加減に手に汗握ってハラハラしたり、淡々と読み進めたり、一冊で何度も美味しい読み応えのある本でした。

    医師(著者)が実際に経験しているであろうリアリティがそこにある。


    認知症対応を生業としている身としては、何度も見た光景で「あーー大変さの中に、いくつも希望が見いだせるんだよ」「怒ったらダメダメ」と逆の意味でハラハラさせられた。


    現代はサービスが揃っているので、抱え込まず使える手段を利用していくのがお互いの

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    2025年11月05日
  • それでも君は医者になるのか

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    積読になると思っていた本。読みやすくて難しいことを解りやすくされている文章力が感じられます。
    お陰で情報の乏しい素人でも楽しく読むことができました。医療業界の知らない面を垣間見せてくれたような気がします。

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    2025年11月05日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    外科医が男女比が圧倒的に女性が少ない中で、主人公の佐藤先生は、海外へ行った彼氏や親からの期待を捨てて、キャリアを大切にしていくと決めたのがとても印象的だった。今後女外科医が増えるように、産休育休制度の充実が大切だと感じた。また、東凱先生はまだ40代という若い年齢で外科医であったのに自分が大腸癌になり、ステージⅣで病期たったの2年であの世へ逝ってしまったが、後輩医師や昔の患者さんにいい最期を見せて逝ったのが印象的だった

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    2025年10月17日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    衝撃的なタイトル。 専門用語が多いが説明がうまいので読みやすい。さらに今はすぐにスマホで画像も検索できて想像もしやすい。剣崎先生と松島先生の関係性がうらやましいほど素敵。
    後輩を通り魔に殺され、その通り魔が救急搬送されてきたら葛藤するだろうな。医療系の小説を読むと、本当に医師は体力も精神力も強靱である事が求められるのだと毎回思う。さらに人格者であることまで要求するのは求め過ぎだな、と感じた。
    医療従事者に改めて感謝です。

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    2025年10月05日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    一気に読み終わりました。
    医療人として、人として、死と向き合うことができました。
    人は必ず死にます。
    死に自分の人生の舵を取らせたくないと、思いました。そのためには、幸せに生きることが大事。

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    2025年09月24日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    同世代外科医の二人の関係性が羨ましい。
    救急外来の出来事は、予測ができてしまっただけにハラハラしながら読んでしまいました。
    ホンモノにはまだあったことはないけど、疑ってソワソワしたことは何度か。

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    2025年09月20日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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    研修医の日常や病院の裏側を知ることはなかなかないので、医者を目指す人間の細かな心情とともに知ることができて好奇心が掻き立てられた。
    職場で新人の私と、主人公の研修医の気持ちが重なる部分もあり、頑張ろうという気持ちになれた。
    国家試験を受ける場面でも、公務員試験を受験した時の思い出が蘇って、当時の自分のことを振り返るきっかけにもなってすごく良かった。

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    2025年09月17日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    女医ならではの悩みや心に引っ掛かる所など、とても共感できた。仕事と恋愛、やりがいと心の拠り所など、揺れ動く様子が納得感。全ての仕事を頑張る女性に読んで欲しい。

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    2025年09月15日
  • 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2

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    泣くな研修医シリーズ2作目!
    今回も涙腺うるうるでした。
    研修医を終え、新人外科医となった主人公雨野。ひたすらに真面目な仕事ぶりに自分も頑張ろうって思えました!そして、前作同様最高な登場人物たち。少し楽観的な同期の川村にしごでき研修医の凛子。敏腕先輩の佐藤に久々に連絡をとったはるか。全員にそれぞれの良さがあり、今後が気になりまくりです!
    個人的には水辺さんのシーンが一番危なく、「もう…刺すなよ……肺……」で目が熱くなりました。そのあとの話も雨野先生頑張って良かったですねって声をかけたくなってしまいました。
    そして「ヘン」と言われてしまった雨野先生。医者を始めて3年経った今回、少し雨野

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    2025年09月05日
  • 泣くな研修医

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    中山先生の話にはいつも号泣させられます。泣くなという言葉がタイトルに入っていますがしっかり泣いてしまいました…いつか泣かずに読めるようになりたい…。

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    2025年08月29日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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    医学生の学生生活がよくわかる小説。解剖実習や病院実習をはじめとする医学部特有の教育を通じて、学生が学ぶこと、感じることが丁寧に描かれている。医学部受験を検討されている方や、現役医学生に特におすすめ。

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    2025年08月27日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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     泣くな研修医シリーズは第3弾の走れ外科医以外は大好きなシリーズ。例に漏れず素晴らしかった。

     主人公はシリーズ最初から登場していた女性外科医の佐藤玲。
     思慕の念を抱いていたかつての指導医の東凱の主治医となり看取るまでの女性外科医の心の葛藤や流れが丁寧に描かれていて胸が詰まりそうになった。
     小説と分かりながら、惜しい人を亡くした。

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    2025年08月15日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    私はドラマも医療現場関係が好きで、ドクター◯の大門先生のように、こんな先生が身近に居てくれたらなぁ…なんて思いながら、面白くて早く先を読みたくなる本でした。

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    2025年08月13日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    リアリティがあって面白かった!「泣くな、研修医」も好きですが、こちらもまた次のシリーズが楽しみです!

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    2025年08月03日