中山祐次郎のレビュー一覧
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中山祐次郎のやめるな外科医を読みました。
泣くな研修医シリーズの第4巻です。
手術の回数もこなして、自信もついてきた頃ミスを犯して、患者を危険な目に合わせてしまいます。
手術のしばらく外されて医者をやめようかと考えてしまいます。
誰でも長い人生の中では大きなミスをしてしまう事はあると思います。
私も学生の頃自転車でバイトしていて、大きなミスをしてしまったこともありました。
社会に出てからはそれほど大きなミスはありませんが、それでも思い出せるミスはいくつかありました。
主人公は、末期癌の若い女性が亡くなってしまう場面に出逢うのですが、私もこの年になると高校や大学の同級生を癌で亡くしています。
先 -
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中山祐次郎の逃げるな新人外科医を読みました。
泣くな研修医シリーズの第2巻です。
外科医になって5年目の第3巻を先に読んでしまいましたが、第2巻は外科になって3年目です。
まだまだ半人前で、肺に針を刺してしまったりとミスもしてしまいます。
テレビドラマでは、天才外科医が素晴らしい手術をしたりするのですが、この小説では半人前の医者が成長していく姿が描かれています。
医者の作家が書いているので、実際の医療現場のことが表現されているのでしょうね。
どんな仕事でも、最初はミスをしたりとかありますが、医者の場合にはミスがそのまま患者の生死に関わることなので大変ですね。ほんと医者は大変な仕事だとわかってい -
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研修医から六年目へと進んできた外科医・雨野の成長を描く医療小説のシリーズ四作目です。
主人公は六年目になった外科医の雨野。今までは困ったときや難しい患者説明などは先輩医師に助けてもらっていたが、段々と自らが主治医として責任を持たなくてはならない立場となってきている。外科医として患者をなんとか治療したい、けれど患者は治療を拒否している、そんな状況にどのように向かっていけばいいのか悩み、様々な死生観や患者の心に触れて一歩ずつ積み重ねていく最中、自らの執刀ミスで患者の緊急再手術となってしまう。自信をなくし、外科医をやめた方がいいのではないかと悩む主人公だが――。
前作は複数視点から描かれた -
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他にもたくさん本を出し「泣くな研修医」などのベストセラーを手掛けている、医者と小説家の二足の草鞋を履く超努力家の方。
息子に書き残す遺書として覚悟もひしひしと内容から感じてきます。
私より若いのにとても中身の濃い人生を歩んでこられています。こういう思考の方には失敗も成功ないのでしょう、何度も出てくる言葉に「選択とは何かを選ぶことではなく、選びとったほうの選択肢で行くと覚悟を決め、あとで『ああ、自分が選んだほうが正解だった』と言えるように、圧倒的な努力によって現実世界を捻じ曲げること」とあります。圧倒的や捻じ曲げるなど言葉の選び方にも並々ならぬ覚悟と自分に課す努力を感じます。最後にはいつ死ぬかわ -
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ネタバレあとがきが驚いた。
普通に物語自体も面白く、15年目になる中堅医師、私から見たらベテラン医師のいろんな葛藤の物語。泣くな研修医シリーズの最後の方よりもよっぽど面白かった。
大変だよなあーとつくづく思う。延命措置をするべきかしないべきか、本人の意志確認ができず、家族もいなかったら、医師がするしかない。
さまざまな要素を勘案して、でも迅速に、そしてその行為は不可逆的だ。
だから大抵はというかほとんど?延命するのだろう。
90過ぎたら自分の意思表示をしておくだけでも、お医者さんの精神負担を減らせるのかなと思ったり。
あとがきはすごくズントキタ。
作者の思いがやってきた。
これを書きたかったのかと -
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患者にとっては、新人であっても一人前の医師として命を預ける存在。
大学で学んだことだけではなく、実際の経験を経て成長する医師の姿が描かれていて、さすが筆者が現役外科医ということで、とてもリアリティのある内容だった。
「『優しい嘘』 これはね、人を助ける嘘なのよ。」
「『優しい嘘』を言った人には大変な重荷がのしかかることになるの。」
ベテラン看護師の言葉。
いろんな経験を乗り越えたからこそ言えることなんだろうな。
医師としての厳しい現実、人の死や苦境を目の当たりにしながら研修医が成長していく姿に感動。
続編がシリーズ化されているので楽しみだ。 -
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医師でありながら作家でもある方々の医療小説9編。
私の知っている作家さん以外にこんなに多くの医師作家さんがいることに驚きました。どれも医師であるだけに小説の内容は臨場感が溢れていて迫力がありました。
中山祐次郎さんの『救いたくない命』は救急で運ばれてきた患者が犠牲者15人以上を出した通り魔事件の犯人と知り、葛藤をしながらも必死に命を救う姿に京アニ事件を思い出しました。
南杏子さんの『空中テント』は家族の介護の経験がある人は共感出来るはず。
どれも本当に良い作品ばかり。若手医師の過酷な労働時間、医療ミスの隠蔽、不都合な論文を闇に葬る等、医療小説が好きな人なら興味のある内容ばかり。でも朝比 -