中山祐次郎のレビュー一覧

  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    現役外科医のリアルな描写、中山さんの新シリーズ2作目。病気を治すという格好良さと、その裏腹の、医療従事者たちの悩みや私生活を垣間見て、本当に頭の下がる思い。自分も健康で生きねばと思うのです。

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    2024年11月17日
  • 医者の本音

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    今まで何人かのお医者さんにかかってかたが、患者の立場にたって話を聞いてくれたお医者さんは半分くらいかなぁ

    大学病院の待ち時間は本当に辛いばっかりだが、
    診察の最初に「お待たせしました」って言ってもらえるだけでこちらは疲れはやわらぐんだけれど

    中山祐次郎先生のような先生にかかりたい

    やりたいことをやる 死ぬまで生きる

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    2024年11月15日
  • 泣くな研修医

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    私たち患者側からすれば、医学部で勉強し難しい国家試験にも合格しているのだから、たとえ研修医とはいえ任せて安心と思っているところがある。

    先輩医師に呆れられ叱責されて心が折れそうになるのはどの職業でも同じ。それ以上に「ミスをすると患者を殺す仕事なの。それも、1度のミスで。医者はそういう仕事なんだ。」という事が隆治には辛いのだろうか。

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    2024年11月14日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あとがきが驚いた。
    普通に物語自体も面白く、15年目になる中堅医師、私から見たらベテラン医師のいろんな葛藤の物語。泣くな研修医シリーズの最後の方よりもよっぽど面白かった。

    大変だよなあーとつくづく思う。延命措置をするべきかしないべきか、本人の意志確認ができず、家族もいなかったら、医師がするしかない。
    さまざまな要素を勘案して、でも迅速に、そしてその行為は不可逆的だ。
    だから大抵はというかほとんど?延命するのだろう。
    90過ぎたら自分の意思表示をしておくだけでも、お医者さんの精神負担を減らせるのかなと思ったり。

    あとがきはすごくズントキタ。
    作者の思いがやってきた。
    これを書きたかったのかと

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    2024年11月09日
  • 泣くな研修医

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    患者にとっては、新人であっても一人前の医師として命を預ける存在。
    大学で学んだことだけではなく、実際の経験を経て成長する医師の姿が描かれていて、さすが筆者が現役外科医ということで、とてもリアリティのある内容だった。

    「『優しい嘘』 これはね、人を助ける嘘なのよ。」
    「『優しい嘘』を言った人には大変な重荷がのしかかることになるの。」
    ベテラン看護師の言葉。
    いろんな経験を乗り越えたからこそ言えることなんだろうな。

    医師としての厳しい現実、人の死や苦境を目の当たりにしながら研修医が成長していく姿に感動。
    続編がシリーズ化されているので楽しみだ。

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    2024年11月04日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師でありながら作家でもある方々の医療小説9編。

    私の知っている作家さん以外にこんなに多くの医師作家さんがいることに驚きました。どれも医師であるだけに小説の内容は臨場感が溢れていて迫力がありました。

    中山祐次郎さんの『救いたくない命』は救急で運ばれてきた患者が犠牲者15人以上を出した通り魔事件の犯人と知り、葛藤をしながらも必死に命を救う姿に京アニ事件を思い出しました。

    南杏子さんの『空中テント』は家族の介護の経験がある人は共感出来るはず。

    どれも本当に良い作品ばかり。若手医師の過酷な労働時間、医療ミスの隠蔽、不都合な論文を闇に葬る等、医療小説が好きな人なら興味のある内容ばかり。でも朝比

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    2024年10月31日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    面白かった。外科手術の現場の様子が、臨場感バリバリに伝わってくる。

    出来の悪い医師が毎度トラブルを起こしてできる誰かが必死のぱっちでカバーしてなんとか無事にやり遂げる場面や

    無理難題を伝えてくる上司や、重要顧客に対して、顔色を伺いながら妥協点を見いだしていく様子を読むと、

    構造的には会社員の日常とにている部分も感じた。

    命と向き合う仕事だからこれだけハラハラしながら読める物語になってると思う。

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    2024年10月29日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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     書くことで、解放される思いがある。

     新たなジャンルが始まることへの期待を込めた夜明けでもある一方で、書かないと解放できない思いが溜まってきているのも事実であると思う。

     

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    2024年10月26日
  • 泣くな研修医

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    非常に面白かった!

    私も新人の頃、怒られて泣きっ面で仕事したり、家に帰っても仕事の事考えて悩んだりと、当時を思い出しました。また、プロとは何なのか、を改めて考えさせられ、頑張ろうという気持ちが沸きました。

    頑張れ隆司!応援しながら続編も読みます♪

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    2024年10月21日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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    シリーズは以下の順番らしいです。
    ①泣くな研修医→読んだ
    ②逃げるな新人外科医→読んだ
    ③走れ外科医→読んだ
    ④やめるな外科医
    ⑤悩め医学生
    ⑥外科医、島へ

    3作目まで読みました。
    研修医の主人公が作品毎にちょうど良く成長していくので、親近感が湧いてきます。
    今回はこの後どうなったか気になる事をいくつか残して終わるので、次作も読まないと。

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    2024年10月20日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    母が本屋で選んで贈ってくれた一冊。
    シリーズものと知らず読み始めたが、話を知らなくても楽しめた。
    島での診療ということで、深い挫折のエピソードがあると思いきや、それはなかったが、期間限定の島の診療のなかで主人公が人と出会い、島だからできる医師や人としての経験を経ていく姿がおもしろく、感動もあった。あっという間に読み進められた一冊。
    最初から読もうかなと思った。

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    2024年10月14日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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     泣くな研修医シリーズです。
    今回は遡って雨野先生が大学生の頃のお話し。医学部入学が決まって医師に近付いたワクワク感、知識が増えていく一方で患者さんの気持ちに鈍感になってしまわないかという不安。

     お医者さんってつくづく大変なお仕事だな。冷静に医師として判断しつつも、患者やその家族の気持ちに寄り添って判断しなきゃいけない事もあって。

     あと、4冊目までは鹿児島大学医学部卒でしたが、今回は舞台が大学だからか薩摩大学医学部になってました。実在する先生方に迷惑がかからないようにって配慮かな?

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    2024年10月14日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    中山祐次郎さんの文庫最新刊。中山祐次郎さんフォローしているのですぐ買いました。
    タイトルが「救いたくない命」なので、最初に出てくる、無差別殺人の犯人のその後をもう少し詳しく描いてほしかったのだけど、これって、剣崎啓介と松島直武の日々を描いた6つの短編を集めた1冊、っていうことだったみたい。
    「救いたくない命」はあくまでその中の1作ってことか。
    ま、そういうテーマならこれからもいくらでもこの連載続きそう。
    「泣くな研修医」シリーズの雨野先生の恋愛も気になるけど、こちらの剣崎先生も40歳になって、「これからの外科医としての生き方」を考え始めているので、誰とどうなるか、これからもフォローしていきます

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    2024年10月13日
  • 医者の本音

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    医者にもいろいろあるんですね。でも、大変な仕事。忙しい職場はマネージメントに割くリソースに欠けていることが多いため、個人に皺寄せが来るのでは。それに「死」に向き合っているのは辛いから。痛飲するお医者さんが減れば良いです。

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    2024年10月13日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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    『泣くな研修医』シリーズでお馴染みの、現役医師であり作家の中山祐次郎氏の著書。

    中堅外科医を主人公に添えた、医療系人間ドラマ。
    本作は外科医の日常や外科医故の葛藤を、医師目線で描いていました。
    やはり現役の医師だからこそ、医療場面の描写がかなりリアルに感じられたこと。また主人公の剣崎と、その名パートナーの松島の個性がうまく融合する事で、物語への没入感を生んでいて、かなり熱中して読むことができました。

    最後にあとがきで、外科医としての実力も人間性も素晴らしいと認めた同期がいたこと。そんな同期と最後までうまく関係性を築くことができず、お互い離れることを選んだこと。そして、そんな同期との思い出に

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    2024年10月13日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    面白かったー。
    市村さんのくだりはまあ、無くても?とは思ったけれど、ほんの少し出てくる佐藤先生とか凜子先生はやっぱり素敵。

    ぜひ、まだ続いて欲しい。
    外科医7年目の離島でのあれこれ。
    東京に戻った雨野先生と離島での凜子先生の話も読みたい。

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    2024年10月05日
  • 俺たちは神じゃない―麻布中央病院外科―(新潮文庫)

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     医療現場の実情と内情が詳細に描かれていて読み応えがあったが、小説としてはオチがないなと思ってしまった。

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    2024年09月26日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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     泣くな研修医シリーズの3作目。前作から2年が経ち、できるようになったことが増えた分色々なことを考えてしまうようになった5年目医師と、先輩・同輩・後輩医師、患者との成長物語です。

     前作の衝撃のラストから時は経って、外科医の雨野先生は5年目の医師に。前作で研修で回ってきていた西桜寺先生は、最終的に外科を選んで雨野先生の後輩として戻ってきた。中堅医師として先輩医師の佐藤先生に頼り切るばかりでなく、自分でも少しずつ自信が出てきているような様子も伺える。
     そんな中、今回のキーパーソンとなる患者は二十代の末期癌患者の女性の、向日。本来医師と患者は一般の友人のような関係を築いてはいけないのだが、ひょ

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    2024年09月22日
  • 泣くな研修医

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    お医者さんって 大変な仕事だとはわかっていましたが ほんと大変でした
    何をしていても 患者さんのこと考えてくれているお医者さんってありがたいですね

    外来だと 電子カルテ開けて え~と変わりありませんか?なんてって先月の私を忘れているでしょって思っていたけど もっともっと大変な仕事が山程あるんだなぁ
    お医者さん 尊敬します

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    2024年09月20日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    9人の作家(医師)による9篇の物語
    それぞれの作家自らの経験なのかはわからない
    ただ、それぞれの作家の医療への思いが短い作品の中に散りばめられていると感じた

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    2024年09月18日