中山祐次郎のレビュー一覧

  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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    「泣くな研修医シリーズ」第3弾。
    雨野隆治29歳。医師になって5年目。カンファレンスでのプレゼンも板についてきた。

    外科は嫌だと言っていた研修医の凛子が、やっぱり外科に戻ってきて、雨野といいコンビ。
    21歳で末期の胃癌患者・向日葵、肛門にスプレー缶を挿入して救急搬送されてきた松田、憩室炎で絶食なのに寿司を食べて穿孔を起こした高飛車な議員・柏原と今回も様々な患者相手に奮闘する雨野たち外科医の姿が描かれる。

    そんな中、クールビューティーな先輩医師・佐藤の女性医師としての悩みが見ていて辛い。
    男性医師ならキャリアか結婚かの2択に迫られることはほぼないだろう。だけど今だに女性は、出産という問題を抱

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    2025年04月27日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    謎解き診察室 本日も異常あり/久坂部羊他4名/幻冬舎文庫/「悪いのはわたしか」は、解離性同一性障害(いわゆる多重人格)を題材として挙げているが、精神に関する病気に対して十分読者が理解できていないため、最後のオチになる部分が理解できない。他の作品はそれぞれの著者の専門的見地を絡めた内容で特色ある内容となっている。

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    2025年04月25日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    いつもクールな佐藤先生の視点で、新鮮でした。お医者さんが書かれているだけあって、医療現場の描写がリアルで、引き込まれます。

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    2025年04月20日
  • 迷うな女性外科医 泣くな研修医7

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    題名にある研修医の先輩、指導医と言ったらいいのかな?
    佐藤玲先生が主人公になってる話でした。
    今までさんざん登場していたので、だいたいどういった性格なのかはわかってる感じ。
    読み進めても、まったくその通りの女医先生でした。
    とくに大きな流れもなく淡々と進むストーリーだったのでちょっと退屈でした。

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    2025年04月16日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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    過去に遡って、大学生から卒業までの物語。この時に知り合った人達のその後も描いて欲しい。苦悩しながらも、医者になっていく主人公の根幹を知れた思い。田村教授と長老院教授が良い。

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    2025年04月10日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    ドクター作家5名の共著だが、小説家としてのレベルが違い過ぎて、久坂部氏と七尾氏はやはり面白いが、他3名は今二つで読み飛ばしたくなるような出来。

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    2025年04月07日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    ネタバレ

    2025/03/08リクエスト 1
    『サイレント・ペイシェント』がよかった。
    介護認定の詐欺。誰しも認定してもらいたい、そうでなくては生活が成り立たない、そんな気持ちを考えると、詐欺はいけないことだがそう思う気持ちも理解できなくないと思う。

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    2025年04月03日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    久坂部羊、小松亜由美、中山祐次郎、七尾与史、南杏子『謎解き診察室、本日も異状あり』幻冬舎文庫。

    5人の医師作家による医療ミステリー短編アンソロジー。

    中山祐次郎と南杏子は初読みの作家。七尾与史が医師作家だとは知らなかった。

    七尾与史の『患者は二度死ぬ』がピカイチで、後は並以下の出来だった。

    久坂部羊『悪いのはわたしか』。そういうオチであったかと納得するも、真実は一体何処にあるのかと頭の中が混乱した。新聞で人生相談の連載を持つジャズピアニストにして精神科医である女性医師の元に怪文書が届く。怪文書が届いてから女性医師は次第に精神的に弱っていくのだが……

    小松亜由美『半夏生のトルソー』。瓢

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    2025年03月29日
  • 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2

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    3年目ってすごく微妙な時期。一人前成り立てほやほやで、仕事は一通りできるようになるけどまだ余裕はなくて、でもできる後輩が入ってくると焦ったりする。すごくリアリティを感じた。
    医者だって人間だから、初めから全部完璧にできるわけではないから、失敗もする。たくさん経験して練習して上手になっていくわけだけど、他の仕事とは比べものにならないほどの責任が伴う。本当に本当に大変なお仕事。自分も頑張ろうと思った。

    ただ、はるかに関しては全然好きになれない…。
    デート中に突然帰ろうとするし、実家に電話した方がいいと言っておきながら公園歩こうかとか言い出すし。普通そういうこと相手に言われたら気が気じゃなくなると

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    2025年03月24日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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    シリーズ5作目。
    時間が少し遡り、隆治の医学生時代のお話です。

    一浪の末、医学部に入学した隆治。
    この時には既に朴訥としたキャラクターは確立されているんですね。医学生の6年間がよく分かる、興味深い内容でした。

    隆治が医師国家試験に無事合格した時の父親の「ああ…隆治が…俺たちの息子が...大切な息子の一人が!」がよかったです。亡くなった隆治の兄がご両親の心の中にあり続けていることが伝わってきました。

    学生時代に親交を深めた彼らは6作目以降に登場するのでしょうか。その点でも次作を読むのが楽しみです。

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    2025年03月23日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    連作短編集6編
    殺人犯の緊急手術や自殺を助けて半身不随とか考えさせられる問題や自分が手術され患者になって見えてくるものなどどの章も面白い。剣崎先生とまっちゃんのナイスコンビが見てて気持ちがいい。

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    2025年03月22日
  • 悩め医学生 泣くな研修医5

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    仕事柄たくさんのドクターと関わりますが、あの先生も、この先生も、通ってきた道なのか…と思うと不思議…あの先生やこの先生の医学部時代の話を聞いてみたいと強く思いました。
    しょーもない医師もたくさん見てきたけど、みんなこれほど猛烈に勉強して難しい試験に合格してきたんだよな…と想像しながらやっぱり不思議な気持ちに。
    雨野先生はいいね。愚直、と言うか。
    素直で飾らない素朴な人柄が好きです。

    ただシリーズ全部読んできてこの巻で急に気になったんだけど、女性の外見について書かれた場面がちょっと多くない?美人だ可愛いだ、顔立ちに関して「ここでその詳述いる?」となるポイントが目について、なんかじんわり嫌な気持

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    2025年03月09日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。研修生だった隆治も若手外科医として、できることも増えてきた。

    "アメリカ"ではアメリカ行きが決まった恋人に結婚を申し込まれ、外科医というキャリアと女性として家庭を持つことの間で揺れる佐藤先生が描かれていて、佐藤先生ファンとしては、この先が気になる。

    "夜明け"では、癌が肺にも肝臓にも転移し、余命6ヶ月弱の患者、葵と一緒に富士登山をする。現実味に欠ける設定ながら、また富士山に登りたくなった。

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    2025年02月14日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

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    ネタバレ

    主人公以外の女性医師2人目線の話も加わり、それぞれの胸中を知りながら読めてよかった。

    話の内容的にはありきたりっぽい話しかなかった反面、これが割とリアルに近い外科医なのかなと少し思った

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    2025年02月13日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    初回から読んでいるので、雨野先生久しぶり!って感じです。巻数を重ねる度に、医者として、人としての成長が見られて、毎回楽しみです。
    今回はちょっとだけミステリー要素も含んでの物語でしたが、島という閉塞された空間での医療の大変さを改めて考えさせられました。

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    2025年02月07日
  • 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2

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    医師が医師になっていく経過を知ることができ、先生方の大変さを知ることができ、その中に出てくるいくつかの言葉にも感動しました

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    2025年02月07日
  • 泣くな研修医

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    かなり読みやすいなという印象。作家さんご本人が医師かつ総合診療にも携わられているとのことで、救急医療の知見が豊富なんだろうなと思った。経験レベルが異なる複数の医師の性格や医療への姿勢が、ドラマのように描き分けられていて、そのままドラマ化されそうな本だなと思った。

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    2025年02月01日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    とても好きなシリーズ。
    今回は短編的なあっさりした内容でした。
    悩める医学生も、もう外科医として7年目。それでもやっぱり思い悩む姿には、どことなく青臭い我が身にラップさせてしまいます。

    離島には孤立があり、人情があり、淡い恋もあって、なぜかサスペンスまで飛び込んでくる。
    すこし詰め込んだ感がなくもなかったかなーと思いました。

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    2025年01月28日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても読みやすい短編集だった

    魚類譚 ちょっと異彩を感じた
    闇の論文 過去に宗教が人々を救ったように、ガン代は医療が人々を救っている

    空中テント 認知症の恐ろしさを知る

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    2025年01月18日
  • 逃げるな新人外科医 泣くな研修医2

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    泣くな研修医シリーズの2作品目。前回研修医だった隆治が3年目の消化器外科に進んでおり、3年目ならではの苦悩が描かれている。初期研修を終えたとはいえ、3年目の隆治はまだ外科医としては新米でやれることも限られている。そのもどかしさが伝わってきて自分もこの道を通るんだなと思った。患者の家族にに蘇生をするかどうか聞くのと、自分の家族の蘇生をどうするか聞かれるのでは全く感覚が異なる。やっぱり家族には出来る限りのことはしてほしいという考えがある一方で医者からの立場ではやってもどうしようもない場合もあるのは事実。ここら辺がうまく伝えれるようにならないと大変だなと。あと技術があって愛想ない人か、技術なくて愛想

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    2024年12月27日