中山祐次郎のレビュー一覧

  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    9人の作家(医師)による9篇の物語
    それぞれの作家自らの経験なのかはわからない
    ただ、それぞれの作家の医療への思いが短い作品の中に散りばめられていると感じた

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    2024年09月18日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    9人の現役医師による医療小説アンソロジー。
    医師作家でしか表現できないと思われる臨場感あふれる詳細な描写、ヒューマンでミステリアスなストーリーが魅力の作品集だ。
    1〈研修医ヒナノの洞察〉
    上司からパワハラを受けている研修医が患者の膠原病を見つけ上司を見返す痛快な話
    2〈魚類譚〉
    封建的で理不尽な医大の内部構造、詳細な手術シーンにミステリーとホラーの要素を取り入れた作品
    3〈パイナップルのある光景〉
    同じような引きこもり系の精神疾患でも、一方は入院治療、一方は家族による対処という示唆をする精神科医。専門的な見解が押し付けなく、ふわっと伝わってくる秀作
    4〈救いたくない命〉
    救急外来に運び込まれてきた瀕死の男はとんでもない犯罪者。しかも、手術助手を務める医師には憎むべき理由があった。救急救
    命手術場面の描写がすごい
    5〈春に綻ぶ〉
    コロナ病棟で働く内科医の日常と苦悩をリアルに描く。苦闘の果てに主人公はかすかな希望を見出だす
    6〈闇の論文〉
    がんを見極める生検の際、傷ついた血管からがん細胞が侵入し、転移を招くことを証明した論文。これが世間に知れた場合の混乱を避けようと医療界の重鎮は論文を闇に葬る。現実世界ではどうなっているのか気になる
    7〈言葉が消えるまえに〉
    過去に同じ脳神経外科の医局員だった男の裏切りで医局を追放された主人公。そこへ、その男がグリオーマ患者としてやって来る。主人公のヒューマンな姿勢が光る
    8〈空中テント〉
    唯一、医師の視点ではなく、女性看護師を主人公にした作品。肉親が認知症になった時の介護を巡って、エゴむき出しの親族や主人公に訪れる修羅場、介護サービスを考えるまでの経緯がリアルに描かれる
    9〈峠を越えてきた命〉
    伊豆半島にある産科救急に特化した病院の若手医師が主人公。切迫早産の妊婦が救急車で揺られながら険しい天城峠を越えて病院に向う様子、待機して万全の体制を取る医療スタッフ、分娩室での対処の様子が実に生々しく描かれる。危険にさらされる新しい命を懸命に救おうとする産科スタッフの努力と救急隊との密接で的確な連携が読み手の心を打つ。秀逸で感動的な人間ドラマだ

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    2024年09月04日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師が描く小説はリアリティがあります。専門的な用語も飛び交うがそれもまた面白い。本短編集はよく知った医師作家が多かったので、新たな面も見れて楽しめました!

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    2024年08月07日
  • 外科医、島へ 泣くな研修医6

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    医者はどんな病気でも治せる神のように信じてしまうが、医者もまた一人の人間だと思わせてくれる小説だった。医者としての能力はサラリーマンなどと同じように失敗から学ぶし、伸び悩むこともあると当たり前のことを気づかせてくれた。

    島での出来事はところどころに不穏な空気を醸し出しながらも、島としてのイメージ通りの温かさがあった。(隆治と同じくヤマアラシには嫌悪感しかない!)また、志真目線があったのもよかった。彼女の意思をしっかりと感じられた。

    そして外科医として奔走する隆治に、新たな適性が見つかったことで今後物語がどう展開されるか早くも続編が待ち遠しい。

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    2024年11月11日
  • 医者の本音

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    たしかに、病院は待ち時間が長い。長いのに診察は数分。
    医者を目の前にすると聞きたかったことも聞きそびれてしまう。
    「様子を見ましょう」と言われても、いつまで?どの程度?なぜ原因がわからないの??と不安になってしまう。
    そんな患者側の気持ちに、わかりやすく医者の本音が書かれている。読みやすかった。

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    2023年10月04日
  • 腐女医さーたりが描く患者が知らない医者の世界

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    さーたりさんのマンガなので、さらっと読める。さらっと読めるわりには、医者の本音がよくわかる。
    お医者さんって、そりゃ忙しいよねーとわかっちゃいるのに、患者になり病院に行くと、待たされる時間の長さに、なんでこんなに待たされるわけ??と不満たらたらになってしまったり…。
    ベストセラー「医者の本音」も読んでみたい。

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    2023年08月13日
  • それでも君は医者になるのか

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    「医者は生半可な努力と覚悟ではなれませんし、続けられません」という言葉と、
    医師になり年数がたった今でも毎朝起きる度に「医者になれて良かった」と数年前の自分に感謝するという言葉が印象的だった。

    やはり簡単になれる職業ではなく、なった後もかなりの努力と忍耐力を必要とする事を改めて感じる内容だった。

    タイトルから医学部受験生に向けた本かと思いきや、それだけではなく現在の医療・病院の現実や医療従事者の本音、福島のことなど色々な角度から書かれていて読み応えがあった。

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    2023年08月07日
  • 医者の本音

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    医者の側からみた医療業界の話がテーマごとに分かれて記載されていて面白い。
    最後の方は、「人が死ぬ確率100%」であるがゆえに、生きたいように生きるべき、というメッセージがあり、納得でした。
    メディアの情報で思い込んでいたこと(薬が増えれば増えるほど医者は儲かる、というようなこと)もたくさんあったし、「代替医療」に関する医師の見解なども面白かった。

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    2023年05月02日
  • 医者の本音

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    なかなか医者は本音を書きにくいものですが、比較的本音に近い内容が書かれているので、是非、病院に行く前に皆さんに読んでいただきたい内容です。なぜ、医師の対応は冷たい感じがするのか、読んでいただければわかります。話を聞いてほしい患者と一日にたくさんの仕事をこなさないといけない医師の溝、結論を急ぐ患者と試行錯誤しながら診断をしていく医師の溝は決して埋まることは無いけど、この本を読んでもらって少しでも医師の心のうちが伝わればいいなと思いました。

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    2023年04月16日
  • 走れ外科医 泣くな研修医3

    購入済み

    やはり素晴らしい

    感動シーンやほっこりするところなどがあり漫画を読んでいるかのようにあっという間に読み終りました。
    早く次の作品が読みたいと素直に思いました。


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    2022年11月18日
  • がん外科医の本音

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    セカンドオピニオンに行くタイミングが分かった。

    また、医療保険やがん保険について詳しくはないものの医療者側の目線での見方があって良かった。

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    2022年10月31日
  • 医者の本音

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    全体的にすらすらと楽しく読みすすめることができました。
    著者の言うように、まだ若い現役医師が本音を語るところに一読の価値があると感じます。特にガンの告知をうけたときに患者がしたほうがよい質問、は別途メモをとってしまいました。また飛行機の中でのお医者様コールはそこまでリスクが高いものとは知らず、認識を改めました。

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    2022年05月07日
  • がん外科医の本音

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    非常にことばを選ばれ、さらに弁護士さんとも相談のうえ執筆されています。
    ありがとうございます。
    かなり本音で書かれていますが、言えないところは多少なりとも残っているかも、と思って読みました。

    No.1041
    タバコに関する研究結果には注意が必要です。かつてタバコと健康についての研究で、タバコ会社が出資した研究で「タバコはそれほど健康に害がない」というような結果が出たことがありました。これについて医学会では、タバコ会社が出資した研究であれば、そもそのその研究の結果を全く認めないという流れが加速しています。

    私もお客様からお仕事いただいていますが、当然忖度します。
    どうなんでしょう。第三者委員会やNPOがあったとしても、結局天下っていた、なんてこともありそうですしね。

    薬の研究、ワクチンの研究も同じだ、とわたしは感じています。
    製薬会社の出資が無ければ研究できないので、どうなるかというと、都合の悪い結果が出た場合は公表しない、調査母体からうまく除外し、結果を合わせる、ということになっていそうです。効果95%を100人中95人が感染しない、と思わせるまとめ方にしているところは問題です(←何を指しているかわかりますよね? これは中山先生のこの本とは関係ありません)。

    No.2062
    人間とは遺伝子が次世代に継承されていくための「乗り物」であるという考え方があります。

    子孫を残したら親は死ななくてはならないのです。遺伝子を残したのですから、親はもう必要ない、という意味ですね(←昨年たくさん売れた生物関係の本の内容だったはず。書評で読んで、いつか読みたいと思っています)。カマキリも、鮭も。ひとも同じ動物なんです。ただ、どの本か。もう思い出すことができません。

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    2022年02月24日
  • 医者の本音

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    位置No.1320

    たとえばレストランのクチコミサイトはたくさんあり、 私もよく使いますが信頼の足るものが多いです。 一方、 病院は同じ治療のために、 あちこちの病院にかかる人はまずいませ ん。 ラーメンをひと月に何度も食べる人はいますが、 虫垂炎の手術を毎月受ける人はいません

    そらそうだ・・・
    「先月の虫垂炎の手術はよかったけど、今月の手術はいまいちだったなあ~」←こんなのは怪しいですもんね。

    病院の比較サイトがなかなか充実してこないのはなんらかの圧力があるのかな???とは思っていましたが、確かになかなか本人が比較できるようなものではないですしね。難しいですねえ。

    「泣くな研修医」もよんでみよう・・・

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    2022年02月13日
  • がん外科医の本音

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    がん患者を相手にしている外科医である著者が「本音」と題して書いた本。
    タイトル通り著者自身の想いと客観的事実とが分かりやすく述べられており、がんについて一般人が理解するのに適した一冊だと思う。
    そこまで斬新な内容というか、病院の裏側を暴露!みたいな刺激的な内容ではないものの、一医師の本音を知ることができ一つの安心材料になった。
    私にとっては知っているようで知らなかったことも多く勉強になった。
    そして、本書を通してあらためて著者の人柄の良さを感じた。
    こうして患者に向き合ってくれる医師が増えますように。

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    2022年02月06日
  • それでも君は医者になるのか

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    低賃金と長時間労働を「お客様の笑顔」「仲間との絆」「圧倒的成長」というキラキラした言葉で粉飾するようなブラック企業がやりがい搾取と揶揄されるが、医師もまあそれだなと…
    医師といえば高給・エリートのイメージが先行するし、実際そうではあると思うが、それどころでは見合わない過酷な労働環境。

    そこらの企業であれば、まともな人件費を払ったら潰れるような会社は潰れて然るべき、と断じることもできるが、かたやこちらは国の医療体制と医療費が破綻してしまう。
    一人一人の医師のプライドや、日に25回も面と向かってありがとうと言われる"やりがい"で今の医療が成り立っていると思うと、とても頭が上がりません。
    医学部入試における女性・多浪生差別も、現場の労働環境の整備不足が遠因。医師ひとりひとりが、プライベートも当然確保しながらプロフェッショナルとして働き続けられるような、持続可能な姿になってほしいものだ…と一市民として感じる。
     
     

    そして、「親が医者だから」「理系で一番難易度が高いのは医学部だから」というような理由で医の道に進んだあの子たちは(もちろんおおっぴらに口にしないだけで、高邁な理想を秘めていたのかもしれないけど)その環境にどう折り合いをつけているのかなー、と余計なお世話。

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    2021年12月06日
  • 医者の本音

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    ネタバレ

    語り口調でスラスラと読んでいけた。医師の現実は辛いのだと突きつけられた。女医さんの未婚率は35%、かなり衝撃的。外科医がウラで何をしているのかが何となくわかった。病院は待つし医師は冷たいし、薬を安く貰える以外にいいことないと思っていたけれど、医師がも人間であり、常に患者に親身になれるわけではないよね、と納得した。

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    2021年02月27日
  • 泣くな研修医

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    息子さんをドクターに持つ友人のオススメ本でした 

    研修医が現場に立つということ。
    教科書で学んだ知識と、目の前にいる血の通った人間を診ることとの狭間に立ち、一人ひとりの心情にも寄り添いながら医師として成長してゆく物語です。
    著者がドクターなので、臨場感あふれるリアルな描写、人間模様が今までにない医療物として新鮮でした。

    ドラマ化も決定したようです 
    来年3月からは舞台があるそうなので、是非観に行きたいです 


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    2026年02月23日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    泣くな研修医
    を読んで、この本も読みたくなった。

    P207
    幸せな死とは誰にとって幸せなのでしょうか?
    あなたの幸せでなく、あなたの大切な人にとっての幸せな死なのだと考える。
    私たちは、大切な人のために、大切な人をより大切に慈しむために、「幸せに死」んで行かなければならないのです。

    とても、医療と死に対峙している方だと思った。
    難病を持ち、診てくれるドクターがなかなかいない、私の主治医になって欲しいと、心底思う…
    外科では無いので無理かな。
    こんなお医者さんばかりの世の中になることを願います。

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    2020年11月03日
  • 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日

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    筆者の死へ対する感情を赤裸々に語っているのだが、自分は、著者と年が近く、未婚ということで共感する点が多かった。
    考えが近い人の、等身大の死に対する思いと、生きているうちに何がしたいか聞けたからだろう。ほんの少しだけ、死を受け入れる準備ができた気がする。
    明日死んでも後悔しませんか?と、この手の本ではよく言われており、自分は後悔する、だから不安でたまらなかった。しかし、筆者はいつ死んでも後悔する生き方を、と言い切っており、なんだか少しだけ安心した。
    自分は死がとても怖いのだけど。それは今の日々がそれなりに幸せで、それなりに満足しているからこそ、怖いのだ、と改めて気づく。
    そして、それは否定されることではないんだな、と思った。

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    2020年10月26日