中山祐次郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
医師でありながら小説家でもある9人の短編小説が詰まった作品でした。あんなに忙しそうなのに、いつ小説書いてるんだろうって不思議に思う凄い方々。
医師であるからこそのリアルな感じが伝わってきて、とても面白かったです。
特に空中テントは、認知症の家族を介護したことある人なら誰しも共感出来る部分がたくさんあると思いました。施設の入所は、家族を見捨てることではなく、プロがみてくれる安全な場所にいれるという考えが広がったらいいな。
私も主人公のお母さんにとても同情しました。介護する人は、自由が奪われて当然なのか、当事者じゃない人達から見捨ててるなんて文句言われる筋合いはほんとにない。文句を言うなら1週 -
Posted by ブクログ
前作の『泣くな研修医』が面白かったので本作も。
他の方も書いておられましたが、結構共感できる部分がありました。
新人3年目でちょつと仕事ができるようになってきて、でも先輩や上司との力量の差を見せつけられてへこんだり、まだまだ自分には出来ることなんてほとんどない、という事実を突きつけられて愕然としたり。。。
私の新人3年目なんてのははるか昔のことなのでどうだったかは定かではないのですが、へこんだり愕然としたりする毎日だった様な気がします。
そういった意味でお医者さんもサラリーマンもあまり変わりはないんだなと思うと、お医者さんが少し近くに感じられました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ"泣くな研修医"の第二段。
研修医を終えて新人外科医になった雨野隆治が、主治医として患者に向き合い、自分の不器用さを実感しながらも、配属された研修医の面倒を見るなど成長していく様子が描かれている。
自分の父親が大腸がんで緊急手術をしたと知らされても帰らないのは、どうなのかと思ったが、両親が、自分達のことを気にして様子を見に帰ってくるより、きちんと医者の修行をして立派な医者になることを望んでいたという件では泣いてしまった。
そして、先輩医師の佐藤先生がカッコよすぎる。隆治の致命的なミスもとっさの判断でカバーし、冷静に適切な説明をする佐藤先生。
自分は医師ではないけれど、 -
Posted by ブクログ
最強の外科医コンビ、誕生!剣崎と松島。
第一章「大出血」の稲田の対応はどうか?と思ったが、第三章「コードブルー」での巻き込まれ事故の場面では、そりゃないだろ…と絶句。
60代前半で、肺がん、骨転移、余命宣告されての自殺未遂だが、何度も実行し、挙句助けようとした医者が巻き込まれ、半身不随。
身寄りのない高齢者、意思疎通できる状況にない。
延命措置をするか、しないか。
そんな重要な決断を医者はしなければならないこともある。
でも命を救って怒られるって何だろう。
それは医者ではなく、独り身の高齢者が生きづらい、生きていけない国が問題なのではないだろうか。
あとがきを読んで、中山先生のいろいろな経 -