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人は必ず死ぬとしても、誰もが平均寿命ぐらいは生き、家族に見守られ、穏やかに旅立っていけると思っている。でもそんなことはない。明日、事故に遭うかもしれないし、病気で余命わずかと宣告されるかもしれない。著者は、突然、死に直面して混乱し、後悔を残したまま最期を迎える患者さんを多く看取ってきた。なんとかしたい、少しでも満ち足りた気持ちで旅立ってほしい――そんな想いに突き動かされ、幸せとは何か、今をどう生きるかを問う。若き外科医による、熱く清新なる「メメント モリ(死を想え)」。
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Posted by ブクログ
・メメント・モリ(死を想え)。死は突然やってくる。幸せは日常の中にある。今日にある。今にある。未来でも過去でもない
・死ぬ時期の不明確性が優先順位を付けれない最大の理由では?タイムスケールによって優先順位も変わる。しかし、終わりが見えなければ優先順位は考えない。この有限性って大きい。
・死ぬ前の後悔で大きいのはスピリチュアルペイン(実在に関わる後悔)
・人は生きてきたように死んでいく
・大切な人が亡くなった時、一番苦しいのは不在の感覚
・愛は人が到達できる究極(アウシュビッツでも妻のことを思い生きさせた)
・究極の状況でも精神の自由は残っている
・幸せのハードルを自分で動かす。毎日が幸せに満ちている。少しのことで満足する。当たり前を幸せに感じる。大きな幸せを成し遂げることもなく、運命的な出会いでもなく、日常のなんでもない生活の中にそっと隠れている
・ALS手記⇒どこかへ行く計画を立てるのではなく、今日、富士山に登る
Posted by ブクログ
若き外科医が現場の経験から感じた死生観についてつづった一冊。その「一刻も早く伝えたい」というタイトルと若い医師が筆者ということで興味関心がわいたので読んでみた。34歳というほぼ同世代の方が、自分の想い・考えを力強く語っていることに感銘を受けた。「一刻も早く伝えたい」という気持ちがまっすぐ伝わってきた。とても、心に響いた一冊だった。
・「死を想え。死を想うことで今生きていることを実感し、喜び、自身の生き方を今一度考えよ」(P12)「人は誰もが、いつか死んでしまう。それもしばしば突然に」(P30)…ついつい忘れがちになる「死」という存在を考えるきっかけになる。いきなり死の宣告をされることも日常茶飯事らしい。
・「医学の目的は、いのちを延ばすことではなく、人を幸せにすること」(P106)
・「人は生きていたように死んでいく」(P159)この一文が好き。
・「幸せな死とは、あなたにとっての幸せではなく、あなたの大切な人にとっての幸せな死」(P206)
・最後に先生からの処方箋が3つある。(1)「幸せのハードルを、自分で動かす」(P208)幸せのハードルをさげて日々の当たり前を幸せに感じるということ。(2)「代わりがいるから自由になれる」(P230)自分の代わりなんてたくさんいるし、自由に生きようということ。(3)「いつ死んでも後悔するように生きる」(P234)後悔するほど続けたいことがあるように一生懸命生きようということ。
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