司馬遼太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【感想】
本物語の10分の7が終わり、ようやく西南戦争が始まるかぁ。
開戦に至る数々の過程を省略すべきではないが、「やっと」感が強い。
むしろあと3巻ですべて終結するのかと思うと寂しさもあるが・・・
幕末は英雄だった西郷隆盛の凋落が本作品には詰まっている。
自身の能力が低下したからなのか、それとも周りのプッシュに諦めを持ち、投げやりの上で開戦する決意を持ったのか。
おそらく後者だろう
西郷自身の手記がないため、彼が抱えていた苦悩と絶望に関しては一切わからないが、彼が決してただの虚像ではないと信じたい。
終盤になるにつれて、西郷と大久保の差を感じる作品になってきた。
【あらすじ】
明治十 -
Posted by ブクログ
モンゴル旅行の予定があったので一読。
【ザッと内容】
司馬遼太郎自身のモンゴル渡航記×オゴタイ・ハーン(チンギスハーンの後継者)の歴史とその背景×数奇な人生を辿ったモンゴル人ツェベクマさんの回想、この3つが折り重なった一冊。小説ではないし、歴史書ではないし、渡航記というわけでもない。文中で司馬遼太郎自身が我ながらただただ書き綴っていると表現している。
【こんな人にオススメ】
・これからモンゴル行く人
・モンゴルの文化や歴史について興味のある人
【感想】
司馬遼太郎がほんとにただただ書き連ねたような一冊。この一冊を読めばなんとなくモンゴルという国の概要を掴むことはできよう。特に印象的だった -
Posted by ブクログ
司馬遼太郎が描く軍師・黒田官兵衛は、全4巻。
著者後期の作品(1973~1975年執筆)だからか、同じ戦国時代が舞台の「国盗り物語」や2年前に読んだ「峠」と比べ、登場人物の滾るような闘志だったり、白熱した展開、興奮冷めやらぬ読後感…といったものはなく、ただ淡々と物語が進んでいくような印象を受けました。だからといってつまらないわけではなく、黒田官兵衛、すなわち如水のあらましであったり、これまで知らなかった荒木村重など、戦国時代の見え方がまたひとつ明らかとなり、面白い作品でした。
ところで、如水という人物。あの秀吉が嫉妬したとされる天才軍師ですが、作中でも多く語られていたように、とにかく欲望の影