楠木建のレビュー一覧

  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    「新聞・雑誌は寝かせて読め!」。自らも経験した、近過去を資料ともに振り返ると、「何で、ああいうことが言われたのか」、「何で、あんなことに興奮したのか」が、よく見えるようになる。確かに、そうだなぁ。メディアの言説に踊らされずに、本質を考え抜くヒントを与えてくれる本。

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    2020年11月19日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    まさに!文脈こそがそれぞれの取り組みや事象に価値を与えるのであって、文脈剥離した事象を鵜呑みすることに警鐘を鳴らしている。常に激動、とか、日本企業、など疑問に思っていたことがバッサリ本質をつかれていて、まさに!

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    2020年10月31日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    最高!この本自体が好き嫌いかなり別れやすい本だとおもうのだけど、自分に聞くなら "好き" な本だ。

    何が好きかと言われると、まずは文章が読みやすい。内容は一貫して楠木さんの好きなもの、嫌いなものが書かれているだけといえばだけなので、そんなもの読みたくない、本を読んで勉強しようとしてるのだ、回りくどい言い方じゃなくてエッセンスが欲しい、という人もいると思う。ただ、そんな文章も読みやすく感じた。

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    2020年09月28日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

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     めっちゃ面白かったし、勉強になった。しかし、パンクを標榜しているが、書いていることは実に堅実でまともであった。今自分たちのほうがよっぽどいい加減ではないかと思う。


    どんなビジネスを始めるにせよ、創業者は、力強く、壮大で、直観的に伝わり、短い言葉にすべてを込めた使命を掲げ、会社がそこから外れないように手を尽くす責任がある。

     使命を持つことで、自分のすることすべてを、より高い次元の文脈に位置づけ、事業に参加している全員を共通の目標に向かわせることができる。

     …ケチで、倹約家の、守銭奴(どの順番でも構わない)。どんな手を使ってでも節約し、キャッシュを守って生き延びろ。
     キャッシュ

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    2020年09月26日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

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     めっちゃ面白かったし、勉強になった。しかし、パンクを標榜しているが、書いていることは実に堅実でまともであった。今自分たちのほうがよっぽどいい加減ではないかと思う。


    どんなビジネスを始めるにせよ、創業者は、力強く、壮大で、直観的に伝わり、短い言葉にすべてを込めた使命を掲げ、会社がそこから外れないように手を尽くす責任がある。

     使命を持つことで、自分のすることすべてを、より高い次元の文脈に位置づけ、事業に参加している全員を共通の目標に向かわせることができる。

     …ケチで、倹約家の、守銭奴(どの順番でも構わない)。どんな手を使ってでも節約し、キャッシュを守って生き延びろ。
     キャッシュ

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    2021年08月08日
  • 好きなようにしてください

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    普通に読んでいて面白い。
    何事も「決め」だなと思わされる
    正解探しをしてしまう自分を戒めるために読む

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    2020年08月26日
  • 「好き嫌い」と経営

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    好き嫌いに着目して経営トップにインタビューをする。

    好き嫌いがどれだけ経営に結びついているか事例を紹介するのかと思っていたのだけど、どちらかというと、好き嫌いという観点で、経営者の実像(キャラクター)を浮き出させている。

    なので、好き嫌いによる経営判断を学べるわけではない。
    でも、好き嫌いでインタビューすることでキャラクターが分かりやすくなり、経営者のファンブックとして読むのであればなかなか楽しい。

    対象者はやはり1代で成し遂げた世代の経営者が多い。

    サラリーマン社長のような人たちは、好き嫌いでジャッジするよりも、会社内政治力学や、バランス、どれだけ会社に尽くせるかなどの点も評価されて

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    2020年08月11日
  • THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

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    【1.安全な環境を作る】
    ■チームの生産性を下げるメンバーの要素
    1.性格が悪い(攻撃的、反抗的)
    2.怠け者(労力を出し惜しむ)
    3.周りを暗くする(愚痴や文句ばかり言う)

    ■成功しているチームには共通した文化があり、それは3つのスキルから構成される。
    「誰」ではなく「何をするか」の違い。

    ■良いチームには特有のパターンが見られる
    ・お互いの物理的距離が近い
    ・よく輪になっている
    ・アイコンタクトが多い
    ・握手、ハグなど肉体的な接触がある
    ・活気のある短い言葉のやり取りが多い
    ・チーム内の交流が盛ん
    ・仲のいいグループで固まらず、誰もがメンバー全員と会話する
    ・人の話を遮らない
    ・質問を

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    2020年05月31日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

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    ネタバレ

    ■感想
    目が覚める一冊。読んでて飽きないし、一気に読めます。答えは自分の中に作る、これをいかに実践するか、ということ。

    ■要諦
    ・自分がやることを徹底的にしぼりこみ、まだ市場が存在しないところに焦点をあげる。他のブランドから差別するのではなく、自ら育てる。ブランドを超えたところに存在意義を訴えることができれば、成功する
    ・事業計画に時間をかけるより、必要なのはスピード感を持って行動すること。今はそう言うハイスピードの時代。計画よりスピード感を頭に叩き込むこと。
    ・売る、と言う行為が変化した。消費者は良い面だけで、騙せない時代。Y世代は情報を持っていて、騙せない。より本質的な価値に響く。自分た

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    2020年04月06日
  • THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

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    ネタバレ

    人は生きていく中で全くの1人っきりということはなく、家族にしろクラブにしろ会社組織にしろ、常に他の複数の人々とともに行動する。つまり、何らかチームとして動く。ではどんなチームが目的のために強く成功するチームとなるのか。本書はアメリカで成功しているチームを分析し、最強チームの特徴を3つにまとめている。その3つの特徴とは、
    ・安全な環境(仲間としての高い帰属意識)
    ・弱さを共有(リーダーも含めた助け合い、全員参加のチームワーク)
    ・共通の目標
    としてある。成功しているチームの具体例で、それらの特徴が分かりやすく紹介されている。また、「創造的であるチーム」と「熟練・習熟を目指す安定したチーム」とで分

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    2020年03月22日
  • リーダーの教養書

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    担当業務がこれまでの領域とあまりにも異なったので、ハウツーばかり読んでいて、最近古典など読めていなかったが、久しぶりに読もうという気持ちになれた。
    しかし、まだまだ学ぶべきことが多いと自分の無学を恥ずかしく思う。がんばらねば。

     経営の意思決定をする際に、例えばオプションA、B、Cがあったとする。当たり前の話ですが、どの選択肢が一番優れているかは事前には分からない。どんなに分析して予測しても、実際にやってみなければ分からない面がある。だとすれば、事前に最も強固な拠りどころとなるのは、その人の中にある「論理的な確信」しかない。
     それは、具体的なレベルで仮定に仮定を重ねて、各オプションの期待値

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    2020年03月07日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    好き嫌い、と言うと、まるで子供っぽい属性かのように思えてしまうのですが、わたしはどうしても好き嫌い以外の要素で物事を捉えることができないので、もう開き直ってはいるものの、拙い要素なのだろうなあと思っていました。けれど、好き嫌い族を自称している素敵な大人もいるんだ!という、自分と全くレベルが違うとは言え、延長線上の大人としてのひとつの理想像を見せてくれた一冊。以前参加した「ALL REVIEWS書評家と行く書店ツアー」のときに購入したものです。「好き嫌い」というキーワードで購入したのですが、正解だったなー。
    もちろん共感できる「好き嫌い」もあればそうでないものもあるし、わたしはもうちょっと矛盾

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    2020年01月27日
  • THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

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    とても評判が良かったので、前々から気になっていた本。
    読んでみたら、評判通りの素晴らしい内容だった。

    これまで成果の出ているチームのリーダーと言えば、
    強いリーダーがチームをぐいぐい引っ張っていくという
    イメージを持っている人が多いような気がするが、
    実際にはそうではなく、成果の出るチームでは、
    ①安全な環境をつくる
    ②弱さを共有する
    ③共通の目標を持つ
    が共通しているらしい。

    ③はどこでも言われていそうなことだけれど、
    ①②は意外と感じる人もいるだろう。
    ①はグーグルの「プロジェクト・アリストテレス」でも言われたことなので、
    興味のある人も多いと思われる。

    本の中では、多数の実験やイン

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    2020年01月17日
  • リーダーの教養書

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    本を読もう!っていう話。

    各分野の専門家がこの本良いよというのをたくさん紹介してくれているので、読みたい本がまた大量に増えた。

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    2020年01月17日
  • 室内生活

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    濃厚な書評集に筆者の読書生活のエッセイを加えたもの。

    幼少期をテレビ放送のない国で過ごしたこともあり、同じ本を繰り返し読んで、考えるクセがついたという。そんな筆者の生活を書いた部分が抜群に面白い。そこだけで1冊本を書いて欲しい。

    (2200)

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    2020年01月13日
  • 室内生活

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    空気感がかなり面白い
    600ページあり、かなり長いが、楠木先生と実際に話しているような感じで非常に面白い。

    以下のように、読書とは何かを明確にしていて、かなり納得した。
    「言われてみれば当たり前ということは言われるまでわからない
    当たり前の向こう側にある真実を頑健で鋭い論理を重ねて突き詰め、無意識のうちに見過ごされている人間と社会の本質を浮き彫りにする」
    名著と言われているものの多くは、新しい発見はないが、言葉になっていない当たり前を語っていることが多い。しかし、それをいかに鋭い論理で、短い言葉で語っているかが重要であると改めて感じさせられた。

    楠木先生の著書にも通じる話だが、以下をこの本

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    2023年12月26日
  • ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

    購入済み

    これでスッキリ

    ビジネスにおいて戦略、戦略とは言うけれど、「戦略ってなんなのさ」「戦略とはどうあるべきものなの」というモヤモヤした疑問がスッキリ解決する名著
    読んだ後に、普段目にする戦略を疑いたくなり、そして、どうしていくべきかを考えさせられる
    もっとライトで、図解入りで分かりやすそうな戦略を語る書籍も多々あるが、本質的に戦略を考えるなら読むべきだと思う

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    2019年11月13日
  • 好きなようにしてください

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    NewsPicksに寄せられた様々なお悩みに答える楠木先生。どんな悩みであっても、基本「好きなようにしてください」と答えるが、その後の考察が面白い。「当然ですけど。」が小気味いい。印象に残ったのは①息子に自分と同じ思いをさせたくないと心配する必要はまったくない。子供は独立した人間であり、親とは違った人生を歩む②一番いけないのは、「○○せざるをえない」と勝手に思い込むこと。誰に頼まれたんですか?③才能があるか見極めるには、3年という期間が1つの目安。④威張らずにはいられない人には、「怒るな、悲しめ原則」

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    2019年11月02日
  • 室内生活

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    500ページ越えの大作。アダム・グラント著のGIVE&TAKEを監訳した楠木建さんの読書の本。

    さっと読んだ感じ、楠木建さんが読書が大好きだという事が伝わる本。
    書かれているのはビジネス書を含めた様々な本の解説から書評がぶわっ!!とまとめられている。
    佐藤優さんの「読書の技法」のような読書の仕方や考え方というより、好きで好きでたまらない本の事をみんな読んで!!って感じ。

    まだサラッとしか読んでないので、読み終わったら追記か編集していく

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    2019年10月31日
  • 「好き嫌い」と経営

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    面白かった。職業は皆さん同じ経営者だけど、一括りにしてしまうのは全くもって間違っている。みなさんそれぞれ哲学と信念を持って経営している。真剣に生きている。

    特に面白かったのは大前研一さんとライフネットの人かな。二人の主張や哲学は全然違う。けれど、それぞれ二人のなかではそれぞれが心底正しい。自分と完全にフィットしてるんだと思う。そこが凄いし、だからこそ人を惹きつけるのだと思った。

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    2019年08月03日