楠木建のレビュー一覧
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「あくまでも個人的な好き嫌いの話として…」
この行で始まる通り、個人の好き嫌いの話を延々と。
そんな中に時々、いい事が書いてあるのがこの本。
いくらカネを積んでも買えないのが一番強い。
そして結局のところ、それが一番カネになる。
考えるということは、具体と抽象の往復運動
すなわち考えると言うことは言語化である。
世の中にはいろいろな得手不得手の人がいて、相互補完的な関係が仕事と社会を成り立たせている。
だから他者には威張らない威張る気にもならない。
仕事の世界では自己評価は一切必要ない。自己評価は趣味の世界でやるべきだ。
自分が納得すればよし、あとは客が評価するだけ、されなければそれま -
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人間、誰しも好き嫌いはある。食べ物にだって、仕事にだって、他人にだって。先生や親は「好き嫌はいけません」と言うが、あるんだからしょうがないじゃないか。むしろ、自分は何が好きで、何が嫌いかをはっきりさせておくことの方が大事ではないか。
好き嫌いなモノについて、思考と理解を掘り下げ、なぜ自分はそれが好きで嫌いなのかを分析し、見えてくるもの。それをこれからの仕事や人生に活かしてみようと、著者は主張する。本書は著者自らの好き嫌いを一例として語り、説明するエッセイ的ビジネスハウトゥー本。
読者としては、著者の好き嫌いに賛否あるだろう。
・「朝」は好きで、「夜」は嫌い
・「凝る」のは好きで、「頑張る」 -
Posted by ブクログ
★本書のメッセージ
経営は「正しいか」だけでなく「好き嫌い」で決まっていることが多い。その好き嫌いを自覚することが、ハッピーにとって重要
★読んだきっかけ
自分にフィットする企業、職場はどんなものかをよくよく考えるため
★本の概要
楠木教授が、日本の名だたる経営陣に対して、ひたすら好き嫌いを問うインタビューを行っていく。柳井正さんから大前研一まで、非常に豪華な経営陣ばかり
★本の面白かった点、学びになった点
*この世にはオポチュニティ企業と、クオリティ企業が存在する
・経済成長や事業成長の機会をとらえ、ガンガン成長をしていくのがオポチュニティ企業。鴻海とか
・クオリティ企業は、世の中の流 -
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解説が楠木建だった。面白かった。
考察するために選ばれたのは、マリー・キュリー、トマス・エジソン、アルバート・アインシュタイン、ベンジャミン・フランクリン、スティーブ・ジョブズ、ディーン・ケーメン、イーロン・マスク、ニコラ・テスラ。
…彼らが独創的な思索家になる後押しをしたのは、孤立だった。孤立によって支配的な考え方や規範から自由でいられたし、たとえそういったものに向き合わなければならなくなっても、どこにも所属していないという感覚のおかげで、それを受け入れない選択をする場合が多かった。
輝かしい成功を収めた者が退学経験者だと聞くと、教育は成功に無関係であり、むしろ妨げになるのではないかと -
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・事業コンセプトの創造は論理的なプロセスというよりも、その経営者の直観やセンスとしか言いようがないものにかかっている、その元をたどれば、その人の好き嫌いに突き当たる。
(原田泳幸)
・練習してもできない状態が続いても、ある日ストンとできるようになる。あとはもう自転車に乗っているような感じです。
(新浪剛史)
・パッションとリスクテイキングが合わされば大体のことはやれるものだ。
(出口治明)
・この世界を理解し、どこを変えたいと思うのか、それは世界を経営するということ。でも世界は広いので自分はその一部分を受け持つしか無い。それがサブシステムです。置かれた状況の中で常に世界を理解し、何を変えたいと -
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競争戦略の専門家による、経営センスについて記した本。著書「ストーリーとしての競争戦略」が、かっちりした内容であったのに対し、本書は、著者の考えをざっくばらんに述べたものと言える。口語調であり話もあっちこっちに飛ぶが、興味深い箇所が多く、気軽に面白く読めた。
「(スキルよりセンスの説明)モテようと思って雑誌を読む。「こうするとモテますよ!」というスキルめいたものが山のように紹介されている。そこにあるファッションやデート方法をそのまま全部取り入れたらどういうことになるか。ますますモテなくなる。間違いない」p15
「好き嫌いを自分で意識し、好き嫌いにこだわることによって、経営者として重要なセンスが -
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明確なキャリアプランなど不要であるという立場から、悩みを抱える質問に対してズバッと、「そのままでいい、だいたい、人生はそのようなものだ」という観点から話す論。
就職活動をしていて感じる違和感や疑問を肯定してくれるだろう。私個人も「自己分析ってなんだ? 働いた事無いのに、自分に向いてる企業なんて分かるかよ」「キャリアキャリアって、そんなに大事なのか。 べつに、これといってやりたいことなんてないぞ。」ような疑問を思った。
楠木先生ならこう答えるだろう。「好きなようにしてください。多分、どの企業に行っても良いと思う部分もあるし、違うと思う部分も出てくる。そこでまた、考えればいい。」
孫正義、 -
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楠木教授と各業界、特に経営者として活躍される第一人者との対談をまとめたもの。
ネスレ日本の高岡さんが面白かった。
・宮内義彦
「経営者というのは、事業へのミクロの精通と、企業のトップとしてのマクロ観、この2つを持たないと間違える危険性があると思いますね。ミクロはともかく、マクロ観を培う勉強というと、何もわからないわけです。ものすごく茫洋として幅が広い。実際には興味のあることの積み重ねでしかないと思いますね。」
・玉塚元一
「…『玉塚君、君は何をやりたいんだ』と聞かれて、僕は『経営者です。商売人になりたいんです。』と答えました。すると、『経営者や商売人なんて、コンサルタントがなれるもんじゃな -
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0を1にするのがセンス
1を作りあげるのがスキル
なのかなと思う。戦略を作る能力はセンス。そんな話を書評と共に語るのがこの本なのかなという理解です。書評なのか、著者の独り言なのか、よく分からないところもありますが、まあ面白いです。インタビューで運動嫌いとか、インドア派とかのくだりが超共感出来た。
その他気になったところ。
>根っからの興行屋の井原は 、参謀本部では力が発揮できない 。もちろん管理職としても客観的には有能だっただろうが 、少なくとも本人は向いていないと感じていた 。
現場から離れたら力が発揮出来ないと自分で判断して、管理職に抜擢された後に辞めたという話。ピーターの法則に逆ら -
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少なからずマーケティングに関わるものとして、出来ることは全てやって行きたい。
「すべてがマーケティングだ。内と外を分ける壁はずっと昔に崩れ去った。そうなれば必然的に、会社内部の文化が、外部のブランドイメージとシンクロする。」
デジタルに引っ張られすぎて、本当にやるべき仕事が全くできていない。「リアクション型ワークフローに没頭すればその分だけ、自分の手でリアクション型ワークフローを生み出すことになる。…未来をつくりたければ、先のことを考えるための時間と場所を作らなければならない」
MBA型の思考、行動は今の時代に合わなくなっているのかもしれない。「行動は行動から生まれる。動きのないところから -
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ストーリーとしての競争戦略の著者の新書です。日経新聞広告をみて購入。一言で経営学に関するエッセイというところでしょうか。巻末に、ダイヤモンド社のオンラインサイト「ハーバード・ビジネス・レビュー」の連載の集約・編集の記載あり。
前書でも感じましたが、競争戦略論の専門家でありながらも、著者のセンス・主観を重んじる主張に頷きながら読み進めることができました。
最終章の「思考の論理」における、「抽象」と「具体」の往復運動と振れ幅の大きさとスピード感があるのが、「地アタマが良い」であるという主張に、大いに共感!
これからも素晴らしい研究にご期待したいです。