楠木建のレビュー一覧

  • 絶対悲観主義

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    内容の多くは「まあそうだよね」という同意できるものではあるが、散文的で取り立てて新しい知見ではなかったように想う。
    そのなかで、自己認識に対する記述(ツールや専門家の利用の是非)については熱がこもっていてよかった。リモートワークの指摘も鋭いと感じた。

    ところどころ差し込まれる経験談は内容も文章も面白く、楽しく読めた。

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    2023年03月26日
  • THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す

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    かなりボリュームあり。新たな観点から見つめ直すことが大事!考えばかりで頭がいっぱいになるより、上書きをした方がよいと理解しました。
    自信と謙虚のバランス感覚、子どもの人生プランの考え方、環境より行動を変える、幸せを重視しすぎて、今の喜びを噛み締めていないなど心に残った。

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    2023年03月11日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    他人の「好き嫌い」を覗いてみたい人におすすめ。

    【概要】
    ●仕事、会社、社会に対する著者の「好き」と「嫌い」

    【感想】
    ●読み物としては面白い。今、限られた時間の中で読むべき本かと思ったときに優先度は下がってしまった。第2部を少し読んで読むのを止めた。
    ●人の考え方はそれぞれだと割りきって読むのがよいと思う。
    ●著者の「無努力主義」には同意する。
    ●自分のやっていることを自分で「努力」とは言わず、ただ好きでやっているだけと言う。このような私の考え方に似ていると思った。

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    2023年02月26日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
    賢者に近づくために、まずは直近の歴史、ちょっとした前の事例から学びましょう、という提案。

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    2022年12月11日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    フランシスベーコンのイドラ。市場のイドラ、同時代性の罠にハマらないように。後から考えると、ツッコミ所満載だが、時代の雰囲気に操作されないためには、胆力も必要。長期的な時間軸で考える。自分の判断ではなく、30年、50年、100年前の視点で今の課題を見つめる。
    日本の人口減少問題にも、言及。人口7,000万人の国家として繁栄していくためのビジョンを描く。

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    2022年12月11日
  • 戦略読書日記

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    具体と抽象。センスとスキル。
    自分の興味関心と離れた章は読みにくかったけど、この2つのキーワードは今の自分には引っ掛かった。
    そして巻末のインタビューが面白かった!論理に触れるのが好きと仰っていて、まさにそんな本だった。
    本を重量級、中量級、軽量級で分けて並行して読むのは私もやるなあ。

    読みたい本が増えたので、これから読んでいくのが楽しみ!

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    2022年10月28日
  • ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

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    1 どんな本?
    様々な分野で革新をしてきたオリジナルな存在を
    分析した本。オリジナルな人達は我々と変わらない
    普通の人々である。

    2 何で読んだの?
    (1) アダムグラントの本でレビューが高いから。
    (2) どんな本かわからないで読むから学びの目的は
    ない。
    (3) 骨太な本を読破して読書力が上がった状態にな
    りたい。

    3 構 成
    8章構成368頁
    リスクポートフォリオの章から始まり、オリジナル
    になる道は険しいがそのプロセスは幸せであると締
    め括る。研究成果や有名企業の事例が満載で面白い。

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    2022年10月21日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

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    面白かったけど,翻訳がパンクしてるけど,結構実直というか,成功者のセオリーには共通点があって,意識するとしないに関わらず,抑えるとこは抑えてるんだよなぁ,と言うのが感想.ビジネス書を読めば読むほど,そこにたどり着く.

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    2022年09月06日
  • リーダーの教養書

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    教養を身につけることの楽しさや重要性は出口さんの本で学んでいたので、NewsPicksの記事で気になっていた本書を読んでみた。
    楠木教授の書評も読んでいるのし、最初の対談で出てくるお二人の本をまずは…と思いつつ、ほかに興味がありそうな本を先に買ってしまった…

    なお、哲学なんて興味ないと思っていたのに最初に読んだ本が哲学書(デカルトの方法序説)だったのは、自分でも意外だった…(岩波文庫くらい読めという別の著書で見た出口さんの言葉に刺激を受け、本棚を眺めていたらたまたま目に入ったので…)

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    2022年08月28日
  • 「好き嫌い」と才能

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    好きを仕事にしようと言われるとなにが好きなのかわからなくなるけど、楠木さんとかみたいにゆるくでも前に進みながら嫌いなことや気分が乗ることを知っていく、それを積み重ねながら徐々に好きなことにシフトしていくって生き方は自分にもできそうだと思った。たぶんその際に大事なのは自分を客観視することで、意識して自己分析するというよりは、気分が乗っている時とか逆の時とか何かを感じた時とか何らか心が動いているときにこれが自分の特性なんだと感じとる力が要ると思った。日頃から本とか映画とかいろんなコンテンツを通して人の考えに触れること、それを通して自分の考えを振り返ることが大事で、楠木さんはそれを呼吸するようにやっ

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    2022年08月12日
  • 「好き嫌い」と経営

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    著名経営者14名との対談集。

    マネジメントスタイルの違いとして、作中何回も出てくる、「位置エネルギー」と「運動エネルギー」の対比的な例えは、一見分かりやすいけど、ミスリードな気がする。

    自然と出世はしないので、出世は常に「エントロピーの法則」に反してエネルギーを必要とする活動だ。その結果、高い位置にいる経営者は、エネルギーが高い状態にある。その高い位置を維持したまま、経営者同士でハイレベルの交渉を行い、運動エネルギーも高い状態が理想型、と理解するのが、正しい気がする。(高い位置から降りるときに運動エネルギーに転換されるのでは、持続性のない“しくじり先生”になってしまう。)

    登場人物の中で

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    2022年08月11日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    以前、楠木先生のセミナーに参加してとても声の素敵な方でお話も興味深く伺いました
    そして先生の人となりが伺えるちょっと軽めのこのタイトル
    好き嫌いと経済や社会のお話
    各章の冒頭に「個人的な好き嫌いの話として聞いていただきたい」との一文から始まります
    人の購買心理の動機や2次元的なSNS住民の意見の捉え方など参考になります
    また、ここで激しく同感する文章をメモしておきます
    人から頼りにされる。これは組織で仕事をする人にとって至高の価値だ
    分業しているけれども分断されていない状態が良い組織だと私も思います

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    2022年07月31日
  • ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

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    インタネットが普及したことにより、誰もがオリジナルな行き方ができるようになった。現代において、オリジナルに生きるとは何なのか?を説く本。
    個人的には同著者の「GIVE&TAKE」のほうが面白かった。

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    2022年06月28日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    日本であまり知られていないオーストリア発グローバル企業、レッドブルを解き明かす本。
    数々のスポーツのスポンサーとして知られる一方で、企業内部は機密だそう。一切口外されない。
    ゆえに、この本も本社の協力は一切なく、創業者マテシッツからも大惨事だとコメントされた本。
    創業者のプライベートもほぼ明かさない。
    悪評を叩くマスコミとは徹底的に距離を置き、自社で報道会社を抱えるなど、帝国と呼ばれるにふさわしい側面も。
    伝統的なチームであっても容赦なくレッドブルを冠にする。究極的にはスポーツはドリンクを売るための手段でありマーケティング。
    日本ではあまり話題に上らない分、興味深かった。

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    2022年05月16日
  • 好きなようにしてください

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    【星:3.5】
    NewsPicsでの読者から著者に寄せられた相談と、それに対する著者からの回答を1冊の本にしたもの。

    まあ、読んでいて飽きない程度に面白いが、本の内容の性質から読んでいてためになるとかそういった類ではなかった。

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    2022年04月03日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    1.レッドブルが昔飲んでおりましたが、その時には特に企業について興味を持つことはありませんでした。そんななか、本書に出会い、読んでみようと思いました。

    2.秘密が多いレッドブルについて本書は、元従業員の方を情報のソースとして描かれた本です。創業者であるマテシッツはユニリーバに勤めていながらも「いつか自分でビジネスを起こしたい」と常々考えておりました。そんな中、タイを旅行中に「クラティデーン」というタイのエナジードリンクに出会います。この飲み物にほれ込んだことでレッドブルが生まれます。強く、逞しく、それでいてエキサイティングな体験ができるという価値がレッドブルの本当の魅力であり、この体験こそが

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    2022年02月23日
  • ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

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    人がオリジナルに価値を生み出すための方法論について、体系的にまとまった一冊。内容はさまざまなアイデア本、発想本で書かれているようなものを寄せ集めている感があるものの、「自分がオリジナルな価値を出すために何を意識していけばよいだろう?」という問いのフィルターを通して読み進めることで、ここを気をつけて取り組もうと、実践的な発見が生まれやすくなっている点は秀逸。

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    2022年01月10日
  • 経営センスの論理

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    ネタバレ

    経営センスの論理 (新潮新書) 新書 – 2013/4/17

    本を読むのではなく、本と対話することが大切だ 抽象化して本質をつかむ
    2017年1月28日記述

    楠木建氏による著作。
    一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。
    1964年東京都目黒区生まれ。
    南アフリカ共和国ヨハネスブルグで子供時代を過ごす。
    1987年一橋大学商学部卒業。
    1992年同大学院商学研究科博士課程単位修得退学。
    一橋大学商学部専任講師、同助教授、一橋大学イノベーション研究センター助教授、
    ボッコーニ大学ビジネススクール(ミラノ)客員教授、
    一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、准教授を経て、2010年より現職。

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    2021年12月27日
  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    リーダーの教養書

    ■教養がなければ「奴隷」
    ・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
    ・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
    ・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
     自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由」
    ・教養があればあるほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送れる
    ・教養とは、自分の好きなものを学ぶことに尽きる。ワクワクする事

    ■リーダーとは
    ・労働条件とは「上司」
    ・教養がなければ人生を楽しめず、職場も部下も楽しく過ごせない

    ■経営判断とは「論理的な革新」
    ・物事を単純化して、要

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    2021年12月12日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    楠木さんのおばあさまにとって過去一番の技術革新が「電球」という記述がなんだかんだ一番心に残った。終盤の遠近歪曲トラップ、マクロとミクロの混同は気をつけようと思った。

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    2021年12月11日