楠木建のレビュー一覧

  • 経営センスの論理

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    著者の言いたいことを書いた読みやすい本。
    新規事業の人、管理職(マネージャー)、日頃仕事に鬱憤がある人に読んでもらいたい。


    ・印象的なこと

    1、p.14
    優れた戦略をつくるために必要なのは「センス」。スキルとセンスをごっちゃにすると、スキルが優先し、センスが劣後する。

    2、p.22
    客観的なものだけで判断していくと、同じような結論に至る。それだけでは他社との差別化を可能とする面白みのある戦略にならない。好き嫌いにこだわることが重要である。

    3、p.28〜
    ハンズオンを目的に、「何をやらないか」をはっきりさせる。垂直的・水平的分業による形式的な線引きではあり得ない。

    4、p43〜

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    2021年10月09日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    【星3.5】
    AI・DXなどその時代ごとの雰囲気に流されず、物事の本質を掴むことが重要。そのためには近過去を紐解き、歴史から学ぶこと(逆タイムマシン)が効果的である。
    まとめるとそんな内容だと思う。
    1例として現在叫ばれている「少子化問題」について、一時代前は人口増加が問題視されていたことが書かれてある。

    おっしゃる通りであり、おかげで歴史を学ぶ意義を強く認識することができた。いい内容である。

    ただ、その内容に比しては本の量が多すぎると感じた。要は冗長感が強い。半分の100ページぐらいで十分ではないだろうか?
    あと、著者お得意の「ストーリー」の話も随所に出てきて話の纏まりも今一歩。

    いい

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    2021年09月12日
  • ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

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    人と違うことをやって成果を上げるには、リスクを冒す変人だと思っていたが、意外に普通の人が多いという真実が衝撃でした。
    やっぱり人間は安心感がないと、思い切った挑戦もできないということですね。

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    2021年07月15日
  • 「好き嫌い」と才能

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    物事を成し遂げる人は、やはり「好きな事」を極めているのだな、だからパワフルに自分の人生を切り開いているのだなと思った。
    そんな中、パワフルとは少し毛並みの違う、米倉教授の肩の力の抜け方がとても魅力的だった。

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    2021年07月13日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    良し悪しでなく、好き嫌いで決める。
    すっきりしてよい。

    ユニクロ、サイゼリヤ、無印良品 UMS主義者。

    利益を出し続けることに価値がある。

    早寝、早起き、早帰り。夜は考えない。

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    2021年06月09日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    まあ、書いてあることはおもしろかったかなー
    飛ばし飛ばし読み
    ここまでの文量である必要は無さそうです

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    2021年05月16日
  • 「好き嫌い」と経営

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    著者の過去作が面白かったので、本書も購入。現代の代表的な経営者への、好き嫌いを中心としたインタビュー。競争戦略優位な会社は独自の文化を持っており、独自の文化は経営者の好き嫌いからきているという仮説のもと、このアプローチを行っていた。この内容の分析し、現在のポートフォリオや利益に結びつける等を行なって欲しかった。

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    2021年01月11日
  • 室内生活

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    楠木先生の思考に沿った、好き嫌いでおすすめされた書評集。ここから十冊は購入した。優れた書評に勝るものはない、と再認識。

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    2020年12月27日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    力がついたり、スキルアップにつながったりする本ではない。ズバリ教養の本。
    楠木さんの本はいつも教養に富んでいて、ビジネスマンとしての段階があがる。

    内容をまとめれば、
    同氏の『ストーリーとしての競争戦略』や『好き嫌いと経営』、
    リタマグレイスの『競争優位の終焉』同様に
    「絶対の経営論なんてないよね~」につきる。

    断片情報に興奮せず、多角的&歴史的にみてどうなんだというファクト+経験予測をしないと、すぐに「日本大激動」という見出しに騙される。一喜一憂するひとになるなよーって本。

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    2020年11月20日
  • 戦略読書日記

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    書評が本になるというのも面白いですね。
    しかも著者が好き勝手に書いているという。。。

    いくつか良い内容がありますが一つだけ代表して抜粋。

    長所と短所は全く同じもの。
    長所を伸ばして短所を直すという考え方はそもそもありえないと思っています。
    無邪気にそう考えている人は、トレードオフというものが理解できていないのです。
    人はすべて、三角形や四角形であり、長所を伸ばして短所を直そうとすれば、
    三角形や四角形の中に収まるちいさな円になってしまうだけではありませんか。
    (「直球勝負の会社」出口治明)

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    2020年10月24日
  • 経営センスの論理

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    HBRでのオンライン連載と記事を再編集したものだそうで、とても軽いタッチの文体です。『ストーリーとしての競争戦略』からの流れで手に取る人には物足りないかもしれません。
    第5章で、大学生が選んだ就職人気企業ランキングなんか、『ラーメンを食べたことのない人による人気ラーメン店ランキング』みたいなもので、情報価値は限りなくゼロに近い、という例えは痛快。

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    2020年09月26日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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     結局なぜこんなに売れるようになったのか、よくわからなかった。。。


    …ドイツ人経済哲学者のゲオルク・フランクは、…こうした世間からの関心こそが新しい経済の通貨になっていると説く。「私たちは情報社会に生きている。そして情報から身を隠す場所がないことに気付づいている。情報社会における希少資源は、情報そのものではなく、情報を利用し、選択し、処理・加工する能力だ。要するに、人々の関心こそが希少資源である。しかし、この関心を向ける対象が増えれば増えるほど、この資源はますます希少となっていく。」

    ■楠木建 解説より
     本書から学ぶべき本質的な論点はスポーツ・マーケティングでもビジネスモデルでもない。

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    2020年08月10日
  • 「好き嫌い」と才能

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    ネタバレ

    好きこそものの上手慣れが最強理論。
    様々な業界で活躍している著名人が、どんなことが好きなのか(嫌いなのか)を赤裸々に記述。
    なかなかこのように個人的な価値観に踏み込んだ内容の記事はないので、その人の志の裏側にある価値観を知ることができるのは大変面白い。

    大前研一は人々がうまく言語化できないことを「要するにこういう事」というセンスがすごい。

    嫌いなことはや手はいけない。
    インセンティブでは続かない

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    2020年06月27日
  • 経営センスの論理

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    3章あたりまでは楠木先生特有のユーモアを織り混ぜたストーリーに引き込まれ、この本との対話を楽しめた。
    ただ、後半の4章以降はストーリーは面白いが、中味が薄くちょっと物足りなかった。
    商売センスあふれる経営人材は多くの会社にとっても希少な資源である、、、同感!

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    2020年05月20日
  • 世界を動かすイノベーターの条件 非常識に発想し、実現できるのはなぜか?

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    偉大なイノベーターには、次のような共通点がある。
    【孤立意識】
    ・ほとんどのイノベーターが、児童期や青年期に長い時間を1人で過ごし、関心があったものを追求している。
    ・孤独な時間は、他人からの影響を受けずに、自分の考えを築くことを可能にしてくれる。

    【並外れた自信】
    ・革新的なイノベーターは、高い「自己効力感」を持つ。すなわち、自身の能力や職務に強い自信を持っている。
    ・自己効力感が高い人は、一風変わったアイデアも自分なら実現できると考える。だからこそ仕事に普段以上の努力を傾け、失敗に直面しても諦めずに取り組み続ける。

    【高遠な目的】
    ・イノベーターの多くが理想主義を追求し、高い目標へと邁

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    2020年05月03日
  • リーダーの教養書

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    途中まで。


    ■教養の定義
    ・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです

    ・自由でない状態は奴隷の状態

    ・自らの選択肢を増やしてくれるもの
    ・ワクワクして楽しいもの

    知りたい、興味を持ったことを
    その時に調べてみる、詳しい人に聞く
    →岩盤に突き当たるまで徹底的に
    →その積み重ねで教養が身につく

    ■品があるの定義
    →欲望への速度が遅いこと
    →→即時即物的にではなく抽象度をあげて物事を理解しようとする姿勢
    →→マンションを買うまで、一年おきにどこがいいか家を転々としてから買った人の話

    抽象度が高ければ高いほど実は実用的
    →普遍的だから

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    2020年04月12日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    ・良し悪しと好き嫌いの混同。好き嫌いに寛容になる
    良し悪しの文明と、好き嫌いの文化
    ・ダイバーシティの本質は個の尊重。ステータスが多様であるというKPIではない
    多様であればあるほど、統合が必要。共通善の概念
    ・構造改革は狙って行うものではなく、ストーリーの要素がつながっていくことで、結果改革されるもの
    ・伝統→指令→自由
    ・産業資本主義と金融資本主義。手段の目的化、個の尊重する豊かな社会

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    2020年03月01日
  • 世界を動かすイノベーターの条件 非常識に発想し、実現できるのはなぜか?

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    イノベーターと呼ばれる偉人をケーススタディ的に分析し、イノベーターに必要な資質、我々が参考にすべき点を紹介した一冊。イノベーターになるためには特別な能力、性格などの資質に加え、場所や人などの外的環境を活用する(外的環境に恵まれる)ことが大切だと説く。
    実は社会人留学時、著者の授業を受けたことがある。いずれ読まなければと思っていたが、参考になるのか懐疑的で積読状態が続いていた。イノベーターの人選については、現代社会で変革を起こした方々に絞った方がよいと思ったが、幸い、私自身というより息子の育て方にヒントがあった。一見するとマイナスに思える個人の資質が、コインの裏表のようにプラスに転じたケースを本

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    2020年02月17日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

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    ●感想
    内容はパンクで面白い一方で、示唆に富んでいて学びが多かった。

    ●なぜ読んだのか
    ・ビジネスとパンクの掛け算に興味をもったから

    ●学んだこと
    ・目的達成のために、常にすべてのリソースの機会費用を考える
    ・測定をしないと、報告もされず、状況も見えない
    ・即効性があるものは、効き目がなくなるのも早い
    ・企業文化は本質的に組織の好き嫌いを反映している

    ●今後やること
    ・行動は常に選択肢から選ぶ
    ・行動は測定できる形に落とし込む
    ・即効性がある手段に頼らない

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    2020年02月14日
  • 経営センスの論理

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    こうなるだろう、ではなく、こうしよう、というのが戦略
    生き残りのために海外に出るのでは無く、海外の人に使わせてあげようというのが戦略

    せざるを得ないではなく、こんないいものどうですか?

    顧客に価値を与えなければ商売として成立しない

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    2019年12月07日