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「飛び道具トラップ」「激動期トラップ」「遠近歪曲トラップ」
経営を惑わす3つの「同時代性の罠」を回避せよ!
近過去の歴史を検証すれば、変わらない本質が浮かび上がる。
戦略思考と経営センスを磨く、「古くて新しい方法論」。
「ストーリーとしての競争戦略」の著者らの最新作!
これまで多くの企業が、日本より先を行く米国などのビジネスモデルを輸入する「タイムマシン経営」に活路を見いだしてきた。だが、それで経営の本質を磨き、本当に強い企業になれるのだろうか。むしろ、大切なのは技術革新への対応など過去の経営判断を振り返り、今の経営に生かす「逆・タイムマシン経営」だ。
そんな問題意識から、日本を代表する競争戦略研究の第一人者、一橋ビジネススクールの楠木建教授と、社史研究家の杉浦泰氏が手を組んだ。経営判断を惑わす様々な罠(わな=トラップ)はどこに潜んでいるのか。様々な企業の経営判断を当時のメディアの流布していた言説などと共に分析することで、世間の風潮に流されない本物の価値判断力を養う教科書「逆・タイムマシン経営論」を提供する。
経営判断を惑わす罠には、AIやIoT(モノのインターネット)といった「飛び道具トラップ」、今こそ社会が激変する時代だという「激動期トラップ」、遠い世界が良く見え、自分がいる近くの世界が悪く見える「遠近歪曲トラップ」の3つがある。こうした「同時代性の罠」に陥らないために、何が大事なのか──。近過去の歴史を検証し、「新しい経営知」を得るための方法論を提示する。
Posted by ブクログ 2024年02月10日
ポジティブなビジョンを描くことにリーダーの役割がある。それを求められる経営者は、複雑で前例のない問題を人一倍抱えてアタマを悩ませているにもかかわらず。
自分はそんなツラ〜い経営者になりたいのか、それとも他責思考に安住して気分安らかに思考停止したいのか、さてどっちだ?
KING&PRINC...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月16日
自分が生きる環境や会社なども、成功している会社なども、流行りのキーワードとか時代の空気とか国・地域のマクロな状況で括らずに、個別の文脈に着目して認識すべし という話。
同じ日本、業界、規模で比べても上手くいっている組織や事業もあればそうでないところもある ということを思えば、あたりまえといえばあたり...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月09日
久々に超面白かった。恐らく山口周氏の「ニュータイプの時代」で紹介されていたのだと思う。楠木氏の著書は他も読んでみたい。
・飛び道具トラップ
AI、サブスク、ビッグデータ、DX、SDGs
・激動期トラップ
今こそ激動期、ことごとく外れる未来予測
・テンゼロ論
ソサエティ5.0
・技術は非連続、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月09日
2020/10/09 逆・タイムマシン経営論 楠木建・杉浦泰
「本質」を過去に求める
騒々しい「今」にちょっと距離を置こう
コロナ禍で在宅の時代に、すこし落ち着いて考えてみることをお勧めする著者楠木建先生の思いが窺える
情報過剰の時代、断片情報に振り回されるのでは無く、
むしろ「過去の事実・歴史」...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月29日
経営判断を惑わす「飛び道具」「激動期」「遠近歪曲」といった3つの「罠=トラップ」を回避するために近過去の歴史を検証し、本質を知るというのが逆タイムマシン経営論です。
罠にハマるメカニズムと駆動プロセスがわかりやすくまとまっていて、読みやすい本でした。
遠近歪曲トラップや文脈思考が、こういった本で...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月28日
出来事を周りに流されず、時代の雰囲気に飲まれず正確に見抜くことが重要。そこには数々のバイアスがある。それを過去にさかのぼって検証してみようという本。
言われてみると、横文字のキーワードで扇動するようなミスリードや、メディアが注目している事による過大評価、全く誤った論理だが刷り込まれてしまっているよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月26日
まず、日経ビジネス(だけでなくビジネス誌全般)が産業界に対して仕掛けて来た「トラップ」を切り口とした平成史として読めば、この上なく面白い読み物である。それらを著者は「飛び道具トラップ」(主にIT戦略)、「激動期トラップ」(”今は激動期だ”という尽きない煽り)、「遠近歪曲トラップ」(シリコンバレーや海...続きを読む
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