楠木建のレビュー一覧

  • 室内生活

    Posted by ブクログ

    こういう本を読むと、自分がやっている読書は、知識を得ること止まりで、考えるってことをしていないというのがわかってしまう。自分がこういう本を書いたら10ページにおさまるくらいの薄っぺらさになりそう。この本の著者と同じ、「本をたくさん読む」って行為をしているはずなのに。

    0
    2019年11月09日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良し悪しではなく好き嫌いで物事を捉えようというメッセージにはとても共感できた。
    著者の好き嫌いについて語る、という体でさまざまな(主に経営学の)話題について思うところを述べていて、納得することもしないこともあった。何でも組み合わせれば良いものが生まれると思った丸投げする「シナジーおじさん」批判と、組み合わせではなくストーリーが重要である、という意見は私も会社での経験からなるほどそうだな、と思った。あとはブラック企業とホワイト企業が存在するのではなく、(法律の範囲内で)多彩な働き方の会社が存在するだけであり、各自性質に合うところを選べば良いのだという言説もまったくその通りだと思った。

    自分がや

    0
    2019年10月14日
  • 戦略読書日記

    Posted by ブクログ

    抽象化と具体化
    バカなる
    完全分業と一貫型の違い
    歴史に学ぶ
    直列型のシナリオ
    冷たい経営
    豪放磊落
    自分の色

    学びを一言で綴っていくとそう言うこと。
    プロフェッショナルマネージャーとレイクロックの自伝は読んでみなくてはと思う。

    0
    2019年09月15日
  • リーダーの教養書

    Posted by ブクログ

    教養についての意見は、ビジネスエンターテイメントとして、楽しく読めた。こういうの読むと、仕事できるようになる気がして、楽しいんだよね。実践しなければ、エンターテイメントにとどまってしまうだろうけど。でもこういうのも好きなんだ(笑)。

    サマセット・モームの『サミングアップ』とか、読むべきだなと感じた本もいくつかあった。実際、本書で知って読んだ本もある。レファレンスとしても、役に立つ本だと思う。

    0
    2019年07月25日
  • 世界を動かすイノベーターの条件 非常識に発想し、実現できるのはなぜか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イノベーションを起こしてきた著名なイノベーターを定性的に紐解き、その条件について分析・考察を行なったもの。
    実践的ではないが、ヒントにはなるかな。

    <メモ>
    ・自身は他とは違うという孤立意識を持つ。
    ・並外れた自信、強い自己効力感を持つことが多い。
    ・たゆまぬ流れのようにアイデアは湧き上がる。創造的な心を持つ。
    ・ドーパミンとノルエピネフリンが創造力を高める。運動や音楽の演奏などの活動やコーヒーのような軽度の刺激物が創造的思考を促進する。ドーパミンは潜在抑制を低下させ、作業記憶を強化し、通常考えられない連想を行う助けとなる。
    ・高遠な目的を持つ。理想主義を追求し、高い目標へとお邁進する気質を

    0
    2019年07月14日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

    Posted by ブクログ

    イギリスのクラフトビールメーカー・ブリュードッグの創業者の書いた「ビジネス・フォー・パンクス」を読んだ。

    内容といえば、言葉の強い、いわゆる「起業マインドを煽る啓発本」なのでなんとも評しがたいが、びっくりしたのがあとがきに同志社大学の校祖・新島襄の名前が出てきたこと。

    思えば鎖国下の江戸末期に脱藩、脱国してアメリカで教育を受け、日本に帰って高等教育機関を設立したその生涯は、まさに“反骨のパンク魂”。同志社系列校に入学すると、皆一様に新島襄の生涯を学ぶことになるが、僕はひそかにずっと、そのストーリーが好きだった。

    クラフトビール会社のなんたるかをつかもうとしたはずが、意外なところに原点を思

    0
    2019年06月24日
  • 戦略読書日記

    Posted by ブクログ

    著者の好みの本とともに、繰り広げられる世界。
    この方、かなり本がお好きだとわかります。
    読みたくなった本がまた増えた。

    0
    2019年06月12日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

    Posted by ブクログ

    あくまでも個人的な好き嫌いの話しとして聞いていただきたい、という書き出しで著者の仕事論。この人の本は重層なエピソードをもとに語りかけてくる内容になっていていつもなるほどと思わせられる。「良い悪い」との対比として「好き嫌い」の概念を持ち出す構図になっており、我が身を振り返ると「好き嫌い」を置き去りにし「良い悪い」の思考が先行してしまっていることに気づかされた、もっと「好き嫌い」を前面に出してもよいかも、と。

    0
    2019年06月08日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

    Posted by ブクログ

    最近、日本でもよく目にするようになったレッドブルであるが、その成功と経営に迫った本はこれまでになかったと思われる。書中でも再三触れられているが、それは創業者のディートリッヒ・マテシッツが極度のマスコミ嫌いであるということからだろう。

    既に、2012年時点で世界での販売数量が52億本に達するというこのドリンクの出発点は意外なところにある。マテシッツがユニリーバでマーケティングマネジャーをしていた際に,たまたまアジア出張で読んだフォーブスの長者番付に大正製薬の創業者がランクに掲載されており、リポビタンDという栄養ドリンクが収益を支えているという説明文章に関心を持ったことがきっかけだったという。そ

    0
    2018年10月08日
  • 経営センスの論理

    Posted by ブクログ

    「ストーリーとしての競争戦略」の著者、待望の新刊。
    僕は「ストーリーとしての・・・」とても面白い本だなあ〜と思っているのですがいかんせん分厚い。。。内容が濃い。。。そうなると正直賛否両論な一冊なはず。でも、今回のはかなりライトな一冊です。(新刊ということもありますが)

    そして、楠木さんのオヤジギャグもちょいちょい差し込まれて苦笑い。。。爆笑
    でも、「ストーリーとしての・・・」のエッセンスをギュッと凝縮した内容です!

    【印象に残ったフレーズ】
    1.経営者は「センス」のある人材を見極めて登用しなければならない
    2.「好き嫌い」本位の経営(松井証券の松井さんも同じようなこといってたな)
    3.抽象

    0
    2018年04月04日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    斬新なビジネスのように見えて、究極的にシンプルなビジネス。

    ブランドとは、それを選び取った人の体験をいかにデザインするかだ。

    "マテシッツは一度こう答えている 。 「ブランド商品にとって最も危険なのは関心をもたれないことだ 」 、と 。"

    "ドリンク一本の価格から材料費やその他の経費を差し引いた利幅は 、にわかには信じがたい七〇パ ーセントという数字になるそうだ 。安価な製品を売るライバル企業が数多く存在するにもかかわらず 、マテシッツはこの高値戦略を変更しようとはまったく考えたことがないようだ 。そして 、この判断は正しかったと言えよう 。消費者が求めてい

    0
    2017年11月30日
  • 経営センスの論理

    Posted by ブクログ

    「ストーリーとしての競争戦略」の楠木さんのエッセイ的な文章をまとめた1冊。まとまりはなく、繰り返し同じような内容が出てくるのは残念だが、随所に経営に関する鋭い分析、提言はあった。

    0
    2017年03月30日
  • 経営センスの論理

    Posted by ブクログ

    楠木教授の書籍。スキルとセンスの対比が本書の根幹。スキルだけを磨いてもダメで、良い会社や経営者は「センスがいい」と説く。
    スキルとは会計や英語力。それを磨くために教科書や教育機関がある。スキルだけを磨いてもスーパー担当者になるだけ。対して「センスがいい」とはどういうことかというと一言で言語化できないのが難しい。経営の観点でいえば、優れた戦略ストーリーを読み解き、本質を見て見破ることを繰り返すことで確実にセンスが磨かれる。そうした帰納的方法しかない。
    著名な経営者へのインタービューを通してセンスを深堀りするとその人の固有の好き嫌いが明確にされており、それがセンスの基盤を形成していると著者は仮説

    0
    2017年03月26日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

    Posted by ブクログ

    brewdogというイギリスのクラフトビールの創業者が書いた経営哲学書

    2007年創業で世界中に展開している。日本の六本木にもbarがある。

    パンクというだけあり刺々しい表現で描かれている。情熱が最も大事です。財務は必須です。仲間は慎重に選ぼう。

    0
    2017年01月24日
  • 「好き嫌い」と才能

    Posted by ブクログ

    好きなことをしている人がうまくいくという考え方。
    色々な人の好き嫌いを聞いている。
    好きがわからない場合は嫌いをやらずに消去法で。
    糸井重里事務所の篠田さんのように日常の具体的なことを一段抽象化するのは得意。
    異論を唱える義務。

    0
    2017年01月17日
  • 「好き嫌い」と経営

    Posted by ブクログ

    優れた経営者がどういう人物でどんな思考をするのか、ということを「好き嫌い」を問うことで明らかにしていく
    「好き嫌い」という身近な切り口によって、読者も肩ひじ張らずに経営者と向かいあうことが出来る

    0
    2016年11月08日
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング

    Posted by ブクログ

    スコットランドの人気クラフトビールBrew Dogの創設者の本。
    ちょっとPunkネタに走り過ぎている感もあるが、相応に誠実なスタートアップの社長が書いた本、という評価が適切ではないかと思われる。主にマーケティングで突拍子もないことをやっていたりするものの、一方で財務は命であるということを口を酸っぱくして言っていることには好感が持てる。

    0
    2016年11月01日
  • ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

    購入済み

    ビジネススクール講師推薦書

    現在某ビジネススクールに通いながら仕事をしております。読み始めると普段の講義内容が更に深まり、大変学びの多い一冊!

    0
    2016年10月01日
  • 「好き嫌い」と経営

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本を代表する14人の経営者へ「好き嫌い」を軸にインタビューが繰り広げられる。自分も仕事をするうえで何よりも「好き嫌い」を判断基準にしてきたので、「間違ってなかった」と安心する反面、「まだまだ足りない」と焦る。ちなみに「好き嫌い」を仕事の判断基準として考えれば、ブラック企業問題など鼻くそですぞ。

    0
    2016年07月11日
  • 経営センスの論理

    Posted by ブクログ

    ビジネスは自由意志でするもの。そのため、何をやりたいかだけでなく、やりたくないこともはっきりさせる必要がある。
    成功した経営者は他の経営者の本を読んでいる。
    日本は専業をテコに競争力を高めている中小企業的な経営の方が力を発揮できる。
    日本の会社はこれまで何をしてきたかを重視する。

    2020/6/3
    他社の優れた戦略をたくさん見て、抽象化する。
    顧客が受け入れてこそのイノベーション

    0
    2020年06月03日