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会社をよくするのに必要なのは、「スキル」よりも「センス」を磨くことである。会計技術であれ英語力であれ、単なるスキルをアップさせても「経営」はよくならない。「よい会社」には根幹の戦略に骨太な論理=ストーリーがあり、そこにこそ「経営センス」が光るのだ──。本格的な経営書として異例のベストセラーとなった『ストーリーとしての競争戦略』の著者が縦横に語り尽くす「経営の骨法」。
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Posted by ブクログ
ー経営センスの論理 センスがある人に経営を任せ、ない人は一切関わらない方が良い。 自分がどんなセンスがあるのかに敏感になること。 ではどうすればセンスが磨かれるのか。もちろん即効性のある答えはない。しかし、物事に対する好き嫌いを明確にし、好き嫌いについての自意識をもつ。これがセンスの基盤を形成...続きを読むするということは間違いない。ありとあらゆる事象に対して自分の好き嫌いがはっきりしている。そして、その好き嫌いに忠実に行動する。ジョブズさんはその典型だろう。 好き嫌いにこだわる 優れたリーダーは自らやる 優れたリーダーは何をやらないのかがはっきりしている 競争戦略の本質は『違いを作ること』 イノベーションとは非合理から生まれる。 合理的なことは誰かがやるし、誰でも思いつくのである。 他社との違いを明確にして、自社独自の戦略を打ち出して競争に打ち勝つ。それが経営者の仕事だ。 簡単に真似されるような戦略は戦略とは言えない。複合的に出来上がる物。 ということで、経営にとって大切なのは「長期利益」という結論になる。長期にわたってしっかり儲ける。これが商売の本筋である。銭ゲバというのではない。経営者がこの本筋に沿って考えたり判断したり行動していれば、 ICESの各方面でさまざまな「良いこと」を同時に起こしやすくなる。 具体も抽象もどちらも大切。より正確に言うと、抽象的な思考がなければ具体についての深い理解や具体的なアクションは生まれない。抽象と具体との往復運動を繰り返す、このような思考様式がもっとも「実践的」で「役に立つ」というのが僕の見解である。 しばしば「あの人は地アタマがいい」というような言い方をする。抽象と具体を行ったり来たりする振れ幅の大きさと往復運動の頻度の高さ、そして脳内往復運動のスピード。僕に言わせれば、これが「地アタマの良さ」の定義となる。 人間が情報に対してなんらかの注意をもつからこそ、情報がアタマにインプットされ、脳の活動を経て、意味のあるアウトプット(仕事の成果)へと変換される。組織論の分野で活躍し、ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモンは、「情報の豊かさは注意の貧困をもたらす」という名言を残している。「情報」が増えれば増えるほど、一つひとつの情報に向けられる「注意」は減るわけだ。 洪水のような情報量の増大が果てしなく起きているということは、注意の貧困もまた果てしなく広がっているということだ。今後もその傾向が続くことはまず間違いない。そこに注意がなければ、たくさんの情報に触れてもほとんど意味はない。注意のフィルターを通してみることで、はじめてその情報は自分の血となり、肉となる。貧困になる注意をいかに復興させるかが重要な論点として浮かび上がってくる。 注意と情報の間に必然的なトレードオフがある以上、ITが進歩すればするほど注意が貧困になるのもまた必然。仕事の質を低下させないためには、強い意志を持って注意のフィルターを強化するか、情報を意識的に遮断するしかない、というのが僕の結論だ。 やみくもに知識の量を増やそうとしても、面白くないのは当たり前だ。勉強の面白さは、ひとえに知識の質に関係している。上質な知識とは何か。それは「論理」である。論理は面白い。論理の面白さを分かるようになれば、勉強は苦にならない。それどころか、自然とどんどん勉強が進む。習慣になる。単純に面白いからだ。 論理の面白さ(「知的な面白さ」とか「知識の上質さ」といってもよい)を説明するのは容易ではないが、ようするに「ハッとする」ということ。これが僕の見解だ。 人間はわりと単純にできている。人間の本性と折り合いがつかないことはだいたいうまくいかないと思った方がよい。「面白い」から始めることが大切だ。「意味がある」と思って始めても、知識のインプットそれ自体は面白くないことがほとんどなので、そのうち挫折する。 ただし、である。論理の面白さを知る。これがなかなか難しい。論理に限らず、ものごとを「面白がる力」、これこそが人間の知的能力なり仕事能力のど真ん中にある。面白がれるようになってしまえば、だいたいのことはうまくいく。この真理は勉強に限らないが、勉強にもっともよくあてはまると思う。
抽象・具体の往復運動は大事。アウトプットのためのインプット、そのための注意。相変わらず腑に落ちることを伝えてくださる。感謝。製造機能100個が限界の工場に1万個製造できる部品を集めても意味がない。でもこれをしがち。気をつけなければ。
楠木氏の著作は「ストーリーとしての競争戦略」がビジネス書のベストセラーになった頃から読んでいるが「ハズレ」と感じたことはない。 本書は2013年初版だが、2022年現在でも違和感なく読めた。これは「本質」に肉薄したことが書かれているからだろう。古い本を読むと著者の主張の真贋(予想の当たり外れ)が...続きを読む分かって面白い。
イノベーションの肝が、非連続の中の連続にあるという話は非常に納得感が高かった。 ストーリーとしての競争戦略が好きな方にはオススメ出来る1冊。 ・イノベーションの本質は、非連続性と顧客に受け入れられることの2つにある。 ・イノベーションは出来る出来ないではなく、思いつくかつかないかの問題であることが...続きを読む多い。なぜこれが今までなかったんだろうがイノベーションへの最大の賛辞。 ・これを実現するには、業界に根付いている認知された非合理を乗り越えることが必要。
2021/12/19 再読・まとめ Excellent! 経営者=センス戦略策定←シンセシス(総合)vs分析・スキル 候補者の選定 センスのある人 ビジネスを任せる 子会社の経営 好き嫌いがハッキリ vs客観的・良し悪し・DATA ハンズオン オーナーシップ 覚悟 責任感 経営は意志 言...続きを読む語化が不可欠 自分の言葉 戦略 予想ではない こうしようという未来への意志 良い戦略を作るのはスキルよりセンス センスの良さは天賦の才 育てるより見出し、育つようにする センスは好き嫌いで磨かれる 戦略の本質はシンセシス(綜合)であってアナリシス(分析)ではない スキルで経営者を育てられない スーパー担当者になるだけ 経営は意志 意志は言葉でしか伝わらない 事業に対してオーナーシップがある 良い顔で仕事をしているか?も大事な視点 競争戦略の本質は「違いをつくること」独自性や差別化 イノベーションの本質は「非連続性」 戦略=競争の中で長期利益を獲得するための手段 「こうなるだろう」という未来予測ではない。 「こうしよう」という未来への意思が戦略。 人間はイメージできないことは絶対に実行できない。 数字より「筋」 「戦略が優れた会社」=「働きがいのある会社」 経営者が骨太の戦略ストーリーを構想し、それを会社全体で共有する exニコニコ動画川上量生 僕の理想は「非効率な社会」 全体の効率化を進めると、無機質のつまらない街になる 同じチェーン店の同じ景色 精神的に豊かな社会は「多様な社会」 文化や富の正体は、昔から非効率なもの、無駄なもの 人間の価値 「意味がある」「面白い」 知識の質は「論理」にある 抽象と具体の行きつ戻りつとその幅が「地頭の良さ」 大ベストセラー「ストーリーとしての競争戦略」の著者 MBAのような分析的経営スキルが主流の中に、大きな一石を投じるスタンスは同じ そもそも事業とは、経営とは、基本的な問いに答えてくれる大スケールの本 大変深みのある「新書」740円は大得です
経営においてスキルだけでなくセンスが重要である、 ということを、いくつかの側面から解説しています。 とてもわかりやすく、読みやすいです。 興味深いものはいくつかありましたが、 手段の目的化なんて、言われてみればその通りで、 自分を振り返ってみてあーぁ…と思ってしまいました。笑 就職人...続きを読む気ランキングに関する話は、 確かになるほどな、と思います。
経営センスの論理 (新潮新書) 2013/4/17 著:楠木 建 すぐれた戦略をつくるために一義的に必要なのは何か。それは「センス」としか言いようがない。本を読んでスキルを身につけて、それでうまい戦略がつくれたら誰も郎いない苦労はしない。必要な要素は大半はセンスなのだ。 本書はそのセンスについて...続きを読む以下の6章により紹介している。 ①経営者の論理 ②戦略の論理 ③グローバル化の論理 ④日本の論理 ⑤よい会社の論理 ⑥思考の論理 人へ形容する言葉として「センスが良い」という表現は、私が最も憧れる誉め言葉である。恥ずかしながらまだ人様から「センスが良い」と言われたことは一度もないかもしれない。 元来、センスとは生まれ持った才能がその要素を形作っていると思っていたものの、そうではなく、センスは後付けでも育て上げることができるということが本書からも良くわかった。 しかし、それは難しく、身につけよう・育てようと思ってはじめてその土台に立つことができる。もちろん生まれ持った才能や他の要素からも形作られるケースはあるものの、それはほんの一握りの限られたスーパーマンでしかない。 本書では、いろいろな視点で「センス」を切り口とした著者の面白話がちりばめられている。楽しく書いてあり、飽きることなく、かつ想像以上に後味がしっかりと残る特異な一冊。 今の自分の迷いにも大きく背中を押してくれた。
「ストーリーとしての経営戦略」で有名な楠木建の著書。ストーリーとしての経営戦略を読んで以来、著者には注目をしていたが、本書は著者のセンスが随所に表れていて、面白かった。面白いといっても、興味深いという意味だけでなくて、笑いのセンスも抜群である。読み物として、本当に楽しかった。自分の感覚では共感できる...続きを読むところが多かった。 中でもそうだよなと思ったのは、最後の一節。 「人間が何かに継続的に取り組めるとしたら、その理由は二つしかない。『意味がある』と『面白い』このどちらか(もしくは両方)だ。」最近考えていたことがきれいに整理されたようで、非常にすっきりした。
仕事でセンスという言葉をよく使うようになった今日この頃。納得度の高い一冊となった。結局個人レベルでいけば論理力の組立が大事ということだな。意識と時間の使い方の問題だから日々意識していくこととする。
経営するのは、スキルだけではできない。 経営は特殊解なので、センスが必要だよ。 ダケド、この本は、マニュアル本ではないので、 センスは、どう磨くのかということは、書いていない。 だいたい、センスなんて教えることはできない。 そんなもん自分で磨くもんじゃろ。 センスがあれば、自分で事業をしているわい...続きを読む。 ということを、いうために書かれた。 こういう切り口の本も、ノリがあって、いいねぇ。 このセンセイは、弁舌爽やか、結構毛だらけ猫灰だらけ。 煙に巻く 能力がある。 その煙に巻かれるのも、悪くない。 好きなことを言って、知らない間に、読み終わる。 読んだあとに、『センスだよね』と、うなづかせる。 わかったようで、わかっていない、迷路のような本である。 答えが、ないことが、優れている。
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