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会社をよくするのに必要なのは、「スキル」よりも「センス」を磨くことである。会計技術であれ英語力であれ、単なるスキルをアップさせても「経営」はよくならない。「よい会社」には根幹の戦略に骨太な論理=ストーリーがあり、そこにこそ「経営センス」が光るのだ──。本格的な経営書として異例のベストセラーとなった『ストーリーとしての競争戦略』の著者が縦横に語り尽くす「経営の骨法」。
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Posted by ブクログ
抽象・具体の往復運動は大事。アウトプットのためのインプット、そのための注意。相変わらず腑に落ちることを伝えてくださる。感謝。製造機能100個が限界の工場に1万個製造できる部品を集めても意味がない。でもこれをしがち。気をつけなければ。
楠木氏の著作は「ストーリーとしての競争戦略」がビジネス書のベストセラーになった頃から読んでいるが「ハズレ」と感じたことはない。 本書は2013年初版だが、2022年現在でも違和感なく読めた。これは「本質」に肉薄したことが書かれているからだろう。古い本を読むと著者の主張の真贋(予想の当たり外れ)が...続きを読む分かって面白い。
2021/12/19 再読・まとめ Excellent! 経営者=センス戦略策定←シンセシス(総合)vs分析・スキル 候補者の選定 センスのある人 ビジネスを任せる 子会社の経営 好き嫌いがハッキリ vs客観的・良し悪し・DATA ハンズオン オーナーシップ 覚悟 責任感 経営は意志 言...続きを読む語化が不可欠 自分の言葉 戦略 予想ではない こうしようという未来への意志 良い戦略を作るのはスキルよりセンス センスの良さは天賦の才 育てるより見出し、育つようにする センスは好き嫌いで磨かれる 戦略の本質はシンセシス(綜合)であってアナリシス(分析)ではない スキルで経営者を育てられない スーパー担当者になるだけ 経営は意志 意志は言葉でしか伝わらない 事業に対してオーナーシップがある 良い顔で仕事をしているか?も大事な視点 競争戦略の本質は「違いをつくること」独自性や差別化 イノベーションの本質は「非連続性」 戦略=競争の中で長期利益を獲得するための手段 「こうなるだろう」という未来予測ではない。 「こうしよう」という未来への意思が戦略。 人間はイメージできないことは絶対に実行できない。 数字より「筋」 「戦略が優れた会社」=「働きがいのある会社」 経営者が骨太の戦略ストーリーを構想し、それを会社全体で共有する exニコニコ動画川上量生 僕の理想は「非効率な社会」 全体の効率化を進めると、無機質のつまらない街になる 同じチェーン店の同じ景色 精神的に豊かな社会は「多様な社会」 文化や富の正体は、昔から非効率なもの、無駄なもの 人間の価値 「意味がある」「面白い」 知識の質は「論理」にある 抽象と具体の行きつ戻りつとその幅が「地頭の良さ」 大ベストセラー「ストーリーとしての競争戦略」の著者 MBAのような分析的経営スキルが主流の中に、大きな一石を投じるスタンスは同じ そもそも事業とは、経営とは、基本的な問いに答えてくれる大スケールの本 大変深みのある「新書」740円は大得です
経営においてスキルだけでなくセンスが重要である、 ということを、いくつかの側面から解説しています。 とてもわかりやすく、読みやすいです。 興味深いものはいくつかありましたが、 手段の目的化なんて、言われてみればその通りで、 自分を振り返ってみてあーぁ…と思ってしまいました。笑 就職人...続きを読む気ランキングに関する話は、 確かになるほどな、と思います。
経営センスの論理 (新潮新書) 2013/4/17 著:楠木 建 すぐれた戦略をつくるために一義的に必要なのは何か。それは「センス」としか言いようがない。本を読んでスキルを身につけて、それでうまい戦略がつくれたら誰も郎いない苦労はしない。必要な要素は大半はセンスなのだ。 本書はそのセンスについて...続きを読む以下の6章により紹介している。 ①経営者の論理 ②戦略の論理 ③グローバル化の論理 ④日本の論理 ⑤よい会社の論理 ⑥思考の論理 人へ形容する言葉として「センスが良い」という表現は、私が最も憧れる誉め言葉である。恥ずかしながらまだ人様から「センスが良い」と言われたことは一度もないかもしれない。 元来、センスとは生まれ持った才能がその要素を形作っていると思っていたものの、そうではなく、センスは後付けでも育て上げることができるということが本書からも良くわかった。 しかし、それは難しく、身につけよう・育てようと思ってはじめてその土台に立つことができる。もちろん生まれ持った才能や他の要素からも形作られるケースはあるものの、それはほんの一握りの限られたスーパーマンでしかない。 本書では、いろいろな視点で「センス」を切り口とした著者の面白話がちりばめられている。楽しく書いてあり、飽きることなく、かつ想像以上に後味がしっかりと残る特異な一冊。 今の自分の迷いにも大きく背中を押してくれた。
「ストーリーとしての経営戦略」で有名な楠木建の著書。ストーリーとしての経営戦略を読んで以来、著者には注目をしていたが、本書は著者のセンスが随所に表れていて、面白かった。面白いといっても、興味深いという意味だけでなくて、笑いのセンスも抜群である。読み物として、本当に楽しかった。自分の感覚では共感できる...続きを読むところが多かった。 中でもそうだよなと思ったのは、最後の一節。 「人間が何かに継続的に取り組めるとしたら、その理由は二つしかない。『意味がある』と『面白い』このどちらか(もしくは両方)だ。」最近考えていたことがきれいに整理されたようで、非常にすっきりした。
仕事でセンスという言葉をよく使うようになった今日この頃。納得度の高い一冊となった。結局個人レベルでいけば論理力の組立が大事ということだな。意識と時間の使い方の問題だから日々意識していくこととする。
経営するのは、スキルだけではできない。 経営は特殊解なので、センスが必要だよ。 ダケド、この本は、マニュアル本ではないので、 センスは、どう磨くのかということは、書いていない。 だいたい、センスなんて教えることはできない。 そんなもん自分で磨くもんじゃろ。 センスがあれば、自分で事業をしているわい...続きを読む。 ということを、いうために書かれた。 こういう切り口の本も、ノリがあって、いいねぇ。 このセンセイは、弁舌爽やか、結構毛だらけ猫灰だらけ。 煙に巻く 能力がある。 その煙に巻かれるのも、悪くない。 好きなことを言って、知らない間に、読み終わる。 読んだあとに、『センスだよね』と、うなづかせる。 わかったようで、わかっていない、迷路のような本である。 答えが、ないことが、優れている。
スキルではなくセンスが必要 アナリシスは分けること 優れた経営は要素だけではだめで、ストーリーが必要という著者の主張と整合する 余談も多いが堅苦しくなく読みやすい
競争戦略の専門家による、経営センスについて記した本。著書「ストーリーとしての競争戦略」が、かっちりした内容であったのに対し、本書は、著者の考えをざっくばらんに述べたものと言える。口語調であり話もあっちこっちに飛ぶが、興味深い箇所が多く、気軽に面白く読めた。 「(スキルよりセンスの説明)モテようと思...続きを読むって雑誌を読む。「こうするとモテますよ!」というスキルめいたものが山のように紹介されている。そこにあるファッションやデート方法をそのまま全部取り入れたらどういうことになるか。ますますモテなくなる。間違いない」p15 「好き嫌いを自分で意識し、好き嫌いにこだわることによって、経営者として重要なセンスが磨かれるのではないかというのが僕の仮説だ」p21 「「ノリがいい」会社ほど、好き嫌いについてコミュニケーションが多い。高度成長期にホンダやソニーといったグローバルブランドが育った背景にも、会社にとって重要な判断ほど、最後のところでは好き嫌いで物事が決まっていたということがあった」p23 「「何枚もセーターを着て家の中にいると、外の寒さがわからない。寒さを肌で感じないと経営はできない」とウェルチ(GEのジャック・ウェルチ)さんは言う」p25 「(柳井正)「経営は意志。意志は言葉でしか伝わらない。人が書いた原稿を読み上げるだけの経営者がいるが、何を考えて経営しているのか、不思議としか言いようがない」」p27 「その経営者が「何をしない」ことにしているのか。これが経営という仕事を深く理解し、その経営者の資質や能力、スタイル、されには経営哲学を深く読み解くカギだと僕は考えている(時間を作るために何を切り捨てているか)」p31 「(EUの公的支援ガイドライン)「経営不振企業の市場での淘汰は必然であり、経営破綻に対する公的支援の制度化は絶対に容認されない」」p102 「「手段の目的化」は古今東西の経営の失敗パターンとしてもっともよくみられるものだ」p104 「昔から「イギリスの最も競争力のある輸出品は英語だ」という」p108 「人間が何かに継続的に取り組めるとしたら、その理由には2つしかない。「意味がある」と「面白い」、このどちらか、もしくは両方だ」p227
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