楠木建のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Give and take ★4
最近人間関係においてgiverとtakerを強く感じるようになっていたため読むことにした。Giverとtakerだけでなくその間のmatcherなるものがいるとは。本書では確かにその通りだって思うことをうまく言語化し、それを裏付ける実験結果を提示してくれているので納得がいった。しかし挙げられている例はその人だから成功したのでは?例外も多くあるのではと思わされる部分も多かった。本書を一言で言えば「情は人の為ならず」。つまりギバーになれということ。
一番成功しないのもギバー一番成功しているのもギバー。両者の違いは自己犠牲型ギバーか他者思考のギバーかということ。
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Posted by ブクログ
1番読みたい第6章のみ。
自分がギバー志向であるが故、
与える人が気をつけねばならないことを1番最初に知りたかった。
①②は心がけていきたい。
結論: 他者志向のギバーが1番成功
⇔△自己犠牲のギバー
①1日1つよりも、1日にまとめて他者にギブする行動が◎(毎日取組み疲弊してきた行動も、目的が変わればすぐに動けるようになる)
②ボランティア活動は年間100時間までで、大きなパワーが得られて疲労感が最も少ない(週2時間)
③周囲からサポートを受けることこそ、燃え尽き防止の強力な特効薬
(与えることが関係を強化し、自分への支持を確立→サポートネットワークを築き助けが必要なときに頼ることができる -
Posted by ブクログ
私はテクニックが載っているようなビジネス書はあまり読まないですが、自伝は好きでよく読みます。
この本でいう「人に話したくなるストーリー」が、自伝には溢れています。
例えば、スターバックス元CEOのハワードシュルツさんの『スターバックス成功物語』など、大好きです。
「自分だったらどうするかな?」と考えたり、「もしこんな場面が来たら参考にしよう」と思ったり。
「人に話したくなるストーリー性のある戦略は強い」と著者は言います。
その「強さ」を構成するものはいくつもありますが、私が印象に残ったのは、「クリティカルコア」という考え方です。
「業界の常識で考えると一見非合理に思えるけど、全体の -
Posted by ブクログ
ビジネス書やリーダーに関する本をいくつか読んできたが、この本はよくあるリーダー論の本とは異なり、仕事に限らず生きる上で身体の感覚やマインドフルネスの考え方を大事にしよう、というところを一貫して教えてくれる本だった
日々いち早く多くのことをこなして自分の理性や脳で判断し続けるだけでなく、日々のペースを落として、自分や相手の感情まで含めて感じるものを大事にして人とのつながりを感じることで、より多くの情報を汲み取って判断できるようにするのが大事であり、それによって絶え間ないプレッシャーや常に時間がないと感じるような感覚から解放される
瞑想やマインドフルネスについて多くのところで書かれているため、 -
Posted by ブクログ
「好き嫌い=譲れない信念や価値観」
経営者にとっての好き嫌いとは、信念や価値観に近いだろう。これは決断を迫られるときのベースになり、我々が何かに直面するときに初めに持つ直感的な感覚といえます。
本作は、日本でも有数の経営者であるユニクロの柳井正や、サイバーエージェントの藤田晋など総勢14人が登場し、良し悪しも含めた好き嫌いを自由に語るインタビュー本になっています。
どこか皆さんに共通してある感覚に、ずるく正しくないことや偉そうにすることなどを嫌い、現状に満足せずに新しいことへ挑戦するのが好きでした。
これを端的にすると、誠実さ、好奇心、そしてそれらを実行へと向かわせ、継続させる精神力が重要だと