楠木建のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が理想としたいマネジメントやチームの姿がはっきり書かれていてこれを目指したい、と強く思えた。
いいチームを実現するのは小さなシグナルを積み重ねること、これが大事。
・安全な環境、弱さの提示、共通の目標
・チームに悪影響を与える人は、性格が悪い、怠け者、周りを暗くする人
・帰属のシグナルは、交流を大切にするエネルギー、個の尊重、未来志向
・メンバー全員が短いセンテンスでシグナルをテンポよく送り合う、家族のようなチーム
・継続した明確なシグナルを積み重ねる
・あなたはチームの一員である、このチームは特別で高いレベルが期待されている、あなたはそのレベルに到達する力があると信じている
・強者の謙遜。リーダーは地道にそのシグナルを体現しつづける。リーダーはチームの1メンバー
・リーダーは弱さを見せる。チームは相互依存する範囲の人の集まり。リーダーの弱さが協力関係をつくる、そうすると自律的に判断しあえる
・直後に真実を追求する
・信頼できる常識人。聞き上手で好奇心旺盛、質問によってメンバーが安心する。強いリーダーシップではなく、個々を発見する力。人を刺激する共感
・小さなシグナルを送り続ける
・ヒューリスティクス。シンプルなルールに則り、経験則から判断している。
・習熟を期待するチームと創造を期待するチーム
・複雑で小さな意思決定の集合体。チームが自律的に正しい決定を積み重ねることが大事なので、意思決定を大きく落とす、ではなく、チームの人を育てる
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Posted by ブクログ
ネタバレ楠木先生が、Newspicks読者から寄せられて仕事などに関する質問に回答するという形式で書かれた一冊。
読者の悩みが自分の悩みとシンクロする部分も多く、楠木さんの回答が歯に衣着せぬ口調でわかりやすく明確なので、大変面白く一気に読み進んでしまった。
やはり自分の根底にある価値観(好き嫌い)に素直に生きていかなければならないと再確認。
人生において起こる全てのことは自由意志。自分で選択している。誰からやれと頼まれたことなんて何もない。サーブ権は常に自分にある。
普通、仕事について考える時は、自分の好きなことや得意なことが先にあるはず。「こういうことなら人の役に立てる」、「こういうことをやりたい」と自分から提供するものがあって、だとしたら具体的にどこでどういう仕事をするべきかと考えるのがまっとうな順番。
何が良いことなのか、悪いことなのか、それは人によってそれぞれ。結局は好き嫌いがベースで決定をしている。
努力の娯楽化。本当に好きなこと、やりたいことだけに集中する。
ダイバーシティは多様性を成果に向けてまとめる力が最も重要
3年やってメガでないのであればセンス無し。さっさと次のサーブを打つ。
良い仕事=人の役に立つこと。人に価値を提供すること。
過去の先人が何故人々をひきつけ、偉大な経営者になれたのか、理由は「いい仕事をする」ということ。自分以外の誰かの役に立ったということ。大きな仕事を成し遂げたということは、すなわち自分以外の誰かに対して大きな価値をつくったということ。
夢と欲は違う。仕事と趣味の違い。利他たのか利己なのか?の違い。欲は自分でお金を払う。利他は他人に価値を提供して対価をもらう。
WorkはLifeの一部である。働くという事は自分の人生においてどういう意味を持つのかを大局的に見ないとキャリアとは言えない。
自分を変える方法(大前研一)
時間配分を変える、住むところを変える、付き合う人を変える。
最も意味がないのは、変わるぞ!と決意することである。
位置エネルギー、運動エネルギー。
川の流れのように♪、時の流れに身をまかせ♪
どんな分野でもプロとアマの違いは持続性なり頻度にある。アマでもツボにはまると一回や二回はうまくいくことがある。ただし、調子がいい時も悪い時も、状況がフォローでもアゲンストでも一定のレベルの仕事を維持できるかどうか、ここにプロとアマの決定的な違いがある。「悪い時でも悪いなりに。。」がプロ意識。
長く(高頻度)続けているとフィードバックを受けることが多くなる。仕事である以上、必ず受け手がいる。受けたは必ずあなたを評価します。
受け手にとってわかりやすい。これは自分の仕事にとって最大の生命線。この仕事をしている以上は20数年に亘り、毎日呼吸をするように「なるべくわかりやすく、自分の考えが伝わるように、、」という意識で書いたり喋ったりする作業を繰り返している。蛇の道は蛇。
よい文章を書く要諦は実に簡単。自分で面白い、どうしても伝えたいと思うこと以外は書かない。話ことばも同様で「何をどのように話すか」よりも「何を話さないか」こちらに集中すれば伝え方の質は向上する。 -
Posted by ブクログ
10年ほど前に、「ストーリーとしての競争戦略」を読もうとして、その文章、日本語に拒否反応を感じ、どうしても読み進めることができなかった。
今回、職場の人に勧められて半信半疑で読み始めたが、お悩み相談を書籍化したということもあり、この口調が逆に良い方向に際立って、とても読みやすく、面白かった。
今の私に一番刺さったのは、「ラインマネージャーか専門職か」というくだり。私も上司との人事面談のたびに聞かれて、状況に応じてどちらの要素も必要だと思うので、一概に決められない、といった回答をしていると、会社としては育成方針もあるからどちらか決めないと、と言われ、何ともしっくりこない気持ちでいたが、楠木先生の回答を読んですっきりした。こんな粗々な分類にこだわるのではなく、自分の向き不向きや好き嫌いに忠実に、自分を定義することの方が重要なんですね。
ストーリーとしての競争戦略、リベンジでもう一度読んでみようかな。 -
Posted by ブクログ
『戦略読書日記』ですっかり書評家・楠木建のファンになったワタシには、氏の書評がつまった本書を買わない理由などまったくなかった。500ページを超える単行本でも、その厚さに躊躇するどころか、むしろ期待で胸が高なった。
果たして内容は期待以上。書評に加えて、読書論や読書スタイルが挿入されていて、これがまた楽しい、と言うか驚愕!自由度が高すぎてロジック抜きのやりたい放題になってしまう小説には手をつけず、(ビジネス本を含めて)人間と社会についてのノンフィクションが中心。徹頭徹尾インドア派で、時間があれば一日に10時間本を読み、読書で頭が疲れたら違う本を読んで頭を休ませる。こんな人から繰り出される書評がつまらない筈がない。
読む前から分かっていたことではあるけれど、またしても読みたい本が増えてしまった。 -
Posted by ブクログ
文句なし、5つ星!
ビジネスに必ず役立つ知識だけど、フレームワークなんかの理論じゃない。チームづくりのやり方でいくらでもパフォーマンスは変わってくるというコトを認識させてくれる良著です。
「最強チームをつくる方法」という副題は全くもってそのとおりなのですが、本著の内容は実際のケースに基づいていて、物語として楽しみながら読めるので、なんか勿体ないなぁという印象を受けました。
読んで驚いたのは、過去読んで素晴らしいと思った本や題材が集まっていたこと。
アダム・グラントから始まって、ピクサー、ユニオン・スクエア・カフェのダニー・マイヤー、アメリカ海軍の駆逐艦ベンフォールドの艦長マイケル・アブラショフ。私がここ数年で読んで、4つ星か5つ星をつけてきた本たちの題材がここに集結してたとは。
そして、これらの本を取りまとめて抽象化している本があったとは!
読んでみると、確かに共通する要素があった。著者のキュレーション力と体系化する力には脱帽です。
内容には敢えて触れませんが(ネタバレにもなるので)、ビジネス…と言うか、人を動かしたい、物事を進めていきたいと思った時の「車輪」には、個人的には2つの側面があると思っていて、それは「理論」と「情緒」です。
理論については割と過去のビジネス書で語りつくされてきていた感があったのですが、本著は情緒の本です。
今まで、情緒側は何だかちょっと怪しげな印象の本ばかりだったのですが、本著では著者が上手くいった要因を分析して説明していて、「なぜか」がクリアなので、安心して人に薦められます。
つい日々で試したくなる、良い勉強をさせてもらった本です。