あらすじ
全米トップ・ビジネススクール「ウォートン校」の史上最年少終身教授でもあり、気鋭の組織心理学者が教えるビジネスの成功の秘訣。「ギバー(人に惜しみなく与える人)」「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」「マッチャー(損得のバランスを考える人)」もっとも成功するのは誰だろう。他人に優しくしていたら、厳しい競争を勝ち抜けない?――それは大きな誤解だ。これからは、他者志向の思いやりの発想とコミュニケーションが、あなたの仕事に大きな成功をもたらす。リーダーシップ、営業、交渉、事業の立ち上げ、昇進まで……ありとあらゆるシーンでこの考え方が役に立つだろう。一橋大学大学院教授・楠木建(『ストーリーとしての競争戦略』『経営センスの論理』)の監訳と解説で、日本初デビュー!「世の“凡百のビジネス書”とは一線を画す一冊だ!」
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Posted by ブクログ
「GIVE&TAKE-「与える人」こそ成功する時代-」Adam Grant
「ギバーであることは一〇〇メートル走では役に立たないが、マラソンでは大いに役立つ」
ビジネススーツを着せただけで、人間関係や他人の利益に払う注意が大幅に減ったことがわかっている。
自分にまったく利益をもたらさない人間をどうあつかうかで、その人がどんな人間かがはっきりわかる」
人は権力を手にすると、寛大になって責任感が強くなる一方で、生来の傾向が表に出やすくなることがわかっている。
テイカーは自分のことで頭がいっぱいなので、三人称の代名詞(私たち)より、一人称の代名詞(私)を使うことが多い。
自分が何ももっていないとき、まず最初にどんなことをしますか? 人と関係を築き、ほかの誰かのために何かしてあげようとするでしょう?
値を交換するのではなく、リフキンはひたすら価値を「増やす」ことを目指している
テイカーは、自分を偉く見せて、有力者にとり入るためにネットワークを広げ、一方マッチャーは、人に親切にしてもらうためにネットワークを広げる。
与えることは、とくにそれが首尾一貫している場合、グループ内のほかの人のギブ・アンド・テイクのやり方をしだいに変えていく。つまり、与えることは「感染」するのだ。
不慣れな場所に行くと、人はほかの人のふりを見てふさわしい行動を知ろうとする。そこで誰かが与えはじめれば、それが当たりまえの振る舞いになり、ほかの人とのやりとりのなかで積極的に実行するようになるというわけだ。
グループに一貫したギバーが一人いると、ほかのメンバーはより与えるようになる。与えることをごく当たりまえのことにするには、たった一人ギバーがいるだけで十分なのだ。与えることによって、グループのほかのメンバーに得をさせることができる。与えれば受けとる金額は少なくなったが、ほかのメンバーを与えようという気にさせたので、結果的には、参加者全員により多くの総額を提供することになった。ギバーは与えることを「当たりまえ」にし、グループ全体の利益を大きくしたのである。
グループの目標は、与えることの大切さを行きわたらせること。取引する必要もなければ、交換する必要もありません。だけど、グループの誰かに親切にすれば、自分に助けが必要になったとき、きっとグループの誰かが親切にしてくれますよ
天才はテイカーになる傾向があり、自分の利益を大きくするために、ほかの人から「知力、エネルギー、能力を奪う」。
それに対し、天才を育てる
天才を育てる人はギバーになる傾向がある。
クリエイティブな建築家のほうは、平凡な建築家と比較すると、はるかに「要求が多く、攻撃的で、自己中心的」なことで際立っていた。のちの調査で、これと同じパターンが、クリエイティブな科学者とそうではない科学者を比較した際にも見られた。クリエイティブな科学者は、「優越感、敵意、精神の異常さ」においてスコアがかなり高かった。
また、極めてクリエイティブな科学者は、他人を軽んじる傾向があるという結果が出た。彼ら自身も、「私は他人の働きを軽んじて、手柄を自分のものにしがちだ」「ほかの研究者の価値を評する際、当てこすったり、けなしたりしがちだ」といった言葉に同意している。
テイカーはユニークなアイデアを生み出し、反論をものともせず、それらを擁護するコツを心得ている。自分の意見に絶対的な自信をもっているため、普通の人なら創造力を抑え込まれてしまう「社会的な承認」に縛られることがないからである。
自分の知力にだけ頼った、一見、個人の力が大きい仕事でも、成功するかどうかは自分で理解している以上にほかの人びとの協力にかかっている
患者の死亡率を下げるには、外科医は手術をサポートしてくれる特定のチームメンバーとの協力関係が必要
「スターを雇うことは、スター自身にとっても、雇う側の会社にとっても、利益をもたらさない」
非常に才能のある人は他人に嫉妬されやすく、嫌われたり、うらまれたり、仲間はずれにされたり、陰で中傷されたりする。ただし、これがギバーであれば、もはや攻撃されることはない。それよりむしろ、ギバーはグループに貢献するので感謝される。
ギバーとして信用を得ると、ちょっと大胆で挑戦的なアイデアを出しても、まわりに特別に認められてしまう
人間は「他人がしてくれたこと」より、自分が「してあげたこと」に関する情報をより多く手に入れる。悪気がなくても、人は自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する」責任のバイアス
自分自身がやったことを評価するまえに、相手がしてくれたことをリストにするだけでよい。
うまくいかないときは自分が責任を負い、うまくいっているときは、すぐにほかの人を褒める。
グループ作業を成功させるカギは、手柄を共有することである。
視点のズレ
心理的・身体的な興奮状態を経験していないとき、人はそれが自分に与える影響をひどく過小評価する。たった10分でも人は忘れる。
「自分は『よいことをしているのだ』と何の疑問も抱かずに信じきっていました。本当はどうすべきかを知るには、患者に意向を尋ね、話し合うしかない。
成功するギバーは、自分のものの見方を相手の視点に合わせる。だが、これを最初からできる人はそうそういない。
贈る側は独自の贈り物をするほうがいいと考えたのに対し、受けとる側は「欲しいものリスト」にある贈り物のほうを好んだ
他人の視点から見るといっても、たいていの人は自分のものの考え方から出ることはなく、「この場合、『私』ならどう感じるだろうか」と自問する傾向があることがわかっている。そうやって贈り物をすれば、自分が選んだ品を自分が受けとったときの喜びはイメージできる。
ただし、これは受けとる側が経験するのと同じ喜びではない。受けとる側は好みが違っているからだ。
人を真の意味で助けるには、自分のものの見方の外に出なければならない。マイヤーがしたように、こう自問する必要があるのだ。 「この場合、『受けとる側』はどう感じるだろうか」
「自己成就予言」(他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待どおりの結果を実現する
一流のピアニストのほとんどが、最初は「家族や近所の子どもに比べれば才能がある」程度だった
ピアニストは当初、一流のピアノ教師から習ったわけではなかったのである。ほとんどが、関心、集中力、やる気によって、より高い業績を達成することがわかっている。
一定以上の能力をもった候補者がたくさんいたら、粘り強さは、その人がどこまで可能性を発揮できるかを予測する大きな要因になる。
ある分野の専門的技術を習得するには、コツコツとした練習が延べ一万時間は必要なことが明らかになった。
「知力投資説」カテルは、「関心」こそが、人に時間とエネルギーを投資させ、特定のスキルや知識基盤を発達させる
人は自分よりも他人のために選択するとき、より的確で創造的な決断が下せる
自分を中心に考えると、エゴを守ろうとすることによって決断が歪められるだけでなく、考えうるあらゆる局面に適した選択をしようと悩むことになる。 しかしギバーがごく当たりまえにやっているように、他人を中心に考えて選択すれば、エゴや些細(ささい)な事柄に振り回されることは少なくなる
ギバーは全体を見て、ほかの人びとにとって一番大切なことを優先させる
選手を成長させるのは、才能ではなく、努力
テイカーは「他人からこう見られたいと思う自分の姿に反するような、周囲からの批評や仕事ぶりに関する評価を軽視しがち
ギバーは、「自分への影響を気に掛けることなく、周囲からの批評を受け入れ、それに従って行動する傾向がある」
批判されていると感じたとたん、テイカーは忠告を受け入れる気になれなくなる。
ギバーは、可能性の片鱗が見え隠れするまで待ったりはしない。他人の意図を疑わず、楽観的に解釈するので、すべての人のなかに可能性を見出そうとする。
ランキング上位のテニスプレーヤーには、最初のコーチに「特別に目をかけられた選手が多く、それは身体能力がとりわけ優れていたからではなく、やる気があって、猛練習もいとわなかったから
人は話せば話すほど、いっそうグループについて知ったと思うものなのだ。**テイカーのように話を牛耳(ぎゅうじ)って会話を牛耳ると、ほかの人がひと言も話していなくても、周囲の人のことがわかったような気になる
弱みを見せても効果があるのは、周囲の人びとに有能だと認められている場合に限ることだ。
達人がヘマをすると、好感度がいっそう上がったのである。 心理学者はこれを「プラットフォール効果」
ギバーにとって有利な交渉術がある。それは**「アドバイスを求めること
強気のコミュニケーションはその場かぎりの面接では効果的だが、チームワークやサービス関係では、チームのメンバーの尊敬や賞賛を失う要因となる。
売り手が買い手に、価格の折り合いをつけるにはどうしたらいいかアドバイスを求めると、**四二パーセントが合意に達したのである。**アドバイスを求めることによって、協力関係と情報の共有がうながされ、もめがちな交渉を、双方が得をする取引に変えた
アドバイスを求めることは、ゆるいコミュニケーションの一形態である。誰かに何かを聞くということは、自分の自信のなさを伝え、弱さを見せることだ。
知識のある同僚にしょっちゅうアドバイスや助けを求めている人は、まったく求めない人よりも、上司の受けがいい
人間は自分の時間、エネルギー、知識や情報を投資して誰かを助けると、相手がそれに値する人だと必死で信じようとする
人にアドバイスを求めると、相手への信頼や、その洞察力や専門知識に敬意をもっていることを示せる。
人にアドバイスを求めることには四つのメリットがあるという。それは、①情報の獲得、②自分の身になってもらえること、③相手とのかかわり合いが強められる、④ゴマすりである。
ギバーには二種類あり、それぞれ成功する割合がかなり違っているのである。 「自己犠牲タイプ」のギバーは、他者の利益追求のスコアが高く、自己の利益追求のスコアが低い。自分自身のニーズをかえりみず、時間とエネルギーを割いて、そのツケを支払う。むしろ無私無欲に与えることは病的な行為であり、生物学者のバーバラ・オークレイは「病的なまでに他人に尽くすあまり、自分自身のニーズを損ねること」と定義している。 そんなふうに他人を助けているうちに、自己犠牲的なギバーは自分自身を傷つけてしまうことになる。ある調査では、自己犠牲タイプのギバーである大学生は、学期が進むにつれて成績が下がっていった。彼らは「友人の問題にかかずらっていたせいで、講義に出られなかったり、勉強できなかったりした」と認めている。 自己の利益と他者の利益は、一つの座標の両極端に位置するものと思われがちだが、私は調査を通じて、この二つが完全に別個の動機であることを発見した。二つを同時に目指すことが可能なのだ。
他人のことだけでなく自分自身のことも思いやりながら、他者志向的に与えれば、心身の健康を犠牲にすることはない。
六カ月以上にわたり、自分自身と他人のどちらにも同じくらい利益になるように与えた人びとは、幸福度と人生に対する満足度が大いに高まった
周囲からサポートを受けることこそ、燃え尽き防止の強力な特効薬
大きな成功を収めたギバーたちは、身の上話のなかで、対照グループの二倍、権力や業績の追求について触れていた。成功しているギバーは普通の人たちより他者重視であるだけでなく、利己的でもあるということ
ギバーが燃え尽きるのは、与えすぎたことよりも、与えたことでたらされた影響を、前向きに認めてもらえていないことが原因
テイカーが「利己的」で、成功できないギバーが「自己犠牲的」なら、成功するギバーは「他者志向的」といっていいだろう。 自分を犠牲にして与えていれば、すぐにボロボロになってしまうだろう。「他者志向」になるということは、受けとるより多くを与えても、決して自分の利益は見失わず、それを指針に、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めることなのである。 他者への関心に自己への関心がかなり結びつけば、ギバーは燃え尽きたりやけどしたりすることが少なくなり、成功しやすくなる。
人の役に立つことをすると、自律心や達成感、他人との結びつきが高まるため、元気が出る
一日に一つずつ与えるよりも、一日に五つまとめて与えた人のほうが幸福度が増した。「一日に一つずつだと、親切な行ないがもつ特徴やパワーが減少するためか、もしくは被験者が習慣的に行なっている親切な振る舞いと見分けがつきにくくなるから
寄付金が一ドル増えるごとに、収入が三・七五ドル高くなった
人の視点グループの四〇パーセントが双方にとってもっとも望ましい合意に達し、一方、共感グループと対照グループはわずか一七パーセントだった。
自分のためにお金を使っても、幸福度は変わらなかったが、ほかの人のために使った人は、幸福度がかなり上がった経済の専門家はこれを「倫理的満足感」と呼び、心理学者は「ヘルパーズ・ハイ」と呼ぶ。最近の神経科学の証拠では、与えることによって脳の報酬中枢が活性化することがわかっており、人の利益のために行動すると、そこから喜びや目的意識などの信号が伝達される
ボランティア活動をすると一年後、幸福度、人生への満足度、自尊心が高まり、うつ病が軽減したのである。ボランティア活動をしていた六十五歳以上の人の場合、八年間にわたり、うつ病が減少した。 ほかの研究でも、ボランティア活動をしたり、人を支援したりしている高齢者は実際、長生きすることがわかっている。
より多く与える人は、より多く稼ぐようになる
人がストレスを感じると、脳は人と緊密に結びつきたいと思わせる化学物質を放出する
テイカーとつき合うときには、マッチャーになればいいのだ。ただし、最初はギバーでいたほうがよいだろう。信頼は築くことこそ難しいが、壊すのは簡単だからだ。それでも、相手が明らかにテイカーとして行動したら、ギバー、マッチャー、テイカーの三タイプを使い分け、ぴったりの戦略をとるのが得策
ギバーは、協力的なパートナーと働くときは協力的だったが、競争的なパートナーに替わったとたん、態度を相手に合わせて、競争的な態度で応じるようになった。
相手の気持ちを考えるのではなく、相手の考えていることを推察すること。
誰かに出会ったとき、その人に自分自身を連想させるものがあると、人は少しだけ熱心になり、友好的になり、心を開くようになる
自己犠牲タイプのギバーがいつでも人を信用するという間違いを犯しているのに対し、他者志向のギバーは信用することを基本としながらも、その行動や評判からテイカーだとわかると、ギブ・アンド・テイクのやり方を使い分ける。 他者志向になるということは、ギバーが自分自身の利益を気にかけつつ、相手を信用し、それでも相手の真意を必ず見極めることなのだ。 テイカーを相手にするときには、自衛のために、マッチャーになるのがいい。ただし、三回に一回はギバーに戻って、テイカーに名誉挽回のチャンスを与える。
ギバーにしろ、マッチャーにしろ、テイカーにしろ、どれか一つのタイプで人生のすべての領域に対処する人はまずいない。グループにおいて与えることが当たりまえになると、たとえばほかの場所ではテイカーやマッチャーのように振る舞っていたとしても、メンバーもそれを支持して与えるようになる
人はあるグループに参加すると、どのように振る舞うのがふさわしいか、その手がかりを探す。
私たちには同化したいという欲求があり、人とつながり、強く結びつき、コミュニティの一員になりたいと思う。その一方で異化したいという欲求もあり、ユニークでほかとは違う、個性的な存在でありたいとも思っている。解決策は、同時に「同じで異なる」存在になることである。つまり、同時に「同化し異化する」方法を探せばいいのだ。 「同化し異化する」ことを達成するもっとも一般的な方法は、特異なグループに参加すること
自分自身だけでなく、他者の利益も思いやった要求を関係説明と呼んでいる。
困っている人に共感すると、相手に強い愛着を抱くので、相手との一体感を覚える
人との絆とは他者志向性のことなのである。与えるときはたいてい、相手に得をさせたいという欲求と、自分自身も得をしたいという欲求が複雑に混ざり合っているのだ。 テイカーやマッチャーはおそらく、他人の利益にも自分の利益にもなると感じれば与える
「利己的か利他的かで分けることは、根本の問題から注意をそらすためのものかもしれない。なぜ自己を他者から、あるいは自己から他者を惹き離そうとするのだろう。この二つを一体化することが、人間の協同性に隠された秘密である
「人に指導してもらったら、同じことをほかの人にもしてあげてください。人に親切にされたら、その恩返しを別の人へとしてほしい
人に惜しみなく与えること自体が危険なのではなく、誰に対しても、たった一つのギブ・アンド・テイクのやり方で対応することのほうが、よっぽど危険
テイカーが他人の利益になるように行動すれば、たとえ動機が利己的なものであったとしても、「与えるシステム」の維持に貢献していることになるからだ。しかし注意したいのは、テイカーは注目されなくなったとたん、与えなくなる
「助け合いの輪」は、例の通称パンダ・アダムのネットワークの縮小版なのだ――参加者は、グループのすべての願いが必ず聞き届けられるように、参加者は、直接的には助けてもらっていない人々も含め、ほかのメンバーに五分間の親切をするよう仕向けられる
最初に人びとの行動を変えれば、信念もあとからついてくる
「助け合いの輪」では、与える状況を意図的につくり出すことにした。職場では、与えることのほとんどが、助けを求められ、それに応えた結果であることが調査からわかっている。
Posted by ブクログ
人に何かを与えることは同時に自分を犠牲にしたり、損をしたりしないといけないことだと心のどこかで思っていたことに気づいた。
本当は、他の人の視点で考えて行動することによって、信頼や恩恵がもっと返ってくることもある。自己犠牲のギバーではなく、他者視点のギバーを目指したいと思う。
Posted by ブクログ
まだ読んでる途中だけど、
ギバーは、自分を削ってしまうギバーと、成功するギバーに分けられる。
成功するギバーとは、利他的で人間の本質的な目的(意義、価値観)意識を常に強くもって行動できる人。と言うことが出来ると考えた。
追記1
もうほぼ終わりまで読んだ。
ギバーなのか、テイカーなのか、にこだわりすぎることもない。
人は時と場合により柔軟に変化する。
より多くを自ら与え、お互いに与えあえるように援助すること。
追記2
読み終わった。
まだまだ噛み砕けていない部分があるかもしれない。
でも、これからもっと、多くの人に与え続けていきたい。
見返り無く、高い視座をもって沢山の人の成長の一助となれるような人間に。
やりがい、相手が笑顔になること、が最高のギフトだと感じる気持ちを大切にし、能力や成果を周囲とwinwinwinの関係で伸ばしていく。
常に、主体的なギバーであり続ける。
それだけ。
消耗はしない。
Posted by ブクログ
GIVE&TAKEについて多くの事例を用いて解説をされています。人間にはギバー、マッチャー、テイカーこの3種類があり1番成果を出せない人は、ギバーで1番成果を出す人もギバーである。その差や違いは何なのか、様々なストーリーを例に解説されています。しっくりくる部分は多くありました。気づける事は多いと思います。
Posted by ブクログ
自己を犠牲にして相手に与えるギバーではなく、他者の幸せを実現するギバーとして振る舞える人が一番成功するという本。
とはいえテイカーは一定数いる中で、どう疲弊せずにギバーとして振る舞えるのか(寛容なマッチャー)のヒントも教えてくれている。
どうやってギバー、マッチャー、テイカーを判断しているのかそのアンケートをみたい!と期待したがそれは出てこなかった。
成功を手にするだけでなくより良い世の中を作るためにギバーらしい振る舞いが自分にできるのか都度都度立ち止まって考えることになりそう。
ペンシルバニア大が最古のビジネススクールを持っているのを初めて知った
Posted by ブクログ
ギバー、マッチャー、テイカーそれぞれの特徴そしてどの分類に属するのが大成するのかがよく分かる本だった。
個人の損得勘定で動くのか、はたまたチームのことを思い自己犠牲をするのか。
人間の行動の原理を理解できる本でした。
Posted by ブクログ
『GIVE AND TAKE』の考え方は私の日常生活や仕事観に深い影響を与えました。「ギバー」という概念は単なる親切心だけでなく、戦略的な人間関係構築の方法を示しています。特に印象的だったのは、薄い関係性からも価値ある気づきが得られるという点です。
従来、深い関係性のみが価値あるものと考えていましたが、多様な人々とのゆるやかなつながりこそ、新しい視点やチャンスをもたらしてくれることに気づきました。また、「助けを求める」姿勢の重要性も学びました。日本人として謙虚さを美徳とする文化で育った私にとって、これは挑戦ですが、相手への信頼表現であると理解できました。
「自分の評価より相手の貢献を認める」「失敗時は責任を取り、成功時は他者を称える」という姿勢は、チーム全体のパフォーマンス向上に不可欠だと感じます。今後は「ギバーの罠」(過度な信頼、共感、臆病さ)に注意しながら、自分の専門性を活かして戦略的に与えることを実践していきたいです。与えることで得られる喜びを大切にしつつ、バランスの取れた人間関係を築いていきます。
Posted by ブクログ
情けは人の為ならず。
の実例と成功集とも思える。
ギバーであっても自己犠牲型がよいわけではない事例も紹介される。自己犠牲型では続けられない。
成功するギバーも簡単になれるものではないと思うが、目指していくことならできそうな気がする。
Posted by ブクログ
この本を読んで最初に感じたのは、「与えること=美徳」では終わらない現実的な視点に驚かされたということです。
冒頭から「GIVERは最も生産性が低く、成功しない」という一文にグサリと刺さりました。
でも、それこそがこの本の核心。つまり、“ただの優しい人”では生き残れないという、GIVERに対する本気のメッセージでした。
Posted by ブクログ
人間には、ギバー・マッチャー・テイカーという三種類の気質がある。その中で、最終的に最も成功するのは「与える人(ギバー)」であるという趣旨を説いた本であった。
とりわけ印象に残ったのは、「家族の交渉の代弁者として交渉に臨む」という考え方である。自分自身のためだと弱気になってしまう場面でも、大切な第三者の利益を守るためであれば、不思議と力が湧いてくる。この視点は、自身の行動に強い意志をもたらすきっかけとなった。
私自身も、決して欲張らず、周囲に気前よく与えられる存在でありたいと強く思う。
Posted by ブクログ
人間の行動心理をGIVE&TAKEという尺度で捉え、ビジネスでの成功するパターンを疫学のような、様々な実験結果をもとに検証した本。
ギバーは、無償で人にアドバイスや手助けをしてしまう人
更にギバーには、自己犠牲的なギバーと他者志向的なギバーに分かれる
テイカ−は、利己的で自分の利益を最優先する人
マッチャ−は、GIVEとTAKEのバランスをとろうとする人
の大きく4分類として、最も成功するタイプは、どのタイプになるかわかりますか?
結論を先にいうと
他者志向的なギバーの人が最も成功している。テイカ−に食い物にされる危険はあるものの長期的な視野では、ギバーが成功している。
相手にとって、良い結果をもたらすことを第一に考え相談に乗り、応対している営業マンのほうが、自社製品を押し付け売り込む営業マンより成績は上になる。
まえがきに楠木さんが書いてあるとおり、「情けは人のためならず」を証明したのが、本書なのかもしれない。本書の内容は、すんなりと受け入れられるのは私が日本人であることも大きいかもしれないと思える。
Posted by ブクログ
人は3つのタイプに分けられるようです。
ギバー(GIVER:惜しみなく与える人)、
テイカー(TAKER:自分の利益を真っ先に優先させる人)、
マッチャー(MATCHER:損得のつり合いを考える人)。
そして、そのどのタイプがもっとも損をするのか。
きっと、想像通りだと思いますが、ギバーなんです。
では、もっとも得をする人はどのタイプか。
それもギバーなんです。
前者のギバーに対し、後者のギバーはどう違うのか。
後者のタイプの成功するギバーに焦点を当てて、
テイカーやマッチャーと比較をしたりなどし、
ギバーという存在がどれほど自分も他者も幸せにするかを
論理立て説明してくれるのが本書。
論理の飛躍も、まどろっこしいところも全くなくて、
丁寧に、つぶさにわかりやすく例をひきながら
説明してくれる良書でした。
与える人、なんていうと、
テイカーたちに骨の髄まで搾取されて燃え尽きてしまうのではないか、
せいぜい、マッチャーまでの生き方しか現実的ではないのではないか、
そういう考えが浮かぶ人も多いでしょうが、
本書では、そうやって搾取されないギバーになるための方策も
かなりのページを割いて教えてくれています。
失敗するギバーにならないように知恵を授けてくれるんです。
それと、本書の最後の方にも書かれていますが、
ギバー、テイカー、マッチャーのどれか一つの生き方で
すべての方面で生きている人はいないということなんです。
ギバーとしての顔も、時折ある人には見せるけれど本性はテイカーだとか、
ギバーが本性なんだけれど、相手によってはマッチャーだとか、
いろいろ時と場合によって変化するようです。
個人的なことを書くと、ぼくが最初に就職した先の上司がどうやらテイカーで、
最後に働いた先では、後からやってきていろいろうるさくて、
そのうち持ち場を牛耳り始めた経験のある再雇用者がテイカーでした。
ぼくはギバーなのですが(こないだやった性格診断でも利他主義者とでました)
どうやら彼らにいいように搾取されて、燃え尽きてしまったタイプなんですよね。
(そうはいいながらも、ぼくも随分と甘さは解消されてきてはいるんです)。
本書では、一番成功に遠いタイプが、この燃え尽きタイプのギバーだとされています。
彼らというか、ぼくらがどうやって燃え尽きないようなギバーになるかについても、
さっきも言いましたが、十分にその方法が書かれています。
おまけに言うと、ぼくの親父も家族に自己犠牲を強いるようなテイカーの性格をよく見せます。
なので、親父が定年退職した今、家に居てもけっこう大変なんですけどね…。
さてさて。
この本はほんとうに多くの人に手に取って貰いたいくらい、
個人の幸福に限らず、社会の幸福の実現にも関係するような内容です。
ブラック企業やブラックバイト、
そしてそれを甘んじてしまう人びと。
そして、そんなブラック企業すら排除できないような、
つまりブラック企業にも頼ってしまっている社会構造を変革させるための、
ひとりひとりの意識の変化をもたらしてくれそうな論旨なんです。
この本に書かれているようなギバーの生き方のほうが、
多くの人にとって幸せや充実感をもたらすでしょう。
そして、常々、生きづらさに関係する最後の砦は「しがらみ」だと考えていましたが、
どうやら、法の整備や道徳教育などに頼らずとも、
このギバーの生き方で解消されるようにも思えてきました。
というか、道徳教育をするならば、
このギバーを分析した内容を教えてあげればいいです。
人びとが互いに温かみを感じる社会で、
さらにギバーとしてふるまったなら。
そういう社会を想像すると楽しくなります。
最後に、本書から抜粋の一言。
_____________
知能が高ければ高いほど、相手の成功に手を貸すようになる。
_____________
Posted by ブクログ
ギバーになろう。
もっというと「利他的」なギバーになろう!!
それが最終的に成功する道だ。
- 他者思考、もしくは自分を含む組織のギバーになる。
- 時間軸を広くもとう、帰ってくるなんて考えない
- 自分の弱みを曝け出すのも大事
- アドバイスを求めよう
- テイカーだって、与えられれば返したくなる。(ex. free cycle)
- 恩送りという考え方
- テイカーに対しては、マッチャーになる。ただし、時々楽観的なギバーにもなる。
- テイカーは、「自分」「私」を多用する。
- ギバーが強気に交渉するために。: 自分のためじゃなくて、自分の家族のためとか主語に周りの人を含める。
Posted by ブクログ
「ギバー(与える人)」「テイカー(受け取る人)」「マッチャー(バランスをとる人)」の立場をわけて書いてあるのが目新しい。
ギバーが意識せずとも身についてる人はおそらく、当たり前のことが書いてあるように感じるかもしれないけど。
Posted by ブクログ
ギバーになったほうが幸せに成功できることが書かれた本。
学んだことメモ
・テイカーは
私たち、よりも、私を使う
自分の写真を大きく使う
実物以上によく見える写真を投稿
snsの友達の数は多い
・ギバーは敬意を持って接する
相手が貢献してくれたことを先に考える
ゆるいコミュニケーションをとる
・成功するギバーは、自己の利益を追求する
・バラバラに与えるより、まとめて与えた方が幸福感が高くなる
与えるのは年間100時間まで(週2-3時間)
・目的意識を持って人助けをしないと幸福感を感じられない
・愛想がいいかどうかは遺伝する
無愛想なギバーや愛想のいいテイカーもいる
・テイカーの利己心を刺激する
相手の心に共感するよりも、何を考えているのかを読む
・テイカーと付き合う時にはマッチャーになればいい
3回に1回はギバーになる
・自分のために交渉する時、
他の誰かの代理人になったつもりで交渉する
Posted by ブクログ
他者志向のギバーになることが
いかに重要なのか教えられた本。
特定のチームだけではなく
緩やかなネットワークをつくるには
周囲への日頃の挨拶や声かけが大事。
他人だけではなく自分のことも大事に
しながら、どう他人をサポートしていくかを
考えながら行動したい。
Posted by ブクログ
自分はギバーだろうと思いながら読んでいたが「なんで自分ばかりやってあの人は何もしないの?こんなにしてるのに」と考えていたので間違いなくマッチャーであることがわかった。
見返りを求めず、人の立場でものを見ることでWin-Winのギブができるギバーを目指したい。
Posted by ブクログ
頼り合うことは弱さではなく、強さの源。多くの人々のスキルを、より大きな利益のために活用する手段であり、エゴを捨て、失敗を恐れず、柔軟に意思決定することである。
優位と信頼が人間関係に影響を与えるが、優位を得ようとして信頼を失うよりも、他者志向で信頼を得続ける結果として優位を得る。
Posted by ブクログ
ギバー→他者志向になる。受けとるよりも多くを与えてもけっして自分の利益は見失わず。それを指針に『いつ、どこで、どのように誰に与えるか』を決めること。誰でもというわけではない。誰彼構わずだと自己犠牲的になるから。
他方、テイカー→如才なく愛想がいいという印象を与えるが与えるよりはるかに多くを手に入れようとしていることが多い。自己中心的。
マッチャー→バランスタイプ。与えと受けのバランスをとるけど、人に聞くと返さなければならない借りができると思ったりする。
どれがいいかなんて人の生き方により違ってくる。
ただ…富裕層ほどギバーな人が多いと思う。
Posted by ブクログ
分厚い本で、なかなか読み応えがあった。実例をあげた内容が多かったので、もう少し内容をまとめてあったほうがよかったと思う。
内容的には、ギバー、テイカー、マッチャーの行動と思考がわかり、参考になった。
テイカーやマッチャーに比べ、ギバーはお人よしで一番損をするが、一番成功するのもギバーであることがわかった。
自分自身はギバーであると思っているが、テイカーと付き合うとやはり損をしている。ギバー同士の仲間だけと付き合えればよいが、世の中テイカーも大勢いるので、ただのお人よしにはならず、相手をよく見極めることが大切だ。自己犠牲型のギバーではなく、他者志向型のギバーでいくことが大切だ。
Posted by ブクログ
山口周さんの著書の参考文献に載っていたので気になっていた。オーディブルで聴いたもの。
世の中には、ギバー、テイカー、マッチャーの3種類がいる。最も成功しているのも最も失敗しているのもギバーであるが、ギバーは長続きする人脈を作ることができ、様々な意味合いでの利益の総受取分を最も多くできる。
他者思考のギバーが最も成功すると言うふうに読み取った。
10年以上前の書籍だが、今にも通づる大切な考え方である気がした。人にギブする精神は、自分の心に余裕がないとなかなかできないものであると思うが、生活から意識していきたいと感じた。
Posted by ブクログ
Give and take ★4
最近人間関係においてgiverとtakerを強く感じるようになっていたため読むことにした。Giverとtakerだけでなくその間のmatcherなるものがいるとは。本書では確かにその通りだって思うことをうまく言語化し、それを裏付ける実験結果を提示してくれているので納得がいった。しかし挙げられている例はその人だから成功したのでは?例外も多くあるのではと思わされる部分も多かった。本書を一言で言えば「情は人の為ならず」。つまりギバーになれということ。
一番成功しないのもギバー一番成功しているのもギバー。両者の違いは自己犠牲型ギバーか他者思考のギバーかということ。
自分はmatcherであると感じた。どうしてもやってあげたら見返りを期待してしまう。
軍で(実際はランダムに選んでいるが)成績優秀と通知されたグループはそうでないグループに比べて成績が良くなるというデータは面白いと思った。
※ピグマリオン効果とゴーレム効果
ローゼンタールは小学校で、ランダムに選ばれた児童を「今後成績が伸びる生徒」と教師に伝えたところ、実際にその児童たちの成績が他の児童よりも優位に伸びるという結果が得られました。この現象は、教師が期待をもって接することで、学習者の成績や行動がその期待に沿うように変化することを示しています。実は最近、自分に期待することでも同様の効果が得られるとわかってきた。
ゴーレムはその逆。
ここから応用できることは、自分に対して期待をすること。そして指導者に自分はできるやつだと期待させる事が大事。そうすると成長率が上がる。
Takerとの付き合い方。
相手をTakerと見抜かないといけない。見抜けたらそいつに対してはmatcher になって接するべし。でないととだしにされるだけ。
Posted by ブクログ
1番読みたい第6章のみ。
自分がギバー志向であるが故、
与える人が気をつけねばならないことを1番最初に知りたかった。
①②は心がけていきたい。
結論: 他者志向のギバーが1番成功
⇔△自己犠牲のギバー
①1日1つよりも、1日にまとめて他者にギブする行動が◎(毎日取組み疲弊してきた行動も、目的が変わればすぐに動けるようになる)
②ボランティア活動は年間100時間までで、大きなパワーが得られて疲労感が最も少ない(週2時間)
③周囲からサポートを受けることこそ、燃え尽き防止の強力な特効薬
(与えることが関係を強化し、自分への支持を確立→サポートネットワークを築き助けが必要なときに頼ることができる)
※誰かの為に、人に貢献できた実感が得られる行動や投資ほど、テイカーよりも幸福度が高く、返ってくる報酬も高い。
Posted by ブクログ
紹介されていて気になって読んだ本
ギバーかテイカーかマッチャーか
私はテイカーになったことはもしかしたら一度もないんじゃないかな?
仕事とプライベートがけっこう別人なのでギバーとマッチャーをいったりきたりしていそうな私
たしかに、自分の利益ばっかり求めている人ってなんとなく助けたくはならない
かといって、私もやりがちなんですが、自分ばかり犠牲にしている人を見るとそんなにしなくてもって思ってしまう
誰もが助け合える社会
誰も蹴落とさない世界
理想論かもしれないけれど、そんな社会の方がきっと素晴らしい
Posted by ブクログ
ギバー=与える人 マッチャー=ギブアンドテイクをする人 テイカー=受け取るだけの人。
この概念を知ることで人への対応に工夫ができると思う。
この手のビジネス啓発本は幾つかのネタとスカスカ事例で埋め尽くされているが、この本はメモしたくなる内容がみっちり詰まっていた。
ただ、訳か本文が悪いのかわからないが、文章表現がくどくて星マイナス1
Posted by ブクログ
大部分の人はギバーであり、マッチャーであり、テイカーであり、きっと行き来するんだと思うよ。
ギバー 与える人
マッチャー ギバー&テイク
テイカー 奪う人
接していて気持ちが良いのはギバーだろう。テイカーなら、自分の態度も硬化すると思う。
すごく冷めた見方かもしれないが、共感しすぎるのも危険だね。
Posted by ブクログ
まさに「情けは人の為ならず」。
それが多くの事例で説明されている本。
スケンダーからマリーへの激励の手紙が印象に残り、自分もやる気が出た。
読みやすい文体だが、ページ数が多いため読み終えるのに時間がかかった。