楠木建のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
良書。今年1でした。
オリジナルとは単にアイデアを思いつく人ではなく、自ら率先して実現までする人との定義のもと、オリジナルになるための要素が溢れていた。何度も読み返すだろう。
◉成功者は平凡なものを含む多くのアイデアを生み出す
それ以外の人は、質の高く無いアイデアを磨くことに一生懸命…固執は考えの幅を狭めるので、時にはゆっくり立ち止まろう
◉信頼を得ていれば、少し声高になっても許容される
∴まずはしっかり実績を積むことから→主張へ
◉プレゼンで長所の強調は抵抗感に繋がる
逆に悲観的なことを言うと、見識があるように見られやすい
◉オリジナル≠先発者
┗他とは異なる、優れいているの意 -
Posted by ブクログ
自分が生きる環境や会社なども、成功している会社なども、流行りのキーワードとか時代の空気とか国・地域のマクロな状況で括らずに、個別の文脈に着目して認識すべし という話。
同じ日本、業界、規模で比べても上手くいっている組織や事業もあればそうでないところもある ということを思えば、あたりまえといえばあたりまえの話だけど、自分も含め多くの人が見落としていることに気づかせてもらえた。
戦後の日米の主要産業の歴史をダイジェストで知れたのも収穫。
あと、少し本旨からは外れるけど、日本であれば現時点の現象や問題だけでなく人口減少が一服した先の社会を見据えるべきという主張も確かになと思った。
「おわりに」で -
Posted by ブクログ
32歳で部署のチームリーダーとなり、チームって何?リーダーって何?と疑問に思い、読み始めました。
プレイヤーに専念していた頃は、
自分の仕事を100%頑張る!、120%頑張ると言った、目標の中で過ごしてきました。社会人経験を増すごとに、どんなに頑張っても、良くて2倍の仕事しかできないことを実感しました。これは恐らく、自身で理解できるスピード、自身の持つ能力、特に自身の持つ感性に限りがあることなんだろうな、と感じていました。
この本を読み終え
チームとは
1+1=2ではなく、4や5になる。
1+1+1+1=4ではなく、6や10になる、ことだと改めて感じました。
とは言え、形式的なチームでは -
Posted by ブクログ
おもしろかった
オリジナルな人とは、「みずからのビジョンを率先して実現させていく人」
納得感があった言葉
・「いうことを聞かせる子育て」ではなく、「思考の多様性を図る子育て」をする
・偉大なクリエータを育てるためには、幅広い視野が必要である
・起業家が一般の人たちよりもリスクを好んでいるわけではない
・「失敗することより、やってみないことのほうが、後悔する」
・斬新なアイデアのなかから、適切なものをうまく選びだせる人がいないことが問題
・王子様を探し当てるまでには、たくさんのカエルにキスをしなくちゃいけない
・幅広い経験と、深い経験が独特に組み合わさることで、創造性は発揮される
・異なる -
Posted by ブクログ
本好きが全面に全開されていて、それだけで嬉しい。500ページ以上あるので、なかなか…と思ったが、書評や雑感、著者の日常など、自由に綴られて飽きない。書評はビジネス書中心だが、時々紹介されるビジネス関連以外の本が興味深い。これ読みたい!と思ってメモを取ったのが23冊。本好きには堪らぬ、ムフフな本。
楠木建の本をまだ一冊しか読んでいないため、もっと他の著作を読んでみようと思う。本著では、就職に向かず、研究室に残った様が綴られるが、経済系を選んだ理由は詳細が無く、興味深い。また、本の読み方について、論理構成が自由過ぎるフィクションでは駄目で、論理を楽しみたいから、ノンフィクション。知識を得たいので -
Posted by ブクログ
2021/12/19 再読・まとめ Excellent!
経営者=センス戦略策定←シンセシス(総合)vs分析・スキル
候補者の選定 センスのある人
ビジネスを任せる 子会社の経営
好き嫌いがハッキリ vs客観的・良し悪し・DATA
ハンズオン オーナーシップ 覚悟 責任感
経営は意志 言語化が不可欠 自分の言葉
戦略 予想ではない こうしようという未来への意志
良い戦略を作るのはスキルよりセンス センスの良さは天賦の才
育てるより見出し、育つようにする センスは好き嫌いで磨かれる
戦略の本質はシンセシス(綜合)であってアナリシス(分析)ではない
スキルで経営者を育てられない ス -
Posted by ブクログ
"勝つチームは、優秀なチームでなく、安全な環境であること。“
スキルは大きく3つに分けられ、本書もそれらのスキルに基づいて三部構成になっている。
①「安全な環境」
集団の中で「安全なつながり」を構築するような仕草や態度のことを、帰属のシグナルという。
例えば、全てのメンバーの間で会話があることや、声の高さなどの態度を継続すること。
特に個人にフォーカスし、この先も継続する関係性であることを感じさせるシグナルであることが重要だ。
「弱さの開示」
自分には弱点があり、助けが必要だということを伝えチームの相互作用を最大化する。
「共通の目標」
部屋の装飾や、繰り返されるキャッチフレ