楠木建のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
励みになる本。
様々な実験結果から、人間の限界を科学している。
起業家に知識を与えればそれを活かして成長するが、
それ以上に、ものの考え方、性格を変える学習をすると、新たなビジネスを創造し、
もっと成長する、に始まる。いいぞいいぞ。
失敗、恥ずかしさこそが次のバネになる。試行錯誤の重要さ。
近い意味で、完ぺき主義だと伸びないとも。
この辺り私のものの考え方と一致して嬉しい。
試行錯誤の高速回転。8割でいいから速く完成させ、次に進む。
その後も、繰り返し練習より、それを取り入れたゲームにしたほうが、伸びると。
そりゃそうだ、反復練習は詰まらん。その要素が入ったゲームは楽しい。
それを思うと、指導法というのは大きい。エディHCは大丈夫だろうか。
つらいだけの練習を若いラグビー日本代表に強いていないか。
No1より自己ベスト。前も読んだな。
集合知の力。これをうまく引き出せたら強い。ブレストは時にうまくいかない。
先に書かせてそれを全部使えばうまくいく、、、
才能はスタートを決め、結果は性格が決める、、
合格不合格、採用不採用、選抜、どれも今で選びがち。
可能性で選ぶなんて、なかなか容易ではない。外れたら文句言われる。
だからみな無難に、今凄い人を選ぶ。でもそれが延びるとは限らない。
選ばれれば目が出る人も、そこでチャンスをつかまなければそれまで、、、
縁は大事だ。運ともいえる。
可能性は理解したが、それだけにかえって運、縁の大事さ、恐ろしさも理解。
プロローグ…誰もが内に可能性を秘めている。それをいかにして解き放つか――
【Part1】 性格スキル――この「心の力」を伸ばす
人はどうやって困難を乗り越え向上していくのか
Chapter1 「不快な経験」こそ最高の成長剤
学びに伴う「居心地の悪さ」を受け入れる
Chapter2 「人間スポンジ」のように生きる
あらゆる経験を、成長の糧に変える
Chapter3 「完璧」という幻想を捨てる
欠点を受け入れ、成長の「最適点」を探る
【Part2】 モチベーションをいかに高めるか
困難を克服するための「足場かけ」
Chapter4 単調な日々に「遊び心」を
「やらなければ」を「もっとやりたい」に変える練習の科学
Chapter5 「行き詰まり」の先に隠れている宝
停滞の壁を、飛躍への扉に変えていく
Chapter6 今のままでは、たどり着けない場所へ
個人の限界を乗り越えていく力
【Part3】 誰もが輝ける「仕組み」がある
すべての人の内に眠る「可能性」を育むために
Chapter7 一人ひとりの「最高」を引き出す技術
フィンランドの教育に学ぶ、「ポテンシャル」を最大化する仕組み
Chapter8 「集合知」を、いかにして生み出すか
一人ひとりの個性というチームの「武器」
Chapter9 「才能」はこうして開花していく
見過ごされている「真の価値」に光を当てる
エピローグ――最後までやり抜いた人だけに見えてくる景色
監訳者解説……楠木建
誰もが自分の未来を切り拓ける――
普遍にして不変の本質を見極める -
Posted by ブクログ
かなり良い本。
オリジナリティを高める方法が書いてある。オリジナリティの質を高めるのはオリジナリティの量産で、アイデアの選定が敵。オリジナリティを評価できるのはクリエイターだけ。先延ばしがオリジナリティを生む。成功するかどうかは42%がタイミング。先発者より後発者の方が成功しやすいが、先発者は先発者である利益の方を取ろうとしてしまう。先発企業は42%失敗、後発企業は8%。業績が悪くなったら自分と同じ境遇の人ではなく多様な意見を求めるべき。誰と仲間になるかという話で、アメリカの政治の話も書いてある。
難しいと思ったのは、この本の中では数字でオリジナリティを試算しているけど、真にどういうアイデアがオリジナリティがあるかという哲学的な細かい話をするわけではないという点。誰もが人と違うことができる時代なのは、あくまで「当然の前提」とされていて、ではその中で成功率を高めるには、という議論になる。だから、この本の中では「オリジナルなものが良い」というありきたりな結論は避けられている。オリジナリティを高めないで後発企業になることも、成功のロールモデルではある。オリジナルな先発者となってしまうことの不利益(視野が狭くなる、周りが見えない)も語られている。 -
Posted by ブクログ
【要約】
戦略とは「違いをつくってつなげる」ことであり、不確実な将来へ進む主体的で明確な意志そのものである。他社の模倣ではなく、日常の些細な「なぜ」を突き詰めた切実な思いから、一貫性のある面白いストーリーを紡ぐことが本質である。
【感想】
以前は戦略を論理的なフレームワークの組み合わせのように捉えていたが、読後はリーダーの熱量や、思わず人に話したくなるような面白さこそが組織を鼓舞するのだと感じた。自社の戦略にも息吹があるか、改めて見直したいと思った。
【アクション】
日常や仕事での小さな違和感や引っかかりを放置せず、その背後にある本質的な課題を深く掘り下げる習慣をつけていきたい。そして、まずは「何をやらないか」を明確に定め、他社との持続可能な違いを生み出す独自のコンセプト構築に挑戦していきたい。 -
Posted by ブクログ
良書。何度も何度も、擦り切れるほど読み、Audibleでも何度も聴いた一冊です。
事例が豊富でわかりやすく、ビジョナリーカンパニーやパーパス経営で語られる考え方を、より具体的に戦略へ落とし込む手法が解説されています。
特に印象的だったのは、「良い戦略の道筋かどうか」を、自分や相手がワクワクするストーリーとして感じられるか、という感覚的な視点と、コンセンサスやクリティカルコアといった論理的/実践的な考え方の両方から捉えている点です。
この本を通じて、企業を見るときに「この会社のクリティカルコアは何か」と考える視点を得られたことは、大きな収穫でした。
戦略を単なる計画ではなく、人を動かすストーリーとして捉えるための、非常に示唆に富んだ一冊です。