楠木建のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が生きる環境や会社なども、成功している会社なども、流行りのキーワードとか時代の空気とか国・地域のマクロな状況で括らずに、個別の文脈に着目して認識すべし という話。
同じ日本、業界、規模で比べても上手くいっている組織や事業もあればそうでないところもある ということを思えば、あたりまえといえばあたりまえの話だけど、自分も含め多くの人が見落としていることに気づかせてもらえた。
戦後の日米の主要産業の歴史をダイジェストで知れたのも収穫。
あと、少し本旨からは外れるけど、日本であれば現時点の現象や問題だけでなく人口減少が一服した先の社会を見据えるべきという主張も確かになと思った。
「おわりに」で述べられているスローメディアと向き合う必要性は特に痺れた。 -
Posted by ブクログ
32歳で部署のチームリーダーとなり、チームって何?リーダーって何?と疑問に思い、読み始めました。
プレイヤーに専念していた頃は、
自分の仕事を100%頑張る!、120%頑張ると言った、目標の中で過ごしてきました。社会人経験を増すごとに、どんなに頑張っても、良くて2倍の仕事しかできないことを実感しました。これは恐らく、自身で理解できるスピード、自身の持つ能力、特に自身の持つ感性に限りがあることなんだろうな、と感じていました。
この本を読み終え
チームとは
1+1=2ではなく、4や5になる。
1+1+1+1=4ではなく、6や10になる、ことだと改めて感じました。
とは言え、形式的なチームではいけません。心から真のチームになるためには、本書で記載された3点が重要です。
・心理的安全性
・弱さの開示
・共通の目標
心理的安全性は、「エイミー・C・エドモンドソン 他2名
恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす」を拝読していたので、より理解が進みました。
共通の目標は、「ジム・コリンズ 他2名
ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」を拝読しており、イメージを掴んでいました。
弱さの開示は、、、これからさらに理解を深める本を探します。教えて頂けますと幸いです。
翻訳も非常に読みやすく、内容も納得のする、良書でした。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった
オリジナルな人とは、「みずからのビジョンを率先して実現させていく人」
納得感があった言葉
・「いうことを聞かせる子育て」ではなく、「思考の多様性を図る子育て」をする
・偉大なクリエータを育てるためには、幅広い視野が必要である
・起業家が一般の人たちよりもリスクを好んでいるわけではない
・「失敗することより、やってみないことのほうが、後悔する」
・斬新なアイデアのなかから、適切なものをうまく選びだせる人がいないことが問題
・王子様を探し当てるまでには、たくさんのカエルにキスをしなくちゃいけない
・幅広い経験と、深い経験が独特に組み合わさることで、創造性は発揮される
・異なる文化や価値観に触れると、柔軟性や順応性が高まる
・直感は自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しい
・知識がない場合は、じっくり分析したときのほうがより確実な判断ができる
・相手がそれまでに「成功してきたかどうか」を見るのではなく「どう成功してきたか」を見る
・地位は自分ひとりで主張することはできない。努力して勝ち取るか、与えられるかだ。
・人は簡単に思いつくものほど、一般的で重要なものとして認識する。
・ある考えに繰り返しふれると、好感度は上昇し続ける
・不満の対象に対する対処方法は、4つ。「離脱」、「発言」、「粘り」、「無視」だ。
・他者や慣習に立ち向かうことをいとわないのはえてして「トゲのある人」だ。
・上と下に向かって発言をし、中間に訴えかける時間をできるだけ省くのが効率的
・先延ばしは、「生産性の敵」であるが、「創造性の源」になる
・先延ばしは、クリエイティブな仕事にはとくに有益
・戦略的に先延ばし、さまざまな可能性を試し、改良することによって少しずつ進めていく
・オリジナルであるとは、ほかとは異なる、ほかより優れているという意味だ
・似たものだから敵意を抱く、手段が共通していることが重要
・ゴッドファーザ マイケルコルレオーネ 「友はいつも近くに置け。だが、敵はもっと近くに置け」
・最高の味方になるのは、はじめは反対していたが、しだいに味方になってくれた人だ。
・奇抜なものから出発点とし、それに親しみやすさを加えたものがもっとも確実なアイデア
・他者の価値観を変えさせるのはむずかしいが、自分たちの価値観と相手がすでにもっている価値観の共通点を探し、結びつけるほうがずっと簡単である。
・過去を思い出せない者は、過去の失敗を繰り返すよう運命づけられている
・会社の3つのタイプ、専門型、スター型、献身型のうち、生き残れるのは、献身型である。
・自分が正しいつもりで議論し、自分が間違っているつもりで話を聞け
・世界を創造するモノは、自主的に考える人であり、①好奇心が強い、②まわりに同調しない、③反抗的という3つの特質がある
・他者に対して、怒りを感じていると復讐心が生じるが、他者のために、怒りを感じていると、正義やよりよいシステムを作る動機になる。
目次は以下です。
まえがき
PART1 変化を生み出す「創造的破壊」
PART2 大胆に発想し、緻密に進める
PART3 ”無関心”を”情熱”へ変える法
PART4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ
PART5 「誰と組むのか」が勝敗をきめる
PART6 「はみ出す人」こそ時代をつくる
PART7 ダメになる組織、飛躍する組織
PART8 どんな「荒波」も、しなやかに乗りこなせ
監訳者のことば -
Posted by ブクログ
2021/12/19 再読・まとめ Excellent!
経営者=センス戦略策定←シンセシス(総合)vs分析・スキル
候補者の選定 センスのある人
ビジネスを任せる 子会社の経営
好き嫌いがハッキリ vs客観的・良し悪し・DATA
ハンズオン オーナーシップ 覚悟 責任感
経営は意志 言語化が不可欠 自分の言葉
戦略 予想ではない こうしようという未来への意志
良い戦略を作るのはスキルよりセンス センスの良さは天賦の才
育てるより見出し、育つようにする センスは好き嫌いで磨かれる
戦略の本質はシンセシス(綜合)であってアナリシス(分析)ではない
スキルで経営者を育てられない スーパー担当者になるだけ
経営は意志 意志は言葉でしか伝わらない 事業に対してオーナーシップがある
良い顔で仕事をしているか?も大事な視点
競争戦略の本質は「違いをつくること」独自性や差別化
イノベーションの本質は「非連続性」
戦略=競争の中で長期利益を獲得するための手段
「こうなるだろう」という未来予測ではない。
「こうしよう」という未来への意思が戦略。
人間はイメージできないことは絶対に実行できない。
数字より「筋」
「戦略が優れた会社」=「働きがいのある会社」
経営者が骨太の戦略ストーリーを構想し、それを会社全体で共有する
exニコニコ動画川上量生
僕の理想は「非効率な社会」
全体の効率化を進めると、無機質のつまらない街になる 同じチェーン店の同じ景色
精神的に豊かな社会は「多様な社会」
文化や富の正体は、昔から非効率なもの、無駄なもの
人間の価値 「意味がある」「面白い」
知識の質は「論理」にある 抽象と具体の行きつ戻りつとその幅が「地頭の良さ」
大ベストセラー「ストーリーとしての競争戦略」の著者
MBAのような分析的経営スキルが主流の中に、大きな一石を投じるスタンスは同じ
そもそも事業とは、経営とは、基本的な問いに答えてくれる大スケールの本
大変深みのある「新書」740円は大得です -
Posted by ブクログ
"勝つチームは、優秀なチームでなく、安全な環境であること。“
スキルは大きく3つに分けられ、本書もそれらのスキルに基づいて三部構成になっている。
①「安全な環境」
集団の中で「安全なつながり」を構築するような仕草や態度のことを、帰属のシグナルという。
例えば、全てのメンバーの間で会話があることや、声の高さなどの態度を継続すること。
特に個人にフォーカスし、この先も継続する関係性であることを感じさせるシグナルであることが重要だ。
「弱さの開示」
自分には弱点があり、助けが必要だということを伝えチームの相互作用を最大化する。
「共通の目標」
部屋の装飾や、繰り返されるキャッチフレーズやモットーがシグナルの役割を果たし、チーム全体が確固とした目的意識を共有するようになる。
昨近のリーダーシップやマネジメントに関する本では、高度なスキルを持つ優秀なメンバーを集め、野心的で挑戦的なビジョンを持つ、いわゆる「強いリーダー」であることが重要視されてたと思うし、私も心のどこかでそう感じていた。
しかし、この本で主張されていることは反対だ。
決め手は日常のちょっとしたさりげない行動。
-それはしばしば当人も意識していないーにある。
小さな行動の積み重ねが大きな違いを生み出す。
私は、個人の人間性に期待した、いわゆる人格主義ともいえるマネージメントを行いたいと考えていたため、本書に書かれている事はとても支えになる。
私が本書を読んで特に重要だと感じた部分を2点挙げる。
1、『行動の指針になるような覚えやすい標語を作る』
安っぽい言葉には、わかりやすい、人の耳に届きやすいと言う長所もあり、それがキャッチフレーズ本来の働きだ。
2、『シグナルを送るために必要なこと。自分が特に意識すべきこと。』
・まず相手に安心感を与え、それからやり取りの間もずっと安心感をモニターしている。
・誰かから感謝された人は、全く関係ない第三者に対して親切になれる。)
・ネガティブな内容を伝えるときは、相手との対話を重視する。
これから自分に落とし込む具体的な行動を以下に記す。
・日常における自分の態度や仕草が表すシグナルをもう一度間客観的に評価したい。特に、ネガティブな内容を伝えるときには、相手との会話を重視すること。
・仕事における優先順位を明確化する。そして、患者を喜ばせる、複雑で繊細な態度を、シンプルなルールを通して表現する。また、スタッフ間でも、「もしこうなったらこう動く」というシナリオを、シンプルで覚えやすい言葉で表現する。
・毎日thankyouカードを書