楠木建のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレP143 強いものが嫌いだという人が挑戦の対象を選ぶ場合、往々にしてメジャーな方向に行かず、マイナーへマイナーへと行く人がいる。強者へのチャレンジというものがまるでない。自分の心地よい場所に引きこもる。アンチ巨人タイプの人は、単純にマイナー志向というか、世の中のメインストリームから意図的に外れていこうとする面がある。(楠木建)
P357 単純にスキルや良い悪いで人を採るだけでは強い組織にはならない。根底のところで好きなことがかぶっている人たちが自然に集まっている組織が強い会社。
P364 仕事がきつかどうかなどということは、そもそも良し悪しというよりその人の好き嫌いで決まる。(中略)世にい -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書は、経営のセンスを磨き、戦略ストーリーを構想するための筋トレであり、走り込みである。即効性はない。しかし、じわじわ効いてくる。20
日本の持ち味とは。菊池が言うところのアメリカの持ち味は、大きな対象を機能に分化して、それぞれに専門家を充てて、大所高所で計画を立てたうえで実行して事後的に統合するというやり方。日本では、全員が全体を意識して仕事をする。私たちはこれを顧客に提供しますというアウトプットに基軸を置いたコミットメントが自然と前面に出てくること、これはいまも失われていない、日本の持ち味ではないか。60
各科目の平均点が高いというのと綜合力があるというのは、全く別物。経営にはスキルで -
Posted by ブクログ
この本は 読み始めて いつも挫折する。
おもしろいことが書いてあるのだが
内容が まだら模様で 非常にわかりやすく書いている
ところがあると思うと
難しく 飛び跳ねてしまうところがある。
また、現実の戦略を作るという仕事と
だぶっていて、読んでいるうちに 現実に引き戻される
という ことがあり、
なぜか 『痛い』と感じるのである。
それでも、行き帰りで 読み切ることができた。
何となく、読んだという 達成感に 満ちあふれる。
でも、じつに 事例が すくなく
それに 踏み込んでいる ところがおもしろい。
しかし、この本は まだら模様の 不思議な本だ。
もっと、コンパクトにできそうだと思う -
Posted by ブクログ
相変わらずの楠木節炸裂といったところでしょうか。著者の作品を読むのは3冊目、ようやく気がつきました。芸風が合うんだなと。
携帯電話の契約手続きの超煩雑さという、供給側視点サービスへの不満とった部分だけでなく、理論(セオリー)よりも論理(ロジック)を好み、学問的な部分よりも実際の思考探求を好む事。それはスキルとセンスを分けて考えた場合のセンスに大きく依存する。さらに、スキルを身に付けましょう、とフォーカスされがちな昨今は、センスの議論があまりに少ない事。そして成功した経営者や著名人、歴史上の人物にはやはりスキルもセンスも両方優れていたわけで。
私はHow To本が溢れる書店の一角だ大嫌いなのだが -
Posted by ブクログ
経営するのは、スキルだけではできない。
経営は特殊解なので、センスが必要だよ。
ダケド、この本は、マニュアル本ではないので、
センスは、どう磨くのかということは、書いていない。
だいたい、センスなんて教えることはできない。
そんなもん自分で磨くもんじゃろ。
センスがあれば、自分で事業をしているわい。
ということを、いうために書かれた。
こういう切り口の本も、ノリがあって、いいねぇ。
このセンセイは、弁舌爽やか、結構毛だらけ猫灰だらけ。
煙に巻く 能力がある。
その煙に巻かれるのも、悪くない。
好きなことを言って、知らない間に、読み終わる。
読んだあとに、『センスだよね』と、うなづかせる。 -
Posted by ブクログ
人はギバー、マッチャー、テイカーのいずれかに分類可能だという。本書は豊富な事例を元にこれら3タイプを分かりやすく解説するとともに、読者自身が一体どのタイプに当てはまるのか自ずと気づかせてくれる。私自身はギバーでありたいと思ったがどうやらそうではなさそうだ。それはそれで残念ではあるものの、臨機応変にタイプを切り替えることも可能なようで、その前提としてまずは客観的に自分自身を見つめ直す良い機会になった。訳者の前書きにもあるように「情けは人のためならず」、本書の趣旨はこの言葉に集約されるのではないかと思うが、その過程においてどう振る舞うかが重要で、結果他者の幸福と自身の幸福は両立できるという点に救い
-
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の作品を読むと、いつも論理の束のイメージが浮かぶ。著者は企業の競争戦略の専門家であるが、その論理解明を支えているのは、本書で明かされているような経営に閉じない日々の考え事なのだなと改めて。経営も人間活動である故に、人間を知るためのあらゆるインプットが仕事に活きてくるということなのだろう。
本書の中で語られているのは、一言で言えば著者の価値基準(と、本帯にも書いてある)。故に所々は膝を打つ程納得する箇所もあれば、少し?マークが浮かぶ箇所もある。それこそが自分と著者の価値基準の差分であり、その差分は何なのかを考えることがまた、自らの基準を言語化することになるのだろうと思う。この価値基準は、自分 -
Posted by ブクログ
たくさんの事例と共に、ひたすらギバーのメリットを書いている本である。反対のテイカーやマッチャーがどういう存在か、どういうデメリットがあるかも書かれている。
数々の自己啓発本に書かれた内容のほとんどがギバーに当てはまるものなんじゃないかと感じるくらい、ギバーは良いところがたくさんあるみたい。
年次報告書の1ページに丸々CEOの顔が掲載されている場合、そのCEOはテイカーであるという事例は面白かったし参考になった。
事例が多すぎて冗長的なところがあり、要点を抜粋したらだいぶ読みやすくなると思うし、最後の2章は逆に抽象的な内容で、ギバーにならざるを得ないコミュニティを作ることでテイカーやマッチャ