楠木建のレビュー一覧
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文句なし、5つ星!
ビジネスに必ず役立つ知識だけど、フレームワークなんかの理論じゃない。チームづくりのやり方でいくらでもパフォーマンスは変わってくるというコトを認識させてくれる良著です。
「最強チームをつくる方法」という副題は全くもってそのとおりなのですが、本著の内容は実際のケースに基づいていて、物語として楽しみながら読めるので、なんか勿体ないなぁという印象を受けました。
読んで驚いたのは、過去読んで素晴らしいと思った本や題材が集まっていたこと。
アダム・グラントから始まって、ピクサー、ユニオン・スクエア・カフェのダニー・マイヤー、アメリカ海軍の駆逐艦ベンフォールドの艦長マイケル・アブラショフ。私がここ数年で読んで、4つ星か5つ星をつけてきた本たちの題材がここに集結してたとは。
そして、これらの本を取りまとめて抽象化している本があったとは!
読んでみると、確かに共通する要素があった。著者のキュレーション力と体系化する力には脱帽です。
内容には敢えて触れませんが(ネタバレにもなるので)、ビジネス…と言うか、人を動かしたい、物事を進めていきたいと思った時の「車輪」には、個人的には2つの側面があると思っていて、それは「理論」と「情緒」です。
理論については割と過去のビジネス書で語りつくされてきていた感があったのですが、本著は情緒の本です。
今まで、情緒側は何だかちょっと怪しげな印象の本ばかりだったのですが、本著では著者が上手くいった要因を分析して説明していて、「なぜか」がクリアなので、安心して人に薦められます。
つい日々で試したくなる、良い勉強をさせてもらった本です。 -
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経営センスの論理 (新潮新書)
2013/4/17 著:楠木 建
すぐれた戦略をつくるために一義的に必要なのは何か。それは「センス」としか言いようがない。本を読んでスキルを身につけて、それでうまい戦略がつくれたら誰も郎いない苦労はしない。必要な要素は大半はセンスなのだ。
本書はそのセンスについて以下の6章により紹介している。
①経営者の論理
②戦略の論理
③グローバル化の論理
④日本の論理
⑤よい会社の論理
⑥思考の論理
人へ形容する言葉として「センスが良い」という表現は、私が最も憧れる誉め言葉である。恥ずかしながらまだ人様から「センスが良い」と言われたことは一度もないかもしれない。
元来、センスとは生まれ持った才能がその要素を形作っていると思っていたものの、そうではなく、センスは後付けでも育て上げることができるということが本書からも良くわかった。
しかし、それは難しく、身につけよう・育てようと思ってはじめてその土台に立つことができる。もちろん生まれ持った才能や他の要素からも形作られるケースはあるものの、それはほんの一握りの限られたスーパーマンでしかない。
本書では、いろいろな視点で「センス」を切り口とした著者の面白話がちりばめられている。楽しく書いてあり、飽きることなく、かつ想像以上に後味がしっかりと残る特異な一冊。
今の自分の迷いにも大きく背中を押してくれた。 -
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楠木建にハマり出してここまで来た。そして今回著名な経営者たちの好き嫌いを抉り出すというコンセプトで対談集になっている。彼らの胸に響く言葉は以下に引用したが、その中でも出口治明の言葉に意表を突かれ、その深い言葉に感銘を受けた。
【原田泳幸】
複雑なことを簡単に理解させる。これで初めて相手が行動するわけです。常に簡単に考える。非常にシンプルに考える。
【佐山展生】
自分のことは人に相談をしないことですね。
自分のことは自分が一番わかっていますし、私はみんなが行かない道ばかりを歩んできていて、だから面白いのです。みんなと違う道を歩いてこそ誰も知らない発見や喜びがあるのです。みんなにそんなことできないでしょうと言われたことが、やってみたらできたりしますしね。
人生というのは自作自演のドラマ。自演というのは変えられないが、自作の部分、シナリオは自分で変えられます。人生が面白くないなら自分でシナリオを面白く作り替えればいい。
悩みは案外ちっぽけなものでしかないことがわかることや、また今ある世界がすべてではない。
結局人間は自分が一番自分のことをわかっている。自分が好きなことをやって力を発揮する。
【藤田晋】
本当に好きなことだったらパワーが出るし、好きじゃなかったら出ない。結局そういうところで自分自身が勝負する土俵が決まっていくのだろうと思う。
【出口治明】
一番つまらない生き方は何か。それは人生の目的のために一心不乱になること。川の流れのように自然に流れていくのが、一番素晴らしいですから。
楽しければいいと思います。僕は価値観の押しつけが一番嫌いなので。
みんな失敗するんだから、失敗しても何も怖くない。成功したら儲けもの、という認識がわかったら、気軽にチャレンジできるようになります。
仕事なんかどうでもいいと思っているんですよ。
人間にとって大事なのは、良いパートナーを見つけて楽しい生活を送ることで、仕事なんて価値がない。価値がないものだったら、何でそんなもののために上司にごまをするとか、人からどう思われるとか、そんなしょうもないことを考えるんだと。どうでもいいことだったら好きにやればいいじゃないか。思うとおりやって、チャレンジして、いやだったらチェンジすればいい。
仕事で落ち込んだり悩んだりしている人は、人生における仕事の位置づけが間違っている。
人間と人間が作る社会に対する洞察力が欠けている。
小説、飲み、遊び、世界旅行が大事で、仕事なんかどうでもいい。
【前澤友作】
反省して悪いところを改めるだけじゃなく、自分本来のスタイルや考え方まで変えてしまうと元も子もなくなる。
【楠木建】
仕事がきついかどうかなどということは、そもそも良し悪しというよりその人の好き嫌いで決まる。
向いてなかったら次行ってみよう!というのが正しい姿勢。
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本書は 楠木建の前作「ストーリーとしての競争戦略」の内容を書評で具体化するというコンセプトです。文章はゴツゴツしているけれども、内容はとても良かったです。
本人が面白がっていること。自分で心底面白くなければ、人がついてくるわけがない。ただし、誰もが喜ぶということは、本当に喜ぶ人は誰もいないのと同じこと。優秀な人というのは面白がる才能の持ち主だ。面白がる才能は人間の能力の本質のど真ん中といってもよい。時間をかけてでもそうした才能を開発できるかどうか、ここに本質的な分かれ目がある。自分が好きなこと、面白いと思うことを仕事にする。面白いからのめりこめる。普通の人にはできないような努力を投入できる。好きこそものの上手なれで優れた成果が生まれる。だから世の中と人の役に立つ、やりがいを感じる、ますます仕事が面白くなる。
自分にとって切実なものは何か、理屈抜きの自分の血の騒ぎは何なのか、そういう自問自答が戦略ストーリーの起点にあり、終点になければならない。自分にとって切実なもの、それが戦略の原点であり、頂点である。
自分でよくわかっていることしか書いていないということ。中途半端にしか理解していないことは書いていない。
情報の豊かさは注意の貧困をつくる。情報は、集めるな・整理するな・覚えるな。情報のインプットを増やしていけば、自然とアウトプットが豊かになるということは絶対にない。
物事の順番にこだわる。
勉強の王道読書。読書はコストパフォーマンスが最強。もう現代社会の奇跡といっていい。現代社会の到達した豊かさは読書に象徴されている。
勉強の面白さは、ひとえに知識の質に関係している。上質な知識とは何か。それは論理。論理化されていればことさらに新しい知識を外から取り入れなくても、自分の中にある知識が知識を生むという好循環が起きる。
知的活動とは、ようするに抽象と具体の把握だと僕は考えている。抽象と具体の往復の幅広さと頻度とスピードを指していることが多いと思う。具体をいったん抽象化して、抽象化によって本質をつかみそこから得られた洞察を再び具体的なモノなり活動に反映していく。
長所と短所はまったく同じもの(その人の個性)。長所を伸ばして、短所を直すという考え方は、そもそもありえないと思っています
人間として最上の美徳は素直さであること。実績や経歴や能力よりも素直さ。
深い洞察からくる信念に根差した哲学があれば思考と行動がぶれない。だから意思決定も早くなる。自分の持ち場で、一所懸命に生きることがいちばん自然な形。こちらがブレなければ相手が勝手にブレてくれる。
どんな仕事であれまずセンスありき。自分のセンスをつかみ、芸風を意識的に育て、それにフィットするように仕事をすることは決定的に重要だ。スタイルが決めて。芸風はただ一つ。仕事でプロとして生きていくことは、そもそも自分の芸風と心中するということだ。 -
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大好きな楠木先生の著書。NewsPicksで先生に寄せられた仕事にまつわる相談に応えるもの。こういう仕事は受けなさそうなのに、そして、相談者の質問に愚問が多いのにもかかわらず、かなり真面目にかつ丁寧に回答していることに驚いた。でも、相談に対する回答は、的を得ており、切れ味抜群で、面白かった。
・「特殊読書」の悦び
極私的な趣味ですが、僕は「イヤな気分」になることが嫌いではありません。むしろ、わりとスキ。いや、時と場合によっては大スキといっても過言ではありません。
たとえば読書。本には面白いものとつまらないものがあります。当然、面白いものは読みたいし、つまらないものは読みたくない。ところが僕にとってはそれとは別に「イヤなもの」というカテゴリーがあって、それは結構読みたい。私的専門用語で「特殊読書」と言っています。
たとえば、石原慎太郎の「わが人生の時の人々」。良し悪しでなく個人的な好き嫌いなのではありますが、僕にとっては最悪の意味で最高です。俺様系自慢話のオンパレード。実にイイ感じでイヤな気分になれます。…
この捻じ曲がったヘンな感情はどういうことなのかな、と自分でも時々不思議になるのですが、ある人から「イヤになるというのは、どこかにひっかかりがあるからだよ。自分の興味関心の奥底に触れる何かがあるから、読んでいて面白いんじゃないの」と言われたことがあります。
なるほど、と思いました。イヤな気分になるということは、どこかで自分に深く関わっている。まったく何も関心がなく、自分と考え方が違うだけなら、イヤになる以前に、ただの「つまらないもの」としてスルーされるという成り行きです。
・新浪さん
三菱商事時代の若い頃は「あいつは生意気だ」と周囲から責められたりいじめられたりする。ある時に新浪さんは、それまでを振り返って自分を責めてきた人をリストアップしてみたそうです。…
…要するに「攻撃してくるのは暇な連中」。自分にやるべき仕事があって、それに没頭している人は人のことをいちいち気にしてああだのこうだの言ってこない。責めてくるのはその人にたいしてやることがなく、暇だからだ、というわけです。これに気づいた新浪さんは「外野の声は一切に気にしなくていい」と割り切ったそうです。
・結婚生活に重要な三つのこと(楠木バージョン)
「結婚に重要なことは三つしかない。第一に我慢、第二に忍耐、第三に耐え忍ぶ心」
・人が勉強する目的
大学に限らず、人が勉強する目的は、究極的には一つだけだと僕は考えています。「自分の頭で考え、自分の意見を持ち、それを自分の言葉で表現する」、これに尽きる。「自分なりの価値基準を持って生きられるようになる」と言ってもよい。もっとあっさり言えば、「教養」です。僕が言うのもちょっとアレですが、やっぱり人間的な深みというものがありますね。いい時も悪い時もぶれない「知的体幹の強さ」。それはやはり広い意味での教養がもたらすものです。
・自分にとっての幸せとは何か
「自分にとっての幸せとは何か」ということを何よりも先に考える。これが真っ当な順番です。この問いに対する答えは、言うまでもなく子どもによってまるで違います。幸せになるためには、こんな仕事や生活がしたくて、こんな仕事をするには、こういう大学がいいのではないか。この真っ当な順番で物事を考えられるようにと子どもを導いてあげる。折に触れて子どもに「自分の幸せとは何か」を自分の頭で考える機会を与える。親にできることはそれぐらいしかありません。
ポイントは、仮に「自分にとっての幸せとは何か」を起点に考えたとしても、そんなの高校一年生でわかるわけがない、ということです。そんな答えがちょっと考えたくらいではすぐには出ないことを子ども自身が知る。ここに最大の意義がある。
・仕事の原則10か条
1「仕事と趣味は違う」
2「自己評価はなしよ」
3「客を選ぶのはこっち」
4「誰も頼んでないんだよ」
5「向き不向き」
6「次行ってみよう(ただし、近場で)」
7「自分に残るのは過程」
8「仕事の量と質」
9「誘因と動因の区別」
10「無努力主義の原則」
・子どもとのコミュニケーション
確かにお子さんとのコミュニケーションを増やす必要はある。しっかり向き合って話をするには時間もいる。人間の時間は総量が限られていますから、毎日23時帰宅なら、それは子どもと向き合いにくいでしょう。…
子どもと向き合ってじっくり話をするにしても、一日五時間毎日話をする必要はない。一時間で十分。ただしその一時間はできうる限り真剣に向き合うべきです。毎日でなくてもかまいません。23時まで仕事をする日があってもいい。そうでない日は時間をとって、じっくり一時間は子どもと向き合うと決めればいいだけの話です。
お子さんと話す時は、まず徹底的に向こうに好きなだけ好きなことをしゃべらせましょう。自分の子どもが相手だと、どうしても「何であなた、そんなことするの」と言いたくなる。その気持ちはよーくわかりますが、そこをぐっとこらえて、まずはお子さんにできるだけ話をさせることが大切です。
毎日の生活の何が不満で、どういう問題を抱えているのか、こちらから「こうしなさい、ああしなさい」という前に、最初は徹底的に子どもの考えや意見を聞く。このことだけを気をつけて、あとはご自分が一番いいと思う方法でお子さんと話し合ってください。
・イラッとするのは幼児性の現れ
僕が言う「幼児性」の中身には以下の三つがあります。
一つ目は世の中に対する基本的な認識というか構えの問題です。身の回りのことごとがすべて自分の思い通りになるものだという前提で生きている人を「子ども」といいます。物事は自分の思い通りになるべき。思い通りにならないことは「問題」であり、間違っている。これが子どもの世界認識です。
一方の大人は、「基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならない」という前提を持っているものです。
これだけ多くの人間が、それぞれ違う好みとか目的を持って、利害ある中で生きている。世の中で自分の思い通りになることなど、ほとんどありません。そういう前提で生きていれば、思い通りにならなくてもいちいちイラッとすることもない。むしろ、たまに思い通りになることがあると、わりと嬉しくて思わず「ニコッとする」。大人はイラッとせず、ニコッとするものです。
本来は個々人の「好き嫌い」の問題を手前勝手に「良し悪し」にすり替えてわあわあ言う。これが幼児性の二つ目です。…
人はそれぞれ自分の好き嫌いで生きています。「人は人、自分は自分」です。自分と反対の考えの人がいても、イラッとはしません。「へー、そういう人もいるのか。世の中は面白いねえ……」と受け止めるのが大人です。前に「怒るな、悲しめ」の原則の話をしましたが、「怒るな、面白がれ」が大人の流儀です。
…幼児性の三つめは、他人のことに関心を持ちすぎるということです。繰り返しますが、仕事の部下としてその人のことを気にかけるのは上司として当然のことですが、仕事を離れればみなそれぞれに独立した人間です。…
なぜそうなるかと言えば、本当にその人が気になるというよりも、自分の中に何かの不満や不足感があって、その埋め合わせという面が大きいのではないかと思います。自分の仕事や生活に何かさみしさや不満、鬱憤、鬱屈、屈託があって、いま一つ充実していない。そういう人は他人の欠点や問題、もっと言えば「不幸」を見て心の安らぎを得るというか、鬱憤晴らしをするところがあります。
・問題の不在
…部下が七人いて、そのうち五人が「日々スクープを取ろう、あるいは自分の専門職を出そう、別の切り口を展開しようなどと、大変に仕事熱心」。残りの二人も最低限の仕事はこなしている。上司として、こんな楽なことはありません。こんなに上司として恵まれた職場は、世界でもトップ5%に入るでしょう。おめでとうございます。
…七人中七人がデフォルトでやる気満々というような職場は世の中にほとんどありません。いま一つのやつがパッと出てきた時に、それを束ねて動かして成果を出すのが上司の仕事です。
あなたが言っていることは、要するに「この二人はハズレ引いちゃったな」という状況論です。全然部下に向き合っていない。問題の認識が他人事になっている。 -
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「ストーリーとしての経営戦略」で有名な楠木建の著書。ストーリーとしての経営戦略を読んで以来、著者には注目をしていたが、本書は著者のセンスが随所に表れていて、面白かった。面白いといっても、興味深いという意味だけでなくて、笑いのセンスも抜群である。読み物として、本当に楽しかった。自分の感覚では共感できるところが多かった。
中でもそうだよなと思ったのは、最後の一節。
「人間が何かに継続的に取り組めるとしたら、その理由は二つしかない。『意味がある』と『面白い』このどちらか(もしくは両方)だ。」最近考えていたことがきれいに整理されたようで、非常にすっきりした。 -
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PUNK IPAで有名なブリュードックの創業者がその起業から財務、マーケティング、営業、人事そして経営者のリーダーシップを語ります。
ビール造りの経営を通してパンクを体現しているのが、その語り口も相まって熱いビートで伝わってくる好著です。
パンクと言いつつBonJoviなど一般的なロックも多数引用していてロックファンなら思わずニヤリとしながら読めること請け合いです。
パンクなら信念を曲げるなとBonJoviの「Keep the Faith」を引用してますが、あらためてQueenの「Keep Yourself Alive 」と並ぶ座右の銘にしたくなる良い言葉だと思いました。
ところで、著者の名前がジェームズ・ワットなのは本名なのだろうか。 -
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ネタバレ優れた戦略には、思わず話したくなるような「ストーリー」がある。
約500ページの分厚い本ですが、著者の文章が話し言葉でユーモアがありとても好感が持てるので、すんなり入り込めます。
それでいて内容は日系・欧米系問わず、様々な分野の企業の実例盛りだくさんの骨太で、さすが”ストーリー”を主題とするだけあって、読み物として非常に楽しめます。
デルの自社組み立てによるBuild to Orderは、最近(製造業に取っては)話題の”水平分業”とか”スマイルカーブからの脱却”などについて、本当によく考えて判断しなければ危険だと感じました。
スタバは、顧客にとっての”第3の場所”。つまり、家庭でも職場でもない、自分だけの自由な場所。
僕もこれに感化されて、これを読んだあとにスタバで一人で読書しました(笑)
ただ、ショッピングモールの中にあるスタバはガヤガヤし過ぎて、どう考えても第3の場所足りえませんでしたが・・・。
ガリバーの”一見不合理に見える”(これが重要)、買取専門に特化した事業がいかにシステマチックで儲かる仕組みになっているか・・・読んでいてワクワクします。
この世で”商売”に携わっている人なら、一度は読んでいただきたい。そんな1冊です。 -
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イギリスのクラフトビールの会社をわずか7年で売上70億円にし「経営の根幹は"パンクの哲学"」と語る創業者の著書。
小規模企業やスタートアップが長期計画を立てても実現するわけがなく必要な変数をすべて把握し続けることなど不可能と言い切り、賞味期限切れの計画書をいちいち確認するより、瞬間的に判断する方が重要。だから先の計画なんて立てず、今、全力を尽くすことだという言葉はビールのごとく痛快で爽快。
また「事実だとか論理だとかの堅い話にいくら説得力があっても、人が腹をきめるときというのは感情に従う」「適度な無秩序や内輪揉めが起こらないのは、全力を尽くしていない証拠。混乱も騒乱も、いかれた旅の相棒になる。」とあり、まさにパンクロックのごとく破壊的で創造的。
一方、組織の成長やチーム作りにおいてては慎重かつ情理的。社員は自分が成長してると感じているときに、最高のパフォーマンスを発揮し、問題が起こると自分の力を発揮し世界に自分の能力を示すチャンスがきたと考える。問題など問題でない。問題に対する人の姿勢こそ、本当の問題だと説く。チームは方針やルールではなく、価値観と文化で動いていく。 -
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・どうせ細かいところまで完璧に計画したところで、ハイスピードで物事が動き、それが絡み合って変化を生む今の世界では、計画など実行する暇もないまま、無用の長物になるだけだ
・既存の経路や手順、助言に頼れば、既存の体制への依存が増幅する。パンクのDIY精神を実践するということは、それらを当てにしないということだ
・小さく使い、大きく考えよう。すべてを使ってレバレッジをかけるのだ。
・自分の会社を手助けすることで、彼らのキャリアにどんなプラスがあるかを想像させ、夢を見させるのだ
・価格を下げて短期的な売上が異様に伸びると、それに目がくらんで長期的な影響のことを一瞬考えられなくなる
・自分のすることは自分で決めていい。他人が決めるのは、買うかどうかだ。
・客層が広ければ、価格で強い姿勢を取るのに有利だ
・より高価な選択肢を作ると、顧客が元々ほしがっていた商品の中から高い方を選ぶ可能性が生まれ、売上が自動的に増える
・ブランドとは、自分で操ることのできない、人の頭の中にある感情的な反応のこと。つまり認知の問題なのだ。顧客たち、または潜在顧客たちがそのブランドからなにをイメージするかだけが重要なのだ。
・今の時代、ブランドを築く唯一の方法は、自分がブランドを体現することだ。人間はより大きなものに参加しているという感覚を求める。あなたのブランドはそのチャンスを与えなければならない。
・派手なパフォーマンスが実際に高価を発揮するには、それが本質的な部分で氏名と結びついていることと、既に揺るぎない指示と信頼できるブランドが確立できていることが条件になる
・世界戦略では企業向けと個人向けのマーケティングを結びつけるべきだ(個人のニーズを顕在化させて、そのニーズから企業が好条件で動くようにしむける)
・使命を掲げて人を引きつけるためには、本を読んで、自分の使命について集中して学び、それを伝えよう。商品ではなく、情報を売るつもりでいよう。まずは顧客への情報提供で競争相手を上回ることだ。そうすれば、自然と売上でも優位に立てる。顧客の知識が深まるほど、正しい判断をしてくれるようになる。丁寧に情報を与え、あふれるほど情熱を伝えれば、顧客はあなたのすばらしい商品やサービスを進んで買い求めるようになる。そうなれば顧客はもう革命に加わったも同然だ。情報には人を引き寄せる力があり、知識には力がある。
・情報は出さなすぎるより、出しすぎる方がずっといい。ビジネスのミライは、共有の中から開けてくる。
・企業文化・品質・粗利は相互依存関係にある
・企業文化は、誰にも見られていないと思った時の行動に現れる
・受け継いでほしいと思う行動を、リーダーたちが本気でやってみせなければならない
・社員が自分たちの仕事を愛さなければ、顧客が愛してくれることは絶対にない。
・現代は「リアクション型ワークフローの罠」にはまりやすい時代だ。いつでも多くの方法論を仕入れられるが、それはリアクション型ワークフローの悪循環に飲み込まれる可能性が非常に高いということでもある。リアクションに対してリアクションするだけで手一杯になり、前に進めなくなる。
・ブリュードッグでは経営陣5人に「50-50ルール」を定めている。経営陣は日々の仕事を回すための業務や現在進行形の問題の解決、既にある問題への対応には、自分が働いている半分までしか使ってはいけないことにして、会社を改善し、成長させ、発展させる方法や、次の成長の段階に進ませる方法を考えることに残り半分を使うのだ
・落ち着いた場所からでかい発想がわいてくることは、まずない。落ち着かない場所を自分で作らなければならない。知っている範囲、わかっている範囲の外側を考えるべきだ。
・見えないものを神事、足を踏み出せば、二つの結果が生まれる。次に取るべき行動がわかること、そして実際に新たな行動が生まれることだ。行動する分か、素早く動く文化を社内に創り出さなければならない。
・ハイスピードで動くことができれば、競争相手が気づいてさえ以内チャンスを見つけ、いかせる。アイデアを試す余裕ができ、そのアイデアを想像ではなく、実地で得た知識によって形にしていくことができる。
・1回に5つずつ、うっとうしい問題を並べる、困っている順に5つ書き出して、チームを集めて話し合い、解決する。そうしたら、また次の5つを書き出す。(5つは解決される、という安心感が大事かも)
・最高の人材は問題が起こると、自分の力を発揮し、資質を証明し、世界に自分の能力を示すチャンスがきたと考える。
・コミュニケーションのポイントは、はっきり伝えること、ありのままを話すこと、興味のわく話し方をすることだ。曖昧さや誤解を閉め出さなければ、一緒に疑いも招くことになる。
・ピータードラッカーは「測定できるものは管理できる」とはっきり言っている。何かに深く注意を向けると、それまであり得なかったところに思考回路がつながり、以前なら絶対に見えなかったものが見えるようになり、会社の行方を左右するようなことを、それまでより簡単に改善できるようになる。
・相手が満足だと感じ、意欲的になれる解決策や仕組み、条件を見つけ出そう。そうしながら、自分たちが望むものを最優先した契約を作るのだ