あらすじ
みなさん、がんばりすぎていませんか?
そんなに心配することはありません。なぜなら、そもそも仕事で自分の思い通りになることは、ほとんどないから。
この元も子もない「真実」を直視して、成功の呪縛からもっと自由になろう。
そうすれば目の前の仕事に対し、もっと気楽に、淡々と取り組むことができる。
絶対主義者の著者が実践してきた「普通の人のための」思考のストレッチ。
感情タグBEST3
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めっちゃ偉い先生なんでしょうけれども、コミカルなエピソード満載。
柿ピーをお供に自分の好き嫌いやプロダクトインなのかアウトなのか等を改めて観察したいと思う。
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タイトルとは裏腹に結構ゆるい感じの内容で面白かった。変に押し付けがましくなく、こういう感じで私は生きてるよ、あんたもどう?みたいな雰囲気が私は結構好きだった。
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タイトルから、どう裏切ってくれるのかなと期待しながら読み始めた。期待通り軽妙なユーモアを交えつつ、物事を常に本質に迫りながら語っていく。どうでも良い話もあるが、個人的には名言集のところが好き。
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タイトルの重さとは裏腹に、その実は著者の人生観を軽妙に綴ったエッセイという趣の本。冒頭に提示される「絶対悲観主義」を軸に、随所にユーモアを交えながら著者の人生観が展開され、楽しく読めた。
うまくいかないことがあったときに、「そうは問屋が卸さない、か……」と呟ける余裕、むしろうまくいかない方が味わい深いと思える余裕をもてたら、確かに楽になるだろう。そのための心構えをもっておきたいと思える一冊だった。
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絶対悲観主義の話はそんなになくて、著者の考えが綴られたエッセイという感じだったが、全体的に面白かった。
文中で紹介されていた本で面白そうなのがいくつもあったので読んでみたい。戦時下の日記とか。
子供の頃から文章を書いてセルフ発表していた、というくだりを読んで、やっぱり学者をする人は積み上げてきたものが桁違いに多いんだなと感心した。
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共感、納得出来る考えが多く改めて思考を整理するのに役立ちました。
楠木さんのユーモアと道徳を忘れないところ、知性から来る上品さ
真似したいものがあります。
「自分の考えを発表して、人に読んだり聞いたりしてもらう。それが仕事になれば最高だ」まさに将来に迷走している私の思い描く理想の働き方です。
塾の担当講師がこの本をプレゼントしてくださり初めて楠木先生を知ったのですが、普通に読み物として面白かったです。
楠木先生の人生観が少しかじれました。美味しい。
こんな素敵な歳の取り方ができたらいいなぁ
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まず、タイトルと内容が違うので、悲観的な話だとは思わず、読んでみてください。
印象に残ったのは、満足の反対は不満足ではなく、没満足ということです。不満足な要素を無くしていっても、没不満足になるだけで、満足になるわけではないと。二元論的な話なので、満足も没満足もそもそも違いは無いのですが、対比としてはしっくり来ました。
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「うまくいくわけがない」と最初から思って物事に取り組むとダメージが少ない、と言う考えに基づいて生きている著者のエッセイ本。
前半は絶対悲観主義がもたらすメリットなどについて書かれているが、後半は著名人などの名言をベースにした著者のエッセー的な内容になっている。この著者の面白いところは、高学歴にもかかわらず、自分を低く見せるような語り口で文章を綴るところである。が、隠し切れない著者の知性や教養が文章からじみ出ているのがクスっと笑えるところである。苦手な人は苦手であろうが、好きな人には最後まで楽しく読める1冊である。
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コンピテンシー評価に「批判的思考」という項目があります。低評価なので上司にこの本を推められましたが、コンピテンシー評価の内容とは異なっていました。
しかし、私にとって役に立つ「スタンス」を学びました。筆者は「自分の思い通りにうまくいくことなんて、この世の中にはひとつもない」という前提で仕事するーこのスタンスを絶対悲観主義と呼びます。
私はこれまでそんなに努力をしなくても、成功した体験の方が多いので、社会に出てからは、一筋縄じゃない事象が多く苦労しています。
「うまくいくことが最低ライン」という思考から「うまくいくことの方が難しい」を知ったことで、どんな結果になっても必ず何かは得た感覚があります。
その他、ユニークでユーモアのある考え方、経験について綴られており面白かったです。
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言われてみればそうだな、と思うものの、あまり今まで体系だって主張している文章に出会ったことがなかったのが新鮮だった。
他の章は違う話題でエッセー集のような感じ。
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ネガティブなほうなので、共感できることが多く、経営学社が自分みたいに卑近な考えもしていると面白かった。
語るような文体なので、考え方などがわかるのもいい。
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うまくいかないと思いたくないとは思いつつ、振り返れば充実感溢れ、成功したと思える仕事はあっただろうかと。もっと気楽にいけば良いし、楠木さんの考えに共感する所もあり、これで良いんだと思えた。気持ちが楽になった。
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生き方に対する考え方を説く内容。共感できるかどうかは人それぞれでしょう。タイトルから連想されるネガティブ感一本ではなく、自分らしく生きるというのが根底にあったと感じました。文体は読みやすく、クスッとする部分もあり楽しく読めました。
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人生が楽になる感じです。分野は違いますが、同様の業界に身を置くものとして非常に参考になり、共感するポイントも多く、大変楽しく読ませていただきました。
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著者の教養の深さや文章自体の面白さを感じられる一冊。メンタルモデルの提供というよりは語りかけられるようなイメージ。
思っていたものとは少し違ったけど、いい意味で期待を裏切られ、別の本も読んでみたいと思わされる。
書籍内で紹介されている他の本についても手を伸ばしてみたいと思う
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物事に取り組む時に絶対悲観主義は有効であると思うがその気持ちで全力を出し切れるかが問題であると思う。どうせダメなら全力を出して物事に取り組めるのか疑問であるが考え方としては面白い。
どうしても自分を過大評価してしまうのは人間の性である為悲観主義はそこにブレーキをかけてくれるだろう。
著者独特の前向き思考が面白かった。
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心配するな、きっとうまくいかないから。
絶対悲観主義。
この利点
①実行がかんたん
②仕事にすぐ取り掛かれる
③リスクに対してオープンになれる
④失敗への耐性も強くなれる
⑤顧客志向になれる
⑥自分の固有な能力がわかる
楠木さんは自分軸があり、自分の中に自分が2人いるタイプ、自身を客観的に見れる人。
そして自分の好きを知っていて、自分をよくわかってる。
だからこそ、絶対悲観主義が効いてきて、モチベーションも維持できるのかなと思った。
他人からどう思われるかは気にしない。
人と比較しない、自分は自分。
自分のチームはすぐ変えられる。
幸福は主観的。幸福の言語化ができていることが幸福。
まずは楠木さんのように、自分を理解してあげることが大事なのではないか。
失敗して落ち込んだときは回復を待つ。自分の好きなことをして気晴らし もぜひ参考にしたい。
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面白い章もあったがそうではない箇所もパラパラとあったがその緩急がまた良かった。
「この数十年、頭の仕事に経済的評価が集中し、手仕事と人のケアをする心の仕事がないがしろにされてきた。」著者のこの言葉にはとても共感できる。将来的にはコミュニケーション能力などが評価されるとあるが、でもやはり価値が高いとされるのは、頭の仕事+コミュニケーション能力がある人であり、社会的構造は変わらないのでは、と思った。
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絶対悲観主義については、初めの章にしか書いてありませんでした。その後は、世間話?メンタルのためにと読みはじめましたが、全部読む必要は無いかも。
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タイトルとは裏腹に前向きな生き方について、筆者の経験も踏まえながら語られていて、わたしと同じく完璧主義な人には一度手に取って欲しいなと思いました。
なかなかそんなにすぐに自分の考え方は変えられないな…と思って星は低めになっちゃいました
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【なぜ】オーディブルのおすすめ
【ここだけ】結局、知性と教養が最重要
-抽象化して本質を見抜く
-自律
【感想】悲観主義だけでもネガティブな印象を受けたが、すでに一部自分も取り組んでいたことだった。内容は面白かったが、自分に、自分の人生に
自分の仕事に還元できる部分がどれほどあるだろうか。
オーディブルではなく一度本で読んでみたい。
Posted by ブクログ
ハーズバーグの二要因理論、満足の反対は没不幸ではない。
転職時に条件を満たしても、それだけで仕事に満足を覚えることはできない。
手っ取り早く幸せになるのは、「他人の不幸は蜜の味」だが刹那的。
上手く行かないのが当たり前なのに、根拠のない有能感がある人はマクロ他責(日本が悪い、生まれた時代が悪い)しがち。しかし会社が悪いと言えば転職すればと言われるので、自分で選べない国のせいにする。完璧な国家や時代はなく、戦国時代より平和なのにと。
ある程度、特に30歳以上になるとマネジメント経験なかったら転職厳しいという言説があって、若い時から「将来はリーダーになりたいです昇進したいです」と面接で言わなきゃ行けないと思ってた。でも給料が大幅に増えるならいいけど、実際はたいして変わらず責任と労働時間だけが増えるのを見てきて、私やっぱりやりたくないと気づいた。50代の著者も同じように考えていて安心した。
年下の上司?まぁ仕方ないね。年上年下関わらず言われたら嫌なことは同じだし。
不幸の原因は他者との比較と他律性。特に比べやすい同時代、同国(アラブの王子や中臣鎌足と比べる人はいない)、しかも身近な人(大谷と比べる人もいない)と比べるから嫉妬にかられる。これも、根拠のない有能感があるから他者と比べてしまうのだ。しかも相手の恵まれているところしか見ない。最初から自分の能力に確信を持たない悲観主義者は嫉妬とは無縁である。また、東大や大蔵省など他人がいいと思うものを持っているのが幸せであると思い込むのが他律的ということ。
寿命が伸びたことによる高齢者の幼児化。クレーマー、悪いおじいさんの増加。子供は自分の思い通りに物事が動く前提で生きている。自分の思い通りに行かないと機嫌が悪くなる。サザエさんの時代、1946年の男性の平均寿命は50歳で、波平は54歳。今は80歳くらいになって、自分の人生まだ先があると思うから30歳でも覚悟を持った大人になり切れない。明治時代の30歳の方が大人。
戦争の抑止は道徳以前に損得で考える。
自己認識。
他者の自分に対する認識を受け止めるとき、どういう他者に向き合うかは重要な問題。ターゲットを意識しておかないと不特定多数の意味のない声に引きずられて振り回されるだけになってしまう。ストレングスファインダーとかで当たってる、と思うのは自己認識ではなく確認。便利なツールや専門家に頼りすぎると、わかったつもりの浅薄な認識になってしまう。もっと自分の頭と経験でゆっくり考えた方がいい。
チーム力の映画
『大脱走』戦時中の捕虜収容所
『12人の怒れる男たち』陪審員
『婚活したらすごかった』
リモートワーク
ディビッド・グッドハート『頭 手 心』
人の心をケアする仕事や手を使った仕事がないがしろにされ、頭を使う仕事ばかりが重視されてきた。しかしAIの台頭で、安い外国人や機械に頼ることができるようになり、コミュ力や共感力の方が重視されてきている。人々の文章力も劣化した。
→やばい、手も不器用だしコミュ力もないわ。
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結婚しない今の20代はこれを実践している感じなのかなあ。何となくバブル世代の感じがしていい時代に生きられた人だなあとうらやましくなる。
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初めて著書の本を読みましたが、見た目とかなりギャップがあると感じました(笑)
読んでいて、面白い方だなぁとも。
考え方が大変参考になりました。肩の力が抜けた感じ。
確かに自分の人生を振り返っても、絶対悲観主義の考えで取り組んだことのほうが案外上手くいったことを再認識しました。
悩まないための指南書でもあると思います。
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一時期テレビでよく見た電通かなんかの若者通のハゲかと思ったら違う人だった。
写真はギラギラしてる風なのに、昔から根性がない、やり抜く力とかうへぇ、てな具合に始まり見た目と違うなと思ったけど、やっぱりガッツリ仕事しててたぶんめちゃくちゃやり抜いてる。
考え方含めビジネス本はあまり読むことがなく、自分の考えは自分の範疇を出ないので新鮮でした。
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楠木建は別の著書で「読書は著者の論理を楽しむもの」と発言していて、妙に心に残った。恐らく自分もそうした読み方をしているからだろう。しかしそのためと言うか、楠木建の著書は、教授職でありながら、研究データに基づく解説や実験結果の引用は少ない。直観的かつ説得力のある論理を当てはめながら、持論を展開しているだけなのだ。それはとても自然体で、読書でインプットした論理展開を駆使して好きな事をやって飯を食うという感じだ。著者が言うように背伸びもせず。しかし、これで世の中悲観主義でいこう、つまり期待値下げていきまっしょいと言われても、自分はなんだ、特権階級の人じゃないかと。いや、私はこの脱力感が嫌いではないので読むのだが、本書の行間には多分に挑発が含まれる(穿ち過ぎか)。本著はそんな雑記である。
もう一つ余計なことを書くと、車を趣味にしたいらしく。コブラも良いね、シグネットはカッコ良い。ポルシェは手に届かないが、還暦記念車に…と。まあ、色んな養分を得て、楽しむ事も別に悪くはないのだろうけれど。
パーティーを抜け出して孤独を楽しむ。高速道路のサービスステーションで一人の時間に至福を感じる。失敗して、そうは問屋が卸さぬかと一人呟く。著者のそんなメンタリティは非常に共感できる。私も孤独と読書が好きな一人として、そんな楠木建を楽しんでいる。
本著で引用されるドラッカーの教条的な文章を引こう。本著のタイトルに対して示唆的な気がしたから。「もともとやらなくても良いことを効率よく行うほど無駄な事は無い」なるほど、自然体が強いわけだ。
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楠木健さんのエッセイです。特に絶対悲観主義を一冊で主張されているわけではないようです。
タイトルに引かれて選んだのですが、私は興味持てなかったです。このようなエッセイに興味持てないのは年のせいでしょか。それとも、私の置かれている現実のせいでしょか。いずれにしても、時間を大切にしましょう。
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共感できる部分多々アリ、それってどうなの?と反論してしまいたくなる部分多々アリ。でも読み終えたら、著者の方のことが好きになっていました。
エッセイとして楽しむのがおすすめ。
Posted by ブクログ
内容の多くは「まあそうだよね」という同意できるものではあるが、散文的で取り立てて新しい知見ではなかったように想う。
そのなかで、自己認識に対する記述(ツールや専門家の利用の是非)については熱がこもっていてよかった。リモートワークの指摘も鋭いと感じた。
ところどころ差し込まれる経験談は内容も文章も面白く、楽しく読めた。
途中で読む気が失せた
「絶対悲観主義」の長所、利点等を説明する最初の部分は面白いし、共感も出来た。
しかし読み進むに連れて、悲観主義とはあまり関係の無い話に脱線し、この作者の主張が展開されたりするので、
読み手のこちらとしては「あれ?絶位悲観主義に関する本を買った筈だけど・・・?」となって、途中で読む気が失せた。