ブロンズ
レビュアー
  • マツリカ・マトリョシカ

    非殺人ミステリー

    第1作「マジョルカ」、第2作「マハリタ」に続く3作目が本作。
    前2作品は短編を繋ぐ形で主人公やヒロインの関係等が描かれていたが、本作はシリーズ3作目にして、本格ミステリー感のある長編となった。
    本作はミステリー作品ではあるが、殺人などの血なまぐさい事は起きない。
    殺人を伴わないミステリーではサスペンスフルな展開にならないようにも思えるが、本作ではヒロインのマツリカさんの正体の追求も含めて、かなりドキドキする展開があり、読み応えはとてもあった。

    最後の最後、マツリカさんが皆の前で謎解きを披露して終わる。
    柴山くんとマツリカさんの関係が周りに人たちに周知された後の展開は、おそらくは次巻以降に描か...続きを読む

    #怖い #ドキドキハラハラ #憧れる

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  • 葬送のフリーレン 8

    バトルシーン以外は良い

    8巻に限らず「葬送のフリーレン」と言うマンガは、バトルシーン(アクションシーン)が正直かなり下手。
    作画を担当しているアベ先生の画力は、立ち絵などは非常に繊細で素晴らしいのだが、バトルシーンとなると途端に駄目になる。
    絵が下手なのではなく、状況を描写する画力に乏しい。コマ運びもまるで素人。
    何をしているのか分からない様な描写もある。「この先生はアクションは描けないのだな」と思った。

    しかしそれ以外の作画はとても良い。
    今回の8巻では一級魔法使い試験で一緒だった仲間と共闘する事もあり、前巻の余韻と共に新たな旅路を描いている。

    #切ない #癒やされる #ほのぼの

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  • 帰宅部活動記録1巻

    面白くないです

    面白い部分が一つも無いです。
    女子高生達のヌルい会話劇ですが、キャラクター達に個性が無く、会話の内容も面白味はゼロ。
    絵が特に上手い訳でもなく、どうしてこれが商業作品なのか理解できない。
    ほのぼのとした雰囲気は良いと思うが、それ以外に長所が見つからなかった。

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  • セックス&ダンジョン!!(9)

    これと言って何もない

    設定もストーリーも破綻している。
    ダンジョンの成り立ちもよく分からない。
    何の取り柄もない男が、なぜか女の子達にモテモテになる強引設定。
    何もかもあまりに都合が良すぎて興醒め。
    エロシーンはまずまずなので、辛うじて及第点か。
    でも9巻分も金払う内容じゃない。

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  • 紛争でしたら八田まで(1)

    マンガで学ぶ地政学

    地政学を扱ったマンガがあるなんて驚きです。
    ストーリを読み進めて行くうちに自然と学べてしまうので、取っ付き易く且つ頭に入り易い。

    #ドキドキハラハラ #深い #ダーク

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  • 葬送のフリーレン 7

    アニメ一期の続きはこの巻から

    アニメ一期(2クール=全28話)が終了しました。
    続きを見たい人はこの巻からになります。
    これと言って大きな出来事があるわけでもなく、ほのぼののんびりな旅路が続きます。

    #ほのぼの #癒やされる #エモい

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  • 高校事変 II

    性犯罪者を狩る

    今回は前回と違って、高校で事変が起きるわけではない。
    時事問題と絡めた事件を、役所仕事で効率の悪い警察に代わって、主人公が圧倒的なスピードとテンポで解決していく。

    性犯罪を何とも思っていない敵側のヤクザやシリアルキラー等、超絶胸糞わるい連中が続々と登場する。
    それらを惨殺していく主人公の超人的な活躍には、フィクションとは言え驚愕する。

    物語の内容は暗く、主人公の寂寞とした性格や、解決してもなお残る仄暗い余韻から、決して読後感爽やかとはいかない。
    しかし読んでいる間は夢中になれる第一級のエンタメ小説と言える。

    #切ない #ダーク #ドキドキハラハラ

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  • 高校事変

    JKが主人公のダイ・ハード

    本作は、簡単に言うと「女子高生を主人公にしたダイ・ハード」だ。
    ただし主人公の生い立ちによる悲壮感も相まって、作品全体の雰囲気は暗く、ダイ・ハードよりも深刻なイメージがある。
    とは言え、作中に描かれているアクションシーンは、銃器等の特性を踏まえたスピード感溢れるもので、そこに主人公の機転と容赦ない決断と実行力が重なって痛快に展開する。
    作品の特性上途中凄惨な描写もあるので誰にでもお勧めできる訳では無いが、エンタメ小説としては一級品と言える。

    #スカッとする #ドキドキハラハラ #ダーク

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編11

    後半、一気に加速

    正直、序盤から中盤にかけては退屈だった。
    「交流会」と言う名の気の抜けた合宿があるが、さして読み応えは無い。
    橋本の綾小路への急接近や、各キャラクター間の人間関係の深化は興味深かったが、盛り上がりには欠けた。
    しかし後半、急激に緊張感が増す展開となり、突然目が離せなくなった。
    今後のストーリー展開にとって絶対に読み飛ばせない非常に重要な描写があり、次巻の発売が待ちきれなくなってしまった。

    #ドキドキハラハラ #怖い #アツい

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  • アカギ13

    アニメの続きはこの巻から

    既にアニメ化されて久しいが、アニメは26話まで制作されて「俺たちの戦いはこれからだ!」的な締めで終わっている。
    アニメの続きが見たい人は、この単行本13巻からになる。

    この「アカギ」と言う作品の面白さは、麻雀を通して描かれる心理描写にある。
    人間の心の底にある、恐怖、焦り、希望、欲、猜疑心、等々が「これでもかっ!」と言うほど丹念に描かれ、見るものを惹き付けて離さない。
    一度読み始めると、先が気になって次々に巻を買い増ししてしまうので、お金に余裕のある時に購入する事をお勧めする。

    #アツい #深い #ドキドキハラハラ

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  • 交通事故で頭を強打したらどうなるか?

    唯一無二の作品

    この作品は、経験した者のみが描ける唯一無二の作品。
    交通事故で高度脳機能障害となった作者が、病院のベッドで目覚めてから、リハビリで回復してゆく迄の間に、自分の頭の中で起こった様々な出来事をマンガという分かりやすい形式で描いたのが本書。
    その内容は衝撃的で、脳に障害を負うと(個人差はあれど)このような感じになるのだろうな、と言う事がよく分かる。
    大変な経験をしたのに、むしろこのお陰で色々な事に感謝できるようになったと作者は言う。
    そして彼はそれを有り難く思っている。
    脳に障害を負っても、他人を思いやる事が出来る作者には頭が下がる。

    #感動する #癒やされる #深い

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  • 瀧晏名の本性はSなのかMなのか俺だけが知っている。 1

    アイデアが良い

    自分がSなのかMなのか分からないので、実際にどっちも試しにやってみると言うコンセプトが面白かった。
    両方の立場に立つことで、相手の気持ちを想像できるし、思いやりを持てるわけで、こういうプレイこそ、
    本当のSMなのだろうなぁと思った。

    #共感する

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  • 絶対悲観主義

    途中で読む気が失せた

    「絶対悲観主義」の長所、利点等を説明する最初の部分は面白いし、共感も出来た。
    しかし読み進むに連れて、悲観主義とはあまり関係の無い話に脱線し、この作者の主張が展開されたりするので、
    読み手のこちらとしては「あれ?絶位悲観主義に関する本を買った筈だけど・・・?」となって、途中で読む気が失せた。

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  • 前科者 1

    一番の問題は保護司

    仮釈放された受刑者の日常の面倒を見る(監視しつつフォローする)役割を持つ保護司と言う仕事。
    その仕事をするある女性が主人公の作品。

    仮釈放された受刑者を始め、主人公の回りの人間達など、次から次へと胸糞悪い人物が登場する。
    押し並べて人間社会と言うのは、汚い部分を見ればこんなものなのだろうけれど、読後感は悪い。
    しかしそれは扱っているテーマがテーマだけに、仕方がないとは思う。

    一見して仮釈放された受刑者の問題を描きつつも、実はこの保護司の女性を描く事が一番の目的だと思われる。
    無理して明るく一所懸命に生きようとする彼女にこそ、保護司が必要なのではないか。そんな気がする。

    #ドロドロ #怖い #ドキドキハラハラ

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  • 絶対音感

    読み辛い

    絶対音感とは何か?、について書かれた本だが、筆者特有の回りくどい飾った長文が散見され、また全体の構成も行き当たりばったりで、取り留めが無く読み辛かった。
    絶対音感を説明する為に論理的に構成された本と言うより、筆者の自己顕示欲が前面に押し出された感想文と言った感じ。

    #じれったい

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  • 新装版 タイム・リープ〈上〉 あしたはきのう

    タイムリープの原因を探る作品

    タイムリープもので、主人公の女子高生が時間を行ったり来たりします。
    なので注意深く読んでいかないと、話が訳分からなくなり易いです。

    ですが、上記を欠点としても、それを補うだけの吸引力がこの作品にはあります。
    要するに、面白くてページをめくる手を止める事ができない、という事です。

    決して壮大なストーリーではありませんが、読み応えはありました。

    #怖い #ドキドキハラハラ

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  • 実存主義

    最も分かりやすい入門書

    本書は、恐らくですが、実存主義の入門書としては、日本で一番分かり易い。
    哲学に関して全くの素人の私でも、内容が理解できた。
    本書は、西洋哲学全般の歴史、哲学がどういった経緯で発展して来たのかを語りつつ、徐々に実存哲学の時代にまで読者を導いてくれる構成になっています。

    又、実存哲学を理解する際に初心者がぶち当たるであろう特別な用語についての解説も丁寧かつ平易であり、
    例えばハイデッガーの「現存在」の「現」の部分が持つ特別な意味や、サルトルの「対自存在、即時存在」の概念の解説が丁寧。

    ただ、サルトルが述べている「実存は本質に先立つ」と言う観念は、本書の解説を読んでも今一つよく解らなかった。
    ...続きを読む

    #感動する #スカッとする #深い

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  • アドルフに告ぐ 手塚治虫文庫全集(1)

    他を圧倒するストーリー構成力

    『アドルフに告ぐ』は手塚治虫の後期を代表する傑作です。
    手塚には様々な評価があり、色々な人が賛否を述べていますが、少なくともストーリーの構成力では彼に比肩するマンガ家は居ないと思います。
    その証明の一つがこの作品である事は間違い無いです。

    またこの作品には、手塚がデビュー当時から一貫して何度も描いているテーマが説得力のある形で描かれています。
    そのテーマとは「善悪は絶対的なものではなく、常に相対的であり、見る人や立場によっては入れ替わる」と言うものです。

    以上のような深淵なテーマを持つ作品ですが、そういった事を抜きにして、単にストーリーを追うだけでも圧倒的なエンターテイメント性があるので、...続きを読む

    #深い #ドキドキハラハラ #怖い

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  • 惰性67パーセント 9

    突然の最終巻

    惰性で過ごす美大生の日常が、エロも交えてだらだらと描かれてゆく。
    日常系と称される作品は世の中に数多あるが、この作品には出てくる町並みやお店にリアリティがあり、
    登場人物たちが日々どうでも良い事をアレコレ議論したり体験したりする様子が楽しくて共感できた。
    終わってしまったのが残念でならない。

    #切ない #癒やされる #ほのぼの

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  • ノワール・レヴナント

    まずまずです

    地味で謎な超能力を与えられた4人の高校生が、その能力を使って現代の日本を舞台に冒険する物語。
    作者のデビュー作だけに拙い部分はあれど、最後まで読者にページをめくらせるだけの面白さは一応有った。
    ボリュームはかなり有り、読み終える迄に時間がかかった。

    #ハッピー #ドキドキハラハラ

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9.5

    坂柳が覚醒する巻

    9.5巻なので全体的には脇道の話なのだが、非常に重要なイベントが起きます。

    とりあえず綾小路は軽井沢とは元の関係に戻ったが、それも次の誕生日までかと示唆する内容。
    どうせ切るなら関係を元に戻さずこのまま切ればいいのに、わざわざ引っ張る意味は何なのか。

    又、前巻の一ノ瀬の覚醒を受ける形で今巻では坂柳が(ある意味)で覚醒する。

    以上の点からも、今後の展開に重大な影響を及ぼす巻と言えます。

    #萌え #ドキドキハラハラ

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9

    一ノ瀬の成長と復活

    今回の見所は一ノ瀬の成長で、一時は自信を失ってこのまま物語の主軸からはフェードアウトするように思えたが、本巻で完全に立ち直った。
    今後彼女は手強い存在として物語に絡んでくると思われる。
    また本巻では軽井沢と綾小路の破局を示唆する描写があり、今後の伏線となるのは間違いない。
    物語を決定付ける何か大きなイベントが起きる訳ではないが、終始目の離せない展開で最初から最後まで退屈する事は無かった。

    #ドキドキハラハラ #深い #ダーク

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8

    脇道の話のように見えて実は・・

    修学旅行がメインなので、本編とは別の脇道の話のようにも思えたが、実際は今後に繋がる重要な伏線があり、読み飛ばせる巻では無い。

    本巻で最も印象的だったのは堀北で、彼女は以前とは異なり対人で非常に誠実な態度を見せる場面があり、本当に成長したんだなと思わされた。
    それと、櫛田の心情が変化した兆しが現れたり、綾小路が坂柳や一ノ瀬と関わる重要な伏線が描かれる等、見どころは多い。

    ところでこの巻に限った事ではないのだが、
    会話の場面で複数のキャラクターがいる時、今誰が喋っているのか分かり難い事がちょこちょこある。
    要するに地の文が不足している。
    他にも日本語の言い回しで違和感のある文章...続きを読む

    #切ない #ドキドキハラハラ

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  • オーバーロード16 半森妖精の神人 [下]

    前半は退屈、後半は面白い

    オーバーロード16のレビューです。

    他のレビュアーも書かれていますが、前半は退屈で物語的にも単発なエピソードです。
    前半の内容が次巻以降へ繋がる気配は無く、読み飛ばしても差し支えないと思われます。

    しかし後半、突然面白くなります。
    後半は強敵との戦闘が2つあって、アインズやマーレが活躍します。

    また、エピローグの内容がかなり次への期待を煽るものなので、期待が膨らみます。

    #アツい #ドキドキハラハラ

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  • ヒナまつり 16

    平凡巻

    10巻は最高に面白かったが、今回の16巻は残念な出来だった。

    才能あるマンガ家と言えども、いつも絶好調と言うわけにはいかないので、こればかりは仕方ない。

    #ほのぼの

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  • ヒナまつり 10

    神巻

    第52話「欲しいものはありますか」が個人的にツボ過ぎた。

    高校生になったヒナは純喫茶でバイトをする事に。
    しかし店はいつの間にかなし崩し的に新手のJKビジネスの店に変貌する。
    そして初めてヒナから「お父さん」と呼ばれる新田だったが、それは店のオプションだった・・・・

    こうして文章で書くと伝わらないかも知れないが、このマンガ独特の絶妙な間とシリアスなキャラクターの表情とがストーリーと相まって生まれる面白さには脱帽する。
    作者は間違いなく天才。

    #笑える #切ない #シュール

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  • トーランドットの錬金術師

    ファン向けのマンガ作品

    加藤洋之&後藤啓介のコンビイラストレイターのお二人によるマンガ作品。

    SFとファンタジーの融合した独自の世界観が魅力です。
    この本はほぼマンガ中心で、カラーイラストは冒頭の数点のみ。
    イラストと違ってマンガの方は、万人が読んで面白いかと問われたら微妙・・・
    しかしお二人の絵柄のファンなら、その世界観に酔って楽しめるでしょう。

    #ほのぼの #癒やされる #シュール

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編6

    重大な伏線が複数ばら撒かれた

    本巻(2年生編6)の内容は、ほぼ前編に渡って前巻の後始末的な内容で、後半に体育祭(の試験)が配置されている。
    しかしそんな中に、今後の展開に重大な影響を及ぼす伏線が複数ばら撒かれた。

    例えば前巻で退場した愛里が、退学直前に何かしたらしいがそれは謎のまま。
    軽井沢の件で佐藤へ接近する謎の1年生・・・
    そして綾小路と坂柳を知る謎の人物からの助言と、二人の間に結ばれた秘密の関係。
    愛里の件で復讐を企む波瑠加の動向等々・・・

    ざっと列挙しただけでもこれだけある。
    作者はこれら伏線を全て回収して物語に決着を付けなければならない訳で、他人事ながら大変だろうなぁと思う。
    それはともか...続きを読む

    #エモい #ドキドキハラハラ #怖い

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  • 惰性67パーセント 8

    プレデター(捕食者)登場!

    ある美大生グループのグダグダでまったりな日常を、微妙なエロを交えつつ描いているマンガです。
    タイトルの通り「惰性」でストーリーが進んで行く。
    何事も最高で67%程度の出力しか出さない。

    さて、そんな「のんべんだらり」が魅力の本作ですが、本巻では新たなキャラクター立川(女性)が登場します。
    彼女は読めば分かりますが、まさに童貞を狙うプレデター(捕食者)です。
    果たして、西田の貞操は守られるのか!?

    地味な波乱とドキドキが味わえる一作。
    これまでの1~7巻が楽しめている人なら間違いなく楽しめるでしょう。

    #笑える #ドキドキハラハラ

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  • 中学校3年間の理科が1冊でしっかりわかる本

    あまり面白味を感じない

    読んでいてあまり面白味を感じなかった。
    読者に理科の面白さを伝えてグイグイ引き込むと言う作りにはなっていないと思う。
    理科の本に面白さやワクワク感を求めているなら、この本は買わない方が良いかも知れない。

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5

    櫛田の行動への違和感

    文章や場面の描写に迫力があったが、話の内容には不満がある。
    何と言っても櫛田の仕掛けが稚拙過ぎる。
    彼女は綾小路又は堀北を退学にする為に「賛成」へ票を入れ続けたが、綾小路からの毎月のプライベートポイントの振り込みを暴露されただけで簡単に崩れてしまった。
    彼女はもっと頭が良いはずで、あんな稚拙な仕掛けをして墓穴を掘るのは、今までの彼女を知る身としては違和感を覚える。

    良かった点もある。
    例えば、綾小路が入学時の冷徹さを全く失っていない、ハイパーサイコパスな人間である事を確認できたのは良かった。
    彼の強さの源泉を見た気がする。

    以上色々と書いたが、今作にもページを次へ次へとめ...続きを読む

    #切ない #ドキドキハラハラ #怖い

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4.5

    誤字脱字皆無

    4.5巻なのでサイドストーリーかと思ったが、メインストーリーに繋がる重要なエピソードが多々あるので疎かには出来ない。

    それと今回は誤字脱字無かった(と思う)。
    今迄はそれなりに多かったので、改善されてます。

    #ドキドキハラハラ

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  • 勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)

    勝つ事とは、成長する事

    人間にとって成功とは何なのかという、哲学的なテーマを追求していった過程を描いている。
    そして得た結論が「成功とは、成長し続ける事」だ。
    作者の実体験に裏付けられているので、説得力がある。

    わたしがこの本の中で最も惹かれたのは、作者の人生観、勝負観に強い影響を与えた二人の人物の話だ。
    一人はTさん、もう一人はHさん。
    勝負の世界に生きる本物だけが持つオーラが字面を通して伝わってくる。
    残念なのはこの二人についての話がとても短い事だ。

    #深い

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  • 33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由

    作者の実体験

    投資の指南書なんて胡散臭いと思っていたが、この本は指南と言うより体験談が書かれているので説得力があった。
    作者はあるとき交通事故に遭い、その体験から「お金がいかに大事であるか」を身を以て学んだ。
    結局この世の中、綺麗事だけでは生きて行けない。お金と言う先立つものがあって初めて安心が得られる、と作者は言う。

    作者は事故以来、様々な副業(株のデイトレードやブログでのアフィリエイト)を試みるがどれも上手くいかない。
    その理由は、自分が好きでないものは長続きしないから、と言うものだ。
    これは非常に心に突き刺さった(説得力があった)。
    自分が大して関心もなく、続けるのが実はそんなに楽しく...続きを読む

    #アツい #癒やされる #深い

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  • 夜行

    雰囲気は出ているが

    現代を舞台にしたファンタジー小説。
    特にこれと言ったオチも無く、何がなんだかわからない作品。
    何かテーマがあるのかも知れないか、私には分からなかった。
    ただ、ミステリアスでホラーな雰囲気はよく出ている。

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  • 帰ってください! 阿久津さん (2)

    自分の気持ちに気付く?

    内容は概ね前巻と同じで、強引な阿久津さんとそれに困りつつもエロさに負けて状況を受け入れてしまう主人公、この二人のイチャイチャ・ラブコメです。
    本巻(2巻)の見所は、阿久津さんが自分気持ちに段々と気付く所。
    男にとっては実に都合の良い展開で、こんな事現実じゃ有り得ないのですが、阿久津さんと言うキャラクターさえ気に入れば、楽しく読める作品でしょう。

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  • ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編3

    相変わらず内容は面白いが・・・

    長所は言うまでも無く、内容の面白さ。
    これに関しては他の多くのレビュアーが語っているので割愛する。
    問題は短所。
    文章として変な部分があった。
    以下、抜粋。

    a.『絶対に避けなきゃならないのは、多くの生徒と同じ行動をしないことだ』
    ↑という文章の直後に、
    b.『大勢が休む選択をしたのなら動き、大勢が動いている時こそ休む』
    とある。
    aの意味は「多くの生徒と同じ行動をしろ」だが、bはその逆。

    この巻に限らないが、本シリーズには、誤字脱字、日本語としてちょっとおかしい等が散見される。
    脱稿後のリリース前にプロの校正を受けていないのだろうか。
    こういう所はラノベ特有な...続きを読む

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