【感想・ネタバレ】勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年05月02日

*勝つことはリスクでもある。勝ち続けている人が負けた時、ダメージはより大きくなる。
*勝ち負けは、表面的な結果のことではない。勿論勝ちにはこだわるが、成長し続けることが勝ち続けること
*子供のころ良い子だった人ほど迷いやすい。今までは道や目標を与えられてきたから
*好きなことに打ち込み続ければ、いず...続きを読むれ何かの形で一本の線になる。コネクティングドット
*セオリーや常識は常に疑い、自分自身で納得感を持つ。それによって強い基礎が出来上がる。
*元々才能を持っている人は自分自身の持っている才能の理由を考えたことが無いが、苦労して得た能力や考えは体験として染み付いているので、凄みがある。
*出来ない動きがある時は、それをできるだけ分解する。複雑で大きなものとして捉えるのではなく、自分がどこができないのかを明確にして、ひとつずつ潰していく。
*この分解能力は、仕事のレベルが上がるほど、重要になる。最初は才能で乗り切れていた人たちがきつくなる。
*また分解して考えられる人は、スランプに陥りにくい。
*基礎固めのトンネルは長く終りが見えないが、確実に終わる。そして抜けた瞬間が最高
*頭の善し悪しには強さと早さがある。
*後者は、スピードは早いので最初の段階では周りの人から大きくリードをとるが、その後慢心によって成長が止まる
*わかったふりは一番害悪。その場の小さなプライドをとって、もっと大きなものを失う
*オリジナルの知識は経験からしか得られない
*成長とは自分が好きでいるためにどんな工夫をするか。他人の評価軸と比べるな
*高いレベルに行くほど、外的な評価や分かりやすい成長はなくなっていく。そうなった時にそこを拠り所にしていると、成長が鈍化してしまう。それを避けるために日々小さな変化に敏感になる必要がある
*行動が思考に影響をあたえることもある。
*成長と孤独はセット。孤独になったときに周りに群れちゃうか、成長し続けられるか。

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Posted by ブクログ 2022年05月15日

プロゲーマーの頭の中を覗ける書。勝ち続けるためには技術ではなく思考が大切であると気づかせてくれる本。
全てのジャンルの勝ち続けたい人が読むべき良書。哲学書。

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ネタバレ購入済み

勝つ事とは、成長する事

2021年05月31日

人間にとって成功とは何なのかという、哲学的なテーマを追求していった過程を描いている。
そして得た結論が「成功とは、成長し続ける事」だ。
作者の実体験に裏付けられているので、説得力がある。

わたしがこの本の中で最も惹かれたのは、作者の人生観、勝負観に強い影響を与えた二人の人物の話だ。
一人...続きを読むはTさん、もう一人はHさん。
勝負の世界に生きる本物だけが持つオーラが字面を通して伝わってくる。
残念なのはこの二人についての話がとても短い事だ。

#深い

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Posted by ブクログ 2019年01月21日

失敗しないことや目立たないことを重んじるゆとり世代の背中を押す内容。世界一になった著者が語ることの説得力。わりと名著だと思う。

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Posted by ブクログ 2017年10月15日

勝ち続けるというのは、毎日自分が成長する実感を持つ事、そのことこそが幸せにつながる、という事をわかりやすく何度も説明してくれる本。ウメハラさんの本は過去に数冊読んでいるけど、個人的にはこれが一番面白かった。周りの評価を気にすると周りに自分の価値観をコントロールさせる事にもつながるわけで、自分自身がき...続きを読むちんと成長し、それを自分自身が分かっているのならば、周りの評価を気にせずに幸せになれる、というのは良い考え方だなと思う。もちろん、周りの流れを無視してよい、という話ではなくて、これにより自立が出来、自立が出来てはじめて他人との関係性につながる事が出来るんだろうな、とそんなことを考えた。

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Posted by ブクログ 2017年08月03日

カリスマプロゲーマー梅原氏から、深い内省の結果生み出された言葉の数々。結果的には、古典的な自己啓発書に書いてある内容とそれほど変わらないのだけれど、古典を引用し解説した学者の本とは全く異なり、ガツンと心に響いてくる。

自身の頭で考えて、生み出された言葉の力を強く感じた。

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Posted by ブクログ 2017年05月31日

タイトルは勝負論だが、内容的には、以下に幸せに生きるか、ということが述べられていたと思う。良書でした。

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Posted by ブクログ 2014年02月20日

無常と平常心の何たるかに迫る一冊。著者はギネスに認定されている「世界で最も長く賞金を稼いでるプロ・ゲーマー」最も得意なのはストリート・ファイター。

ゲームセンターにあるゲームにつぎ込むのは生産的なことだろうか。では、雪でできたハーフパイプを滑走することは?区切られたマス目のうえで木片を前後すること...続きを読むは?

いずれも勝つだけではなく、勝ち続けるには何が必要だろうか。ましてテレビゲームの世界にはルールや仕様の変更は茶飯に起きる。

着実に成長し続けることが勝ち続けることならば、それは、どの世界にも通用する方法論と言える。下期トップ3入りの面白さ。

議論は、成長する術として、どのように述べるかももちろん大事なんだけど何をいうかはもっと大事ね。

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Posted by ブクログ 2014年01月02日

あらゆる企業マン、あらゆるフリーランサーの言葉よりも、今の私の立場・意気込みに近い言葉が聴けた。同人音楽家として頑張る全ての人にも送れる言葉が沢山溢れていました。良書。

"負けて叩かれることに耐えられないなら最初から勝負の世界で生きることを選ばない方がいい、と僕が強調する理由は、別にそれ...続きを読むがいいとか悪いとかいう話ではない。"

音楽では「負け」というのははっきりしない、が、一方的に「あいつは負けた」と言って叩きのめそうとする人が現れる。「人々を楽しませたい」と思って音楽を作っているだけなのに、何故、叩かれるのだろうと昔から思っていたけれど、叩かれるのだから仕方ない。理不尽であっても、そういう時にはこの言葉を思い出して耐えるしかないでしょう。

"それでも自分が成長を実感できていれば、絶対に負けではない。そのまま突き通していくほうが、よりレベルが高い作品を描けるようになるだろうし、結果としてより高い評価を得ることも出来るだろう。そのときは、もしかしたら本人が死んだ後かもしれない。でもそれは、運の良し悪しにすぎない。現実の生活とどう折り合いを付けるのかは永遠のテーマだが、自分が成長できているかどうかを最終的に評価できる人物は、自分しかいないのだ。"

"僕は、この時に自分にとってのゲームを再発見した。得意なもの、特別な能力を発揮できるものが存在するということは、なんてありがたいことなのか!ゲームと初めて出会ってから17年以上たって、僕は初めてゲームをすることの価値を見出した。"

"逆に、注目されているから、評価されているからといって、必ずしもそれが凄いこととは限らない。"

"実はこの、「好きだけど不向き」という状態が、最強の状態を作り出すきっかけになることがあるのだ。"

"でも僕は、それなら音程が取れてリズム感が完璧なら、歌手としてこの上ない成功が得られるのか、聞く人を感動させることができるのかと聞いてみたい。きっとそんなことはないはずだ。"

"僕が相対的な体力に優れていたというのは、もともとあった才能だ。そしてもともとあた才能について、その存在理由は考えない。「どうして自分は体育が得意なんだろう?」「何で俺は腕相撲で負けないんだ?」とは考えないのだ。なぜなら、自発的につかみとったものではなく、当たり前に存在しているだけだからだ。"

"キーワードは、分解と反復である。しっかり学ぶと決めた以上は、面倒でも一度全てバラさなければならない。例えば僕が新しいゲームを習得するにあたって、ある一連の基本的な動作ができないとする。ここで大切ななのは、「どうすればいち早く結果を得られるのか?」という発想をなるべくしないことだ。それは一見早そうでいて、実はかえって効率も要領も悪くなるという結果を招く。大切なのは「自分は何ができないから結果が出せないのか。」という考え方である。"

"だから、分解・反復が得意な人にはスランプらしいスランプがない。不調に陥っても、新しいことに対応できていなくても、分解することによってなぜそうなっているかを探ることができ、反復練習で克服できるからだ。そしてそれを本人がわかっているからこそ、精神面でも追い込まれることはない。"

"基礎固めであっても、トンネル抜ける瞬間が来るのは、本当に直前になるまでわからない。…(×)… 急にふわっと視界が開ける。"

"ドリブルしながら敵をかわしてジャンプし、性格なシュートを放つ一連の動きによって点を取ることが大切なのに、自分がジャンプする際の形だけに特別なこだわりを感じ、てこばかり磨き始めてしまうような場合だ。そこにこだわりすぎれば、当然全体像がぼやけ、最後には見失ってしまう。さらに重症になってくると、「俺はジャンプにこだわっている。点を取れるかどうかなんてその後の結果でしかない」と考え始めてしまう。"

わかる…わかり過ぎて怖い…

"同時に、決してしてはいけないことがある。それは、自分を人と比べないことだ。"

どうすれば自分と他人を比べないようになれるのか、昔に比べれば大分比べなくなったように思う。

"今の僕は、よくぞ孤独に耐えて頑張ったなと自分をほめてやりたい気持ちでいっぱいだ。そして、その「ご褒美」を受け取っている。それは0.1%の人たちとの出会いだ。意地を張り通し、孤独に耐えぬいたからこそ手に入れることができた、本物の人間関係だ。"

"いつ報われるかなんて、考えなくていい"

凄い

"したがって、いつ成果が出るかを考えるのも、いつまでにどんな成果を出そうかと考えるのも、今の僕にとってはおごりにしか思えない。"

"今成長を続けている人、これからしてみようと考えている人に僕が言えるのは、「厳しい期間は、思ったより長い」ということだ。"

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Posted by ブクログ 2013年12月17日

梅原氏がこれまでに考えてきたこと、感じてきたことなど、学ぶことの多い本でした。
勝ち続けることとは成長し続けること。耳が痛いと言うか、心に留めておかなければならない言葉でした。

ゲームをしない方にもお勧めの一冊です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月08日

日本初のプロゲーマーが書く勝負論。
勝つということは何なのか。
勝つだけでなく勝ち続けなければ意味がない。
目先の勝負に勝つことが、勝つということではなく成長し続けるということ、それこそが勝ち続けるということなのだ。

勝つということにこだわりすぎると大切なことを見失う。
しかしながら、そこのバラン...続きを読むスが大切なのだ。

不器用だからこそ分解して、できるところまで自分のできるところまでしっかりと分解して基礎を固める。
分解して基礎をしっかりと固めることで、応用がきくようになる。
そこが固まっていないと、決して応用はきかない。
そしてそれは自分が不器用だからこそできることで、はじめから出来ていた人間には基礎固めなんてことはできなかったということ。


この本、かなり良書だった。
文体は冷静なのに、内容は熱量が多くてかなり読む価値ある。

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Posted by ブクログ 2021年03月08日

世界屈指のe-Sportsプレーヤーの梅原大吾の勝負についての持論が述べられた一冊.

この本のキーワードは"成長できるか"である.成長ができるように日々研鑽することで長い目で見た勝負に勝てると語られている.そのため,本を読む前に考えるであろう瞬間瞬間の勝負について一喜一憂しない...続きを読む,それが成長の糧になるように気持ちを安定させ,練習を積むことが大事というスタンスであった.

第一線で活躍されているからこそ,成長し続けることが重要なのだと気づけた.そのために変化を拒まないということも意識してトライする価値があるなと思った.そして基礎を疎かにしない.研究する姿勢で取り組むことが大切であるとわかった.プロとは何なのかを知れた一冊であった.

1章:なぜ勝ち続けることが大切なのか?
2章:勝ち続ける自分を設定する
3章:勝ち続ける基礎を固める
4章:勝ち続ける知識と思考
5章:勝ち続けるメンタルの構築法

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Posted by ブクログ 2018年06月17日

プロゲーマーのウメハラが、その波乱万丈な人生を元に、勝負論を語る一冊。

彼の人生をベースとした勝負論は説得力があった。

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Posted by ブクログ 2017年08月15日

日本で一番最初にプロゲーマーになった筆者が、「勝ち続ける」理由は「幸せになりたい」から。という一見うまく繋がらない理論を披露した本。この考え方は結構普遍的に使えるものだと思う。

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Posted by ブクログ 2017年06月09日

世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー梅原大吾の哲学。

テクニック的なことより、本質を掴んで応用力、持久力を鍛えること、常に今日よりも成長し続ける意志を持つ姿勢が強く伝わってきます。
印象的だったのが、対戦相手を敬うという事。停戦相手を見下したり馬鹿にしたりすると、相手にしてくれる人が減り、...続きを読む徐々に弱くなるという下りは、ゲームの世界だけでなく、自分の専門分野にも当てはまると感じました。
周りと切磋琢磨することで、自分も成長できる。そのためには、向かい合ってくる相手を敬う事。

メンタル面の維持の仕方も参考になります。

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Posted by ブクログ 2017年06月06日

世の中には、ぱっと出てきて消えてしまう一発屋と、長い期間、
他人に影響を与える人がいます。梅原さんは、間違いなく後者でしょう。
大変失礼ながら、私は梅原さんのことを、前著(「勝ち続ける意志力」)まで知りませんでした。

 私は、格闘ゲームには、あまり興味がありません。
しかし、梅原さんの、格闘ゲーム...続きを読むに対する姿勢と努力は、畑違いの私でも、
興味が湧きます。

 梅原さんは、自分が好きなことをして、食べている、、、少数派です。
少なくない人が、あまり好きではないことをして、食べているのではないでしょうか?好きなことを仕事にできる人は、少数派中の少数派です。

 この本を読むと、好きなこと=楽ではないことがよくわかります。
「本当に好きなこと」になるまで、たくさんの偏見と戦わなければいけなかったこと、そして、一時期は、格闘ゲームから身を引いて介護のお仕事をしたこと(前書)など、
 
 梅原さんが言う「勝ち続ける」ためには、いろんなモノと戦う必要があったことを教えてくれます。

 これほどまでに、梅原さんの勝負に対する姿勢がウケるのは、結局、勝負は、自分自身に負けないことであり、
自分自身を成長させる道具であると言い切っているからだと思います。

 非常にいい本です。成長することが何なのか、梅原さんの格闘ゲームへの姿勢から理解できる
稀な本です。

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Posted by ブクログ 2014年08月31日

目先の結果じゃなく成長することに重きをおく。
当たり前なんだけどトーナメントで勝つ人なんて1人だけで、一回戦で半数が負けるからね。
行動することによって自信をつけよう。

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Posted by ブクログ 2014年07月16日

単発の勝ちと勝ち続けることは大きく違う。
勝ち続けることとは成長し続けること。
幸福な気持ちを抱えて成長し続ける姿。それこそが勝ち続けることの本質。
孤独を恐れるな。他人からの評価には『知るか、バカ』。
少し頑張ろうと思えた最近の良書。

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Posted by ブクログ 2014年04月06日

プロゲーマー、という職業がある。格闘ゲーム界で、彼の名を知らぬ者はおらぬ、というほどの有名人だ。
彼は、なぜプロゲーマーになる道を選んだのか。ある道を究めようとするとき、人は皆、同じような境地に至るものなのだな、と感じた。ゲームのことをバカにする前に、彼の考え方を見てみることをお薦めする。彼のこれま...続きを読むでの経緯も含め、ちょっとした衝撃を受けることと思う。

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Posted by ブクログ 2014年01月03日

自分で考えて寄り道することの必要性が分かる。最終的に価値続けるには出口が見えない道を孤独に突き進み、自分で成長を感じないといけない。

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Posted by ブクログ 2013年11月30日

かの梅原さんの本。
あのケンのブロッキング動画を観てからすっかり魅了されていた人の本とあってジャケ買い(笑)
内容はとてもしっかりしてて、自分に生かしたいと思うことが山のように書いてあった。
良い本に出逢えて良かった♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月28日

ちょうどボックスと同時進行で読んでいたので、ストーリとこの本の教訓が被るところがあって面白かった。
・勝ち⇔負け。勝ち続ける⇔あきらめる
・基本を大切にして、分解して研究する
・何かに打ち込むと世間は妬みから邪魔する

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

自分は何が好きなのか、自分の脳力はどんな分野で花開くのか。そして自分はどの世界で成長することをよしとするのか。
それを設定できるのは、自分だけである。
だからどんな理由があろうと、進むべき道は、必ず自分で設定する必要がある。
自分で設定していない場合、あるいは自分で設定したようでいて、他人に合わせ込...続きを読むんだり、人がついてくることを期待しているような状況では、本当にやりたいことはできない。(p.89)

人生は、コインの裏表で決まるようなギャンブルではない。
もっと細かい、もっと持続的、継続的なところにこそ、本当の勝利はある。(p.222)

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Posted by ブクログ 2013年10月20日

梅原本2。前回は自伝的内容だったが、今回は抽象的な話メイン。人生論というかそんな感じかと思った。
個人的には、バクチ打ちと麻雀打ち、最後に勝つのは麻雀打ちが心に残ったなあ。

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