【感想・ネタバレ】高校事変のレビュー

あらすじ

優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校に支持率向上を狙った総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る!

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優莉結衣がテロ事件を起こした死刑囚の父を持ちその仲間から幼い頃からソルジャーとして英才教育を受けた女子高生、そんな結衣が自分の通う高校で総理大臣が訪問した日にテロリスト達に高校を占拠されてしまう。
総理と仲間を救う為、戦いに挑むストーリーが展開していく。
父の十字架を背負い、戦い結果は?
時を忘れ読みフケてしまった。

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2025年02月24日

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めっちゃ面白かったー。^_^
身近な道具を武器に変えてテロリストに立ち向かう姿は、正しく女性版ランボー。

時限爆弾を解除するシーンや、兵士を殺すシーンはリアルに想像出来て良かったです。
ストーリーが面白く、世界に引き込まれて次々と読んでいきました。
続編を読みたくなりました。

総理大臣がテロリストに襲われる所は、22年7月にあった安倍首相の暗殺事件を思い出しました。
オウムサリン、9.11以降テロが事件の中心になり、身近になっていく所が怖いと思いました。
本作のように学校がテロリストの標的にならないような世界になって欲しいですね。

気になったセリフは、
事件が解決し、SPの錦織と優莉結衣との会話が心に響きました。

錦織はつぶやいた。
「同僚がみな死んでるのに、ひとりおめおめと生きのびた。恥ずべきことだ。遺族に顔向けできん」
「そんな考え方はちがう」結衣はいった。
「ほかの人たちが生きたかった明日を生きるのが、生存者の務めでしょ」

人は、必ず大切な人と別れてしまいます。
それが、テロや殺人、天災によって亡くしてしまい自分だけが生き残って悲しみや孤独に押し潰されるかもしれない。
でも、生存者は亡くなった人の為に前を向き、笑顔で明日を生きることが亡くなった人に対しての花向けになると思いました。

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2024年12月21日

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読み始めた時はまさかこんなにロングシリーズになるとは思いませんでした。
少しハードな内容ですが、読んで後悔はないですよ!

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2024年06月04日

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ネタバレ

再読。やっぱり面白い。

ヒロインがカッコいい。
作者の知識に裏打ちされた、アクションが凄い。

結衣の生きてる世界が人と違うのが、凄く自然に描写されていた。
なんでこんなに自然なのか?
結衣が人と違うのは、死刑囚の子供だからでも、人殺しの技術があるからでもない。
人殺しの技術を発揮する事に生きがいを見出している。
彼女にとっては普通じゃないのが普通。
その精神性にある。

結衣が分かり合えるのは共闘するクラスメイトより、テロリストなのだ。

結衣は自分の本性と、それに付き纏う困難や孤立を痛みを持って受け入れている。
打算的でありながらも、それを自覚して傷ついている。

この痛みがあるから、私は殺人狂のこのヒロインを愛しているんだと思う。

テロリストを相手にする結衣の頭も体も使った大立ち回りは、読んでいて非常に痛快で、結衣も同じ様に感じているだろう。

でも、彼女の暴力の才能を発揮した後には、やはり孤立が待っていて、ただ痛快なだけではない。





本作はアクションやヒロインの魅力に目が向きがちだが、作者の技巧も光っている。

まず、結衣の心境を初めから全て明かさず、後から打算や本心を見せてくるのも良い。
え?結衣ってこんな事するんだ。みたいな疑問は後から解決される。

結衣の心境に限らず、謎が散りばめられていて、続きを貪る様に読んでしまう。

手際良く退路を確保する冴えない教師。
なぜか、念入りに殺されていた池田秘書官。
高校にテロリストという映画みたいな状況。


なんかとっちらかった感想だけど最高だった。
初読の方がワクワクしたので、読んでない巻に追いつくのが楽しみ。

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2023年11月16日

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久々の松岡圭祐の作品を読む。千里眼がどんどん現実離れしてきて途中で読むのをやめてしまったが今回、皆がハマると言われてるので読んでみると引き込まれるように没頭。やはり現実離れしているが優莉結衣の今後が気になる。

ほかの人たちが生きたかった明日を生きるのが生存者の務め

の言葉に心が打たれる。

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2023年05月07日

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ネタバレ

 テロとの戦いが本筋ではあるものの、青春小説としてもちゃんと成立していた。また、発売日においては最近の時事や社会問題が取り入れられており、これだけの要素がありながら話のタネがブレることなく一貫していることに感動した。
 解説にもあったが、これだけ綺麗に話をまとめた後にどのような続編を書け得るのかとても興味をそそられた。

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2023年02月20日

ネタバレ 購入済み

ハラハラ、ドキドキ

久しぶりに松岡圭祐さんの小説を読みました。
相変わらず主人公がカッコいい!に、しても頭の回転が早すぎて…
彼女のバックグラウンドが切なすぎるけど、いつか幸せになるといいな。
ここ最近のニュースになんだか内容がシンクロしているような…それも切ないです。

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2022年07月15日

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ひゃーーーカッコいい!
孤高の悲しみを背負った戦う女子高生ヒロイン!!

戦闘の知識とか、身のこなしがカッコ良すぎて
麗しくて、好き(笑)

世代的に戦う乙女ってくすぐられる
やっぱ女子高生は世界を救うんよ(笑)

La Soldier〜♪

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2025年04月10日

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矢幡総理は、高校生の学習意欲低下のため、
日本に帰化してバドミントンの全国高等学校選抜大会で優勝した、
田代勇次が通う神奈川県立武蔵小杉高校に内密な視察を決める。
しかし、そこには、テロ事件を起こし死刑囚となった男の娘である、
優莉結衣が通っている高校でもあった。校長はじめ教師らはどうにか、
合わせないように視察をこなしていくのだが、とてつもない事件が起きてしまう!?

この作品は、2025年3月の時点で、22巻+番外編3巻でている、すごく冊数の
多い作品の第1巻 、短期間で出版されているのもびっくりするところ。
著者の戦うヒロイン作品の位置付けに当たるそうで、主人公の優莉結衣は、
小さいころに父親及び半グレ集団に育てられた高校生離れした知識を有して
いて、事件へと立ち向かっていく。1巻で完結したような感じではあったが、
2巻以降どう展開していくのか、気になるところではありますが、
1冊ごとのページ数が結構多いために時間かかるので身構えてしまうかな^^;;

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2025年03月08日

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主人公の豊富な知識と軽やかなアクションがなんとも厨二病心を揺さぶります!!!!
こんなにも肝の座った女子高生がいてたまるかよと思いつつも読み進めてしまう、読んでて楽しい作品でした

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2025年03月06日

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久しぶりに松岡圭祐先生の作品に触れた。

以前触れていたのは万能鑑定士Qだったが、
今回はそれとは似ても似つかないバイオレンスアクション。

だが主人公の優莉結衣が校内にあるもので戦う際に
共に出てくる蘊蓄は見覚えしかなく懐かしかった。

また序盤の頭を使いながらギリギリを勝ち抜ける様子から
後半の銃火器を用いて最後の殺戮をするシーンは振りかの如く読み応えが凄かった

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2025年02月22日

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爽快感溢れるバイオレンスな物語である。誰しも1度は憧れる厨二な世界を存分に味わうことができる物語だ。いわゆる噛ませの存在、かっこいい主人公、物分かりは悪いが頼れるSPなど濃く色づいた人物像が見ていて分かりやすい。あまり多くの人にスポットを当てていない点も読みやすいと感じる要因だと思う。中高生におススメな一冊。

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2025年01月31日

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校舎が日本の縮図と化す、その通りだった。
テロリストの娘だからと蔑まれてきたヒロインが、総理や同級生を助けるべく活躍していく姿がカッコ良すぎて...!あまりに強くて、読んでいて楽しい。

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2024年11月24日

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高校事変シリーズの原点。同い年だった結衣に親近感が湧いて購入したあの日が懐かしい。現時点で22まで出版されている。この本を手に取った時、まさかここまで長編で壮絶な話になるとは思ってもなかった。時間があればまた1から読み直したい作品。

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

このありえないだらけのシチュエーション、ぶっ飛んでて好きですねぇ。
作中にも出てきますが、これは戦争です。
緊迫感とスピード感があり、こちらに息つく間を与えさせない感じです。

そんな中、主人公の優莉結衣が私の想像と違ってそれがまた良かったぁ。
話の通じないイカれた女子高生を想像していたけど、聡明で優しくて強いというギャップが作品の良さを引き立てるように感じます。

総理、最初と最後で人格変わっちゃってるよね笑
あと、田代くん最後の一言気になるなぁ…

えらいもんに足突っ込んだかな^_^

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2024年10月16日

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優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑になった男の次女。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校を総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る!

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2024年10月11日

購入済み

JKが主人公のダイ・ハード

本作は、簡単に言うと「女子高生を主人公にしたダイ・ハード」だ。
ただし主人公の生い立ちによる悲壮感も相まって、作品全体の雰囲気は暗く、ダイ・ハードよりも深刻なイメージがある。
とは言え、作中に描かれているアクションシーンは、銃器等の特性を踏まえたスピード感溢れるもので、そこに主人公の機転と容赦ない決断と実行力が重なって痛快に展開する。
作品の特性上途中凄惨な描写もあるので誰にでもお勧めできる訳では無いが、エンタメ小説としては一級品と言える。

#ドキドキハラハラ #ダーク #スカッとする

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2024年03月15日

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初、松岡圭祐さん作品。満を持して読み始めるとスピード感がすごい。高校でこんなこと?と戸惑いながらもどんどん引き込まれていくストーリー。主人公のスペックが半端なくてあり得ないと頭の片隅でずっと思っているのにそれを凌駕する迫力の展開にのみ込まれていったように思う。このシリーズ追いかけてみたいような、お腹いっぱいになってギブしてしまうのか、迷うところではある。

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2024年01月22日

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迷わず読める活劇小説。 若干、女子高生がそんな⁈という部分もあるがスピード感と臨場感が上回ります。合間に挟まれる複雑な主人公の境遇と心情がいい意味で全体のバランスをとっている印象を受けます。さぁ続編へ!

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2023年12月15日

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厨二ゴコロをくすぐりまくるwエンタメ小説!
結衣が無敵すぎて爽快。内面の悩みにも焦点を当てたそうな感じだけど深刻になりすぎてない?感じも読みやすい。
なお、女性が主人公なので中2の心を持った女子のほうが響くと思う笑笑

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2023年10月05日

Posted by ブクログ

ドキドキハラハラする展開。ページを捲る手が止まりませんでした!!
優莉結衣さんの知識量にはびっくり(°_°)

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2023年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何年か前に「万能鑑定士q」という映画を視たことはあるのですが松岡圭祐の小説を読むのは初めてです。舞台となっている架空の高校「武蔵小杉高校」、ん、武蔵小杉どっかできいたことがあるぞ。む〜〜、どっかで、あ~、昔、一時住んでいた南武線の駅の武蔵新城駅の2つ横の駅ではないか。ということで、読み進めたのですがブルース・ウィリスのダイ・ハードさながらの限定された舞台でのアクションとバイオレンス。なるほどダイ・ハードを小説にするとこんな感じになるのか。優莉結衣の今後が気になるのでなるはやでⅡを読んでみようと思います。

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

 新たなるダークヒロイン誕生。読み終わって思い出したのは、ミレニアムシリーズのリズベットだ。たとえ犯罪行為であっても信念のために自らの手が汚れることも厭わない。「校舎は日本の縮図と化した」というキャッチコピーも秀逸ながら、だからといって小難しい話ではなく、わかりやすく書かれているところに好感が持てる

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2023年06月18日

Posted by ブクログ

自分の母校の名前が出てきて、苦笑。
川崎市ってそんな感じよねー。
他の人の感想で殺人がグロいってあったので、少しビビりながら読み始めたけど、我慢できる程度。
すごい死ぬけど。
ところどころ映画ネタもあって面白かったけど、あんな究極の状況でそんなに口数おおくいれるかなぁ、と自分の高校時代を思い返しながら読んだ。

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

あ〜、グロい。
殺人描写がえげつない。
でも主人公 結衣の研ぎ澄まされた戦闘能力、IQの高さ、優しさ、どれも魅力的でかっこいい。
これはヤバいシリーズに手を出してしまったな〜
さて、シリーズ2作目を読もう(笑)

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2023年05月23日

Posted by ブクログ

これはおもろい!あかん、おもろすぎる。かっこ良すぎる。リアリティのない話しやけど、そんなことどうでもよくなる。ああまたシリーズもんに手を出してしまった。

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2023年03月20日

Posted by ブクログ

マンガ版が面白かったから読んでみた。なかなか面白いな。主人公がスーパー女子高生なのにギリギリ鼻につかない描写なのがうまい。ただ、無双すぎるは無双すぎる。過去の映画やなろう系や男子高生の妄想とか皮肉くりつつリアリティをなるべく追求するスタイルは面白い。副総理的に出てくる国務大臣ってのがいるんだけど「国務大臣」って大臣ポジションは無いから違和感ずっと感じてたんだけど、これはあえて省庁を明示しないようにしてるんだろうなと自分を納得させた。続きも読む。

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2023年02月23日

購入済み

すっきり

すっきりとした読み応えでした。
人間離れしているが、ある意味人間味のある主人公でした。
生かすか、殺すか、主人公の主観で判断しているところにダークヒーローな感じを受けました。でも、好きです。

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2019年11月26日

Posted by ブクログ

人めっちゃ死ぬ。グロい。けど読むのは止められない。他のシリーズを読むのはどうしようかな…ちょっと設定がリアルからかけ離れてるからな…

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2024年06月04日

Posted by ブクログ

恥ずかしながらの、初・松岡圭祐作品。

自己保身や自分さえ良ければ良い政治家・オトナ、
現実社会へのアンチテーゼもちらほら。

たまに行く武蔵小杉の街はカオス(東横線沿線住)、
そこにある公立高校(架空)は血の海、
自分の欲望を満たしながらひとり武装集団に立ち向かう、
めちゃ戦闘能力高すぎの生徒はまさかの訳あり女子。
荒唐無稽なようで、なくもないかな…と思わせる、
そんな時代をいま我々が生きてるんだな〜と。

柚木国務大臣(60過ぎの厚化粧のおばさんbyケンキ)、私の脳内映像では小池百合子都知事でした笑
高市早苗でもいいけど、こんな事する勇気ないか笑笑

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていた本。
高校に侵入してきた謎の武装勢力に対して戦う女子高生。
スピード感があって映画を観てるよう。。
ただ内容は凄惨なシーンもありびっくりした。
戦争下の残酷さや死が迫った時の人の心理をひしひしと感じました。

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2023年12月23日

Posted by ブクログ

最強の女子高生の活躍で、高校を舞台にしたテロが解決していく話。
テロリストの動機がバカげていて、政治家との絡みもお粗末で、前半のスリリングな展開が色褪せてしまった。
それでも、軍事知識を駆使して敵を倒す優衣がカッコよくて低評価はつけたくない。

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2023年08月02日

Posted by ブクログ

初読み
昔から気になってたけど未読だった
読んでみようかな…と思ってもかなり巻数進んでてなかなか手が出なかったのを読んでみた

テイスト軽め
思ってた通りラノベよりはしっかりしてるがそっちよりの小説ではあるかな?の軽め

けど、普通に楽しめたし続きの作品も読んでみようと思う気持ちになった

ただのスーパーヒーローな感じではなかったのも人間らしくていい

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2023年06月19日

購入済み

中二病全開で途中で読んでて恥ずかしくなりました。
オタクの妄想を小説にした感じ。

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2020年05月17日

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