あらすじ
犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を、全寮制の矯正施設・塚越学園のトップが訪ねてきた。結衣は転入を薦められるが、見学に出発した未明、突如として武装集団の襲撃に遭う。結衣の記憶はそこで途切れ、ふたたび目覚めたときには、熱帯林の奥地にある奇妙な<学校村落>に身を置いていた。同じく日本から来た少年少女ら700人が生活しながら通学する、要塞化された校舎の謎。シリーズ最高傑作登場!
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相も変わらず面白い
スケールが一気に大きくなった本作だけどちゃんとまとめられてるし無駄が一切ないように思える
あの優莉結衣ですら言葉が分からなかったりピンチになるしでほんとに絶体絶命という状況はヒヤヒヤした
ほぉ?という謎が出てきてそれが今後にどう関わってくるのかがとてつもなく楽しみ
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「荒唐無稽」の一言!
この年齢でこんな事。。と思う反面、「三つ子の魂百まで」とも思う。
そして舞台が日本から出てるし。
ただ最後、結衣に仲間ができて良かった。
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今回はまさに絶体絶命。
孤島に閉じ込められ常に監視された状態でどうやって抜け出すのか見ものだった。
いや〜、今回もクズの集まりだったな。
結衣にも仲間が出来たことが嬉しい。生きるためにやられたらやり返す、やられる前にやる。
もちろん現実ではありえない設定と構成だけど
だらこそ、結衣がクズをやっつけてくれる快感は見逃せない。
一つ解決してない疑問を残して次のシリーズへ。
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あり得ない話なのに、化学は全然無知、戦闘モノも無知なのにぐいぐい引き込まれて一緒に時間を共有している。
何もせずこの世界にのめり込んでいたい。暇な時間に読むを超えているぐらいハマっている。
引きこもりや更生が必要、かつ親が無関心な子どもを集めて拉致し他国の島に転入させる。そこは非人道的な生活を強いられ、そこに結衣が転入し、ひと暴れ。結衣を遠巻きにしていた生徒は今回も結衣を庇い結託する
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第3作目にして、舞台がいきなり海外に移ったことで、スケールが半端ない。
今まで銃を扱ったこともない数人の生徒が窮地に陥ったことで、結衣と一緒に戦いに挑む姿がハラハラドキドキ、「負けるなー、頑張れー」と思いながら読んだ。
今作の締めは、結衣の心情に温かみが芽生えて良い感じ。
エンターテインメントとして読むには面白いけど、実際にこういう国が世界には沢山あって、死と隣合わせの生活を送っている人達が居ること、平和な国に生存している人間として、何が出来るかを考えないといけないなと感じた。
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松岡圭祐『高校事変 III』角川文庫。
世間を震撼させる事件と激しい暴力の嵐を呼ぶ女子高生・優莉結衣の活躍を描くシリーズ第3弾。
日本国内で暴れまわった優莉結衣の闘いの場はついに東南アジアへ。第2弾の最後に少しだけ姿を見せた妹の凛香とも本格的に再会するが……
やはり面白い。ここまで思い切った展開とシリーズ第1弾から繋がる伏線は見事。シリーズはまだまだ続く。
平成最大のテロ事件に関わり、死刑となった父親を持つ優莉結衣の元を全寮制の矯正施設・塚越学園の学園長が訪ねて来た。半ば強制的に転入を薦められた結衣は、未明に塚越学園の見学に出発すると謎の武装集団の襲撃を受ける。
記憶を失った結衣が再び目を覚ますと、そこは熱帯林の奥地にある奇妙な学校村落だった。結衣と同じように日本から来た少年少女ら700人から800人もが生活しながら通学する要塞化された学校村落は傭兵たちが支配する奇妙な場所だった。
妹の凛香が学園を支配する傭兵に痛め付けられ、同級生を処刑すると脅された結衣は手も足も出せなかったが、ついに堪忍袋の緒が切れる。
本体価格820円(古本540円)
★★★★★
Posted by ブクログ
Ⅱとは打って変わって、でっかいスケールのⅢでした。人間らしい情が垣間見えるようになり、かなりここで巾が広がりました。この後どう続けて行くのかを想像するだけでも楽しいです。
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いよいよ深作欣二のバトルロワイヤルよろしく
子供たちが立ち上がったがね
流石に今回は無理じゃね?
って思ったけど、ヒロインは死なずの法則で
気持ちいいぐらいの殺しのライセンスぶり
最後にゃみんなの心まで救ってしまうとは
いやはや、もうまさに戦場の女神だわ。
それにしても、熱帯林でブレザー
考えるだけで不快指数高し…
なんか一部伏線もありましたんで、次巻以降も
ワクワクですなぁ〜( ´ ▽ ` )
Posted by ブクログ
これまでの2章と違い、仲間と協力する描写があり、アクションものとしての幅が広がった気がしました!
また、今後の重要人物である妹の存在もあり、今後のシリーズを読むには必読です!
Posted by ブクログ
久しぶりに続きを読みました。
なんというか
ぼくらの七日間戦争
を思い出しながら読んでいました。
でなければ
欅坂のデビュー曲(タイトル、忘れた……)
が頭の中を流れてましたね。
このくらいのテンポの良さが
良いですね。
ムダに長くなくて
起承転結的な感じで
一気に読み切れる。
あとは
ドラマ化さえしてくれなければ
最高ですね。
Posted by ブクログ
いやはや、いっきにスケールがでかくなった。
アクション映画を観てるようで楽しかった。
話の中にもあるが、確かに海外には少年兵はいるし、日本人もいざとなれば戦えるのかな。
とても面白い!
1作目、2作目どちらも読ませて頂きましたが、今回はスケールが大きいお話しで、でもいつも通り読むうちに自分までハラハラしてしまって、、
一気に読み終えてしまいました。
個人的に松岡さんの書く美人主人公設定が好きです。脳内実写化してて楽しい!
自作も出たようなのでぜひ読ませていただきたいと思います
たまに出てくる時事ネタも好きです笑
Posted by ブクログ
高校事変シリーズは、物凄く展開早くて、あっという間に読んでしまう。
何かすぐ映画化とかしれそうだけど、シリーズ長いからなぁ。
万能鑑定士的に、シリーズのどこかだけとかなりそう。
今回の舞台は、ついに海外。
結衣が、拉致?され、多くの学生たちが集う、学校という名の、ある目的をもって集められた集団の中に。今回は、結衣ですら、反応出来ないような敵がいたり、ピンチも多々あるけれど、流石そこは優莉結衣、見事にすり抜ける。
敵も巨大になって来ており、段々と変わってくるのは、結衣にも仲間の様な存在が。共に一つの敵に立ち向かい、脱出をする。
その仲間たちもまた良くてねぇ。
人間味を帯びてきているいうと言葉は良くないけれど、そんな風になってくる優莉結衣がやっぱり何よりも良いね。
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今回は日本を飛び越え、とある熱帯林の奥地で700人以上の学生が拉致され異常な学校生活を余儀なくされていた。常に監視されている島で結衣を筆頭に学生対傭兵崩れの武装勢力との闘いが始まる。アメリカの政府や海軍まで絡んだスケールの大きな物語に発展。シリーズ1、2で出てきた生徒や、関係者の身内なども登場。2の最後に出てきた結衣の義妹の凜香も。さらには1の事件の原因の大本となった田代勇次も名前だけ出てきたが今後の伏線なのだろうか。どっちにしても風呂敷を広げすぎな感も否めないが、読んでいて面白いからいいか。
Posted by ブクログ
武装集団の襲撃に遭い熱帯林の奥地の学校に連れて行かれる結衣。
今回は、まさに絶体絶命でしたね。
どんな環境下におかれても常に冷静で、とても17歳とは思えないですね。
結衣を中心に皆んなで一致団結して武装集団に立ち向かう姿がいいですね。
孤島での壮絶な経験を経て生還した子供たちの心の変化も見逃せない。
面白かった。
次作No.Ⅳに期待^ ^
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手を替え品を替えいろいろ楽しませてくれる。急に話がでかくなった。仕舞いには米軍まで登場するか。荒唐無稽ではあるが、引き込まれてしまう。作家の筆力の力業やな。戦闘シーンなんか精緻に書き込んでいるんで映像で見るよりも、飽きが来なくって凄いのでは。続けて4巻へ突入ぢゃ。
Posted by ブクログ
強い!強過ぎるやろ!
9歳までの英才教育がここまで戦闘能力を上げるもんか?
高校での武装集団みたいなんをやっつけ、ヤクザ壊滅!
お次は、外国でテロ組織みたいなヤツを!
まぁ、巨悪をやっつけてる感じやから、良しとするけど、何人殺してるんやろ?
こんなん死刑になったお父ちゃん以上かもしれん。理由はどうあれ…
「警察につきまとわれるのを疎ましく思ってきました。でもそれ以上に我慢ならないのは無視です。厄介ごとを避け、無関心をきめこむのが大人であるなら、わたしたちは誰も救われません。大人から気にいられ、選ばれた子だけが歓迎される社会であれば、わたしのような生い立ちの子に居場所はない。ほかの多くの子たちにとっても」
彼女は、極端だとしても、そんな感じの子は多い。もう少し考えないとな…
世の中を…
Posted by ブクログ
おもしろ!3作目でまだこのテンション維持できるのかー凄い作者だな。まさか女子高生が海外でほぼ正規軍と交戦とか想像出来ないわ。今回は仲間まで増えちゃってさ、そこに主人公がサイコパスなのかどうかってとこを引っ掛けてきてさ。この連中が次作以降で登場するのかとか楽しみすぎるだろ。しかし前回のレールガンと言い今回の酸素なんちゃらの爆発と言いちょっと規模が凄すぎない?あと、1作目の国務大臣云々についてやや解説されててやっぱ気になる人多かったんだよなと思った。この勢いで続きも読む!
Posted by ブクログ
前回からの続きかと思ったら、登場人物は続いてるけど内容は違った。
舞台は場所が変わり、どこに連れていかれるのか、その先でどうなっていくのか引き込まれた。
どんどん読んじゃってあっという間。
Posted by ブクログ
本作は舞台を海外に移すことで、「事変」がワンパターンにならないようにしたようだ。前巻で衝撃的に登場した結衣の妹・凛香だが、期待していた姉妹が協働しての活躍の場面は少なかった。結衣たち日本人の児童生徒を拉致した組織の目的と資金繰りには無理があるが、このシリーズはそんなことを気にしないで、追い詰められていくヒロインと、爆発的に逆境を跳ね返す光景を楽しめばいいのさ! というわけで4、5巻も購入してしまった(笑)
Posted by ブクログ
シリーズ3作目、初めてヒロインの単独戦闘でなく、同じ学校に通う生徒たちも戦闘。順応が早いです、これが若さか。。
正直、拉致は少年兵育成のためかと思ってました。虐待による脳の変化のデータ集めのためとは。。
ここまで状況が普通でないと正常バイアスも働かなくなるのかな。残る!って言い出す子は居ないし、戻る!って言い出す子はいるけど結局戻らない。
1作目の登場人物も関係者も、2作目の登場人物もすっかり逞しい。今枝流。錦織刑事も磯部医師も、優莉結衣さんは大量殺人者でサイコパスだとわかってるけど、関係者に良い影響与えてるから…って苦悩しています。相手がいつもかなり悪いけど、だからといって大量殺人を肯定出来るはずがない。一応、殺人は犯罪とする法治国家ですから。
結衣さんのとこに集結する初期のメンバーの肚の座り方が尋常じゃない…桐谷くんがあれ程とは。里緒子さんも良い。
結衣さんと凜香さんだけ仲良いのかなぁ優莉家。他の兄弟は今後出てくるのか。出てくるとして退っ引きならない事態でしょうけど。あ!武蔵小杉高校のあのベトナムの子。。続きも気になります。
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拉致されて連れてこられた先は東南アジア。ということで、今回のミッションはそこからの脱出!第一作目に戻ったような非現実路線の作品で、今度は流石の結衣も無理かと思うほど熟練度の高い兵士たちが相手。1作目では結衣が一人で敵を制圧しましたが、今作では他の学生と協力しながらの制圧。みんな素人ばかりなのに、さすがにこれは無理があるやろとツッコミどころ満載。次作以降、今回できた仲間の絆が何か関係するのかしないのか楽しみです。
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高校事変シリーズの3作目になるが、まだ飽きずに読みつづけられるので自分でもびっくりです。それだけ、長編小説が苦手な人でも読みやすいということだと思います。
Ⅰ、Ⅱとは異なり、東南アジアがメインの舞台となり、海外の時事と絡めたものだったのでとても勉強になりました。
また、いろいろな人との出会いや経験を積んだことによって、結衣が多くの仲間を救いたいという心情の変化が起きたのはよかったと思います。
作中の「チュオニアン」の監視システムは、東京五輪の開会式の演出家降ろしをはじめ、SNS上で人同士が互いの粗探しに奔走しすぎている現代社会の風潮を風刺するようで、一人ひとりが考えるべきことだと思います。
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前半の悪役が容赦しないので、反撃に移った後半は爽快!
まさかの大ボスも予想外だったので良かった。
1や2のキャラの登場等、シリーズ物ならではの作品!
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シリーズ3作目、今回は海外が舞台となりました。
矯正施設への転向を指示され、施設の見学に向かう途中に拉致された結衣は、気づくと熱帯林の中にある「学校」にいました。
体罰やいじめが「規則」として行われている特異な環境からの脱出を図る結衣の戦いが始まります。
これまでの2作と異なり、拉致されていた700名以上の生徒が結衣とともに戦うという新しい展開を見せ、結衣のカリスマ性が引き立つ反面、その影響力の大きさに大人たちが慄然とする姿も描かれています。
前半部分では打つ手が全くなかったように思える状況でしたが、機転を利かせて挽回してゆく姿は圧巻でした。
決して「正義」であるとは言えない、殺人を肯定するかのような結衣のありようが、さまざまな問題を抱える生徒たちに自己肯定感や達成感を味合わせ、その気持ちを前向きなものに変えていったことには爽快感と同時に恐ろしさも感じます。
エンタテインメント作品として十分に楽しめる小説ですが、これからの優莉結衣の人間としての「他者との関わり方」や「閉塞感のある日本社会での生き方」を含めた成長もこれからのシリーズ作品の読みどころだと感じます。
Posted by ブクログ
感想
これまでに出てきたキャラも加わってのゲリラ戦。結衣の周りは治安悪すぎだろ。
今回は結衣のランボーじゃなくて、仲間を教育して戦わせるスタイル。結衣の妹にも期待したが、そこまで期待した程でもなかった。
あらすじ
優莉結衣は、暴力シーンをビデオに撮られたことで葛飾東高校から、問題児が集まる塚越学園に移る方向で話が進められる。
塚越学園は、精神科医の角間と国が共同で作った学校だった。結衣は塚越学園に見学に行く途中で武装勢力に襲われて拉致される。
結衣が連れてこられたのは、東南アジアにあるある島だった。校長のヒソがミャンマーの残党兵を束ねる。結衣は学園の内情をそれとなく探っていく。
そこには塚越学園に入るはずだった700人あまりの子供が収容されていた。結衣は内情を把握しつつ、仲間を募り、反乱を起こす。そこには武蔵小杉高校で一緒だった里緒子や、錦織警部の子供もいた。
学園は生徒を矯正することを掲げていたが実は、角間が虐待されている子供の脳画像を集めてデータベース化を目論んでいた。
結衣の指導で反乱は上手くいったかのように見えたが、海岸へ辿り着く直前に学園勢力に抵抗にあう。絶体絶命のところで米国軍の救助が入る。国は子供たちが武器を持って対抗したことを重くみて、隠蔽する。
Posted by ブクログ
約2年ぶりに高校事変シリーズに手を伸ばした。ダークヒロインのJK優莉結衣が活躍する。面白かった。本人からすると事件に巻き込まれているだけなので気の毒な気もする。パートⅡでもそうだったが、南海の孤島でのサバイバルは結衣に変化をもたらしたのではないか。ただ、やはり結衣がサイコパスである疑念は拭えないのだが。
Posted by ブクログ
人を統率するのが上手く、人情にも篤い。今回は海外でドンパチ。1巻の人物とも絡んできて、仲間ができてからは特に楽しかった。醍醐はよいキャラだったので今後も出てきてほしいなぁ。