【感想・ネタバレ】高校事変 IIのレビュー

あらすじ

世間を震撼させた「武蔵小杉高校事変」から2か月――平成最悪のテロリストの次女・優莉結衣は新たな場所で高校生活を送っていた。そんな中、結衣と同じ養護施設に暮らす奈々未が行方不明に。さらに、多数の女子高生が失踪していたことも判明する。結衣は奈々未の妹に懇願され調査に乗り出すが、JKビジネスや特権階級の存在など、日本社会の「闇」の数々が浮かび上がってくる。問題作ダークヒロインシリーズ第2弾!


「松岡圭祐作品を手にしたらすぐに、躊躇なく読み始めるべきである。なぜなら、それぞれがいま書かれるべくして書かれた作品だからだ。」
タカザワケンジ(書評家)文庫解説より

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前作に引き続き絶対的に強い結衣に安心して読めた。フィクションであるがリアルな事実ネタも盛り込まれていたりする。警察には出来ない形で悪を退治してくれる結衣を応援したい。一部残虐すぎるところもあるけれど誰も手をくだせないから結衣がやってくれる。アリバイ作る過程は圧巻。簡潔な説明もスラスラ頭に入っていく。暴力への衝動に悩む結衣だけれど今回の姉妹との交流が少しは安らぎとなっているならよかった。

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2022年12月02日

Posted by ブクログ

スカッとするし、ぶっ飛ばしてるし、ただただ楽しく読むストレス発散小説。
結衣の卓越過ぎるスキルが凄すぎて、へぇーとかほぉーとしか言えない。
今回もなかなかスピード感とエンタメ感満載。
次回から妹登場?

0
2024年01月06日

Posted by ブクログ

1より面白い。スピード感あっていい。Netflixのドラマ見ているみたい。主人公はもちろんだけど背景もありえへん話であって欲しい。

0
2022年12月03日

Posted by ブクログ

今作も時事ネタが満載で、JKビジネスの裏側が見えたような気がして、女子高生に対して、こんなに残虐な世界が存在するのかと思うと、正直読んでいて怖かった。

でも優莉結衣の戦闘知識や能力がハンパなく痛快で、いろんな場所でアリバイを工作して、挙げ句に空を飛んだ時には、面白すぎて、最高だった!

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

まさに大藪春彦の世界ですね。これでもかって感じで、痛快です。途中中国人と関わる場面が出てきて、何故って思ったけどアリバイ作りとあとでわかる。先の先まで想定してると知る。

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2022年10月18日

Posted by ブクログ

松岡圭祐『高校事変 II』角川文庫。

シリーズ第2弾。遅ればせながら第1弾を読み、非常に面白かったので、勢いで第2弾に突入。やはり面白い。まるでスパイ冒険小説のように優莉結衣が知識と勇気で世の中の悪党どもに死の制裁を加える。

武蔵小杉高校事変から2ヶ月後、事件を解決に導いたヒロインでありながら、転校を余儀無くされた優莉結衣は児童養護施設を移り、葛飾東高校に転入する。

そんな中、結衣と同じ養護施設に暮らす嘉島奈々未が行方不明になり、妹の理恵は結衣に姉の行方を調べて欲しいと懇願する。

女子高生を食い物にする売春デリヘル業者と31人もの女子高生を殺害した変態男、女子高生を毒牙にかける男たちに優莉結衣は……

本体価格680円(古本400円)
★★★★★

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

こりゃあかん、殺戮の天使とはまさにって感じ
全開の高校での全開バトルロワイヤルの興奮冷めやらぬまま
今度はミッション・インポッシブルばりのスーパーアクション
いやいや、ランドマークタワーから・・・って
さすがに今まで考えたこともなかったわ
確かに早いし、足もつかないわなぁ〜って関心しきり
それにしても、毎回制服を大事にしてるところがちゃんと女子高生
選択するんだぁ〜って感心しちゃった
最後にゃ、またもや波乱の新キャラ登場・・・
どこまで楽しませてくれるんですかぁ〜松岡先生

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2021年08月01日

Posted by ブクログ

(備忘)1人の拉致された女子高校生を救うという、シリーズの中ではスケール小さめの作品でしたが、逆に言えばストーリーに現実味というか身近でも起こり得そうな緊張感みたいなものがあって好きでした。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

弱気を助け悪をくじく。
まさに痛快劇ですね。
シリーズはかなり続いてますがこの主人公は一体何人殺すのでしょうか⁈

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

いや、面白いねぇ
「闇」がしっかり「闇」だし売春斡旋等の現実で起こっていることを少し過激に描いてるのは正直凄い
今でさえドバイのなんたらみたいなのが話題になってますし売春がすぐそこにある感じ
そして優莉結衣!やはりこの人には驚かされる。
前作でも頭の回転が早いのは描いていたし何よりどの分野も得意としてる感じが出ていましたが今作ではトリリンガル(マルチリンガルの可能性)になりさらに優莉結衣の聡明さが明らかになった
とある場所が家から近いところでうお!そこ結構すぐ行けるぞ!ってなった
次巻も楽しみ

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2025年05月16日

Posted by ブクログ

高校事変シリーズの第二作目。
今回も読み応えがあって、アクションシーンは迫力があり面白かったー。
前回の事件から2ヶ月後のストーリー。
JKビジネスと特権階級をテーマにした物語で、闇ビジネスが細かく描かれていて、色々分かりました。
JKビジネスも特権階級の交通事故も近い事件が実際に起こっているので怖いと思いました。

前回は、学校内で周りの道具で戦っていくダイハードみたいな感じだったけど、今回は敵の武器を使ったりムササビスーツ等、秘密道具を使うスタイルや制限時間で行動していく姿は、ミッションインポッシブルスタイルで面白かったです。

特に結衣がムササビスーツを飛ぶシーンはカッコいいと感じたし、是非映像を見たいと思いました。

ラストに新キャラが出たので次回も面白くなりそうです。

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

世間を震撼させた「武蔵小杉高校事変」から2か月――平成最悪のテロリストの次女・優莉結衣は新たな場所で高校生活を送っていた。そんな中、結衣と同じ養護施設に暮らす奈々未が行方不明に。さらに、多数の女子高生が失踪していたことも判明する。結衣は奈々未の妹に懇願され調査に乗り出すが、JKビジネスや特権階級の存在など、日本社会の「闇」の数々が浮かび上がってくる。

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2024年10月11日

購入済み

性犯罪者を狩る

今回は前回と違って、高校で事変が起きるわけではない。
時事問題と絡めた事件を、役所仕事で効率の悪い警察に代わって、主人公が圧倒的なスピードとテンポで解決していく。

性犯罪を何とも思っていない敵側のヤクザやシリアルキラー等、超絶胸糞わるい連中が続々と登場する。
それらを惨殺していく主人公の超人的な活躍には、フィクションとは言え驚愕する。

物語の内容は暗く、主人公の寂寞とした性格や、解決してもなお残る仄暗い余韻から、決して読後感爽やかとはいかない。
しかし読んでいる間は夢中になれる第一級のエンタメ小説と言える。

#切ない #ドキドキハラハラ #ダーク

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2024年03月17日

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公安を煙にまいて我が物顔で闊歩する主人公、クセになりつつある。今回は飛び道具まで出てきて笑ってしまった。エグい内容だけど、それを超えていく大立ち回りに胸のすく思いがした。救出劇に拍手喝采。守りたいと思う感情はどこから出てきているのか深く探ってみたい。今度は妹が登場か❗️

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2024年02月13日

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残酷なシーンが多くて、嫌な気分になったけど、それを打ち破るたった1人の女子高生、結衣ちゃんの活躍で、痛快な気分にはなった。
 数々のアリバイ工作がよく考えられていて、面白かった。
 嘉島奈々未、理恵姉妹とは対象的に、孤独な結衣ちゃんにホロリとなったけど…。
まだ2巻だから、今後の活躍が楽しみ。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

優莉結衣は幼いころから格闘術、銃器、薬品、武器に関する知識、外国語、戦術等を仕込まれた女子高生。同じ児童養護施設で暮らす奈々未が行方不明になり妹の理恵に助けを求められ行方を捜すことに。その捜索過程で指定暴力団の佐座一家全滅、牛頭組約50名が爆死と言う結果に。最後の黒幕に関しては17分で横浜みなとみらいから逗子までを移動(ウイングスーツにて)し殺害。それも全て計算されたアリバイ付きで。自分に降りかかる火の粉には一切の容赦はなく天使の顔を持つ悪魔とでも言うのだろうか。バイオレンス映画を観ているようでした。

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2023年08月17日

Posted by ブクログ

一気読みでした〜。
結衣の言葉の 眠りを妨げるのは罪だ。
誰もが平等に癒やしの時間を与えられる時間なのだ。
は印象に残った。
相変わらず頭がキレキレで回転も早くヘマはしない。
結衣の内面が垣間見れたシリーズだった。
さぁ、シリーズⅢへ!

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2023年05月26日

Posted by ブクログ

同じ養護施設に暮らす女子高生を救い出すために優莉結衣が立ち上がる。

第一作も相当過激だったけど今回も凄かった。
高校生にして盗聴からパソコン操作まで、いろいろな知識が多いなあと感心。
さらには空まで飛ぶのかと。
ただ、前半の性的な暴力の描写のところはちょっと苦しかったですね。
次回作は結衣の妹も出てきそうですね。
楽しみです。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

おや?スケールダウンしたんかな?いや、こんなんも好きやけどと思いきや、やくざ100人以上皆殺しって、破壊力は軍隊並みや。いや、自衛隊も太刀打ちできんやろうな、少女一人に。おもろすぎる。続けて三巻目に突入ぢゃ。

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2023年03月21日

Posted by ブクログ

痛快!対軍隊の次はこう来たかよ。レールガンは若干唖然としたけどあー赤石山脈はウイングスーツでか!と気づいたとこではニヤリとした。このヒロインめちゃくちゃ使いまわせるな。しかし寄生獣の後藤以上の組事務所での殺戮は痛快すぎる。なんとか結衣をモンスターにしないように所々甘い感情を描いてるけどどうなるか楽しみではあるな。

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

9歳の時の英才教育で、今も凄い戦闘能力!
「武蔵小杉高校事変」から転校して、数ヶ月で、このバイオレンス!
アリバイは完璧に近いけど、警察が疑うのも分からんではないな…
まぁ、しかし、結衣ちゃんが相手をするのは、人ではない感じの人なんで、スキっとする。
自身の暴力衝動を治める為という面はあるにしても…
ニューヒロインには、拍手を送りたいが高校生である必然性が、私には分からん。何か、もっと、それなりの職業に…あっ!「探偵の探偵」と被ってしまうわ^^;
高校生だからこそ、意外性があるんかな…
しかし、こんな英才教育受けた子供がまだ、何人もいてるみたい。みんなが、悪を裁く側になれば良いけど…
あっ!一人出てきた…この子供は、どうなんやろ?
次回作、読めって?
りょーかい(^_^)v

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。また別の高校に通い始めた結衣の周りで起きた事件に踏み込んでいく話。なかなかのバイオレンスぶりだけど、娯楽本なので読める。

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2022年12月07日

Posted by ブクログ

気が付けば足掛け2日で読み終えた。17歳の結衣は児童養護施設に収容され、新たな高校に通学という設定。導入は違法なJKビジネスに手を染める業者、そして貧困から闇の商売に引き込まれてしまった女子高生が登場。挙句に、違法風俗に身をやつす女子高生を逆恨みするサイコパスも絡んだドロドロの状況を、結衣の巧妙なアリバイ作りと壮絶なアクションが一掃する。警察は限りなく黒に思える結衣を拘束するには至らず、それでも武蔵小杉高校事変と今回の事件を偶然とは考えないだろう。ハードルは上がった。次回作はどんな展開になる?

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1作目の優莉結衣も強かったけれど、2作目も強かったです。面白かった。
JKビジネスの業者と“特権階級”で罪に問われてない人たちや、ヤクザの組1つとそれより上位の組の構成員かなりを殲滅、そういえばこの人を追ってたんだった…という事件の犯人も処刑。単独でこのスキル、格好良いです。超電磁砲って、使えるものあればその場にあるのを組み合わせて出来るんだ。。
JKビジネス…需要があるから供給があるのであって、事の重大さをわかってない学生さんが悪いとは全くならない。需要が無ければこんなビジネスそもそも無くて良いのでね。。いい大人がリアルJKに欲情してどうする?って話です、創作物のみでなら問題ないのに。
「人を愛せない。欠落した人格を隠して別の顔を装う」って自分のこといってたけど、1も2も結衣と行動した子どもたちは結衣さんは悪くない!ってなってたし、特殊な生い立ちのせいで犯罪スキルが高いのと人を殺すのに躊躇しないだけでちゃんとした感覚の人では?と思いました。
結衣を鮮明にするために警察がoh…って感じだけれどいっか。組織で連携しなくちゃなのに半目してる警察組織より、単独行動の人が素早く動けます。
ラスト…腹違いだろうけど実妹!?続きも楽しみです。

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2022年06月04日

Posted by ブクログ

同じ養護施設で暮らす奈々未を救うため奔走する結衣。
その行動は常に警察や犯人の先手を打った計算し尽くされたもの。
ある種の爽快感もあるバイオレンスアクション。
早々に読み終わりました。
JK売春、特権階級など。様々な世相の闇も出てきて。
総じて面白く読めたのでまた次のシリーズもチェックしたいと思います。

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2021年07月25日

Posted by ブクログ

前作が高校内での武装集団と自衛隊との戦いに巻き込まれた事件だったのに対して、今回は一転して現実路線。でも結衣のカッコ良さは変わらず。警察の裏をかきながら、悪人を退治していく姿は実に痛快!きっとハッピーエンドだろうと安心して読めます。終盤の空を飛ぶ様子はまるでスパイ映画のよう。いろんな要素が詰まったシリーズです。ラストは今後、結衣がひょっとして変わるかも、と思わせる展開。次も楽しみです。

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2021年07月22日

Posted by ブクログ

令和になってから刊行されたこの作品は、今読んだ方がいいと思います。なぜかというと、作中に出てくる出来事は、Ⅰと同じく令和になってからSNSなどで騒がれた具体的な出来事ことをリメイクしているため、今でしか味わえないものがあると思います。
今では簡単にハッシュタグを用いて社会運動に参加できる世の中になっているけれども、そういった現実に沸き上がった心の内に秘めた怒りを、小説という非現実的なものとともに昇華させているため、非常に面白いです。
ただ、作品の節々に出てくる描写がグロテスクかつ自分が好まない(ただ苦手なだけです)表現が多数ありましたが、なんとか読み終える事ができてよかったです。せっかく今まで読んだことのないジャンルにチャレンジしたので、最後まで読み切りたいと思います。

「生への絶望なくして、生への愛などありえない」(アルベール・カミュ)
「学校つていやなところさ。だけど、いやだいやだと思ひながら通ふところに、学生々活の尊さがあるんぢやないのかね。パラドツクスみたいだけど、学校は憎まれるための存在なんだ。」(太宰治)
正直、この言葉を初めて読んでも理解はできませんでした。けれども読み終えたときには、なんとなくですが意味が理解できました。一言では言い表せないくらい深いです。
なぜ、この言葉を作中で引用する必要があるのか、を考えながら読むとより一層面白くなる気がします。

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2021年07月05日

Posted by ブクログ

感想
ランボー再び。今回はメインの主犯よりも何故か枝葉の暴力団とのバトルがメインだったような。。。


あらすじ
武蔵小杉事変の後、優莉結衣は葛飾の施設にいた。ある日、同じ施設にいたナナミが行方不明になる。彼女は、施設に妹の理恵といるために売春をしてお金を施設に入れていた。

JKビジネスに無理矢理行かされたところでタカダと名乗る男に連れ去られる。結衣は、手がかりを追い、JKビジネスの元締めからタカダこと、辻館の情報に辿り着く。彼はこれまで女子高生を呼び出し、31人もを殺害していた。

結衣は辻舘の父親からJKビジネスの元締め、それに繋がる暴力団事務所に乗り込み、壊滅させる。最後は、辻舘を殺し、誘拐されていたナナミを救い出す。

防犯カメラにも写らない、アリバイを工作し、警察の目を欺くのだった。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

英語も中国語もペラペラなんですか彼女は、、、
ほんとにどこまで把握しつくしているのか、
今回こそはピンチのシーンとかあるのかと思いきやこちら側には何も汗など感じさせないほど爽快にしのぐ主人公が魅力的です

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2025年03月06日

Posted by ブクログ

2作目は、さすがにスケールが、小さくなってしまったのが残念でした。この雰囲気で続くとなると途中で飽きてしまいそうなので、ファンとしては盛り上げて行って欲しいです。

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2021年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レールガンが出てきたとき、彼女が悪と立ち向かう姿ともなんとなく重なるものがあるなと感じた。今回はJKビジネスから。本当に胸くそ悪い大人が色々出てくる中で、次々と始末していく様子が気持ちいい。

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2021年04月18日

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