あらすじ
世間を震撼させた「武蔵小杉高校事変」から2か月――平成最悪のテロリストの次女・優莉結衣は新たな場所で高校生活を送っていた。そんな中、結衣と同じ養護施設に暮らす奈々未が行方不明に。さらに、多数の女子高生が失踪していたことも判明する。結衣は奈々未の妹に懇願され調査に乗り出すが、JKビジネスや特権階級の存在など、日本社会の「闇」の数々が浮かび上がってくる。問題作ダークヒロインシリーズ第2弾!
「松岡圭祐作品を手にしたらすぐに、躊躇なく読み始めるべきである。なぜなら、それぞれがいま書かれるべくして書かれた作品だからだ。」
タカザワケンジ(書評家)文庫解説より
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Posted by ブクログ
優莉結衣は幼いころから格闘術、銃器、薬品、武器に関する知識、外国語、戦術等を仕込まれた女子高生。同じ児童養護施設で暮らす奈々未が行方不明になり妹の理恵に助けを求められ行方を捜すことに。その捜索過程で指定暴力団の佐座一家全滅、牛頭組約50名が爆死と言う結果に。最後の黒幕に関しては17分で横浜みなとみらいから逗子までを移動(ウイングスーツにて)し殺害。それも全て計算されたアリバイ付きで。自分に降りかかる火の粉には一切の容赦はなく天使の顔を持つ悪魔とでも言うのだろうか。バイオレンス映画を観ているようでした。
Posted by ブクログ
1作目の優莉結衣も強かったけれど、2作目も強かったです。面白かった。
JKビジネスの業者と“特権階級”で罪に問われてない人たちや、ヤクザの組1つとそれより上位の組の構成員かなりを殲滅、そういえばこの人を追ってたんだった…という事件の犯人も処刑。単独でこのスキル、格好良いです。超電磁砲って、使えるものあればその場にあるのを組み合わせて出来るんだ。。
JKビジネス…需要があるから供給があるのであって、事の重大さをわかってない学生さんが悪いとは全くならない。需要が無ければこんなビジネスそもそも無くて良いのでね。。いい大人がリアルJKに欲情してどうする?って話です、創作物のみでなら問題ないのに。
「人を愛せない。欠落した人格を隠して別の顔を装う」って自分のこといってたけど、1も2も結衣と行動した子どもたちは結衣さんは悪くない!ってなってたし、特殊な生い立ちのせいで犯罪スキルが高いのと人を殺すのに躊躇しないだけでちゃんとした感覚の人では?と思いました。
結衣を鮮明にするために警察がoh…って感じだけれどいっか。組織で連携しなくちゃなのに半目してる警察組織より、単独行動の人が素早く動けます。
ラスト…腹違いだろうけど実妹!?続きも楽しみです。
Posted by ブクログ
英語も中国語もペラペラなんですか彼女は、、、
ほんとにどこまで把握しつくしているのか、
今回こそはピンチのシーンとかあるのかと思いきやこちら側には何も汗など感じさせないほど爽快にしのぐ主人公が魅力的です