楠木建のレビュー一覧

  • 経営読書記録 裏

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    「正解」よりも「自分解」――内田和成『リーダーの戦い方』
     本書のメッセージを一言で言うと「人にはできることとできないことがある」――これには二重の意味があります。まずは「環境」と「打ち手」(戦略)との区別。ようするに自分の力でコントロールできることとコントロールできないことの線引きです。ここにその人のセンスが表れます。コントロールできないことをコントロールしようとする。逆に、コントロールできることを所与の動かせない条件だと思い込んでしまう。間違いの多くは、環境と戦略を混同することにあります。
     本書の議論の中心は、もうひとつの「できることとできないこと」にあります。すなわち、その人の得意と不

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    2025年02月27日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    過去の経済誌などを振り返りつつ、いかにバズワード化した言葉/概念が取り上げられてきたか、そしてそれらが現在どのように帰結しているのかを淡々と振り返った一冊。著者曰く、所謂バズワードに惑わされてしまう背景には、「飛び道具トラップ」「激動期トラップ」「遠近歪曲トラップ」の3種のトラップがあるとのこと。
    経営コンサルとして働き、いかに言葉が曖昧に使われているか(DX、リーン、アジャイル・・・)を痛感している中で、この本の主張には納得感がある。一言で言ってしまうと、どれだけ新たな概念を提示しそれが世の中に流布しようとも、経営の本質を構築する太い論理には勝てない、ということなのだと思う。個人的に興味深か

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    2024年12月26日
  • 絶対悲観主義

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    結婚しない今の20代はこれを実践している感じなのかなあ。何となくバブル世代の感じがしていい時代に生きられた人だなあとうらやましくなる。

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    2024年10月30日
  • 好きなようにしてください

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    頭の中で勝手に複雑化してしまった問題をうまく単純化してくれる感じ。
    お悩み相談みたいな感じなんだけど、
    筆者のゆるいテンポが、意見を受け入れやすい雰囲気にしてくれる。
    文体も読みやすいし、おもしろい。

    ただ、その考えそのものが社会で通用するかとは別の話だなと思った。

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    2024年10月18日
  • 「好き嫌い」と才能

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    実業家との対話本で肩の力を抜いて読めるような内容。あなたの好き、嫌いは何、という切り口から、ビジネスとの本質的な関連性を探る。色んな人が色々言って、楠木建は恐らくは予めから持っていた結論にそれを結びつける。つまり、好き嫌いはモチベーション的に経営者に重要な観点だと。

    感じた事を過剰書きして、考えてみる。おじさんでもおばさんでもそうだが、二人で「嫌い」な話で盛り上がるのは生理的に嫌な感じ。相手の「好き」を聞き出すのは逆に面白いが、それがビジネスに直結するという事は事例として多くないし、寧ろ、何かしらの「使命感」で動いていて、好き嫌いだけでは意思決定は出来ない。

    人材も客も、嫌いだから避けると

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    2024年09月30日
  • THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す

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    交渉の部分のみ。

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    交渉とは、騙し合いではなく、ダンスを踊ること。相手の動きに合わせて、自分も動く。

    ・他者の考え方を変えたい時、まずはオープンな姿勢を見せる
    ①自分の主張の問題点を認める
    ②相手の主張の一部を認める
    ・科学者のように真実に近づく
    ・相手の主張の最強部分を考察する。認める。合意点を認める。

    ・理由や根拠は、確信のある最強のものをひとつ。かつ、適度な謙虚さで述べる
    ①根拠が増えると猛攻だと受け取られる。圧が強すぎる。相手がガードに入る。
    例 理由が一つだと寄付率が上がる。二つだと下がる。
    ②根拠が弱いものを突っ込まれる

    ・いづれ弱みや欠点を発見される。先に述べたほうが

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    2024年09月07日
  • THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す

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    Think again つまり再思考とは、自分自身の考え方を再考することと、他人の考え方を再考させることである。
    自分の考え方なんて簡単に再考できるよって思われるが、これが中々難しい。自信過剰でもいけないし、かと言って卑屈になってもいけない。自信に満ちた謙虚さが重要なんだ。そして、それは習得することができるものだ。その方法が解説されている。
    他人の考えを変更させるのは、更に難しい。論理的に言い負かすのは逆効果である。真剣に相手の言うことを聞いて質問することが大事なのだ。合意枠を予想し、自分の論拠は抑え、反論することなく、質問するのだ。
    そして、職場でも人生でも、今後1、2年で何を学びたいのか、

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    2024年07月15日
  • THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す

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    考えたことを考え直すのではなくて、考え直すという行為を考え直すのだという。
    自分を振り返ると、かなり直感的に物事を決めるので、そこでまずあまり考えていない。そしてこうあって欲しいということがそうならなければ、諦めも早い、というより諦めることができずモヤモヤしているだけで、どうしてだろうはあまり考えない。
    そして、たとえば読書にしても、読みなおすということをしない。読み終えたらすぐに次の本に行く。
    まぁ、この本で言っているゴールを早くに決めないという考え方には少し共通するところがあるように思えるが、いかんせん、この本で言われていることの真逆をしてるのだろうな、自分はと思いながら読んでいた。
    GI

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    2024年06月22日
  • 経営センスの論理

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    ・好き嫌いの感覚を大切に
    ・面白がる力が突き抜けさせる
    ・そして背後にある論理の力を面白がれるようにする

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    2024年03月05日
  • 絶対悲観主義

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    初めて著書の本を読みましたが、見た目とかなりギャップがあると感じました(笑)
    読んでいて、面白い方だなぁとも。
    考え方が大変参考になりました。肩の力が抜けた感じ。
    確かに自分の人生を振り返っても、絶対悲観主義の考えで取り組んだことのほうが案外上手くいったことを再認識しました。
    悩まないための指南書でもあると思います。

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    2024年01月14日
  • 絶対悲観主義

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    一時期テレビでよく見た電通かなんかの若者通のハゲかと思ったら違う人だった。
    写真はギラギラしてる風なのに、昔から根性がない、やり抜く力とかうへぇ、てな具合に始まり見た目と違うなと思ったけど、やっぱりガッツリ仕事しててたぶんめちゃくちゃやり抜いてる。

    考え方含めビジネス本はあまり読むことがなく、自分の考えは自分の範疇を出ないので新鮮でした。

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    2024年01月12日
  • ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

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    言われてみれば当たり前のことの価値を浮き彫りにする本。
    行動しなければ損失がある場合、リスクを冒すことに魅力を感じる。
    【関連書籍】
    #ネガティブ思考こそ最高のスキル#イノベーションのジレンマ

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    2023年12月23日
  • 絶対悲観主義

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    楠木建は別の著書で「読書は著者の論理を楽しむもの」と発言していて、妙に心に残った。恐らく自分もそうした読み方をしているからだろう。しかしそのためと言うか、楠木建の著書は、教授職でありながら、研究データに基づく解説や実験結果の引用は少ない。直観的かつ説得力のある論理を当てはめながら、持論を展開しているだけなのだ。それはとても自然体で、読書でインプットした論理展開を駆使して好きな事をやって飯を食うという感じだ。著者が言うように背伸びもせず。しかし、これで世の中悲観主義でいこう、つまり期待値下げていきまっしょいと言われても、自分はなんだ、特権階級の人じゃないかと。いや、私はこの脱力感が嫌いではないの

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    2023年12月05日
  • THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す

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    非常にまともな内容だった。
    しかしこういう考え方に反発する人たちには何の影響も与えられないだろう。
    職業で自分を規定してはいけない。
    感情の対立と、実務方上の対立を分ける。
    『ベストプラクティス』ではなく、『ベタープラクティス』と捉える。

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    2023年11月27日
  • 絶対悲観主義

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     楠木健さんのエッセイです。特に絶対悲観主義を一冊で主張されているわけではないようです。
     タイトルに引かれて選んだのですが、私は興味持てなかったです。このようなエッセイに興味持てないのは年のせいでしょか。それとも、私の置かれている現実のせいでしょか。いずれにしても、時間を大切にしましょう。

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    2023年11月13日
  • すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

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    おもてたんと違う。
    文章は面白くて、親近感も湧きました。
    でも、私にとってはまず、
    「どちらサンですか?」
    でしたからね。
    エッセイみたいでした。
    この人のことをご存知の方は
    楽しめると思います。

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    2023年08月17日
  • 絶対悲観主義

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    共感できる部分多々アリ、それってどうなの?と反論してしまいたくなる部分多々アリ。でも読み終えたら、著者の方のことが好きになっていました。
    エッセイとして楽しむのがおすすめ。

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    2023年08月10日
  • ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

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    かなり長かった。

    新しいことを発信していくときには、大多数の意見と異なる意見を伝えなければならない。

    はみ出す人こそ時代をつくる。

    褒める時には、人柄をほめる。
    そうするとその後もさらに気前よく振る舞う。

    行動を褒めるのではなく、そのような行動をしたことへの人柄を褒める。
    これは意識してやっていこうと思った。

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    2023年07月19日
  • THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

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    チームの文化は、メンバーが「誰」であるか決まるのではない。メンバーが「何」をするかで決まる。

    メンバーの実力以上の結果が出せるチームもあれば、残念ながらメンバーの実力以下の結果しか出せないチームも存在する。

    チーム力を醸成する文化は「安全な環境」「弱さの開示」「共通の目標」の3つのスキルに分類されるんだとか。

    それぞれの意味するところとは何か?
    なぜこの3つのスキルが最強のチーム作りに重要なのか?
    他のメンバーへの浸透させるための具体的にはどのような行動をとるべきか?

    “チーム作り“と一言で言っても、具体的な方法を理解していなかった自分にとって勉強になる一冊でした。

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    2023年07月13日
  • 逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知

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    楠木建氏の文章はわかりやすい
    この手の本は読むのに時間がかかるかなと思っていたが、図や過去の記事の写真等があるので思ったより読みやすい

    逆・タイムマシンとは何か?
    今起きてる事象は新しい革命的なもので明日にでも今の生活が変わるのではないかと思わせる新聞・雑誌の記事に刺激的な文字が並ぶが、過去を見てみると同様な革命文字が並んでいる事から、ある程度の未来を推察するという内容

    言われてみれば、確かに❗️ということばかりだ
    派手な記事や、インパクト強めの未来予想に惑わされないよう気をつけて今後の行動を決めていかないと…と気付かせてくれる一冊

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    2023年04月22日