石田衣良のレビュー一覧

  • 4TEEN

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    直木賞受賞作。
    ストーリーはどれも良くできていて、飽きることはなかった。
    ただ、ちょいちょい出てくる下ネタはちょっと気持ち悪いし、クサイ台詞も多くて辟易したので星3つが限界かな。
    石田衣良は余韻を残すのが巧い作家だなぁと改めて思った作品。
    「大華火の夜に」「空色の自転車」が好き。

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    2024年03月06日
  • 4TEEN

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    男子中学生ど真ん中な青春小説。
    平成のギラついた東京の雰囲気が懐かしい。
    短編っぽい話が続く連作もので一話ずつしっかりと完結するので読みやすい。
    心理描写がリアルだが自分が中学2年生だった頃はもっとプライドとか羞恥心とかそういったものが強かったように思う。

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    2024年03月05日
  • 初めて彼を買った日

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    「何か用事がないとデートもできないの」
    ー七回目のデート

    男が抱くだけでなく、女も男を抱くのだ。それだけのことに新鮮な驚きがある。
    ーノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

    英彰は美伊南とセックスをしていた。現在まで続いてきた生命の鎖の一番最後のひとつの輪に連なった気がした。美伊南と一緒にリズムを合わせて動きながら、考えてみる。命のチェーンの輪っかのひとつ。ちいさなループ。しわくちゃにねじれた二重螺旋。一本の管をとおるたくさんの虫。
    ただの棒のような存在として前後に動き、それ以外のなにごとも考えなくていい。その不自由さが英彰という男を、生まれて初めて解放してくれた。
    ーノッキン・オン・ヘブンズ・ド

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    2024年03月05日
  • 愛がいない部屋

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    フリーマーケットで見つけ、石田衣良さんの本を読んだことがなかったので買うことにしました。

    最近読んだ短編小説は、最後まで読むと実はすべてつながっていて…というものに多くふれていたので、今回のようなそれぞれ独立した作品を読むのもよいなと思いました。(舞台は神楽坂の高層マンションで共通。)

    それぞれの主人公に共感できることがあったり、なかったりして、愛ってなんだろうと考えさせられる作品でした。

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    2024年03月03日
  • 爽年

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    娼年シリーズの完結編は、ハッピーエンドだった。現実離れしているけど、これで良いのだとも思えた。なんかやってる事はけっこう生々しいのだけれど、石田衣良さんの筆力で、とても美しい世界に見えた。人間の欲望に限界はないんじゃないかな…
    テクニックばかりを上達させようと必死な男性陣は、sexについて真面目に考える領くんを、少し見習った方が良いと思った。

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    2024年03月02日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • 夜の桃

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    昔読んだのであまり覚えていないけど、唯一覚えているのが結構エロかったこと…
    当時、満員電車の中で本を読むことが多かったので後ろの人に見られていたら…と思ったら本を開けなくなってしまった思い出(笑)

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    2024年02月26日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    シリーズ第一16弾

    マコトもシリーズ途中まで歳を重ねてきていたが、いよいよ歳は取らない設定に。
    それはそれで良い。

    さて、本作も社会ナタを盛り込み
    中年の追いやり部屋、ラブホ強盗、新手詐欺、幼児虐待

    表題でもある獣たちのコロシアム
    ダークウェブ上に幼児虐待の動画を投稿する集団を潰す回

    世の中には変態を越すド底辺の変態がいる
    ネット社会の弊害が叫ばれて久しいが、改めて恐ろしさを痛感する

    終章のキングの台詞を読むと、ついにキングタカシも引退が近いか?

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    2024年02月23日
  • カンタ

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    ネタバレ

    カンタと燿司の絆に何度も感動しました。
    まさに魂の双子。
    2人が一緒に居るから何でも乗り越えられる。
    最後の最後までハラハラしましたが、ラストに2人の絆がさらに感じられました。
    でも後半の会社や株の話より、前半の2人の学生時代の話の方が私は好みでした。

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    2024年02月22日
  • 愛がいない部屋

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    全く内容と関係ないけれど、一冊の本の中に、自分の名前と、夫の名前と、彼の名前が出てきて、なんかびっくりした。

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    2024年02月11日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    コロナの中の社会をテーマにした話。グローバルリングのぶつかり男の近所のバーさんとの繋がりみたいなのは良かったけど、全体として浅い印象。

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    2024年01月30日
  • 4TEEN

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    中学時代にあんまりザ青春みたいなものを味わっていないせいか、これまで中学生の物語にはあまり興味はなかった。しかし、この本を読むと、人間関係の残酷さ、大人の世界へのピュアな好奇心、といったような小学生でも高校生でもない、中学生らしさ、といったものは確かに存在するのだなと実感した。自分はこの本の主人公たちのような刺激的な冒険、体験をしていないけれど、中学生ってそういえばこんなだったな、と随所に思い出させてくれる、そんな憧憬を味わわせてくれた一冊。

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    2024年01月28日
  • 逝年

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    娼年の続編。

    相変わらず性の描写に美しさを感じるような文章は作者の美学か。

    少し物語のペースが速くてもう少しじっくり展開しても良かったかとも思う。

    最後のリョウと静香の交わりは感染の危険があるとはいえ、生々し過ぎて少し心にグッとくるものが無かった。

    大人の恋愛を描かしたらこの人の右に出るものはいないのではないか。

    それ程変なエロさが無く描写が美しい。

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    2024年01月26日
  • 再生

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    再生をテーマにした十二の短編。
    解説の中村さんが言っている「ささやかとも思える奇跡」というのがピッタリな物語ばかりでした。

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    2024年01月22日
  • 1ポンドの悲しみ

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    少し前に読んだ『愛がいない部屋』がとても良かったので同じような短編集を選択。

    それよりかは心に響くものは無かった。
    慣れかマンネリか。

    でも読み易いのは相変わらずなので、隙間時間に読むにはもってこいの作品。

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    2023年12月28日
  • スローグッドバイ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。上手に別れるため最後にいちばんの思い出の場所へいく。そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え――(「スローグッドバイ」)など、普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短篇集。

    「誰もが人生の主役になりたがるが、夢だとか恋だとか成功とか、どうしてあんなにしんどいものに、みんな手を出したがるのだろう。」

    「大人になるというのは、結局「立入禁止」や「この先行き止まり」の標識に素

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    2023年12月15日
  • sex

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    これを薄っぺらい官能小説と感じる事には全く賛同しない。

    一つ一つの物語が人間本来持つ色んな欲をとても正直にリアルに描いている。

    やはり心が繋がってこその行為だと改めて感じさせられた。

    文章もとても読み易く嫌な読後感が全くない。

    現在、石田衣良に嵌り中。

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    2023年12月09日
  • 愛がいない部屋

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    10個の短編集でとても読みやすく読後感も良い。

    色んな人間の色んな人生を生々しくもとても正直に描かれている。

    感じ方は色々あると思うが主人公が己の善悪全てを受け入れて生きていく力強さが感じられる。

    兎に角とても読みやすい。

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    2023年12月04日
  • コンカツ?

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    2016年ごろに書かれたにしては、女性の価値観が古いというか、結婚に焦る29歳が合コンやお見合いパーティしながら出会いを求めるという展開にやや違和感を覚えてしまいました。これはリアルなのか、今も本当にそうなのか、、?自分の周りにはなかっただけ?
    女性活躍とか自立というのが当たり前になりつつある今、これがリアリティだとすると少し悲しいなと思わされました、、。

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    2023年12月03日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    IWGPシリーズ、17巻目。
    描かれるのは2020年、コロナ禍真っ只中で閉塞感あふれる池袋だが、話のテンポは変わらぬ疾走感。通勤と出張の電車の中であっという間に読み終えた。

    今回のお題はパパ活、ぶつかり男、デリバリー配達員、ネット炎上。
    いつもの通り、マコトはシャープで、ゼロワンは手際が良く、タカシは頼りになって、Gボーイズは統制が取れてる、少々のことではビクともしない安心安定の読み心地。
    4つの話の中で「グローバルリングのぶつかり男」は一番ちんまりした話だったが、加齢にも病気にも人工関節置換術にも負けない池袋の老女の逞しさと、自転車止めのステンレスの柵に全裸のまま手錠でつながれたぶつかり男

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    2023年11月25日