ヤマザキマリのレビュー一覧
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正義感を振りかざして他人を生贄にしようとする。
文章になると大げさな表現だけど、誰でも思い当たることだと思う。
ヤマザキマリさんの旦那さんの言葉「困ったり苦しんでいる人を、純粋な慈愛をもって助けてあげることができるかどうか、そういう人間がどれだけいるかどうかが人類の文明の尺度になると思う」。これはぶれない正義にも繋がる。
同じ頃、朝ドラあんぱんで、やなせたかし先生も同じように考え、正義の味方アンパンマンが生まれたと知った。
自分と違う人のことを想像して、他人を理解しようとするところから始めないと、現代の魔女狩りの犠牲になるのは自分や家族かもしれない… -
Posted by ブクログ
ネタバレ今更、完結していないことを知った。
今年2025冬に三巻が発売されるらしいが、しばらく続くのだろうか。今執筆中ということは興味深いが、それならば日本の名湯・温泉旅行記として読む感じだな。
サツキとの謎はでは、解明されるのもしばらく先になるだろう。
でもそこがメインの興味というわけではないので良いか。
第6話 恐山温泉
硫黄の臭気により倒れる人をサインで予防、冥界への入り口、降霊(イタコ)などソルファタラの火山地帯を生かした温泉つくり。
第7話 ひょうたん温泉
女好きケイオニウスにそっくりな息子ルキウス・ウェルスが登場。
痰が絡む皇帝ピウス、倹約家のお婆さん(新お手伝いさん?)に勧められたひょうたん型の水差し。
源泉温度が高すぎるカストゥルムの温泉をどうするか。水で薄めず、源泉の泉質を保ったままどうやって冷やすか。古代ローマでも生かせるような自然素材を使った日本人たちの知恵。
打たせ湯、温泉蒸気吸入器、ゆるキャラ、ひょうたん水などかなりパクリまくっているルシウス。でも見たことを技術も含め再現できるのはそこにそれを作れる力があるからなのだろうけれど。
第8話 妙見石原荘
初のマリウス編。
次期皇帝マルクス・アウレリウスから頼まれた25年前にルシウスが作った風呂場の修復。マリウスが日本へタイムリップし、木でできた落ち着いた空間、生花などを再現。ルシタニア提督にも気に入られてお手柄!しかし父親とキャラクターが違うあきらめの良いゆとり世代感。おじいさん、お母さんとも再会。
作者ヤマザキマリさんのお気に入りの温泉なので、わたしもいつか行ってみたい。一泊3万5千円は高いけれど。。。
第9話 役小角(えんのおづぬ)
7世紀から8世紀にかけて実在したとされる、修験道の開祖とされている山岳修行者・呪術者が出てきて、神聖な水で滝修行を行う。温泉から、水つながりでありがたい水にはパワーが宿り、清められる、体が滝に打たれて逆に温まるという。
温泉回ではない、もうタイムスリップっていうか、問題にドンピシャなところにつれていってくれて、必要なら物も持ち帰ることができるし、なんでもありなかんじだな。
法螺貝で家政婦さん同士のいざこざを収めるというオチ。
第10話
ルシウスが、日本人妻と息子がいるので少しづつ日本語が話せるようになってきている。
今回は洋服と共にタイムスリップ。
日本のどこかの浴場や公衆浴場に現れて、アイデアを持ち帰っていた「テルマエ・ロマエ」と違い、続編は毎回、丁寧に宿の名前も出してくれる。 -
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ネタバレ第一話 後生掛温泉
テルマエロマエ一巻のように、一話ごとにタイムスリップが完結するようになっているので面白い。ルシウスは歳をとり、子供も成長し、皇帝はアウグストス・ピウスになった。
表紙はなんなのかと思ったら箱風呂に入ったルシウスが快感に浸っている時の表情だった。後生掛温泉、ぜひ行ってみたくなる描写だった。
第二話 新菊島温泉ホテル
これが私?は笑った。この漫画シリーズで初めて面白いと思ったかも。
残念ながら現存していない温泉らしいが、続テルマエロマエでは温泉データも詳細に描かれているのでガイドブックとしても良い。
ぬめぬめのお湯と天狗がフィーチャーされた回。
第3話 伊せや、蓬莱館
オイシーナイアル、忘れかけていたこんな中国訛りの日本語遊び。
バイアエで、最初は気持ち悪がっていた湯の花をどうやって民衆を説得したのかが腑に落ちなかったが、逆にそれは良い泉質の証だと学んだルシウス。
第4話 福田屋
川端康成登場、伊豆の踊り子とルシウスとサツキが重ね合わされる。
今回は小説のアイデアによって、窮地に立たされていた温泉宿を救う。
第5話
ロバの乳の湯に入るとこだわえるローマ皇后に、それだけではない、とぬめぬめの美肌の湯を勧めて解決。 -
Posted by ブクログ
内容からすると高校生から若い人向けに書かれた本なのかなと思う。私の子供達は日本語が読めないので、友達の子供に紹介しよう。
内容はヤマザキマリの濃い人生と昔読んでいた(というか血肉となった)いろいろな本に関する思いなどを絡めた人生論。フィレンツエで文壇サロンに6年間も入り浸っていたり、最初の夫が(たぶん裕福な家庭出身の)ハンサムな詩人だったところが面白かった。27歳で妊娠、落ちぶれていく夫に見切りをつけて日本に帰る。しかし翌17歳でイタリアに1人で渡ったものだ。普通なら高校卒業してから留学するだろうに。でもたぶんこれはお母さんの教育も破天荒だったせいなのかなと思う。つまり、子供の生き方には親がずいぶん影響しているということだ。
教養を持った人々とはどういう人たちかという明確な教示がある。本を読むだけではダメで、自分が得た知識なり思いを言語化して、さらにそれを他の人と交換することで確固たる教養が出来上がる・・・ということらしい。たしかに。イタリア人はよく話すので、自分の思ったことなり見聞きしたこと(本も含む)を語るのが好きなのだが、日本人はなかなかこういうことはできないのではないかと思う。そもそも機会がない。でも、ネット空間だとそういうサロン的なものも可能なのかな?と思った。
ヤマザキマリのテルマエロマエは本当に面白くて、あれが出た時にはすごい作家だなあと思ったのだが、やはり下地にある教養がああいう作品にさせるのだね。芸術家の奥深さというのを感じる。 -
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青森の幾つかの温泉経由で到達した八幡平温泉郷では後生掛温泉だけではなく、つげの『オンドル小屋』の舞台となった蒸ノ湯温泉等を堪能した。 福島県鏡石町の新菊島温泉は2021年4月、コロナ禍の影響を受けて閉館してしまい、毎分1139ℓという圧倒的な温泉湧出量と美肌効果満点の滑り湯の源泉掛け流しを遂に経験する事は出来なかった。 「伊せや」の湯の花は溶き卵ないし湯葉タイプのものである 崇高で美しい富士山を発見するやこれこそ蓬莱山であると考え 日本初のノーベル文学賞作家・川端康成は19歳の時に初めてこの「福田屋」を訪れ 珍しい榧造りの浴槽に掛け流しの湯が楽しめる ロバの乳には多くのビタミンと荒れた細胞を修復する必須脂肪酸が含まれている 胆汁の分泌を促す効果もある為肝臓の働きが活発になり 全国で五千もの温泉を開湯したとされる弘法太師に想いを巡らせるが