ヤマザキマリのレビュー一覧
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青森の幾つかの温泉経由で到達した八幡平温泉郷では後生掛温泉だけではなく、つげの『オンドル小屋』の舞台となった蒸ノ湯温泉等を堪能した。 福島県鏡石町の新菊島温泉は2021年4月、コロナ禍の影響を受けて閉館してしまい、毎分1139ℓという圧倒的な温泉湧出量と美肌効果満点の滑り湯の源泉掛け流しを遂に経験する事は出来なかった。 「伊せや」の湯の花は溶き卵ないし湯葉タイプのものである 崇高で美しい富士山を発見するやこれこそ蓬莱山であると考え 日本初のノーベル文学賞作家・川端康成は19歳の時に初めてこの「福田屋」を訪れ 珍しい榧造りの浴槽に掛け流しの湯が楽しめる ロバの乳には多くのビタミンと荒れた細胞を修
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Posted by ブクログ
パンデミックを前に世の中が動きを止めた頃、ヤマザキマリさんがどんな思いで過ごしたのか。
負を生にする。ペストからルネサンスが開花したように、コロナが逆に何か大きなエネルギーを生むかもしれない。そんな思いが伝わってくる。
ヤマザキマリさんが日本とイタリアで暮らし、たくさんの旅をしてきて、アウェイを味わってからこそ、俯瞰して日本が見える。対応の遅さは責任をとりたくない、周りの状況を確かめてから判断したいという日本人らしさがよく出ている。小さい頃から、先生の前で自分が学習したことを語るイタリアの教育。議論好きで民主主義が定着しているイタリアとの違いに歯痒くなる。自分自身を含めて。
ヤマザキマリさんは -
Posted by ブクログ
ヤマザキマリの事をよく知らず、前半は、会話のおうむ返しも多いし、本当に虫好きなのかを疑いながら養老孟司に擦り寄っているだけみたいな失礼な見方をしていたが、私の誤り。凄い素敵な人だった。息子さんも登場してくるが、自然な参加で心地良い。
虫の話が多い。そこから敷衍して考える世界観もあるし、私も虫の話には興味があるが、しかし、中々な、虫談義で胃もたれ。
地球そのものは、ただある存在。目的に向かって駆動したり、意思を持つものではないと思う。それを複雑と捉えるならば、恐らくそれは、主体の感性が勝手に複雑化してしまっているのだろう。虫はどうか。虫は目的のためだけに存在しているという気がする。この本書の