感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年01月14日
食事、生活を見直そうと、オーガニックという言葉が行き交うこの時代に、大声を上げてスナック菓子の美味しさを伝える作者。人を惹きつけさせ面白く感じさせる作者の自己主張こそがこの作品の魅力だと思います。
Posted by ブクログ 2023年02月15日
パスタぎらい ヤマザキマリ
テルマエロマエの作者。海外生活が長くイタリアに家族を持つ筆者の食事に関するエッセイ。
食に対する強い想いがユーモラスに書かれている。
蛇足だが、や、最後に、という書き出しの1文が度々出現するが、その内容が書き出しに収まらない程奇想天外で滑稽である。それらの書き出しが今...続きを読むか今かと読み進めてしまった。面白い
Posted by ブクログ 2023年01月30日
今山崎マリさんにはまって色々読んでいるところ。
食にまつわるこちらのエッセイも、とても面白かった。
本当にユニークなお人柄。
そして、とても読書家であることから、文章がとても上手であり、幅広い知識の持ち主であると感じる。
でもそれをひけらかす感じもないのが、良いです!
Posted by ブクログ 2020年11月21日
「食文化」というカテゴリーに絞れば、日本の"外交能力"は他国に比べて突出している。
そんな日本人であり 日本に生まれ暮らしていることは幸せだと思う
Posted by ブクログ 2020年01月11日
17歳でフィレンツェに留学、イタリア暮らし35年。海外生活の長い筆者の日本食とイタリアほか世界の食に関する多彩なエッセイ。
紀行と同様、食に関するエッセイは難しい。おいしさを伝えるだけでは単なる自己満足、表現力のほか独自の切り口がなくては読者の心は動かせないように思う。
日本のナポリタンをイタリ...続きを読むア人の友人に食べさせてもなかなか受け入れられない。たまに日本に帰るとイタリア料理にが恋しいでしょうと気を使われたり、お弁当は日本独自で日本のアニメを見た外国人が不思議がったりあこがれたり、など。
海外暮らしが長い日本人なら他にもたくさんいるだろう。だが筆者には鋭い視点、切り口とマンガでも文でも表現する手段がある。そして常人を超えた食欲と食に対する執着心。
気楽に読めつつも、実はなかなか奥が深いと思わせる一冊でした。
Posted by ブクログ 2019年07月31日
『テルマエロマエ』に大笑いしてはや数年。
漫画だけでなくツイートでのタイムリーなコメントや、テレビでもご活躍を見るにつけ、多才な人だなぁと思っていたらなんと、テレビでリポーターをしていた方が漫画家として知られるようになるより先だったとは!!どうりで、滲み出る人間力とかアドリブ力は「ホンモノ」。今回は...続きを読む食べ物中心だったけど次のエッセイは(今回は控えめだった)お母様の話。楽しみです。
Posted by ブクログ 2021年10月23日
爆笑しながら読んだw
徹子の部屋で徹子さん相手に圧倒している姿を見てエッセイが読みたくなり読んだ
美しい都市だと聞いたことがあるので、戦争前のシリアに住んでいたのがとても羨ましい
イタリアが食に対して保守的なのは知らなかったので面白かった
日本人の舌の寛容さと節操のなさの表現は的を得ていると唸...続きを読むりつつ笑う
私は自分がグルメだと思ったことはないが、日本に生まれ育った時点である程度は美食家なのかもと思った
食に関してはすごいいい環境だなーと改めて思った
植民地と寿司や外国料理への浸透率の関係面白そうなので調べてみようと思った
Posted by ブクログ 2020年04月11日
ヤマザキマリさんのバイタリティは、食に関しても人生に関しても尊敬に値し、憧れます。でも、リアルに身近にいる人だったら、きっと仲良しにはなれないと思う...
Posted by ブクログ 2024年03月23日
ヤマザキマリさんはイタリア在住で活躍されていることは知っていたが著作を読んだのは初めてだったが、素敵なだけではないイタリアのあれこれを垣間見られるのが新鮮だった。
型にハマらずバイタリティに溢れていて感じたことがストレートに表現されている署者の表現は読んでいて気持ちが良かった。
世界は広く、細かい...続きを読むことを気にしすぎるよりもいろんなことに挑戦してみたほうが楽しい人生送れそう、と思わされる一冊。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
思わずお腹がグゥとなりそうなくらい美味しそうな話で溢れていた。食欲って生きる力なんだとつくづく思う。世界中を旅している気分も味わえて、各地のお粥のような存在の話も面白く楽しめた。漫画も素敵だけど、文章も上手なんだなぁ。
Posted by ブクログ 2024年01月20日
このあとの『貧乏ピッツァ』の方を先に読んでいるものだから、かぶる話もなくはなかったんだけどね。とはいえ、料理とヤマザキ氏の生活史のエピソードをからめた文章は、やっぱり楽しいね。自分の経験では、スイスに行ったときにいただいたチーズサンドを一口で戻しそうになった経験があり、決して相いれない味覚があるのは...続きを読む敬虔のあるところ。それでも、いろいろな味覚体験をみるとなんか楽しそうだったね。
Posted by ブクログ 2023年05月31日
イタリアにとどまらず、世界中で食べた物について、高級なものからスナック菓子まで実体験に基づく話はどれも面白かったです。
ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、と、ヨーロッパの国々の違いについてもなるほど、と思うところが多かったです。
長くはない、私の海外生活体験からすると、日本食が恋...続きを読むしくなることはなくても、おにぎり1 つとか、かけうどん一杯などといった、「軽く食べる」ことが難しかったなあと思い出します。
そしてやはり「浴槽」。
あとがきの、「食事と風呂は人生における二大至福要素だ。」に、強く共感しました。
バター茶も臓物の煮込みもパスだけど、滋養強壮効果が高いという馬肉には、ちょっとチャレンジしてみようかな、という気持ちになりました。
Posted by ブクログ 2022年05月31日
ヤマザキマリさんの食にまつわるエッセイ…とでも言いましょうか。
海外生活が長い山崎さんですが、永く住んでいてもパスタはさほど好んでは食べない、という話に始まって、好きで食べ続けてアレルギーが出てしまった話や、もてなしを断れずに出された料理を食べ続けていたら過剰摂取による食中毒を起こしてしまった話な...続きを読むど、自分の経験をもとに書かれているのですが、それと合わせてその国の文化などと照らし合わせて考察してしまうところに、なるほど!と膝を打ってしまいました。
海外生活の方が長くなっているヤマザキさんですが、やはり子ども時代に食べてきた嗜好が、結局、後々まで影響を及ぼすのだな、と思いました。
2019/10/09
Posted by ブクログ 2020年12月24日
読書の感覚を取り戻したくて読んだところ、期待通りサクッと楽しく読めた。
海外好き、ごはん好きにはたまらない一冊。イタリアはじめシリア、米国など海外に長く住んだ著者が出逢った各国の美味しいもの(必ずしも著者の感想は美味しいばかりではないが)、また日本のごはんの素晴らしさなどが語られる。ワインナショナリ...続きを読むズム(ヨーロッパ各国の人々は基本的には自国ワインを好む)などは、世界中あらゆる国のワインが街のスーパーにも並ぶ日本と対比すると興味深い。
Posted by ブクログ 2020年10月27日
世界の食文化を紹介するエッセイでは
ありますが、やはり日本の食の寛容さ
は世界でも突出しているらしい、と感
します。
寿司などの高級食もあれば、ジャンク
フードとも言えるスナック菓子も種類
が豊富でとても美味しい。
スナック菓子はアメリカが発祥である
にもかかわらず、今や日本の食べ物と
言ってい...続きを読むいです。
ラーメン、カレーなども説明不要で
しょう。
この何でも受け入れて自国の食べ物に
してしまう寛容さは、外国語の習得が
苦手な日本人であることの裏返しでは?
と著者は指摘します。
せめて「食」だけでも。という考察に
は納得してしまう一冊です。
Posted by ブクログ 2020年04月12日
高価な店で高価な食材を使った料理でなくても、食を楽しむことはできると思える。それは誰でも食で人生を豊かにできるということ。著者の経験談もふんだんに盛り込まれて、美味しく楽しい一冊。
Posted by ブクログ 2020年03月08日
『テルマエ・ロマエ』で一世を風靡した漫画家・ヤマザキマリが主にイタリアの食事について語る本。
一時期、北海道でグルメレポーターをしてただけあり、日本の食事にも非常に精通しており、エッセイとして普通に面白かった。
Posted by ブクログ 2020年01月27日
テルマエロマエで有名な漫画家、ヤマザキマリさんの食エッセイ。イタリアを中心に、海外の様々な料理についてユーモアを交えて語られていて、テンポの良い文章だったので楽しく読めた^ ^やはり、ポルトガル料理は美味しそう。是非行ってみたい!
Posted by ブクログ 2019年10月19日
もうどこかで読んだこともある話も多いけれど、何度読んでも面白いヤマザキマリさんのエッセイ。エッセイなのに新書なんですね。個人的だけど、食文化論ということでしょうか。
ヤマザキマリさんが一番好きなのは日本のナポリタンというのはもう有名ですが、これはイタリアでは「パスタ」とは認められていないらしい。ケチ...続きを読むャップやタバスコなんてとんでもない。でも、食べさせたら好評だったという皮肉・・・。
ペペロンチーノなんて、貧乏パスタ。
イタリア人におけるオリーブオイルとバルサミコ酢について。食いしん坊が書いた食のエッセイは、とにかく面白いです。
Posted by ブクログ 2019年08月19日
世界を巡っていろいろな経験と食事をされてきた著者の文章は単純に面白く興味深く読むことが出来ました。
ワインに対する思いや病人食に関する話は、私にとってとても新鮮でしたし人に対して暖かい気持ちを持つことが出来ました。
Posted by ブクログ 2024年04月06日
どの話も庶民的で素直な文体が読みやすくて美味しそう。オリーブオイルと餃子の話が印象的だったり「餃子一個で千メートル」という表現が面白くて激しく同意。
Posted by ブクログ 2024年01月31日
イタリア人が食に保守的だということに驚いた。日本には世界中の食べ物があり、しかも人気で、寛容なんだなと思う。
一方で、「我が家はこの味」とワインやらオリーブオイルやら決まったものがあるというのは一種羨ましくもあり。
日本では選択肢が多すぎて……お気に入りを見つけて、定番化したい。
マリさんはてっきり...続きを読むイタリアらしくコーヒー党なのかと思いきや、紅茶派だった。書いてあった和紅茶飲んでみたい。(佐賀の嬉野や熊本の天草)
あとフィレンツェのランプレドット、食べてみたいなあ。
Posted by ブクログ 2022年05月08日
第1章 イタリア暮らしですが、なにか?
Ⅰ 貧乏パスタ
Ⅱ イタリアのパンの実力
Ⅲ トマトと果物が苦手です
Ⅳ コーヒーが飲めません
第2章 あなた恋しい日本食
Ⅰ ラーメンが「ソウル・フード」
Ⅱ 世界の“SUSHI”
Ⅲ 日本の「洋食」とはケチャップである
Ⅳ 憧れのお弁当
...続きを読む Ⅴ にぎりめし考
Ⅵ キング・オブ・珍味
Ⅶ スナック菓子バンザイ!
第3章 それでもイタリアは美味しい
Ⅰ 「万能の液体」オリーブ・オイル
Ⅱ 酸っぱいだけじゃない!
Ⅲ 優しいスタミナ食
Ⅳ 臨終ポルチーニ
Ⅴ ジェラートとイタリア男
Ⅵ クリスマスの風物詩
第4章 私の偏愛食
Ⅰ 思い込んだらソーセージ
Ⅱ 私の“肉欲”
Ⅲ パサパサか、ドロドロか
Ⅳ たまご愛
Ⅴ シチリア島で餃子を頬張る
Ⅵ 串刺しハングリー
Ⅶ 世界の「病人食」
第5章 世界をつなぐ胃袋
Ⅰ ワインとナショナリズム
Ⅱ チーズと寛容
Ⅲ ミラノ万博取材記
Ⅳ 胃袋の外交力
あとがき
Posted by ブクログ 2021年10月14日
筆者が長年暮らしたイタリアの料理を中心とした食文化エッセイ。世界の色んな料理を食べてたくさんお腹を壊しても、食への探究心はなくならないエネルギーに圧倒される。各地で体調を崩している筆者が体験した世界の病人食というのが興味深い。
Posted by ブクログ 2021年06月01日
イタリアには旅行で行ったことしかないんですけど、ヨーロッパに住んでいたことがあるのでマリさんの話に共感させられることが多くてスラスラよめました。
世界中のどんな料理でも日本人なら現地のもの以上の味を作れる。これって本当にすごいことです。
日本人は舌が肥えてるし、本当に食に対するこだわりが半端じゃない...続きを読むなと思いますね。
早くイタリアに行ってトリッパ食べたいです!!
Posted by ブクログ 2021年01月01日
美味しいと思えないものを無理やり食べるところから「味覚の外交力」が始まり、寛容性が生まれるのかもしれない。
食の寛容性は日本が突出している。異国の珍しいものでも躊躇なく食べ、世界中のあらゆる料理や調味料が手に入る。和食の繊細な味から、スナック菓子のバリエーションまで、ここまで豊富な国はない。
ヨー...続きを読むロッパ各国はそれが中々難しい。ワインやチーズにしてもその土地の産地のものしかほぼ置かれていないし、そもそも需要がない。また、料理に関しても然り。
だがローマ人は違う。貪欲な食欲と食への探究心を持っている。
Posted by ブクログ 2020年05月04日
<目次>
第1章イタリア暮らしですが、なにか?
第2章あなた恋しい日本食
第3章それでもイタリアは美味しい
第4章私の偏愛食
第5章世界をつなぐ胃袋
あとがき
日本人の(食を)受け入れる受容性、味覚の外交力
Posted by ブクログ 2019年12月16日
著者が、海外滞在中に日本食を渇望する気持ちがよく分かる。
私の場合、子どもの頃、海外に住んでいたので、日本に帰国したときの楽しみは、卵かけごはんを食べることだった。
日本の食文化の寛容性の高さと、アレンジする技術の素晴らしさが良く分かる。
他国の現地で食べるのも、異国情緒を感じられて良いだろうなぁ。...続きを読む
現地に着いたら、現地の食べ物を躊躇せず頂く、というヤマザキさんの姿勢が素晴らしい。