有川浩のレビュー一覧

  • 三匹のおっさん

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    ネタバレ

    昔ながらの町内に「ジジイ」呼びに抗う3人のおっさん!則夫の実は1番ヤバいのが好き。早苗が大事なあまり暴走しているのが面白い。結局壊れた戦車が1番おもろい。改造スタンガンとか盗聴器探索とか夢いっぱいで好き。町にコミュニティがあるのはもう田舎だけよなあと思うなどした。勧善懲悪って素敵。メインキャラクターは大方良い方向に成長していってるけどそこにも人間らしさが汲み取れて良いな。清一の息子夫婦はいまいち好きになれなかった。あと潤子も早苗にしたことが酷すぎて同情はできなかった。その時点で早苗のことは好きになってたのか…。ゆうきは初登場こそびっくりしたけど「また稽古しろ!」って思ってたのが実現したのでそこ

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    2025年09月23日
  • 旅猫リポート

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    ネタバレ

    どうしようもない事情から愛猫を手放さねばならなくなった青年が、新しい飼い主を求めて旧知の人々を訪ねる旅物語。

    「吾輩は猫である。」から猫の独白から始まる物語だったけれど、正直、猫の独白部分はあまり面白くなかった。
    しかし、旧知の人々の青年とのエピソードは面白く読めた。時には、涙を誘うところもあったし。

    青年が、どうして愛猫を新たな飼い主に託さねばならないのかという理由は大きな謎だったけれど(物語の中では青年のリストラだと旧知の人々は思っていたが)、私の推理は、青年が結婚する女性に体質的な強度の猫アレルギーがあるからじゃないかと考えていた。というのも、私の娘が猫アレルギーで、猫の毛を吸い込む

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    2025年09月23日
  • 塩の街

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    ネタバレ

    巨大隕石(塩の結晶物体)により人々が塩化する災害にみまわれた世界で、元自衛官と彼に助けられた女高生を中心に彼らに関わる人々と世界を災害から救う物語。

    序盤は塩害によって人生を翻弄される「終末のフール」(伊坂幸太郎著)を思わせる切ない話だった(涙涙)。

    その後は何となく恋愛小説的なお話となりちょっとだらけたけれど、天才科学者が登場すると話が面白くなった。私は、中学生の頃、よくSF小説を好んで読んでいたから。

    主人公(彼)が、命をかけて塩害の元となるものに立ち向かうのだけれど、天才科学者曰く
    「彼が作戦を成功させるとしても、彼は世界なんか救ったんじゃない。君が先に死ぬのを見たくないってだけの

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    2025年09月23日
  • 旅猫リポート

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    何となく物語の展開はわかっていたけど、後半で号泣してしまった。
    展開が読めても感動させられるのは、有川浩さんの文才によるものなんだと二つの意味で感動しました。

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    2025年09月22日
  • 海の底

    本格的なパニック小説

    巨大な甲殻類が襲ってくるという怪獣映画的な設定には驚きましたが、福井晴敏さんの作品を彷彿とさせる、本格的なパニック小説作品。
    しかしこの作者の有川浩さんはライトノベル出身の方だったのですね。
    デビュー作の「塩の街」が電撃文庫から出ていたとは驚きました。

    物語は主に潜水艦の中の15人の視点、そして県警や派遣幕僚団、機動隊の視点から交互に描かれていきます。
    県警や機動隊の側では烏丸参事官と明石警部が良かったですし、軍事マニアの掲示板もリアルで面白かったのですが、やはり軸となっているのは潜水艦でのドラマでしょうね。

    夏木と冬原はとても良いコンビで彼らの会話も楽しく、次々と起きる出来事に対するそれ

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    2025年09月22日
  • 空の中

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    有川浩2作目 前作よりも面白い。ダブル主人公スタイルで、話は展開。その中で宮じいの存在は大きい。20年前に亡くなった私の祖父と思い出も重ねながら読んだ。終盤の真帆への会話、良かった。

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    2025年09月21日
  • ストーリー・セラー

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    これも素敵なの。

    二つの物語が一つになっていて、結末は同じだけど登場人物と属性が違うだけでこれだけ物語が変化してしまうのかと頭を抱えてしまった。
    有川浩さんの凄さを実感した一冊。

    本は読むことはできても書くことはできない。その事実に嫉妬してしまう人たちがいる。作家さんって本当にすごいんだと思ったし、妬み僻みの恐ろしさを実感した。

    ちょっとだけ、私も書ける側の人間だったらな、と想像してしまった。
    そんな一冊です。

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    2025年12月11日
  • クジラの彼

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    激甘でした。
    自衛隊三部作の空の中、海の底の続編が読みたい方はぜひ。
    個人的には、書籍タイトルにもなってるクジラの彼が一番好きでした

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    2025年09月16日
  • 塩の街

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    自衛隊と高校生の純愛ストーリー。世界か最愛の人か。私の脳内では、高校生との恋愛が自分の年齢との差に変換されたことでのめり込めず。もう少し早くにこの作品に出会っていたらまたら没入感が違ったのかな。入江の性格がいい味だしてた。

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    2025年09月15日
  • 県庁おもてなし課

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    ネタバレ

    「おもてなし課」が高知県の観光発展のために奮闘するストーリー。田舎の人が「自分たちの町には何もない」と町の魅力に気づけていないところはすごく共感できた。どの田舎の町でも、同じように考える人は多いと思う。
    掛水や多紀、吉門や佐和のやり取りも次の展開が気になってしまい、有川さんの書く文章は好きだなぁーと改めて感じた!
    普段あまり関わることのない「県庁」や「観光」という分野に触れることができて、とても面白かった♪

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    2025年09月13日
  • ラブコメ今昔

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    ショートショートがあって読みやすい
    自衛官と言う全く自分には縁がない
    人達の内容に興味持ちました。
    全体に暖かさが流れてる物語でした

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    2025年09月06日
  • 塩の街

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    全ての世界観が繋がったオムニバス形式で、心情描写がメインとなります。
    未知の「塩害」が蔓延る世界なので、ともすれば重くなりがちなテーマですが、ライトノベル風のタッチによりそれほど重苦しくなくお話は進んでいきます。

    女子高生という設定もあり、ストレートにいじける感じとか青臭い感じが若干胃もたれするところもあったので、感性が若いうちに読めばよかったかもとも思いますが、有川先生のキャラの立て方、そして世界観の作り方は素敵だなと思いました。
    「大人にもライトノベルが欲しいと思って作家になりました」との有川先生のあとがきどおりの作品だと思います。

    個人的にはタダシが好きでした。
    割と意地っ張り・ひね

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    2025年09月05日
  • レインツリーの国

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    さらさら読めて、すごくよかった◎
    2人が紡ぐ文章が素敵だなと思ったし、
    前向きになれる作品!
    文章だけに惚れる、ってなんか素敵だなあ、、、

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    2025年09月04日
  • クジラの彼

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    6作品が収録された短編集。有川さんと言えば恋愛だが今作は恋愛×自衛官という特殊な設定で引き込まれました。特に自衛官の恋愛という考えたことのないシチュエーションから遠距離恋愛が常であり、様々な壁があることのハードルの高さを学ぶことができました。中でも「国防レンアイ」が最も好みでした。

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    2025年09月01日
  • 旅猫リポート

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    ★★★★☆久しぶりの有川浩作品。読み始めてしばらくして、もしかして死ぬのかなっていう予感。悲しい結末に泣かされました。私は特別に猫が好きでも嫌いでもないが、猫好きな人ならどんな感想だろう。悟とナナの素敵な旅のリポートでした。

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    2025年08月30日
  • レインツリーの国

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    大大大好きな本になりました。
    今まで読んだ中で満足感も、感動も沢山あるのにわかりやすい作品でした。有川浩さんの作品で1番初めに読んだ作品だけどレインツリーの国を読んで有川浩さんにどハマりしました!!もう一度読みたいし、もっともっと深堀したい。こんな作品を求めてました。

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    2025年08月28日
  • 図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)

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    (以下は削除された文言)
     本を焼く国は、いずれ人間を焼くようになる。使い古された文言だ。しかし、穿った表現である。本は、ただの情報媒体ではない。小説であれば、主人公の人生。自伝であれば、著者の人生。ビジネス書であれば、成功に至るまでの人生が書かれる。本に記されるものは、人間の生き様であり、本を焼く事はその軌跡を焼く行為である。私は良化特務機関の検閲行為に対して、強く抗議する。
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     もしも焚書をリアルに行う社会だったら。そんなもしもが叶ってしまった世界。まさしく笑えない。私が本を愛するからだけではなく、他人の

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    2025年08月15日
  • 塩の街

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    ネタバレ

    2025.08.12 (火)

    優しい…甘くて痛い。
    秋庭さんがメロい。こういうぶっきらぼうで雑な人が、これみよがしな気遣い方をせずに、大事な人には頭があがらないの図がだいすき。10歳も離れているなら尚更。
    30手前の男がこんな時世で未成年を守り抜くなんて並大抵ではないと思う。原動力は失われつつある世界で出会った彼女。自分が明日どうなるかも分からず、他人の心配までできる人はそんなにいない。世界に真奈ちゃんがいたから秋庭さんは救いたかった。自分より先に塩になる彼女を見たくなかった。なんてわがままな愛情なんだろう。
    秋庭さんには2度目の世界では、彼女が世界になった。

    あとがきも良かった。わたしは

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    2025年08月12日
  • フリーター、家を買う。

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    私自身就活をしないといけないのに何もしてないため、モチベーションをあげる為にこれを読んだ。
    今まで就活から目を背けてきたため、主人公の逃げ癖や驕りの気持ちに共感できたり、父誠一の就活に対するアドバイスが自分に向けられているようで辛かった。この本を読み始めた時は私と同じ怠惰でどうしようもない主人公だったのに、どんどん成長していって、悲しさと焦りを覚えた。「私たち同類だったじゃん、置いてかないでよ」って。
    しかし、辛い中でも母のために頑張る主人公を見て、自分も頑張らねばと思った。
    煽り焦らせと言うよりは、主人公が頑張ってるのを見て、私も頑張ろうってなるタイプのもの。

    主人公の成長ぷりに、「人って

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    2025年08月12日
  • 旅猫リポート

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    久しぶりの有川浩さん
    ねこちゃんかわいいなあ、と思って読んでたらいろんな人との関わりのお話でおもしろかったです
    素敵な人ばかり登場しました

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    2025年08月11日