有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんなにキャラ立ちする物語を描けるのがすごい、とにかく物語として面白かった。
そして、小説のアイデアが空自からの声かけによるものだと言うのに驚きだった。
私はミリタリーが好きで、自衛隊も好きである。(この表現が正しいかはわからないけど)
自衛隊の存在意義や高潔さについては疑うべくもないと無意識に考えていたが、改めてこの小説を読んで、自衛隊というものに対して好意的な感情を持っていない人は多くいることに目を向けるきっかけになった。あからさまに嫌い、ではなくともなんとなく怖い、遠いもの、同じ人として見ていない、というような無関心に近いような立場も含めて。
自衛隊、そこで働いている人を人として意識し -
Posted by ブクログ
大きな事件や特別な出来事があるわけではないけれど、
それぞれの登場人物の目線で見ていくと、
こんなにもおもしろくて、ほっこりする瞬間が
日常の中にたくさん散りばめられているのだと感じました。
今の時代、電車に乗ると多くの人がイヤホンをつけ、
スマートフォンの画面を見ています。
けれど、少し顔を上げて周りを見たり、
耳を澄ませてみたりすると、
そこには新しい発見や、
小さな出会いがあるのかもしれないよなと
この作品を読んで、感じました。
物語の構成やつくり方もとても印象的で、
飽きることなく、終始楽しく読み進めることができました。
また、普段すれ違う一人ひとりには、
それぞれの物語があるの -
Posted by ブクログ
これどこまでが彼女が書いた物語なんだろう。一つ目の話と二つ目の話は全くの別物の話だと思っていたけど、一つ目の話は二つ目の話の主人公の‘’彼女”が書いた物語で、その対になる物語が二つ目の物語だけどどこまでホントなんだろうか。これは有川浩さんが読者を騙しに来てる。こういう私たち読者が困惑しているのを有川さんは「してやったり」というリアクションをとっているに違いない。
とにかく二つの物語に出てくる女性たちの執念や執着が凄まじかった。二人とも控えめな性格ではあるけれど、芯が強くて譲れないものがあって、好きなことには曲げられないものがある。大事なもののためなら多少の犠牲は厭わないし、大切な人のことを悪