有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3ヶ月で仕事をやめて、その後のコンビニバイトも店長に叱られたらやめて、食事を用意してくれる母親に偉そうな口を聞き、、最初の誠治の印象は最悪でした。しかし母親の病気をきっかけに、失敗しながらも頑張り、変わっていく姿に胸を打たれ、ページをめくる手が止まりませんでした。
私自身もキャリア•子育てなど、悩みは尽きませんが、たとえ理想の自分ではなかったとしても、そして後悔することがあったとしても、その全てを受け入れて、自分に与えられた役割を一生懸命果たしていこうと勇気をもらうことができました。
ストーリーに直接関係はありませんが、作者あとがきの「バカだったことも苦い間違いもかいた恥も、すべてが今の私 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に話し言葉が多く、とても読みやすかった。
現代ならではの男女の関係性でしたね。
実は…個人的な事ですが、主人公達と似たような境遇で知り合った女性と仲良くさせてもらっております。やり取りして早3か月、まだお会いしてませんが、日々チャットを楽しんでます!そんな状況を踏まえて感想や意見を書きます。同じような境遇の方、他にもいらっしゃるのでは…?
「伸行と利香の初メール」
利香のブログに影響されたとはいえ、伸行は見知らぬ人に初メールでよくここまで本音をバシバシ書けるな〜。
自分なら、ほんの数行で様子を伺ったり、「失礼のないように、嫌われないように」とか「好かれたい」とかを意識した表現に終始して -
Posted by ブクログ
第10回本屋大賞 第4位
ダ・ヴィンチ「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」
第1位
生きた人としての自衛官が描かれている心に残る作品だった。
広報室のメンバーのキャラクターは様々で、わちゃわちゃしたやり取りが微笑ましく民間人となんら変わらない。
わりとコミカルで笑える場面も多く、空自を表す
「勇猛果敢・支離滅裂」はおもしろかったけど、陸自の「用意周到・動脈硬化」には吹いた。
本作では自衛隊の活動について学べたし、いかに日陰者として扱われているかを認識できた。
自衛隊も同じ人間で、有事に対する覚悟あるという点だけが違い、わたしたちはその覚悟に日常が支えられていると知り失礼ながら初めて敬意を抱