有川浩のレビュー一覧
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交通事故の怪我により、ブルーインパルスの道が寸前で途絶え、戦闘機パイロットの資格までも剥奪されてしまった航空自衛官の空井が広報室へ異動し、戸惑いながら成長する物語。
自衛隊の事をいかに曖昧にしか理解していなかったか痛烈に感じる作品だった。
災害などの有事のため厳しい訓練を受けている隊員たちは、その技術を使わずに済む世の中を願っている。
鍛え上げられた自分の身体を見て、「早くこの力を発揮したいな〜。災害起きないかな〜」なんて思わないだろう。
全ては国民が安心して暮らせるように。
何かあっても自衛隊がいるから、安心して温かい気持ちで暮らせるように、自衛隊の方たちは日々鍛錬を続けている。
正しく自衛隊を伝えるため広報室という仕事があることも初めて知った。
本来は2011年夏に発行されるはずだったが、東日本大震災の影響で1年延期に。
「あの日の松島」が加筆され、より自衛隊への感謝と信頼の気持ちが強くなった。
個人的には空井とリカのプライベートな進展が気になるところでもある。 -
Posted by ブクログ
児童養護施設『明日の家』の話。
この小説が上梓されたきっかけは、巻末の解説によると、有川浩先生に児童養護施設入所者の方からお手紙をもらったことだったらしい。最後の章のシンポジウムまで読み進むとハッキリとした主張が感じられて、感動して泣いてしまった。
高校三年生のカナとヒサ、新入社員の三田村、中堅和泉、ベテラン猪俣が主な主人公。
第1話 新人の先生三田村は、なぜ児童養護施設を就職先に選んだのかを訊かれ、カナがその理由にブチ切れる。
第2話 同じ高校三年生の杏里は就職希望組だったのだが、ある時突然進学したいと言い出す。
第3話 児童養護施設は就職を基本方針として推していて、進学にはあまり乗り気ではないのだが、猪俣先生もその例に漏れない。その方針も過去の悲しい体験に裏打ちされているのだった。
第4話 施設の近くに、児童養護施設の当事者活動を応援する施設ができた。どんな活動かよくわからない面々が訪ねてみると、多目的というか無目的というか、読書してもいいし、テレビゲームしててもいいし、ぼーっとしていてもいい。料理もよし。退所後もバックアップしていく施設で現に卒業生もきているらしい。
第5話 施設の活動をシンポジウムで伝える機会がおとずれた。「こどもフェスティバル」子供達の未来を考えようという会である。 -
Posted by ブクログ
久しぶりに読み直したら糖度が高すぎて突っ伏した。
こんなにトキメキ成分濃かったっけ??と混乱しつつも、めちゃくちゃ楽しんでしまった。
ラブコメだけど甘くて微笑ましいだけじゃないところが良い。
自衛隊員の恋を描くなら、彼らの覚悟や立場も作品に落とし込む。
だからこそ読む方の心も動かされる。
可愛くて強かな女と、情けなさと男気を併せ持つ男。
どのペアも素敵すぎるし、会話劇としての面白さもある。
それに有川さんの作品に登場する男キャラはどいつもこいつも男前なんだよね、内面とかセリフとか。
だからファンになっちゃう。
もう全話好きです。星が足りない。 -
Posted by ブクログ
甘い!甘すぎる!っていう感じだったけど、一つ一つの文章、表現がとっても素敵でした。
なるほどなあってこういう恋愛素敵だなあって思って読み進めました。
私は自衛隊とは違いますが、海上保安官の潜水士にに片思いしていた時期がありました。その人から聞く話は私の住んでいる世界とは本当に違って、私なら無理!って思うことも慣れだよ慣れって言って日々仕事を頑張っていました。その大きな背中がとってもかっこよくて大好きでした。私が出会った時は救命士の学校に通っていたときで、来年度には新天地で機動救難士になる予定らしいです。お互い思い合ってはいたと思いますが、何より仕事一筋な人なので思い出が増える前にということでお互い泣きながらもうすでに連絡は絶っています。人生で1番好きで初めて泣いた恋愛だったのですが、今では彼の幸せと安全を思いながら前を向こうと必死に自分磨き中です!
どうかご無事でご安全に
そう思えたきっかけになった本です。 -
Posted by ブクログ
玄関先に行き倒れていた青年をOLが拾うところから始まる、恋の(?)物語。読み終えてすごくホッとした。心が暖かくなる作品。
拾った青年、イツキは料理を作ってくれるのだが、料理できる人の解像度が高いなと感じた。料理できる人って量とか時間とか、割となんとなくでできるから、時間が結構アバウトで一緒に作業すると慌てることがあるなと思う。その辺りの主人公(さやか)のあたふたしてる様子が自分みたいだと思った。笑
主人公が悲しみにくれるシーンで、「自分の中にこんなに水があるなんて知らなかった」と表現していたのが初めて聞くものでとても響いた。
最後のページに山菜のレシピがあるが、だから作ってみよう!とはならない -
Posted by ブクログ
『明日の子供たち』
有川浩さん の 長編小説です
こちらの作品は 【ひまわりめろんさん 】が
有川浩さんを読んだことのないという私に…
私の読書傾向をざっくり勘案しつつ
導き出してくれた 有川浩 最初の一冊にと
選んでくれたものでした
真剣に選んでくださった一冊
大切に読ませていただきました
あぁ……緊張する!!
まず この本を読んで感じたのは…
あぁ どうして もっと早くに 有川浩さんを
読んでいなかったの? です
『植物図鑑』と『植物物語』間違っちゃうくらい
有川さんに疎い私……はぁ 情けない( ・᷄ὢ・᷅ )
凄かったーーーーっ!!
面白すぎたかもしれません!
"児童養護施設" が舞台のこのお話
そこで暮らす子供達
その子供たちの生活を支援する職員の方たちで
構成されています
そこでの生活がメインのこのお話
すべてが勉強になりました… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
児童養護施設に入所するということを
どう捉えるか…ってことなのかしら?
同じ方向を向いていても
同じ考え方ではないと思うし…
答えを出せない問題だと思うの
子供の数だけ 色々な事情があって
本当に難しい問題なんだって 思う
はいっ!正解( •̀∀•́ )bってならないでしょう?
読んでいると…鼻の奥がツーンってなって
眼の奥が痛くなってしまった( ๐_๐)
あぁ ごめんなさい( * . .)"
暗ーい話 ではないの
重たくって繊細なテーマを
決して重すぎずに書き上げてるところ
有川浩さん 見事だなってね 感じました
流れるような文章が凄い
ページを捲る手が止まらないんだもん
読み進めるのがもったいないくらい
大切に読んでみました
よく調べてるなぁって思います
そして 誰かを傷つける文章じゃないから
心を揺さぶられました
「俺が本読むの好きになったのは先生のおかげだよ」
ご本を読むのは素敵なことよ。
───幼い日の福原の言葉がふと蘇った。
みんな、自分の人生は一回だけなのに、ご本を読んだら、本の中にいる人の人生もたくさん見せてもらえるでしょ。先生たちだけじゃなくて、本の中の人もヒサちゃんにいろんなことを教えてくれるのよ。
素敵ねぇ。
これは、
児童養護施設の施設長さんと話すシーン
なんて素敵なのかしら (⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)
「こどもフェスティバル」での発表のシーンも
好きだなぁ…泣けてきちゃう… :(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
あぁ。。。こんなに書いてしまったわ
何を書きたかったのかっていうとね…
師匠、素敵な作品 読んでごらん!!って
薦めてくれて ホント嬉しく思います
この本に出会えてよかったなぁ♪ ってね
有川浩さん…ハマりそうでこわいです♥
みなさんも是非 読んでみてください
清々しい気持ちになりますよ!