有川浩のレビュー一覧
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ネタバレすごく良かった。
瞬、佳江、宮じい、光稀、高巳、みんな強くてかっこいい。
何かを間違えた時、そしてそれに気がついた時、間違えた方向に進み続けても一周まわったスタート地点には戻らない。間違えた事実も消えない。間違いに気がついたその場で、その間違いを2度と起こさないように過ごすしかない。
自分の間違いに気づいて、恥ずかしくて認めたくなくて、他のものに責任を押し付けたり、そのまま突き進んだりしてしまう。だけど、それはそこから何かが生まれるわけではなく、ただただ悪化してしまうだけ。間違いを認めて、その間違いを胸にしまって、進んでいくしかない。間違いを認めて進んでいくことの難しさと大切さ。
切ない -
Posted by ブクログ
ネタバレ旅の途中で読んだので、自分も悟とナナと旅をしているような感覚でした。
悟の旧友(引き取ってくれそうな人)と再会することができたのは、ナナのお陰。旧友との思い出話は温かなものだったり、切ないものだったり、青春のしょっぱさだったり、いろいろですが、ナナの猫らしい態度に救われる思いでした。
そして旅を続ければ続けるほど、ナナと悟の絆の強さに気付かされ、最後は胸が熱くなりました。
幸せは、他人のものさしでは計れないもの。
亡くなった後でも、大切な人の心の中で、生き続ける。
支えるべき存在に、支えられてもいながら生きている。
そんなことを思いながら、読みました。
うちの猫もカギしっぽだった。細 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての感想です。
思ったことをつらつら書くので読みにくかったらごめんなさい。
まず、有川さんは何冊か読んだことがあるのですが、とても読みやすい文章で相性がいいんだろうなと思いました。
好きな本がきっかけでネットの見ず知らずの相手に恋をしてしまう物語なのですが、もう発想が素敵すぎて。
そんなロマンチックな出会いできたらどんなに素敵だろう、と、出会い方から好みに刺さりました。
序盤から伸のまっすぐさに惹かれました。
今時、あんなにまっすぐ気持ちを伝えられます?
大人になって向き合うのが怖くなってきた自分がなさけなくなるくらい、伸は真っ直ぐで、心をつかまれました。
ただそれはいいところだけじ -
Posted by ブクログ
むがぁ!
知らんかった!
うん、まだまだ知らないことはたくさんある
当たり前にたくさんある
知らないことがあるから知る喜びがあるのだ
さて、今まで知らんかったこと
「床屋」って言葉は職業差別に当たるので、放送禁止用語(自主規制)なのだそうだ
Σ(゚Д゚)
マ、マジか
普通に「床屋さん行ってくるよ」とか言ってるわ
同じく、「八百屋」「魚屋」「寿司屋」などもダメ
それぞれ「理髪店」「青果店」「鮮魚店」「寿司店」に置き換わるそう
つまり「屋」って言葉がダメなんだな
えー!そりゃやり過ぎじゃないの?
「成田屋!」とか「音羽屋!」もダメなん?夢のひとつなのに
「玉屋〜」「鍵屋〜」