有川浩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
第10回本屋大賞 第4位
ダ・ヴィンチ「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」
第1位
生きた人としての自衛官が描かれている心に残る作品だった。
広報室のメンバーのキャラクターは様々で、わちゃわちゃしたやり取りが微笑ましく民間人となんら変わらない。
わりとコミカルで笑える場面も多く、空自を表す
「勇猛果敢・支離滅裂」はおもしろかったけど、陸自の「用意周到・動脈硬化」には吹いた。
本作では自衛隊の活動について学べたし、いかに日陰者として扱われているかを認識できた。
自衛隊も同じ人間で、有事に対する覚悟あるという点だけが違い、わたしたちはその覚悟に日常が支えられていると知り失礼ながら初めて敬意を抱 -
Posted by ブクログ
楽しかった!
久しぶりに 1章、1章が楽しくて、懐かしい気持ちで読んでいました。
コロナの頃 友達とも会えなく、時間潰しに近距離散策、遠距離散策を一人でよくやっていた。
そんな時に興味を持ったのが よく目についた雑草。(雑草という名の草はない。すべての草には名前がある) お気に入りの「美しき小さな雑草の花図鑑」を持って イツキとさやかのように歩きまわって摘んで帰っては楽しんでいた。一つ違うのは “食べる”という発想がなかった。残念なことをした!各章を読む度に それぞれの花や葉を思い出す。
今では 又バタバタした日常に戻ってしまつたが
あの長い休暇?!も悪くはなかったなと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ泣いた。それぞれの登場人物(大和、航平、赤木)にフォーカスして、家族だったり恋人だったりの愛が深いなあと。航平がかなり大人で、でもどこかに幼さが残っていて強い子だなあと思った。不幸を比べる、とか相手を傷つける、とか日頃考えてたことが文章化されていて、思わず日頃の言動を顧みた。いや家族だ。『選択肢のない人間』だった下っ端2人やレイが初めて選択肢を選んだところが胸に熱く感じた。英代さん、ベンさん良い人すぎる。結局会社は廃業してしまったし、離婚もしてしまったけれど(当人達のベストアンサーではない?)でも未来に光が残る終わり方だと思った。シチュエーションはかなり違うが、『辞書が違う』を柊子側でやってし
-
Posted by ブクログ
2025.06.21 ★5.0.
この小説を読んで航空自衛隊を美化し過ぎだとか、現実にありえないと言う人が居たらかかって来い!と言いたくなる
誰かとケンカするつもりは毛頭ない。が、人の陰なる貢献を否定するのは違うのではないか。
有川浩の自衛隊贔屓は否定しないが、否定されても仕方ないものと、否定してはいけないものの違いはあると思う。
空自の変わった部署のコメディかと思いながら読んでいると、最終章で打ちのめされる。
巻末にこの小説のモデルになった方(空自の偉い方)の解説が載っている。
少々長いが、この小説への理解が深まるので是非読んで欲しい。
↓↓↓内容↓↓↓
不慮の事故で夢を断たれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ意思疎通が可能な巨大未確認飛行生命体。字面だけで唆られる。こういうのって【人類VS未知の生物】みたいな構図になる事が多いけど、この作品は未知の生物が味方でもあり敵でもある。敵対するだけじゃなくて未知の生物と協力しながら共存するための解決方法を探していくというのが新鮮で面白かった。光稀と高巳がフライト中に呼びかけられて、着陸する事になった時のワクワク感がすごかった。
そしてなんといってもキャラが良かった。
ディックのちょっと変な日本語が可愛いかったし、フェイクの瞬のためにという健気さも好き。高巳の普段は飄々としているのに好きな子や好きな事のために頑張れるところはカッコ良かった。光稀も素直になれず -
Posted by ブクログ
ネタバレ地方公務員を目指す人、地方公務員の人、地方公務員と関わる人、観光に関わる人全員に読んでもらいたいと思う1冊。主人公の成長や登場人物たちの人間ドラマと共に、地方を盛り上げる仕事の世界に没入できる。
まず、観光業について。
地方は人口が減り、経済を回して生活に必要な行政サービスを保つには地域外からの「外貨」を獲得する必要がある。その重要な手段となるのが観光業。
特段人を惹きつける「客寄せパンダ」になるコンテンツがない地域に人を呼び込むにはどのような視点が必要なのか?不便でも、何もないように見えても、実は人を引き寄せる魅力が地方にはある。そこに住む人にとっては当たり前すぎて特別ではないと思い込