有川浩のレビュー一覧

  • 三匹のおっさん
    題名の三匹のおっさんこと、3人の還暦の同級生(元悪ガキ)が自警団として町の事件を解決していく。その中でおっさんたちの孫祐希、娘早苗が関わりながら物語が展開する。有川さんらしい読みやすい文章で、特にイマドキの高校生男子祐希の心情の描写が可愛い(本人は可愛いと言われたくないと考えている)。ほとんどがネタ...続きを読む
  • ストーリー・セラー
    端的に言って号泣。
    メタ的な構成も見事で、どこからどこまでが現実なのかと作者の経歴から調べざろうえない。こんな構成の本があるのかと唸ってしまった。
    ただの構成の面白さだけでは決して終わらせない、登場人物たちの魅力も流石。有川浩の作品に出てくる登場人物は皆んな生き生きしているように感じる。
  • 塩の街
    恋に恋してる人とか、乾ききってる今の私とかにもおすすめな純愛物語!学生の時に読んだのが初めだったけど、小説好きになったきっかけの本。感動で涙止まらなかった。今はそこまでなれないけど、でも好き。本来恋って、こういうのであるべきって思う。
    秋庭さん本当にかっこよくて、真奈ちゃん本当に純粋で温かい子で、理...続きを読む
  • キケン
    中学生の時に読んだものを読み返した。
    やっぱりスッキリしてて面白いなあ。
    今の人間関係にも満足してるけどこんな大学生活送りたかったな〜〜〜〜。
    若いうちに沢山アホなことをしておきたいね。
  • 旅猫リポート
    サトルと猫のナナが大切な思い出を作り合いながらお互いにかけがえのない存在になっていく「旅」の様子、旅の過程で描かれるサトルの親友との熱く深いエピソード、そして別れを経ても続く「旅」、ずっと感動がとまらなかった。別れは辛いが、出会ったからこそ得ることができた思い出があるという考え方は、辛さを乗り越える...続きを読む
  • クジラの彼
    自衛隊3部作を読んでいなかったけど、それぞれの登場人物が魅力的で可愛くてキュンとして面白かった!
    これから3部作を読みます。
  • 別冊 図書館戦争II 図書館戦争シリーズ(6)
    今までになく全てがハッピーエンド
    末長くこの幸せな物語が
    続いて欲しいと思った
    やっと全シリーズ読破
  • キケン
    大学にあるマイナーな部活が舞台の小説。
    ほとんど男しか出てこないし、大会に出て激闘を繰り広げるわけでもないが、青春小説といっていいだろう。登場人物一人一人が輝いていた。

    とても面白かったし、このような大学生活も送ってみたかった。
    また、この本を女性が書いているというのが凄いと思った。
  • 旅猫リポート
    最後のフレーズが、すべてを語っていると思います。
    「僕らは旅の思い出を数えながら、次の旅へと向かうんだ。
    先に行った人を思いながら。後から来る人を思いながら。
    いつかまた、愛しいすべてのひとびとと地平線の向こうで出会うだろう。」
  • 明日の子供たち
    児童養護施設の子どもたちと
    そこで働く職員の日々が
    描かれている物語。

    若い頃、施設の子どもたちがいた学校に勤めていたこともある私なので
    職業的に読んで良かった本だった。

    新しく着任した日に
    児童養護施設の靴箱を整理していて
    怒られるところから始まるこちらの本。
    「90人の子どもたちを甘やかし続...続きを読む
  • 明日の子供たち
    児童養護施設にいるから、「可哀想」という考えは私の自然と持っていた考えだったなと思い知らされました。でも子供たちにとっては、それが当たり前のことで、私にも似たような経験があるので、たしかにそうだよなぁと思った。
    有川浩の作品には頷かされてしまうことが多い…!
  • フリーター、家を買う。
    すごく面白かった。この本大好きだ。
    ダメだった自分としっかり向き合って、自分を変えた主人公は素晴らしい。
    そして、周りの人の良いところに気づいて素直にすごいと思えるところも素晴らしい。
  • 別冊 図書館戦争II 図書館戦争シリーズ(6)
    手塚と柴崎がようやく結ばれた…!!
    長かかったよ、もどかしかった…!!
    誘拐されたシーンは怖かったけど、最後は手塚が助けてくれて、自販機の前で抱きしめるシーンはほんっとにきゅんとした。
  • クジラの彼
    ショートストーリー集だけど、どの話もきゅんとして、クスッと笑えて、面白い。特にクジラの彼がお気に入りでした。
  • キケン
    今まで読んだことある小説の中でtop3に入る作品です。

    共感してはいけないものも含まれてるけど、理系男子大学生を経験したからか、つい共感してしまうことが多かった!

    あと、とにかく笑った!
    小説でこんなに笑ったのは初めて!

    最高の作品です!
  • 明日の子供たち
    自分が思ってることが、そのような気持ちがなくても傷つけることがあるんだと気付かされた。
    みんなそれぞれ何かしら抱えて、前を向いて生きているんだなと実感。
    有川先生には、自分の知らない世界を教えてくれてありがとうございます、と伝えたいな。
  • 空飛ぶ広報室
    広報と記者の関係性がよく描かれてる、という研修講師の紹介で勉強のために読んでみたけど、小説としてもさすが。とてもおもしろく、特に後半はノンストップで読んでしまった。理解されないもどかしさ、すれ違ってしまう心の痛さ苦しさ、優しさに触れたときの安堵。人間ドラマの織り込みが、リアリティを持ちつつ符合してい...続きを読む
  • 図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2)
    わたしこのシリーズ、割と読んだつもりでいたんだけど、、全く記憶になくて恐れ入った。自分の脳みそどうなってるのか。
    たぶんこれはじめて読んだとおもう。
    読んでたらたぶん強烈に覚えているはず。

    こんなに砂糖吐きそうなくらい甘い話だったっけ、、、、最高かよ、、、となっている。

    レインツリーの国を読んだ...続きを読む
  • キケン
    大人になって学生時代の部活に対する回顧録のスタイルで話は進むのだが、非常に言葉のテンポがよく、あっという間に読み終えた作品。
    学生時代に打ち込んだ部活のこと、一緒に汗を流した友人たちが自然と頭に浮かび、懐かしい思いいっぱいになる。
    そして、OBとなった今の疎外感も自然と感じてしまうのだが、終盤の展開...続きを読む
  • 空飛ぶ広報室
    読後感がとても良い。爽快感や高揚感に満ちている。
    この作品を通して、自衛官として働く人々の「普通の人」の側面を知ることができ、一層尊敬の念が深まった。鷲坂室長、比嘉さん、柚木さん…登場人物が皆本当に素敵で、それぞれが様々な背景を抱えながらも奮闘し成長を重ねる様子に引き込まれずにはいられなかった。有川...続きを読む