有川浩のレビュー一覧

  • キケン
    とてもとても読みやすく、グッと引き込まれました。
    最後の黒板のシーンはうるっときました。
    大学生のとき、同じ方向を向いて、頑張った仲間たちと会いたくなりました!
  • 県庁おもてなし課
    しょっぱなは、お役所仕事なグダグダ感にイライラから始まったものの、30ページほど読み進める頃には「ここからどうなる!?」と先を知りたい欲がムクムク‪。

    成功や喜びだけでなく、失敗や色んな葛藤も含め、物語に入り込んでその場にあたかも自分もいるかのように、感情が動く。

    中盤にグワーッと感情が揺さぶら...続きを読む
  • だれもが知ってる小さな国
    コロボックルの本は我が家にありました。
    出掛ける度に本を買ってくれた両親が、三つ上の姉に買ってくれたものです。
    当時の私にはまだ少し難しく感じ、姉にの本棚に並ぶ1冊の本のままでした。
    今回、大きな大人となって初めて読んで、我が子よりずっと小さいヒメヒコの純心さに心が洗われました。
    ありがとうございま...続きを読む
  • 空の中
    航空機事故から始まる物語。
    事故死したパイロットの息子とその親類、
    事故調査を命じられた航空機メーカーの高巳と事故に立ち会ってしまった女性パイロットのミキ。
    未確認飛行物体「白鯨」なるものも出てきて盛りだくさんの物語。
    なのに泣ける、ジーンとくる、微笑ましくてにやける。これだけ感情を顔に出しながら読...続きを読む
  • 旅猫リポート
    200ページぐらいから涙腺崩壊。
    何となく展開の予想がつきましたが、人前で読むのは難しかった。ノリコさんのキャラがマイルドのしてくれたかな。
    私自身猫好きで、猫のしぐさと猫の語りをイメージしながら読むことができました。
  • 明日の子供たち
    有川さんの作品で未読だったため手を伸ばしました。

    「児童施設にいる子・育った子は可哀想」という思い込みに一石を投じる内容になっており、これまで知らなかったことが知れ、考えるきっかけになりました。非常に重たいテーマですが、いい意味で考えさせ過ぎない軽やかなタッチで描かれており、凄い作品だと感服しまし...続きを読む
  • 空の中
    有川浩さんの自衛隊三部作の二作目。といっても共通項や関連性はあまり無いのでどこから読んでいただいても大丈夫。ただ、最初100ページを読むのがちょっと大変ですが、その辺りを超えると、後はスムーズに読めます。
  • 旅猫リポート
    いい意味でやられた(´;ω;`)
    最後は視界が滲みまくり。ただ単に猫が旅する話かと思ったけど、こんなに暖かく切ない話だったとは。少々、法子か無神経(笑)だったけどそこも1つの味かな(笑)
    2人の旅がいつまでもいつまでも続きますように。
  • 空飛ぶ広報室
    解説(荒木正嗣さん=鷺坂広報室長のモデル)より
    小説 はノンフィクションではないので、 リアリズムの追求 だけでは物語として面白いものにはならないでしょう。「 エピソードに 題材があって、 登場人物にモデルがいることを認めるのは、作家として メリットにならないのでは?」 と 有川さんに聞いたことがあ...続きを読む
  • 県庁おもてなし課
    高校生のときに先生から聞いて存在を知った、高知県に実在するおもてなし課が舞台になっている小説。
    こういう仕事ができるんだったら、公務員も楽しいだろうなと思った。
    高知県、ぜひ行きたい。
  • 空の中
    瞬がフェイクを切り捨てた時、人類がいきなり白鯨を攻撃した時、本当に悲しかった。

    宮じいが言ってた、相手がモノを言えないのをいいことに、勝手にいる要らないを決める…
    確かに、人間は勝手に一番上に君臨してる。
    私らにそんな権利ってないよなぁ。

    最後は多大な被害がありながらも、ハッピーエンドに終わった...続きを読む
  • 植物図鑑

    近くの植物について知る喜び

    雑草にも名前があるのか。
    自分が身近な植物のこと、
    そして食べ方をこんなにも
    知らないんだ。
    知ることは楽しい。
    意外とささやかな食事の方が
    季節感もあって
    健康にも良いのですね。
    二人がどうなるのかも気になる。
    男の方が料理とかできるのは
    アニメなら『とらドラ』なんてのも
    あるね。
  • 明日の子供たち
    文庫の紹介文には「ドラマティック長編」とあったが、どちらかと言うと淡々とした日常が抑えた筆致で描かれているように感じた。だからこそ、どこか遠くにある特別な世界の話ではなく、思春期の子どもたちと、熱意を持って働き始めた若者と、様々悩みながらも働いていく人々と、登場人物それぞれの思いを身近に感じることが...続きを読む
  • 空飛ぶ広報室
    ああやっぱり有川さんは"人"が大好きなんだなあ
    どんな人にも愛を持っていて
    それを伝えるために単語を言葉にして紡いでいく
    よく有川さんは
    「もし
  • 三匹のおっさん
    勧善懲悪ぶりが爽快だった。
    個人によるよる警備のため、手が届かない範囲・出来ないことがあり、懲悪までの道筋を作るに留まる部分があるのがリアルだった。
    リアルだからこそ「どこかにこんな"おっさん"がいるかもしれない」と想像しながら読むことを楽しめた。
    キヨは孫のアドバイスをなんだかんだ受け入れるし、祐...続きを読む
  • 空飛ぶ広報室
    自衛隊の“広報”って必要なのか?と思いながら読んでいました。が、読み終えるころには広報がいる意義にハッとした。認知してもらうことが、いかに大事か。しかも“正しく”。考えさせられる。伝えることに苦労する空井とリカに、こちらもいろいろ勉強させてもらった気分。そして、最後に…空井とリカはどうなるんだろうと...続きを読む
  • キケン
    有川浩さんが好きなため、もう良き話でした⭐︎
    学生の頃にしかない感覚。
    小さなことでも目の前のことに熱くなれる、無茶できるって割と学生ぐらいしかなかったりしたので、すっごく懐かしい気持ちになりました!
    最後の場面の黒板はアツいですね!!!!
  • 空の中
    異質なるものに、異質だからという理由だけでスペシウム光線を浴びせれば良いというわけではないことを教えてくれる。
    傷をおったという理由だけで、その傲慢な主張が通る訳ではないというのもまたしかり。
    相互理解のプロセスは1に忍耐、2に忍耐、3、4がなくても5に忍耐。
  • 空の中
    航空機事故とか怖いことはあるが、三部作の中では一番ほのぼのしていると思う。空に無色透明の巨大な不思議物体が居る話。魅力的なキャラクターが色々出てくる。
  • 県庁おもてなし課
    民間のスピード感と役所の腰の重さがよく分かる。高知県庁とのやり取りはフィクションの中に現実が混ざったような内容で、役所が変わっていく様が痛快だった。土佐弁も心地よい。