有川浩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ原作読んだ当初は入江さんのことが理解できずに苦しんだ(?)ものだが、自分が年を食ったからか、コミカライズが神だからか、解像度がぐんっと上がって理解しやすくなった気がする。
きっと後者だな。
最高のコミカライズでした。
ノブオくんの話で締めくくるところまで描き切ってくれたことに感謝感謝です。
秋庭さんとお父さんのバトルも見られたし。
お父さん、想像以上に秋庭さんそっくりだった。
それにしても改めて見ると、ちゃんと結婚の意志を伝えてからの秋庭さんの過保護なこと。
おまけでもしっかり過保護で安心しました。
次は『空の中』こちらも楽しみです! -
Posted by ブクログ
ひとみのようにハンデを持って生きている人間も、自分も健常者と同じように生きたい、生きてるように見せたい、と思うのに、でもどこかでそれを理由にして自分なんて…、自分にはできない、と言い訳をしたり逃げてしまう。私自身、他人の幸せを羨ましく思ったり、"わたしなんて…"という考えになってしまうことも多々ある。この本を読んで気付かされたのは、他人の見えてる部分は一部ということだ。この人ってなんでこんなにいい子なんだろうって人だって、強く見えてる人だって、完璧な人っていないんだろうなって。そのほうが人間らしくておもしろい。これからも、大丈夫だ〜って自分に言い聞かせて生きてく。
この -
Posted by ブクログ
高度2万メートルに潜む「秘密」とは?謎の航空事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残ったパイロットは調査のため高空へ飛ぶ。
事故原因である謎の物体「フェイク」を拾った、佳江と瞬、事故原因を捜すため高空へ飛び立った、高巴と光稀。この2人組のそれぞれのやりとりが、すれ違いや、お互いを思いあったりと作品を通して良かった。
有川浩の自衛隊シリーズの2作目。前作の「塩の街」に匹敵するくらい面白かった。陸自、空自、海自それぞれをテーマに作品展開が行われている。あまり知ることができない自衛隊について触れることができ、同時にきれいな恋愛も描かれており読みやすい作品だと思う。