有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人は自分たちの生活に直接関係のないことは興味を持って知ろうとしない。知らないから薄く表面だけを見て児童養護施設で生活する子をひとまとめにして「かわいそうな子」と勝手な同情してみたり、ちょっと上から目線になってしまったりするのだろう。思い当たることもあり私も少し反省。
児童養護施設の子供たちは未来の大切な大人、児童養護は社会の負担ではなく未来への投資!素敵な考え方だと思った。票稼ぎの変なばら撒きではなく私たちが払っている大切な税金を未来への投資に使ってほしい。そしてこの本に出てくるような熱く愛ある職員さんがたくさんたくさん集まるように福祉職の処遇改善をもっとすすめてほしいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小中学生のとき死ぬほど読んだ本!
この歳になって改めて読んでもやっぱおもしろい、愛すべき機械制御研究部
彼らの青春、キケン黄金期の1年ちょっとがギュッと凝縮された物語。最終章で描かれていたこんなにもキケンを愛していたのに学祭に出向けなくなってしまった元山の気持ちが痛いほどわかる。自分にとっては大切な記憶、こんなにまだあの時を思い出せるのに、皆はもうそんなこと忘れて今を生きていたらどうしよう?っていう気持ち。
もちろん、成南のユナ・ボマーにも大魔神にも今の生活はあって、それぞれキケンでは見せなかった一面を見せているのだけれども、でもそれでも、最後の黒板にあの黄金期のメンバーが集っていたこと -
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Posted by ブクログ
主要キャラクター達はそのままに、
1編ずつが読み切りのようになっていて、
それぞれの話で
誰にでも起こりうる煩雑さを、
丁寧に
でも決してくどくなく書ききってくれている。
これがとても読みやすかった。
ここにある煩雑さは
社会人になって、主人公達と同じくらいの年齢になった頃に読み返すと
ぐっと共感しやすくなるだろうなあと思うけれど、
それと同時に
それまでの10代、学生でも とても飲み込みやすい文章だろうなと思えたのが不思議。
学生の読書感想文に推薦されそうな図書だなあと思う反面、
30代前後で読むと もっと拾えるものが増えるようになるような話だなあと思った。
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