途中から薄々勘付いてしまい、どうかこれが気のせいでありますように、と思っていたが、やっぱりか…と悲しくて仕方なかった。ここ最近人が亡くなってしまう本を何冊か読んでいて耐性がついていたにも関わらず、特に終盤の猫ナナのサトルへの語りかけは、読んでいて涙が止まらなかった。猫と飼い主の別れ、しかも飼い主の方が先に旅立ってしまうという別れ方がこれほどにも悲しいものだとは。猫や犬を飼ったことはないけれど、飼い主たちがペットを家族だと言うことに対して真に理解できた気がする。
猫がその時考えていることや、人間へのツッコミなどがあり、終始楽しく読んだ。